124 / 162
第六章 未知の洞窟と新たなる冒険編
115.展望
しおりを挟む
大量の魔鉱を手に入れてホクホク顔で洞窟から出たミーヤたち、そこにはナウィンが出迎えに来てくれていた。
「ナウィンただいま、留守番ありがとうね。
なにも変わったことはなかった?」
「はい、えっと、あの……
なにもありませんでした。
火は起こしてあるので早く温まってください」
「助かるわあ、もう頭が重くて仕方ないのよね。
さ、早く馬車へ戻りましょ」
風邪をひくとか着替えたいとかよりも、まず髪の重さを気にするところがヴィッキーらしい。ミーヤも大分乾いてはきたが、まだ全身濡れたままなので早く焚火にあたりたい。しかし盗賊残党を警備兵へ引き渡す必要もあるのですぐにと言うわけにはいかなかった。結局解放されたのは全身がすっかり乾いたころだ。だが懸賞金を含め十数万ゴードルを手にしたのでまあ悪くはない。
「ミーヤ、随分かかったわね。
そんなのお姫様に任せとけばよかったのに」
レナージュはすでに軽く酔っていてご機嫌の様子だ。傍らではナウィンが何かを作っていたが、ミーヤとヴィッキーが戻ってきたのを見て立ち上がる。
「これ、えっと、あの……
着替えしますよね?」
そう言うと、馬車と焚火の周囲を取り囲むようにテント、というか更衣室が現れた。真上は開いているものの、周囲は馬車と布で囲われていて周りから見られることもない。
「素晴らしいわね!
これナウィンが作ったの?」
「はい、えっと、あの……
暇だったものですから枝とか集めてきて作りました。
布が足りなかったので屋根はありませんが……」
「ううん、十分よ、これなら快適ね。
ヴィッキー、風邪ひかないうちに着替えちゃいましょう」
二人で中へ入りそれぞれの手持ちに着替えた。上下の金属鎧を脱いで黒いワンピースに着替えたヴィッキーは、見事なプロポーションが際立ってとてもかわいらしい。なんと言っても赤い髪と黒のコントラストがとても魅力的である。
こうして何の心配もなく着替えが済んで表へ出ると、ナウィンはまたするするとテントを畳んでポケットへ仕舞い込んだ。細工と言うのは小物だけじゃなく色々なものが作れるのだと感心するばかりだ。
着替えは終わったがヴィッキーの髪の毛はまだ濡れているようなので、乾かしてあげると言って座ってもらう。その後ろへミーヤが座りドライヤーの風を当て始めた。
「ちょっと! これ何してるの!
なんだか暖かい風があたってるけどなに!? なんなの!?」
「大丈夫、心配ないからじっとしていてよ。
すぐに乾くから待っててちょうだいな」
「何されてるかわからなくて恐いけど気持ちいいわね。
この暖かい風で髪の毛を乾かしているの?」
「そうよ、すぐ乾くし艶も出るんだから。
細工で作ってもらったものだからナウィンでも作れるんじゃないかしら」
ジスコの細工屋はどう見ても凄腕には思えないので、ナウィンであればたやすく作れるのではないかと考えたのだ。問題は使うために召喚術が必要になることくらいだろう。
「はい、えっと、あの……
これならすぐ作れそうです。
でも炉と金床が無いので今すぐは無理です」
「鍛冶やるところならあるよ。
ボク知ってるから教えてあげる」
チカマがそう言ってナウィンを連れて行こうとした。ミーヤは二人を呼びとめてレナージュへ見本を渡すよう頼み、ついでにシャワーも預けてもらった。それにしても、ちびっこ二人が走っていく後姿は微笑ましいものがある。
「あなた達って不思議な事ばかりしてるのね。
俄然興味が湧いてしまったわ。
これからもついていこうかしら」
「ちょっとお姫様なんだからそんな勝手なことしちゃダメでしょ。
私たちが国王に怒られてしまうわ」
「あら、別に問題ないわ。
お父様はお父様、私は私だもの。
跡継ぎはお兄様がいて私の居場所があるわけじゃないしね」
「そんな寂しいこと言わないでよ。
たとえばどこかに領地を貰って街を治めるとかそう言う制度は無いの?」
「ないない、だって人が住むのは神柱のそばって決まってるようなものじゃない。
王都の近くにそんな場所なんてもうないわよ」
そうか、別に限定されているわけでなくとも、人々はみな神柱のそばに住みたがるのだ。トコストから離れた場所にはまだ人の住んでいない神柱はあるようだが、リグマたちが移住を諦めたように住まないだけの理由がある場所ばかりなのだろう。
「じゃあこのバタバ村を貰えばいいじゃないの。
ビス湖とのほぼ中間地点だし、安全なら住みたい人も出てくるんじゃないかしら」
「レナージュいいこと言うじゃない。
そうすればヴィッキーだって一国の主みたいなものよ?」
「ちょっとあなた達さ、私のこと追い払おうとしてない?
ついて行かれるのがそんなに迷惑なわけ?」
「違うって、そういうことじゃないよ。
私はある程度強くなったらカナイ村へ戻るし、レナージュだってジュクシンへ帰るんでしょ?
ずっと冒険者やってるつもりじゃないのよ」
「レナージュはジュクシンの人だったのね。
でもあそこはエルフには住みにくいでしょ」
「まあ神柱の加護は受けれらないけど、冒険者として生きていくには都合がいいからね。
でももう戻らないかもしれないわ。
ナードにこもるよりジスコへ住んでローメンデル山へ通うほうが良さそうだしね」
「あら、酒場のおばちゃんにこき使われるのに慣れちゃったの?
宿代はかからず住めるから悪くはないかもしれないけどね」
「そうなのよね、それに身入りも意外に良くってさ。
タダ酒プラス一日数千は稼げるし、冒険へ出ないで生活できるのもポイントよ」
レナージュはいつの間にか酒場で働くことに抵抗がなくなっていたようだ。最初はあれほど文句を言っていたのが信じられない。やはり原動力はお金なのか。
「ホントあなた達は楽しそうで羨ましいわ。
私なんて城に居たってつまらない毎日なんだから」
やはり農耕国の王女なのに、農業の役に立てないと言うことに引け目を感じているのだろう。兄姉のことは良く知らないけど、比較されたりして肩身が狭いということがあるかもしれない。
「じゃあ私と一緒にカナイ村へ住んでみる?
田舎暮らしは嫌だって言ってたような気もするけどね」
「嫌だなんて言ってないわよ。
都会を知ったミーヤが耐えられないんじゃないのかって心配しただけ。
だってカナイ村ってジスコからも相当遠いでしょ?
食べ物や着るものだってあまりないんじゃないかしら」
「そうなのよねえ、だから色々と持って帰ったり新たに作ったり出来るようにしたいのよ。
外から人が遊びに来たくなるようになれば素敵じゃない?
南の森へ狩りへ行くときに利用してもらえるようになれば、きっと村は潤うわ」
「すごいこと考えてるのね。
それこそ国を築くような大層な計画じゃないの。
そんな簡単にいくものなのかしら」
「簡単ってことは無いでしょうね。
今のカナイ村には無いものばかりだから、少しずつ揃えていくしかないもの。
だから今はそのための経験と勉強をたくさんしたいってわけよ」
「じゃあしばらくは修行の旅ってわけだ。
それなら私がついていっても問題ないわね。
王都の発展よりもミーヤのやろうとしていることのがよほど興味深いわ。
そのうち私も自分の可能性を見つけられるかもしれないしね」
自分の可能性を見つける、その言葉はミーヤ自身も同じことだ。神人と言う特別な境遇に居ながら何の役にも立てないのでは情けない。世界のためになにか出来るなんて思わないが、マールやカナイ村のためになれるくらいにはなりたい。この気持ちは今でもぶれずに持ち続けている。
それだけにヴィッキーの想いは理解できるような気がして、今は彼女のやりたいようにしてもらおうと思うのだった。
「ナウィンただいま、留守番ありがとうね。
なにも変わったことはなかった?」
「はい、えっと、あの……
なにもありませんでした。
火は起こしてあるので早く温まってください」
「助かるわあ、もう頭が重くて仕方ないのよね。
さ、早く馬車へ戻りましょ」
風邪をひくとか着替えたいとかよりも、まず髪の重さを気にするところがヴィッキーらしい。ミーヤも大分乾いてはきたが、まだ全身濡れたままなので早く焚火にあたりたい。しかし盗賊残党を警備兵へ引き渡す必要もあるのですぐにと言うわけにはいかなかった。結局解放されたのは全身がすっかり乾いたころだ。だが懸賞金を含め十数万ゴードルを手にしたのでまあ悪くはない。
「ミーヤ、随分かかったわね。
そんなのお姫様に任せとけばよかったのに」
レナージュはすでに軽く酔っていてご機嫌の様子だ。傍らではナウィンが何かを作っていたが、ミーヤとヴィッキーが戻ってきたのを見て立ち上がる。
「これ、えっと、あの……
着替えしますよね?」
そう言うと、馬車と焚火の周囲を取り囲むようにテント、というか更衣室が現れた。真上は開いているものの、周囲は馬車と布で囲われていて周りから見られることもない。
「素晴らしいわね!
これナウィンが作ったの?」
「はい、えっと、あの……
暇だったものですから枝とか集めてきて作りました。
布が足りなかったので屋根はありませんが……」
「ううん、十分よ、これなら快適ね。
ヴィッキー、風邪ひかないうちに着替えちゃいましょう」
二人で中へ入りそれぞれの手持ちに着替えた。上下の金属鎧を脱いで黒いワンピースに着替えたヴィッキーは、見事なプロポーションが際立ってとてもかわいらしい。なんと言っても赤い髪と黒のコントラストがとても魅力的である。
こうして何の心配もなく着替えが済んで表へ出ると、ナウィンはまたするするとテントを畳んでポケットへ仕舞い込んだ。細工と言うのは小物だけじゃなく色々なものが作れるのだと感心するばかりだ。
着替えは終わったがヴィッキーの髪の毛はまだ濡れているようなので、乾かしてあげると言って座ってもらう。その後ろへミーヤが座りドライヤーの風を当て始めた。
「ちょっと! これ何してるの!
なんだか暖かい風があたってるけどなに!? なんなの!?」
「大丈夫、心配ないからじっとしていてよ。
すぐに乾くから待っててちょうだいな」
「何されてるかわからなくて恐いけど気持ちいいわね。
この暖かい風で髪の毛を乾かしているの?」
「そうよ、すぐ乾くし艶も出るんだから。
細工で作ってもらったものだからナウィンでも作れるんじゃないかしら」
ジスコの細工屋はどう見ても凄腕には思えないので、ナウィンであればたやすく作れるのではないかと考えたのだ。問題は使うために召喚術が必要になることくらいだろう。
「はい、えっと、あの……
これならすぐ作れそうです。
でも炉と金床が無いので今すぐは無理です」
「鍛冶やるところならあるよ。
ボク知ってるから教えてあげる」
チカマがそう言ってナウィンを連れて行こうとした。ミーヤは二人を呼びとめてレナージュへ見本を渡すよう頼み、ついでにシャワーも預けてもらった。それにしても、ちびっこ二人が走っていく後姿は微笑ましいものがある。
「あなた達って不思議な事ばかりしてるのね。
俄然興味が湧いてしまったわ。
これからもついていこうかしら」
「ちょっとお姫様なんだからそんな勝手なことしちゃダメでしょ。
私たちが国王に怒られてしまうわ」
「あら、別に問題ないわ。
お父様はお父様、私は私だもの。
跡継ぎはお兄様がいて私の居場所があるわけじゃないしね」
「そんな寂しいこと言わないでよ。
たとえばどこかに領地を貰って街を治めるとかそう言う制度は無いの?」
「ないない、だって人が住むのは神柱のそばって決まってるようなものじゃない。
王都の近くにそんな場所なんてもうないわよ」
そうか、別に限定されているわけでなくとも、人々はみな神柱のそばに住みたがるのだ。トコストから離れた場所にはまだ人の住んでいない神柱はあるようだが、リグマたちが移住を諦めたように住まないだけの理由がある場所ばかりなのだろう。
「じゃあこのバタバ村を貰えばいいじゃないの。
ビス湖とのほぼ中間地点だし、安全なら住みたい人も出てくるんじゃないかしら」
「レナージュいいこと言うじゃない。
そうすればヴィッキーだって一国の主みたいなものよ?」
「ちょっとあなた達さ、私のこと追い払おうとしてない?
ついて行かれるのがそんなに迷惑なわけ?」
「違うって、そういうことじゃないよ。
私はある程度強くなったらカナイ村へ戻るし、レナージュだってジュクシンへ帰るんでしょ?
ずっと冒険者やってるつもりじゃないのよ」
「レナージュはジュクシンの人だったのね。
でもあそこはエルフには住みにくいでしょ」
「まあ神柱の加護は受けれらないけど、冒険者として生きていくには都合がいいからね。
でももう戻らないかもしれないわ。
ナードにこもるよりジスコへ住んでローメンデル山へ通うほうが良さそうだしね」
「あら、酒場のおばちゃんにこき使われるのに慣れちゃったの?
宿代はかからず住めるから悪くはないかもしれないけどね」
「そうなのよね、それに身入りも意外に良くってさ。
タダ酒プラス一日数千は稼げるし、冒険へ出ないで生活できるのもポイントよ」
レナージュはいつの間にか酒場で働くことに抵抗がなくなっていたようだ。最初はあれほど文句を言っていたのが信じられない。やはり原動力はお金なのか。
「ホントあなた達は楽しそうで羨ましいわ。
私なんて城に居たってつまらない毎日なんだから」
やはり農耕国の王女なのに、農業の役に立てないと言うことに引け目を感じているのだろう。兄姉のことは良く知らないけど、比較されたりして肩身が狭いということがあるかもしれない。
「じゃあ私と一緒にカナイ村へ住んでみる?
田舎暮らしは嫌だって言ってたような気もするけどね」
「嫌だなんて言ってないわよ。
都会を知ったミーヤが耐えられないんじゃないのかって心配しただけ。
だってカナイ村ってジスコからも相当遠いでしょ?
食べ物や着るものだってあまりないんじゃないかしら」
「そうなのよねえ、だから色々と持って帰ったり新たに作ったり出来るようにしたいのよ。
外から人が遊びに来たくなるようになれば素敵じゃない?
南の森へ狩りへ行くときに利用してもらえるようになれば、きっと村は潤うわ」
「すごいこと考えてるのね。
それこそ国を築くような大層な計画じゃないの。
そんな簡単にいくものなのかしら」
「簡単ってことは無いでしょうね。
今のカナイ村には無いものばかりだから、少しずつ揃えていくしかないもの。
だから今はそのための経験と勉強をたくさんしたいってわけよ」
「じゃあしばらくは修行の旅ってわけだ。
それなら私がついていっても問題ないわね。
王都の発展よりもミーヤのやろうとしていることのがよほど興味深いわ。
そのうち私も自分の可能性を見つけられるかもしれないしね」
自分の可能性を見つける、その言葉はミーヤ自身も同じことだ。神人と言う特別な境遇に居ながら何の役にも立てないのでは情けない。世界のためになにか出来るなんて思わないが、マールやカナイ村のためになれるくらいにはなりたい。この気持ちは今でもぶれずに持ち続けている。
それだけにヴィッキーの想いは理解できるような気がして、今は彼女のやりたいようにしてもらおうと思うのだった。
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。

異世界に来ちゃったよ!?
いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。
しかし、現在森の中。
「とにきゃく、こころこぉ?」
から始まる異世界ストーリー 。
主人公は可愛いです!
もふもふだってあります!!
語彙力は………………無いかもしれない…。
とにかく、異世界ファンタジー開幕です!
※不定期投稿です…本当に。
※誤字・脱字があればお知らせ下さい
(※印は鬱表現ありです)

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる