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08 場違い
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相当な深手を負ったリザードであれば再び遭遇する事もないだろうと討伐を諦め、馬車から荷物をまとめて歩いて王都まで帰る事になったブレイブメンバー。
マリオはデスリザードを倒せなかった事に不機嫌そうだが、ジェラルドは何か得られるものがあったようで少し嬉しそうだ。
ソーニャはレナータに懐き、レナータはソーニャを妹のように感じるのかいろいろと世話をやいている。
帰り道は歩きで約二日程かかる為、旅の途中は何度も料理をする必要がある。
そしてパーティーメンバーで食事の準備をする事が多いのはシーフであり、他のメンバーは野営の準備や火起こしなど別の仕事を担当する事が多い。
以前はディーノが担当していた調理もソーニャが担当し、行く途中の昼食ではソーニャの料理はとても美味しいと喜んでくれたマリオだったのだが、今は無言で口に運んでいる。
リザードとの戦いからレナータと親しくなったソーニャは二人で話す事も多くなり、パーティーに不信を感じて少し離れた位置で食事をする。
ただし離れ過ぎてモンスターに襲われるわけにもいかない為、話をしていても全員が聴こえる位置にいる。
女性同士、おしゃれや食べ物についての話が主なのだが。
王都へ戻って来たのが二日後の午前中。
野営を二日する事になったものの、特に大きなトラブルもなく帰って来る事ができた。
ギルド内に入り注目を浴びつつ受付に依頼の報告をする。
「あと少しで倒せたんだがリザードに逃げられて依頼は失敗した。これが違約金だ」
マリオが眉間に皺を寄せながら受付嬢に皮袋を渡す。
「違約金、確かに受け取りました。ただ今回はテストという形を取らせて頂いておりますので、依頼失敗となりますと【BB級パーティー】での登録になりますのでご理解下さい」
今回ブレイブがデスリザードをあと少しで倒せた、逃げられたと報告したという事は、デスリザードもしばらく人を襲う事はないだろうと判断する受付嬢。
このままザックに依頼する事もできるが、ここはギルド長に相談してから今後の対応を取る事とした。
この日ギルド最強の冒険者であるザックはおらず、揶揄われずに済んだ事に少し安堵するマリオだった。
◇◇◇
クエストの翌日から二日は休みを取り、各々好きなように時間を過ごす事になった。
それならばと、レナータは落ち込んでるかもしれないソーニャを誘ってギルドを訪れた。
レナータはクエスト出発前にザックから食事に誘われており、ソーニャが一緒でも特に問題はないだろうと連れてきたのだ。
ザックから元気のないソーニャに何かアドバイスがもらえればいいなと軽い気持ちで連れてきたのだが。
ギルドの受付にて。
「レナータさん。ザックさんから伝言を預かってますよ。店を取ってあるので食事に行こうとの事でした。店名は【ゴッドファーザー】だそうですので少し服装には気をつけた方がいいかもしれません。それにしてもレナータさん羨ましいですねぇ。ザックさんに食事に誘ってもらえるなんて世の女性が聞いたら……刃物持って襲って来るかもしれませんよ?」
さらっと恐ろしい事を言う受付嬢だった。
しかしザックは見た目も良く王都で最も人気のある冒険者だ。
過去にもザックに好意を寄せる女性同士が争った、刃傷沙汰で怪我をした、死者が出たなどと様々な噂を聞いている。
受付嬢は冗談のつもりで言ったのかもしれないが、実際に起こり得る事なので恐ろしい。
レナータも色恋沙汰に巻き込まれて殺されるのは嫌だろう。
ギルドを後にして買い物や美味しい物を食べたりしながら、レナータはソーニャにクエストの事を思い出させないよう気遣いながら、王都での一日を楽しんだ。
夜のザックとの食事の為に着替えをしに宿に戻り、レナータとソーニャは富裕層の住む王都中央区へと足を運んだ。
この地域には金持ちや貴族が溢れており、レナータ達のような冒険者の姿はどこにも見当たらない。
ここは一般の冒険者達が来るような地域ではなく、ほんの一握りの、それも王国でも名を馳せるような冒険者でもなければ住む事は許されない。
そんな地域にある店を何故二人は知っているのかといえば、中央区でも最も有名な店であり、王族ですら訪れる程の高級料理店なのだ。
様々な依頼を受ける冒険者にとって、王都の地図を見る事も少なくない。
どの地図を見ても載っている、地図の目印ともなる店がゴッドファーザーだ。
「ねぇレナ。なんだかお店に行く前にもうお腹いっぱいな気がしてきた」
「奇遇だね。私もなんだかお腹が苦しくなってきたよ」
二人がそんな言葉をもらしていると、左手方向から呼びかける声が聞こえてくる。
「やっぱりここにいたか。もしかしたら中央区に来てビビってるんじゃないかと迎えに来てやったんだ」
ザックを見て安心する二人だが、この日のザックはやはり普段の冒険者姿ではなく正装だ。
普段から人を惹きつける見た目をしているのに、この日はまるで貴族や王族でも現れたのかと思う程にその姿は美しく整ってた。
「なんか貴族が来た!」
「ザックさんだよ……でも、本当に私の知ってるザックさん?」
「は?何言ってんだ。それよりお前らのその服装じゃ店に入れてもらえねぇな。なんか服買ってやるから着いてこいよ」
先を行くザックを追い、二人が見た事もないような豪華な服を扱う店に入ると、ザックに色の指示を受けた仕立物師が二人のドレスを選び、流れるような動きで二人を美しい淑女へと変貌させた。
髪型や化粧などはザックと食事をするという事である程度整えられていた為そのままだ。
呆然とする二人の手を取り、右の腕にレナータを、左の腕にソーニャをら侍らせてゴッドファーザーへと向かった。
店内は煌びやかな装飾が施されており、今も多くの貴族や富豪が食事中のようだ。
「いらっしゃいませ、ザック様。いつもの特別室をご用意しております」と使用人に案内されて向かうのは、王族も利用する事があると言う広い個室だ。
ザックは使用人に引かれた椅子に座ると「いつもの酒と今日のオススメを適当に持って来てくれ。あとあの二人には果実酒を」と注文する。
「い、いつもの?」
「よく来るからな」
「ご飯を食べに?」
「ああ。あとはここで国からの依頼を受ける場合もあるな」
違う世界の人間が目の前にいる現状に理解が追いつかないレナータとソーニャ。
呆けたまま辺りを見回しているうちに料理が並び始め、目の前に美しく透き通る赤色の飲み物が置かれる。
「じゃあ乾杯だ。楽しんでくれ」
ザックの言葉に合わせてグラスを持ち上げ、半分程注がれた果実酒を飲むと思わず二人で目を向け合う。
甘さは控えめでありながらも濃厚かつ吹き抜けるような呑み口。
そのままグラスを傾けて飲み干してしまう程に美味しい酒だ。
「あまり飲み過ぎるなよ?料理を楽しめなくなるからな。まずはこれ食いな。オレのお気に入りだ」
言葉遣いはあれだが、ザックは上品に食事を始め、レナータ達もすすめられた料理を小皿に取って口に運ぶ。
磯の香りとシャキシャキの食感、そして酸味と塩味にねっとりとしたなめらかさ。
咀嚼するたびに味が広がるこの料理は生魚を使用したサラダだ。
王都では滅多に食べられることのない生の食材がこの店では提供されていた。
二人は生の魚など食べた事がなかったのだが、火が通ってない事くらい一目でわかる。
あまりの美味しさに旅の途中でも食べられないかと考えてしまう。
それを予想したのかザックから一言。
「川魚では試すなよ。腹痛くするからな」
だめだった。
こんなに美味しいのに川魚ではだめなのか。
川魚では匂いが違うからだめなのか。
美味しくても臭いとだめなのか。
「やめとけよ?」
だめらしい。
その後も料理に手を伸ばし、初めての味に喜びつつもまた果実酒を飲む。
食事とはこれ程までに人を喜ばせるものかと次々に料理を口に運んでいく。
マリオはデスリザードを倒せなかった事に不機嫌そうだが、ジェラルドは何か得られるものがあったようで少し嬉しそうだ。
ソーニャはレナータに懐き、レナータはソーニャを妹のように感じるのかいろいろと世話をやいている。
帰り道は歩きで約二日程かかる為、旅の途中は何度も料理をする必要がある。
そしてパーティーメンバーで食事の準備をする事が多いのはシーフであり、他のメンバーは野営の準備や火起こしなど別の仕事を担当する事が多い。
以前はディーノが担当していた調理もソーニャが担当し、行く途中の昼食ではソーニャの料理はとても美味しいと喜んでくれたマリオだったのだが、今は無言で口に運んでいる。
リザードとの戦いからレナータと親しくなったソーニャは二人で話す事も多くなり、パーティーに不信を感じて少し離れた位置で食事をする。
ただし離れ過ぎてモンスターに襲われるわけにもいかない為、話をしていても全員が聴こえる位置にいる。
女性同士、おしゃれや食べ物についての話が主なのだが。
王都へ戻って来たのが二日後の午前中。
野営を二日する事になったものの、特に大きなトラブルもなく帰って来る事ができた。
ギルド内に入り注目を浴びつつ受付に依頼の報告をする。
「あと少しで倒せたんだがリザードに逃げられて依頼は失敗した。これが違約金だ」
マリオが眉間に皺を寄せながら受付嬢に皮袋を渡す。
「違約金、確かに受け取りました。ただ今回はテストという形を取らせて頂いておりますので、依頼失敗となりますと【BB級パーティー】での登録になりますのでご理解下さい」
今回ブレイブがデスリザードをあと少しで倒せた、逃げられたと報告したという事は、デスリザードもしばらく人を襲う事はないだろうと判断する受付嬢。
このままザックに依頼する事もできるが、ここはギルド長に相談してから今後の対応を取る事とした。
この日ギルド最強の冒険者であるザックはおらず、揶揄われずに済んだ事に少し安堵するマリオだった。
◇◇◇
クエストの翌日から二日は休みを取り、各々好きなように時間を過ごす事になった。
それならばと、レナータは落ち込んでるかもしれないソーニャを誘ってギルドを訪れた。
レナータはクエスト出発前にザックから食事に誘われており、ソーニャが一緒でも特に問題はないだろうと連れてきたのだ。
ザックから元気のないソーニャに何かアドバイスがもらえればいいなと軽い気持ちで連れてきたのだが。
ギルドの受付にて。
「レナータさん。ザックさんから伝言を預かってますよ。店を取ってあるので食事に行こうとの事でした。店名は【ゴッドファーザー】だそうですので少し服装には気をつけた方がいいかもしれません。それにしてもレナータさん羨ましいですねぇ。ザックさんに食事に誘ってもらえるなんて世の女性が聞いたら……刃物持って襲って来るかもしれませんよ?」
さらっと恐ろしい事を言う受付嬢だった。
しかしザックは見た目も良く王都で最も人気のある冒険者だ。
過去にもザックに好意を寄せる女性同士が争った、刃傷沙汰で怪我をした、死者が出たなどと様々な噂を聞いている。
受付嬢は冗談のつもりで言ったのかもしれないが、実際に起こり得る事なので恐ろしい。
レナータも色恋沙汰に巻き込まれて殺されるのは嫌だろう。
ギルドを後にして買い物や美味しい物を食べたりしながら、レナータはソーニャにクエストの事を思い出させないよう気遣いながら、王都での一日を楽しんだ。
夜のザックとの食事の為に着替えをしに宿に戻り、レナータとソーニャは富裕層の住む王都中央区へと足を運んだ。
この地域には金持ちや貴族が溢れており、レナータ達のような冒険者の姿はどこにも見当たらない。
ここは一般の冒険者達が来るような地域ではなく、ほんの一握りの、それも王国でも名を馳せるような冒険者でもなければ住む事は許されない。
そんな地域にある店を何故二人は知っているのかといえば、中央区でも最も有名な店であり、王族ですら訪れる程の高級料理店なのだ。
様々な依頼を受ける冒険者にとって、王都の地図を見る事も少なくない。
どの地図を見ても載っている、地図の目印ともなる店がゴッドファーザーだ。
「ねぇレナ。なんだかお店に行く前にもうお腹いっぱいな気がしてきた」
「奇遇だね。私もなんだかお腹が苦しくなってきたよ」
二人がそんな言葉をもらしていると、左手方向から呼びかける声が聞こえてくる。
「やっぱりここにいたか。もしかしたら中央区に来てビビってるんじゃないかと迎えに来てやったんだ」
ザックを見て安心する二人だが、この日のザックはやはり普段の冒険者姿ではなく正装だ。
普段から人を惹きつける見た目をしているのに、この日はまるで貴族や王族でも現れたのかと思う程にその姿は美しく整ってた。
「なんか貴族が来た!」
「ザックさんだよ……でも、本当に私の知ってるザックさん?」
「は?何言ってんだ。それよりお前らのその服装じゃ店に入れてもらえねぇな。なんか服買ってやるから着いてこいよ」
先を行くザックを追い、二人が見た事もないような豪華な服を扱う店に入ると、ザックに色の指示を受けた仕立物師が二人のドレスを選び、流れるような動きで二人を美しい淑女へと変貌させた。
髪型や化粧などはザックと食事をするという事である程度整えられていた為そのままだ。
呆然とする二人の手を取り、右の腕にレナータを、左の腕にソーニャをら侍らせてゴッドファーザーへと向かった。
店内は煌びやかな装飾が施されており、今も多くの貴族や富豪が食事中のようだ。
「いらっしゃいませ、ザック様。いつもの特別室をご用意しております」と使用人に案内されて向かうのは、王族も利用する事があると言う広い個室だ。
ザックは使用人に引かれた椅子に座ると「いつもの酒と今日のオススメを適当に持って来てくれ。あとあの二人には果実酒を」と注文する。
「い、いつもの?」
「よく来るからな」
「ご飯を食べに?」
「ああ。あとはここで国からの依頼を受ける場合もあるな」
違う世界の人間が目の前にいる現状に理解が追いつかないレナータとソーニャ。
呆けたまま辺りを見回しているうちに料理が並び始め、目の前に美しく透き通る赤色の飲み物が置かれる。
「じゃあ乾杯だ。楽しんでくれ」
ザックの言葉に合わせてグラスを持ち上げ、半分程注がれた果実酒を飲むと思わず二人で目を向け合う。
甘さは控えめでありながらも濃厚かつ吹き抜けるような呑み口。
そのままグラスを傾けて飲み干してしまう程に美味しい酒だ。
「あまり飲み過ぎるなよ?料理を楽しめなくなるからな。まずはこれ食いな。オレのお気に入りだ」
言葉遣いはあれだが、ザックは上品に食事を始め、レナータ達もすすめられた料理を小皿に取って口に運ぶ。
磯の香りとシャキシャキの食感、そして酸味と塩味にねっとりとしたなめらかさ。
咀嚼するたびに味が広がるこの料理は生魚を使用したサラダだ。
王都では滅多に食べられることのない生の食材がこの店では提供されていた。
二人は生の魚など食べた事がなかったのだが、火が通ってない事くらい一目でわかる。
あまりの美味しさに旅の途中でも食べられないかと考えてしまう。
それを予想したのかザックから一言。
「川魚では試すなよ。腹痛くするからな」
だめだった。
こんなに美味しいのに川魚ではだめなのか。
川魚では匂いが違うからだめなのか。
美味しくても臭いとだめなのか。
「やめとけよ?」
だめらしい。
その後も料理に手を伸ばし、初めての味に喜びつつもまた果実酒を飲む。
食事とはこれ程までに人を喜ばせるものかと次々に料理を口に運んでいく。
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