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旅の終わり編
210 手紙が運ばれていく
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翌朝には騎士団屯所へと足を運んでお土産を置いてくると、それぞれ別行動をとる事にする。
役所に行った千尋とリゼは職員から紙とペンを借りて、装飾依頼を受け付ける事を記入してクエストボードに受注書として貼り付ける。
が、後ろを振り返るとアウラのパーティーがその受注書を見て飛びついた。
「千尋さん、リゼさんおかえりなさい! 昨日帰って来たって聞いて今日はうちお休みにしたんですよ! なので早速ですがこれをお願いします!」
アウラが指し示す先にはパーティーで持つ四つの武器が。
「ええ!? これ全部!?」
「はい。他にも希望している冒険者はたくさんいますよ?」
「千尋、これは本腰入れてやらないとまずいわよ」
「うん、そうみたいだね。一日に一つと考えたら四日かー。アウラ達は四日も休める?」
「休めますよ! 先週まで他の街に出稼ぎに行ってたのでお金もたくさん稼いでますからね。以前アルテリアにいた冒険者はみんな出稼ぎに行ってますし」
「じゃあ工房に行ってデザイン考えよっかー」
アウラパーティーが休みを決めているのであれば装飾作業する間の代替え装備も必要ないだろう。
今手元には代替えに出せる武器がないので仕事を休んでもらうしかないのだ。
「でも他のみんなが出稼ぎに行っててくれてよかったわね…… 今街にいる冒険者だけでも請負いきれないかもしれないもの」
「おや? 今出稼ぎに行ってる皆さんも装飾依頼をしたいと言ってクエストを発注してるんですけど大丈夫ですか? 皆さん昨日帰って来たのであればクエストを受注したパーティーがもう出発したかも?」
「え…… それってどういう……」
「そのクエストですね」
アウラが指差した依頼書にはこう書かれてある。
クエスト内容:配達
場所:エストルの街役所
報酬:150,000リラ
注意事項:帰りの移動は竜車
報告手段:手紙
難易度:2
配達クエストにしては破格の報酬ではないだろうか。
帰りは竜車に乗って帰る事ができるのであれば、片道分のクエストと考えていいだろう。
「これってどういう事?」
「条件付きの依頼ですね。これは千尋さん達アマテラスのパーティーがアルテリアに帰って来たら発注されるものです。昨日役所に来た後に貼られたのではないですか?」
「おお…… まじか……」
「そんなのあったなんて知らなかったわ……」
項垂れる千尋とリゼをよそに、新規冒険者であろう知らない二人組の冒険者がその依頼書を手に取ると受付へと持っていく。
まだ他にも似たような配達クエストが二枚貼られており、この後もどこかのパーティーに受注される事だろう。
「条件の良いものから受注されているみたいですけど、どれも新米冒険者にとっては実入りのいいクエストですよね」
「うーん、なんだか自分達が売られてるような気分ね」
「でもオレのやる装飾も安くないのにさぁ、そんなに依頼する人いるの? パーティーで一人二人くらいなんじゃないの?」
「以前武器をアルテリア仕様に改造してもらった人はほぼ全員が希望してますよ。実際私達のパーティーは全員が依頼してますし」
千尋の工房の装飾依頼は全品一律1,000万リラで請け負っており、友人、知人限定で行っているが、最低でもアルテリアの冒険者は九十人はいたはずだ。
それをほぼ全員分と考えればいつ終わるのかわかったものではない。
冒険者達がどれだけ稼いでいるかにもよるが、相当な人数になるだろう。
「もうみんな戻って来るんじゃ仕方ないよねー。装飾を引き受けるって言った以上はやるしかないもん」
「そうね。職人としてしっかりと仕事をしましょ!」
「うん、職人じゃないけど。ヴァイス=エマには蒼真達に行って来てもらおうかー」
「そうね、また行きたかったけど諦めるしかないわよね…… 千尋と私は二人で…… ん? え!? それいいじゃない! そうしましょう! ひゃっほー!」
リゼにとっては何かがいいらしい。
パーティーはヴァイス=エマに行くかもしれないが、友人であるハウザー達も一緒なのを完全に忘れているようだ。
「んん? 行けなくてもいいの? それなら気兼ねなく作業できるかなー。リゼも行きたいだろうなーと思ってたんだけど」
「問題ないわ! 私は千尋の手伝い頑張るもの!」
「そっかー、ありがとねー」
という事で千尋とリゼの装飾作業の日々が始まる。
キャンプや王国に行く予定は優先する事として、それ以外は依頼者と日程を相談して対応していくつもりだ。
アウラパーティーを連れて旅の話をしながら工房へと向かった。
蒼真とアイリは千尋達と役所に向かったあとはクエストボードを見つめ、新人冒険者と思われるオレンジランクの三人組がどうしようと相談しているのを聞いて同行を決めた。
三人は生活を切り詰めてお金を貯めているらしく、報酬の高い配達クエストを受注しようか悩んでいたようだ。
アルテリアから東の森を真っ直ぐ半日ほど行けばある街なのだが、森はワーウルフの多く住む場所であり、新米冒険者にとっては危険な森だ。
竜車で行けば襲われる事もないだろうが、報酬の大半を支払ってまでクエストを受ける意味はないだろう。
蒼真達がゴールドランク冒険者である事に驚き、同行してくれるというのであればそれ程の危険はないと判断して受注する事を決めた。
このクエストはアマテラスの到着を知らせる手紙なのだが、この時蒼真達は何の手紙かはわかっていない。
報酬からかなり重要な手紙の配達なのだろうとしか思っていなかった。
蒼真とアイリはどこにでもあるゴブリン討伐のクエストを受注しての同行だ。
ゴブリンはやはり東の森にも当然いる。
このゴブリンが多いとワーウルフの混成体であるコボルトが多く誕生してしまう為、難易度の高い魔獣を生み出す前にゴブリンの数を減らしておくのがこのクエストの目的だ。
ゴブリンはすぐ増えるし常に発注される低難易度のクエストとはいえ、重要度としてはある程度高いクエストなのだ。
もちろん蒼真はただ同行するつもりはなく、この新米冒険者達にも強くなってもらおうとワーウルフと戦わせるつもりでいる。
ミリーとエレクトラはアルテリアの街を見て回る。
それ程栄えた街というわけではないものの、食べ物は美味しく街の人達も優しく暖かい。
千尋達と知り合う前から街の簡単なクエストを多く受けていたミリーは街の人たちからもよく知られており、この日は武器を持たずに私服で歩くミリーには多く声を掛けられた。
そしてミリーは何故か獣耳。
ミリーとエレクトラの獣耳はやはり珍しく、アクセサリーか何かと思われたようだが、エレクトラがノーリス王国出身なのだと伝えると遠くからよく来たねと歓迎してくれた。
ミリーの獣耳は魔法の獣耳で特別製なのだと説明しておいた。
二人はいつものように買い食いしながら街を歩き、旅気分でお土産を探している事に気が付いたがミリーは今お土産は必要ない。
アルテリアに特産品はないが、エレクトラが珍味などのお土産を選んでミリーが吟味する。
吟味か、味見か、味見の比率が高いが美味しいものを選ぶミリーはいつもの事だ。
ザウス王国でもお土産選びをするのでほどほどでいいだろう。
お土産を選んではまた買い食いして歩き回る二人だった。
この日はハウザー達もクエストから帰って来ており、夕食にはみんなで酒盛りして楽しんだ。
各国でのお土産を渡し、ウェストラル王国で買った服をプレゼントする女性陣。
やはりアニーとリンゼも冒険者とはいえお洒落をしたい女性なのだ。
このお土産にはとても喜んでいた。
まだこの季節には肌寒いかもしれないが、もうすぐ暖かくなってくるので私服で街を歩ける日もそう遠くはない。
ハウザーとベンダーの分も二着ずつ購入しており、店員さんが選んでくれたらしいなんともお洒落な服装に戸惑いを見せていた。
役所に行った千尋とリゼは職員から紙とペンを借りて、装飾依頼を受け付ける事を記入してクエストボードに受注書として貼り付ける。
が、後ろを振り返るとアウラのパーティーがその受注書を見て飛びついた。
「千尋さん、リゼさんおかえりなさい! 昨日帰って来たって聞いて今日はうちお休みにしたんですよ! なので早速ですがこれをお願いします!」
アウラが指し示す先にはパーティーで持つ四つの武器が。
「ええ!? これ全部!?」
「はい。他にも希望している冒険者はたくさんいますよ?」
「千尋、これは本腰入れてやらないとまずいわよ」
「うん、そうみたいだね。一日に一つと考えたら四日かー。アウラ達は四日も休める?」
「休めますよ! 先週まで他の街に出稼ぎに行ってたのでお金もたくさん稼いでますからね。以前アルテリアにいた冒険者はみんな出稼ぎに行ってますし」
「じゃあ工房に行ってデザイン考えよっかー」
アウラパーティーが休みを決めているのであれば装飾作業する間の代替え装備も必要ないだろう。
今手元には代替えに出せる武器がないので仕事を休んでもらうしかないのだ。
「でも他のみんなが出稼ぎに行っててくれてよかったわね…… 今街にいる冒険者だけでも請負いきれないかもしれないもの」
「おや? 今出稼ぎに行ってる皆さんも装飾依頼をしたいと言ってクエストを発注してるんですけど大丈夫ですか? 皆さん昨日帰って来たのであればクエストを受注したパーティーがもう出発したかも?」
「え…… それってどういう……」
「そのクエストですね」
アウラが指差した依頼書にはこう書かれてある。
クエスト内容:配達
場所:エストルの街役所
報酬:150,000リラ
注意事項:帰りの移動は竜車
報告手段:手紙
難易度:2
配達クエストにしては破格の報酬ではないだろうか。
帰りは竜車に乗って帰る事ができるのであれば、片道分のクエストと考えていいだろう。
「これってどういう事?」
「条件付きの依頼ですね。これは千尋さん達アマテラスのパーティーがアルテリアに帰って来たら発注されるものです。昨日役所に来た後に貼られたのではないですか?」
「おお…… まじか……」
「そんなのあったなんて知らなかったわ……」
項垂れる千尋とリゼをよそに、新規冒険者であろう知らない二人組の冒険者がその依頼書を手に取ると受付へと持っていく。
まだ他にも似たような配達クエストが二枚貼られており、この後もどこかのパーティーに受注される事だろう。
「条件の良いものから受注されているみたいですけど、どれも新米冒険者にとっては実入りのいいクエストですよね」
「うーん、なんだか自分達が売られてるような気分ね」
「でもオレのやる装飾も安くないのにさぁ、そんなに依頼する人いるの? パーティーで一人二人くらいなんじゃないの?」
「以前武器をアルテリア仕様に改造してもらった人はほぼ全員が希望してますよ。実際私達のパーティーは全員が依頼してますし」
千尋の工房の装飾依頼は全品一律1,000万リラで請け負っており、友人、知人限定で行っているが、最低でもアルテリアの冒険者は九十人はいたはずだ。
それをほぼ全員分と考えればいつ終わるのかわかったものではない。
冒険者達がどれだけ稼いでいるかにもよるが、相当な人数になるだろう。
「もうみんな戻って来るんじゃ仕方ないよねー。装飾を引き受けるって言った以上はやるしかないもん」
「そうね。職人としてしっかりと仕事をしましょ!」
「うん、職人じゃないけど。ヴァイス=エマには蒼真達に行って来てもらおうかー」
「そうね、また行きたかったけど諦めるしかないわよね…… 千尋と私は二人で…… ん? え!? それいいじゃない! そうしましょう! ひゃっほー!」
リゼにとっては何かがいいらしい。
パーティーはヴァイス=エマに行くかもしれないが、友人であるハウザー達も一緒なのを完全に忘れているようだ。
「んん? 行けなくてもいいの? それなら気兼ねなく作業できるかなー。リゼも行きたいだろうなーと思ってたんだけど」
「問題ないわ! 私は千尋の手伝い頑張るもの!」
「そっかー、ありがとねー」
という事で千尋とリゼの装飾作業の日々が始まる。
キャンプや王国に行く予定は優先する事として、それ以外は依頼者と日程を相談して対応していくつもりだ。
アウラパーティーを連れて旅の話をしながら工房へと向かった。
蒼真とアイリは千尋達と役所に向かったあとはクエストボードを見つめ、新人冒険者と思われるオレンジランクの三人組がどうしようと相談しているのを聞いて同行を決めた。
三人は生活を切り詰めてお金を貯めているらしく、報酬の高い配達クエストを受注しようか悩んでいたようだ。
アルテリアから東の森を真っ直ぐ半日ほど行けばある街なのだが、森はワーウルフの多く住む場所であり、新米冒険者にとっては危険な森だ。
竜車で行けば襲われる事もないだろうが、報酬の大半を支払ってまでクエストを受ける意味はないだろう。
蒼真達がゴールドランク冒険者である事に驚き、同行してくれるというのであればそれ程の危険はないと判断して受注する事を決めた。
このクエストはアマテラスの到着を知らせる手紙なのだが、この時蒼真達は何の手紙かはわかっていない。
報酬からかなり重要な手紙の配達なのだろうとしか思っていなかった。
蒼真とアイリはどこにでもあるゴブリン討伐のクエストを受注しての同行だ。
ゴブリンはやはり東の森にも当然いる。
このゴブリンが多いとワーウルフの混成体であるコボルトが多く誕生してしまう為、難易度の高い魔獣を生み出す前にゴブリンの数を減らしておくのがこのクエストの目的だ。
ゴブリンはすぐ増えるし常に発注される低難易度のクエストとはいえ、重要度としてはある程度高いクエストなのだ。
もちろん蒼真はただ同行するつもりはなく、この新米冒険者達にも強くなってもらおうとワーウルフと戦わせるつもりでいる。
ミリーとエレクトラはアルテリアの街を見て回る。
それ程栄えた街というわけではないものの、食べ物は美味しく街の人達も優しく暖かい。
千尋達と知り合う前から街の簡単なクエストを多く受けていたミリーは街の人たちからもよく知られており、この日は武器を持たずに私服で歩くミリーには多く声を掛けられた。
そしてミリーは何故か獣耳。
ミリーとエレクトラの獣耳はやはり珍しく、アクセサリーか何かと思われたようだが、エレクトラがノーリス王国出身なのだと伝えると遠くからよく来たねと歓迎してくれた。
ミリーの獣耳は魔法の獣耳で特別製なのだと説明しておいた。
二人はいつものように買い食いしながら街を歩き、旅気分でお土産を探している事に気が付いたがミリーは今お土産は必要ない。
アルテリアに特産品はないが、エレクトラが珍味などのお土産を選んでミリーが吟味する。
吟味か、味見か、味見の比率が高いが美味しいものを選ぶミリーはいつもの事だ。
ザウス王国でもお土産選びをするのでほどほどでいいだろう。
お土産を選んではまた買い食いして歩き回る二人だった。
この日はハウザー達もクエストから帰って来ており、夕食にはみんなで酒盛りして楽しんだ。
各国でのお土産を渡し、ウェストラル王国で買った服をプレゼントする女性陣。
やはりアニーとリンゼも冒険者とはいえお洒落をしたい女性なのだ。
このお土産にはとても喜んでいた。
まだこの季節には肌寒いかもしれないが、もうすぐ暖かくなってくるので私服で街を歩ける日もそう遠くはない。
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