128 / 297
ゼス王国編
123.4 野営
しおりを挟む
夜の見張りとは退屈なものですね。
皆さんゆっくりと寝ているようですし静かな夜です。
テントは男性用と女性用を別々に設置していますのでマーリンとメイサも安心して寝られるでしょう。
とはいえ知らずにあの二人に襲いかかろうものなら命は無いと思いますがね。
「あの……」
「おや? トビーさんは寝付けないのですか?」
「いや、人間族は魔人族の事をどう思ってるのか気になって…… お互いに殺し合うのが種族の為じゃないのか?」
「まぁそうですね。危害を加えようとすれば敵対しますが、そうでなければ戦う必要はないと思います。我らの主人である朱王様は人間族と魔人族が手を取り合い、憎しみ合う事のない世界を望んでいますから」
「それはあんた達の主人がそう思ってるだけだろ?」
「その通りです。しかし人間族の殆どが魔人族の事を知らない、お伽話の中の種族と思っているのですよ。国の上層部や実際に被害に遭った人々が知るのみで、敵という認識はほぼないと考えます」
「そうなのか…… オレ達魔族の伝承では人間族を攻め入った魔人族は勇敢に戦ったけど、人間に懐柔された魔人が四大王を倒して魔王になったって言われてる。だから人間は敵だって子供の頃から教えられてるんだ」
「なるほど。魔人族の上位の者がその様に伝えてきているのでしょうね。ですが私達と知り合った今、トビーさんは人間をどう思いますか?」
「敵ではない…… と思いたい。オレに対する敵意が全くないしな。でもどう信じたらいいのかわからないんだ」
フィディックの話や私の話を聞いても信じきるのは難しいでしょうね。
敵対しないと言う朱王様がこの場にいないのですから。
「ではトビーさん。北の国、ディミトリアス大王についてはどの様に聞いていますか?」
「北の国の大王は人間を敵視していないと噂されている。本当かどうかは知らないけど西の国と南の国の大王達はそれを許さないはずだ」
「ふむ。では東の国の大王の噂などは聞いてますか?」
「東の大王は北の大王に近い考えを持っているそうだけどよくわからない。南と西の大王が北の大王を攻めないところを見るとこの噂は本当かもしれない」
「ただし北の国の大王の噂が間違いである可能性もあるわけですか……」
「そうかもしれない」
フィディックの話とも違いはないですし、どちらだったとしても我々はディミトリアス大王に会いに行くべきでしょう。
魔王のいない今、北の大王の噂が違ったとした場合は人間族を攻めてこない理由がありませんしね。
「明日また北の国に向けて我々は移動を開始します。我々は平和を望む朱王様の為に前に進むのみです。そこでもし良ければ貴方に道案内を頼みたいのですがいかがでしょう。無理強いはしません」
「少し考えさせてくれ」
「はい。ではおやすみなさい」
トビーさんはテントへと戻りましたがまだ少し寝付けないんでしょうね。
ですが人間族が魔人族に歩み寄ろうと考えているのです。
よく考えて答えを出して欲しいですね。
あれから誰も起きてくる事はありませんでしたがそろそろ二時です。
私も眠らないといけませんからフィディックと代わってもらいましょう。
翌朝。
私は七時まで眠らせて頂きました。
レイヒムがまた料理をしているようでとてもいい香りがします。
「おはようございます」
皆さんよく眠れたようですね。
元気に挨拶を返してくれました。
「カミンさん」
「カミン様と呼べ!」
トビーさんが私に声を掛けてきたんですが、フィディックに注意されています。
私としてはどちらでも構いませんがそこはお任せしましょうか。
「カミンさ…… 様! オレも一緒に行ってもいいか?」
「ふむ。私としても案内して頂けると助かります。よろしくお願いしますね。では魔人族であるトビーさんと同行するのですから朱王様にも報告しましょうか」
モニターにリルフォンを魔力接続して朱王様にコールしましょう。
「コール…… 朱王様、おはようございます。ご報告したい事がありましたので今お時間は大丈夫でしょうか?」
『おはようカイン。それとマーリン、メイサ、レイヒム、フィディック、おはよう。んー、そこの彼を報告したいのかな?』
「はい。フィディックの同郷との事でしたので北の国への案内をお願いしました」
ゆったりと椅子に座り込んだ朱王がモニターと脳内視野に映し出され、普段の柔らかい表情で挨拶をする。
「トビー、挨拶をしろ。朱王様は…… 人間でありながら上位魔人様だ……」
「じょう…… !? トトト、トビーです! よろしくお願いします!!」
やはり魔人族は強者には絶対服従するようですね。
挨拶するのに土下座ですか。
フィディックもあまり脅かすような言い方はしなくていいのですがね。
『あははっ。そんなに畏まらなくていいよ。カミンが案内をお願いしたって事はある程度話を聞いたんだろう? うーん、そうだな、一応名乗っておこうか。私は先代魔王ゼルバードの意思を継ぎ、人間族と魔人族の共存を望む人間、緋咲朱王だ』
「朱王様。トビーさんの同行をお許し頂けますか?」
『ああ。カミンが信用する者なら私は構わない。じゃあトビー、カミン達をよろしく頼むよ』
「はっ、はい!! お任せください!!」
リルフォンによる通話を切り、短い時間でしたが朱王様のお顔を拝見できましたので気分も違いますね。
嬉しそうな我々とは違ってトビーは未だに震えていますが大丈夫でしょうか。
「トビーさん、大丈夫ですか?」
「じょ……」
「じょ?」
「上位魔人様ってどういう事なんだぁぁあ!? 人間だろ!? 人間なのに上位魔人様!?」
「煩いぞトビー。朱王様は優しくてとても素晴らしい方だぞ。そしてその強さは本物のバケモノだ」
「それじゃわからない!!」
「何日か前に魔貴族のサディアス=レッディアを倒してた」
「西の国でも指折りの実力者じゃないか!?」
「因みにまだ強くなるそうだ……」
「そんなお方が人間族側に……」
とりあえずフィディックの説明で朱王様を少しわかって頂けましたかね?
主人をバケモノと呼ぶのもどうかと思いますが、実際にバケモノですから否定もできません。
ではやる気も出た事ですし朝食を摂って準備が出来たら出発しましょう。
「レイヒム、朝食にしましょう」
「はい、準備はできています!」
昨夜のラビット肉の残りで朝から肉料理ですが、ボイルしたラビット肉を裂いて野草と和えたサラダです。
少し酸味と香辛料の効いたあっさりとしたサラダで、朝でもたくさん食べられます。
昼食も用意してくれているようでお昼も楽しみですね。
トビーの分も予備の容器がありましたので問題はありません。
さて、六人に増えたパーティーでの旅になりました。
この後どんな冒険が待ち受けている事やら。
皆さんゆっくりと寝ているようですし静かな夜です。
テントは男性用と女性用を別々に設置していますのでマーリンとメイサも安心して寝られるでしょう。
とはいえ知らずにあの二人に襲いかかろうものなら命は無いと思いますがね。
「あの……」
「おや? トビーさんは寝付けないのですか?」
「いや、人間族は魔人族の事をどう思ってるのか気になって…… お互いに殺し合うのが種族の為じゃないのか?」
「まぁそうですね。危害を加えようとすれば敵対しますが、そうでなければ戦う必要はないと思います。我らの主人である朱王様は人間族と魔人族が手を取り合い、憎しみ合う事のない世界を望んでいますから」
「それはあんた達の主人がそう思ってるだけだろ?」
「その通りです。しかし人間族の殆どが魔人族の事を知らない、お伽話の中の種族と思っているのですよ。国の上層部や実際に被害に遭った人々が知るのみで、敵という認識はほぼないと考えます」
「そうなのか…… オレ達魔族の伝承では人間族を攻め入った魔人族は勇敢に戦ったけど、人間に懐柔された魔人が四大王を倒して魔王になったって言われてる。だから人間は敵だって子供の頃から教えられてるんだ」
「なるほど。魔人族の上位の者がその様に伝えてきているのでしょうね。ですが私達と知り合った今、トビーさんは人間をどう思いますか?」
「敵ではない…… と思いたい。オレに対する敵意が全くないしな。でもどう信じたらいいのかわからないんだ」
フィディックの話や私の話を聞いても信じきるのは難しいでしょうね。
敵対しないと言う朱王様がこの場にいないのですから。
「ではトビーさん。北の国、ディミトリアス大王についてはどの様に聞いていますか?」
「北の国の大王は人間を敵視していないと噂されている。本当かどうかは知らないけど西の国と南の国の大王達はそれを許さないはずだ」
「ふむ。では東の国の大王の噂などは聞いてますか?」
「東の大王は北の大王に近い考えを持っているそうだけどよくわからない。南と西の大王が北の大王を攻めないところを見るとこの噂は本当かもしれない」
「ただし北の国の大王の噂が間違いである可能性もあるわけですか……」
「そうかもしれない」
フィディックの話とも違いはないですし、どちらだったとしても我々はディミトリアス大王に会いに行くべきでしょう。
魔王のいない今、北の大王の噂が違ったとした場合は人間族を攻めてこない理由がありませんしね。
「明日また北の国に向けて我々は移動を開始します。我々は平和を望む朱王様の為に前に進むのみです。そこでもし良ければ貴方に道案内を頼みたいのですがいかがでしょう。無理強いはしません」
「少し考えさせてくれ」
「はい。ではおやすみなさい」
トビーさんはテントへと戻りましたがまだ少し寝付けないんでしょうね。
ですが人間族が魔人族に歩み寄ろうと考えているのです。
よく考えて答えを出して欲しいですね。
あれから誰も起きてくる事はありませんでしたがそろそろ二時です。
私も眠らないといけませんからフィディックと代わってもらいましょう。
翌朝。
私は七時まで眠らせて頂きました。
レイヒムがまた料理をしているようでとてもいい香りがします。
「おはようございます」
皆さんよく眠れたようですね。
元気に挨拶を返してくれました。
「カミンさん」
「カミン様と呼べ!」
トビーさんが私に声を掛けてきたんですが、フィディックに注意されています。
私としてはどちらでも構いませんがそこはお任せしましょうか。
「カミンさ…… 様! オレも一緒に行ってもいいか?」
「ふむ。私としても案内して頂けると助かります。よろしくお願いしますね。では魔人族であるトビーさんと同行するのですから朱王様にも報告しましょうか」
モニターにリルフォンを魔力接続して朱王様にコールしましょう。
「コール…… 朱王様、おはようございます。ご報告したい事がありましたので今お時間は大丈夫でしょうか?」
『おはようカイン。それとマーリン、メイサ、レイヒム、フィディック、おはよう。んー、そこの彼を報告したいのかな?』
「はい。フィディックの同郷との事でしたので北の国への案内をお願いしました」
ゆったりと椅子に座り込んだ朱王がモニターと脳内視野に映し出され、普段の柔らかい表情で挨拶をする。
「トビー、挨拶をしろ。朱王様は…… 人間でありながら上位魔人様だ……」
「じょう…… !? トトト、トビーです! よろしくお願いします!!」
やはり魔人族は強者には絶対服従するようですね。
挨拶するのに土下座ですか。
フィディックもあまり脅かすような言い方はしなくていいのですがね。
『あははっ。そんなに畏まらなくていいよ。カミンが案内をお願いしたって事はある程度話を聞いたんだろう? うーん、そうだな、一応名乗っておこうか。私は先代魔王ゼルバードの意思を継ぎ、人間族と魔人族の共存を望む人間、緋咲朱王だ』
「朱王様。トビーさんの同行をお許し頂けますか?」
『ああ。カミンが信用する者なら私は構わない。じゃあトビー、カミン達をよろしく頼むよ』
「はっ、はい!! お任せください!!」
リルフォンによる通話を切り、短い時間でしたが朱王様のお顔を拝見できましたので気分も違いますね。
嬉しそうな我々とは違ってトビーは未だに震えていますが大丈夫でしょうか。
「トビーさん、大丈夫ですか?」
「じょ……」
「じょ?」
「上位魔人様ってどういう事なんだぁぁあ!? 人間だろ!? 人間なのに上位魔人様!?」
「煩いぞトビー。朱王様は優しくてとても素晴らしい方だぞ。そしてその強さは本物のバケモノだ」
「それじゃわからない!!」
「何日か前に魔貴族のサディアス=レッディアを倒してた」
「西の国でも指折りの実力者じゃないか!?」
「因みにまだ強くなるそうだ……」
「そんなお方が人間族側に……」
とりあえずフィディックの説明で朱王様を少しわかって頂けましたかね?
主人をバケモノと呼ぶのもどうかと思いますが、実際にバケモノですから否定もできません。
ではやる気も出た事ですし朝食を摂って準備が出来たら出発しましょう。
「レイヒム、朝食にしましょう」
「はい、準備はできています!」
昨夜のラビット肉の残りで朝から肉料理ですが、ボイルしたラビット肉を裂いて野草と和えたサラダです。
少し酸味と香辛料の効いたあっさりとしたサラダで、朝でもたくさん食べられます。
昼食も用意してくれているようでお昼も楽しみですね。
トビーの分も予備の容器がありましたので問題はありません。
さて、六人に増えたパーティーでの旅になりました。
この後どんな冒険が待ち受けている事やら。
0
お気に入りに追加
1,028
あなたにおすすめの小説
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。

異世界に召喚されたおっさん、実は最強の癒しキャラでした
鈴木竜一
ファンタジー
健康マニアのサラリーマン宮原優志は行きつけの健康ランドにあるサウナで汗を流している最中、勇者召喚の儀に巻き込まれて異世界へと飛ばされてしまう。飛ばされた先の世界で勇者になるのかと思いきや、スキルなしの上に最底辺のステータスだったという理由で、優志は自身を召喚したポンコツ女性神官リウィルと共に城を追い出されてしまった。
しかし、実はこっそり持っていた《癒しの極意》というスキルが真の力を発揮する時、世界は大きな変革の炎に包まれる……はず。
魔王? ドラゴン? そんなことよりサウナ入ってフルーツ牛乳飲んで健康になろうぜ!
【「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」1巻発売中です! こちらもよろしく!】
※作者の他作品ですが、「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」がこのたび書籍化いたします。発売は3月下旬予定。そちらもよろしくお願いします。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。
猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――
風景が目まぐるしく移り変わる。
天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。
移り変わる景色こそは、
第一天 ヴィロン。
第二天 ラキア。
第三天 シャハクィム。
第四天 ゼブル。
第五天 マオン。
第六天 マコン。
それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。
気付けば明星は、玉座に座っていた。
そこは天の最高位。
第七天 アラボト。
そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。
――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。

S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる