145 / 257
145 魔鋼製武器完成
しおりを挟む
ルーヴェべデルから派遣されて来ていたシストをブレイブに加入させる事を決めた後、魔鋼製武器を手掛けた職人達との打ち上げを予定していた為ファイスへと向かう。
一緒にシストの歓迎もしたいところだが、仲間達への挨拶もあるだろうとお金を渡して飲みに行って来いと言っておいた。
ファイスへと辿り着くと七人もの職人が集まっており、待合室のソファへと促されてファブリツィオを待つ。
そして作業場から布に包まれた武器を持って来たファブリツィオは、テーブルの上に置いて職人達を代表して挨拶をする。
「まずぁ今回、魔鋼武器を依頼してくれた事に俺らぁ職人一同感謝する。普通ぁ素材も手に入るもんじゃねぇからよぉ、苦労も多かったが魔鋼の加工ができたとありゃぁこぉんな名誉な事ぁねぇや」
「ファブ爺さんもこんなに痩せるまで頑張ってくれたんだ。オレの方こそ感謝してる。この仕事に携わってくれたみんなもありがとう」
ディーノが頭を下げて礼を言うと、職人達からは嬉しそうに早く見せようと急かされる。
「うえっへっへっへっ。まあ待てやぁ。先にこいつの名前ぁ【ライトニング】っつーんだ。ディーノぁ望んでねぇかもしれねぇが属性剣にしちまったからよぉ。気に入らねぇなら魔核外して宝石でも埋め込んでやるがぁ、ウィザードシーフセイバーなんてとんでもねぇ奴が使うもんだ。属性剣のがいいかと思ってよぉ。ほれ、見てくれや」
ファブリツィオに促されて布を捲るディーノ。
そこにあったのはユニオンを白色にしたような剣であり、デザインとしてはほぼ同じコピー品のようにも見える。
鞘から音一つなく抜き放つと、現れた剣身は白地に金の装飾が施され、やはりデザインも装飾が違う以外はやはりコピー品のように見えるのだが……
「これは凄いな。ユニオンよりもさらに洗練されてる」
「おお、わかるかよ。測る事ぁできねぇがユニオンよりぁ硬えと思うぜ。切れ味も俺らが出せる限界のもんだぁ。色ぁユニオンもライトニングも着色でしかねぇがよぉ、その色一つとってもえらい苦労したんだがなぁ」
歴史にも残る程有名な鍛治師ウォルターの作品であったとしても、ユニオンは今よりも様々な部分で技術の低い時代の剣であり、現代の技術と知識を総動員した職人達の努力の甲斐あってそれを上回る剣が完成したようだ。
初の魔鋼製武器の製造であったのにも関わらず、自分達でデザインするのではなくユニオンに合わせてきたのは、ディーノが双剣として使うという事で違う物を作るわけにはいかなかったからだろう。
「色は……オレに合わなそうだけどまあいいや。装備のどこかに白入れればバランスも取れるだろうし」
剣を抜いた状態であれば鞘と剣とで白のバランスも取れそうではあるが、暗殺者のような真っ黒な装いのディーノであればやはり白は浮いてしまうかもしれない。
「んでよ、属性ぁお前さんが持ってきた魔核を埋め込んで雷属性になってるからよぉ、使えるようなら使ってくれや。要らねぇようなら今度外すからよ」
「いや、雷属性もかなり良さそうだったしな。有難く使わせてもらうよ」
聖銀のエンベルトの戦いを見たディーノとしても、雷属性の使い方は速度特化の自分向きであり、風属性と使い分ける事で様々な戦いができそうではある。
風属性での爆破の場合は自分自身も弾かれてしまう事から追撃に出る事ができない。
しかし雷属性での雷撃であれば敵に麻痺を残しつつ、その場から離れる事もない為追撃が可能であり戦いの幅が広がる。
また、エンベルトは魔法スキルのみでギフト発動時のディーノよりも動きが速く、何かしらの速度を上昇させる方法があるのだろう。
これまでの爆破加速に加えて今後いろいろと研究してみる必要がありそうだ。
「ディーノ。いや、冒険者ディーノ=エイシス。こいつをお前さんと共に歴史に名を残してやってくれや。頼むぜぇ」
「属性剣ライトニング。確かに受け取った。最強剣の造り手としてファブ爺さんの名前も歴史に残ると思うけどな」
「ガハハッ!最強剣かぁ、そいつぁ最高じゃねぇかぁ!」
笑うファブリツィオと嬉しそうに拍手する職人の仲間達。
自身の作品ではないとしても魔鋼に触れられる事自体が奇跡に近い出来事であり、魔鋼製武器を手掛けられただけでも職人としては名誉のある事なのだろう。
また、完成に至るまでの経験や知識は自分達の技術へと繋がり、これから生み出していく作品にも大きな影響を与えていく事にもなるのだ。
「支払いは言い値を払うつもりだ。手持ちで足りなかったら明日また持ってくる」
「おう、それなんだが、素材ぁお前さんが用意したもんだからよぉ。苦労ぁしたが俺らの一世一代の大仕事だからよぉ。ディーノの言い値で払ってもらおうってぇ俺達ぁ決めてたんだ。いくら払ってくれるよ」
「いいのか?んじゃこれ受け取ってくれ。白金貨三十枚ある」
「ブファッハッハッハッ!あ~、やっぱりディーノぁそーくるかぁ。ユニオンより高えじゃねぇかぁよッハッハァ……だがよぉ、その布の裏ぁ見てくれや」
もともとディーノの言い値で仕事をする事も、ディーノがとんでもない金額を支払うつもりでいる事も読んでいたファブリツィオは、最初からこの支払いに仕込みを入れていたようだ。
チラリと布を捲ってみるとメモがあり、そこには(代金はディーノの言い値の半額)と書かれていた。
「半額?」
「おうよ。だが、白金貨三十枚も払うたぁ思ってもみなかったがよぉ、ガハハッ」
以前ファブリツィオはユニオンが白金貨二十八枚でも納得の金額とは言っていたが、素材の金額を差し引いて加工費だけを考えればもっと安くなるはずだ。
しかし魔鋼は市場に出回る素材ではない為金額をつける事ができず、ユニオンを溶かして素材にする事もできるが、それでは素材だけでも白金貨二十八枚となってしまう。
ディーノはこれを全く逆に魔鋼素材の金額を0としてとらえ、加工費と属性の魔核だけで二十八枚と考える事で、今回の加工費を三十枚と提示した。
実際にユニオンを振るい続けているディーノからすれば、白金貨二十八枚どころか倍以上もの金額を支払っても損はないと思える武器であり、今の自分があるのはユニオンあってこそと感じている。
そのユニオンと同等かそれ以上の武器を造ってもらえるとするならば、素材を用意したとしてもユニオンより多くの金額を支払うとしても躊躇いはない。
そしてファブリツィオとしてもこの仕事には儲けどころか自分が大金を叩いてでも携わりたかったとさえ思っており、ディーノからの支払いは少なくても構わなかったのだ。
白金貨十五枚となれば全員に二枚ずつ渡しても一枚は受け取れる。
さらにはお土産として他の魔核やティアマトの牙までもらっており、ファブリツィオには全く損はなかったくらいだ。
だが言い値は言い値であり、お互いに納得したうえで白金貨十五枚の支払いを済ませた。
「じゃ、カルヴァドスで宴会でもしますか!」
「よーし打ち上げだあ!」
職人達と一緒にこの日はベロベロになるまで酒を呑み交わすのだった。
一緒にシストの歓迎もしたいところだが、仲間達への挨拶もあるだろうとお金を渡して飲みに行って来いと言っておいた。
ファイスへと辿り着くと七人もの職人が集まっており、待合室のソファへと促されてファブリツィオを待つ。
そして作業場から布に包まれた武器を持って来たファブリツィオは、テーブルの上に置いて職人達を代表して挨拶をする。
「まずぁ今回、魔鋼武器を依頼してくれた事に俺らぁ職人一同感謝する。普通ぁ素材も手に入るもんじゃねぇからよぉ、苦労も多かったが魔鋼の加工ができたとありゃぁこぉんな名誉な事ぁねぇや」
「ファブ爺さんもこんなに痩せるまで頑張ってくれたんだ。オレの方こそ感謝してる。この仕事に携わってくれたみんなもありがとう」
ディーノが頭を下げて礼を言うと、職人達からは嬉しそうに早く見せようと急かされる。
「うえっへっへっへっ。まあ待てやぁ。先にこいつの名前ぁ【ライトニング】っつーんだ。ディーノぁ望んでねぇかもしれねぇが属性剣にしちまったからよぉ。気に入らねぇなら魔核外して宝石でも埋め込んでやるがぁ、ウィザードシーフセイバーなんてとんでもねぇ奴が使うもんだ。属性剣のがいいかと思ってよぉ。ほれ、見てくれや」
ファブリツィオに促されて布を捲るディーノ。
そこにあったのはユニオンを白色にしたような剣であり、デザインとしてはほぼ同じコピー品のようにも見える。
鞘から音一つなく抜き放つと、現れた剣身は白地に金の装飾が施され、やはりデザインも装飾が違う以外はやはりコピー品のように見えるのだが……
「これは凄いな。ユニオンよりもさらに洗練されてる」
「おお、わかるかよ。測る事ぁできねぇがユニオンよりぁ硬えと思うぜ。切れ味も俺らが出せる限界のもんだぁ。色ぁユニオンもライトニングも着色でしかねぇがよぉ、その色一つとってもえらい苦労したんだがなぁ」
歴史にも残る程有名な鍛治師ウォルターの作品であったとしても、ユニオンは今よりも様々な部分で技術の低い時代の剣であり、現代の技術と知識を総動員した職人達の努力の甲斐あってそれを上回る剣が完成したようだ。
初の魔鋼製武器の製造であったのにも関わらず、自分達でデザインするのではなくユニオンに合わせてきたのは、ディーノが双剣として使うという事で違う物を作るわけにはいかなかったからだろう。
「色は……オレに合わなそうだけどまあいいや。装備のどこかに白入れればバランスも取れるだろうし」
剣を抜いた状態であれば鞘と剣とで白のバランスも取れそうではあるが、暗殺者のような真っ黒な装いのディーノであればやはり白は浮いてしまうかもしれない。
「んでよ、属性ぁお前さんが持ってきた魔核を埋め込んで雷属性になってるからよぉ、使えるようなら使ってくれや。要らねぇようなら今度外すからよ」
「いや、雷属性もかなり良さそうだったしな。有難く使わせてもらうよ」
聖銀のエンベルトの戦いを見たディーノとしても、雷属性の使い方は速度特化の自分向きであり、風属性と使い分ける事で様々な戦いができそうではある。
風属性での爆破の場合は自分自身も弾かれてしまう事から追撃に出る事ができない。
しかし雷属性での雷撃であれば敵に麻痺を残しつつ、その場から離れる事もない為追撃が可能であり戦いの幅が広がる。
また、エンベルトは魔法スキルのみでギフト発動時のディーノよりも動きが速く、何かしらの速度を上昇させる方法があるのだろう。
これまでの爆破加速に加えて今後いろいろと研究してみる必要がありそうだ。
「ディーノ。いや、冒険者ディーノ=エイシス。こいつをお前さんと共に歴史に名を残してやってくれや。頼むぜぇ」
「属性剣ライトニング。確かに受け取った。最強剣の造り手としてファブ爺さんの名前も歴史に残ると思うけどな」
「ガハハッ!最強剣かぁ、そいつぁ最高じゃねぇかぁ!」
笑うファブリツィオと嬉しそうに拍手する職人の仲間達。
自身の作品ではないとしても魔鋼に触れられる事自体が奇跡に近い出来事であり、魔鋼製武器を手掛けられただけでも職人としては名誉のある事なのだろう。
また、完成に至るまでの経験や知識は自分達の技術へと繋がり、これから生み出していく作品にも大きな影響を与えていく事にもなるのだ。
「支払いは言い値を払うつもりだ。手持ちで足りなかったら明日また持ってくる」
「おう、それなんだが、素材ぁお前さんが用意したもんだからよぉ。苦労ぁしたが俺らの一世一代の大仕事だからよぉ。ディーノの言い値で払ってもらおうってぇ俺達ぁ決めてたんだ。いくら払ってくれるよ」
「いいのか?んじゃこれ受け取ってくれ。白金貨三十枚ある」
「ブファッハッハッハッ!あ~、やっぱりディーノぁそーくるかぁ。ユニオンより高えじゃねぇかぁよッハッハァ……だがよぉ、その布の裏ぁ見てくれや」
もともとディーノの言い値で仕事をする事も、ディーノがとんでもない金額を支払うつもりでいる事も読んでいたファブリツィオは、最初からこの支払いに仕込みを入れていたようだ。
チラリと布を捲ってみるとメモがあり、そこには(代金はディーノの言い値の半額)と書かれていた。
「半額?」
「おうよ。だが、白金貨三十枚も払うたぁ思ってもみなかったがよぉ、ガハハッ」
以前ファブリツィオはユニオンが白金貨二十八枚でも納得の金額とは言っていたが、素材の金額を差し引いて加工費だけを考えればもっと安くなるはずだ。
しかし魔鋼は市場に出回る素材ではない為金額をつける事ができず、ユニオンを溶かして素材にする事もできるが、それでは素材だけでも白金貨二十八枚となってしまう。
ディーノはこれを全く逆に魔鋼素材の金額を0としてとらえ、加工費と属性の魔核だけで二十八枚と考える事で、今回の加工費を三十枚と提示した。
実際にユニオンを振るい続けているディーノからすれば、白金貨二十八枚どころか倍以上もの金額を支払っても損はないと思える武器であり、今の自分があるのはユニオンあってこそと感じている。
そのユニオンと同等かそれ以上の武器を造ってもらえるとするならば、素材を用意したとしてもユニオンより多くの金額を支払うとしても躊躇いはない。
そしてファブリツィオとしてもこの仕事には儲けどころか自分が大金を叩いてでも携わりたかったとさえ思っており、ディーノからの支払いは少なくても構わなかったのだ。
白金貨十五枚となれば全員に二枚ずつ渡しても一枚は受け取れる。
さらにはお土産として他の魔核やティアマトの牙までもらっており、ファブリツィオには全く損はなかったくらいだ。
だが言い値は言い値であり、お互いに納得したうえで白金貨十五枚の支払いを済ませた。
「じゃ、カルヴァドスで宴会でもしますか!」
「よーし打ち上げだあ!」
職人達と一緒にこの日はベロベロになるまで酒を呑み交わすのだった。
10
お気に入りに追加
1,777
あなたにおすすめの小説
『おっさんの元勇者』~Sランクの冒険者はギルドから戦力外通告を言い渡される~
川嶋マサヒロ
ファンタジー
ダンジョン攻略のために作られた冒険者の街、サン・サヴァン。
かつて勇者とも呼ばれたベテラン冒険者のベルナールは、ある日ギルドマスターから戦力外通告を言い渡される。
それはギルド上層部による改革――、方針転換であった。
現役のまま一生を終えようとしていた一人の男は途方にくれる。
引退後の予定は無し。備えて金を貯めていた訳でも無し。
あげく冒険者のヘルプとして、弟子を手伝いスライム退治や、食肉業者の狩りの手伝いなどに精をだしていた。
そして、昔の仲間との再会――。それは新たな戦いへの幕開けだった。
イラストは
ジュエルセイバーFREE 様です。
URL:http://www.jewel-s.jp/
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる