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序章 女神との出会いと異世界転生編
04.本心によるもの
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まだ四月だと言うのに風呂上がりだと暑く感じてしまい、今開けたばかりのビールをあっという間に飲みきってしまった。これじゃ明日の朝も辛そうだと思いつつ四本目を手にして部屋へ戻ると、そこには昼間の狐耳メイドが座っていた。
「ちょ、ちょっろ! あなたどうやって入ってきらんすか!?
人の家へ勝手に入ららいでくらさいよ!」
酔っているからか動揺しているからかわからない、もしかしたら両方が理由なのかろれつが回らない。
「まあお構いなく。
ビールおいしい? 仕事は上手くいったのかな?」
「ま、まあそれないにうまくいきますた。
でも会社れはあんまりほうかされなくて……」
「じゃああんまりいいお酒じゃないのかもしれないね。
もし辛いならこっちへいらっしゃい?」
女神はそう言って両手を広げた。あの巨大はモノへ突っ伏したらさぞかし気持ちいいだろうと思い、ふらふらと吸い込まれそうになったが、いつの間にか女神が短剣を握っていたので思いとどまる。
「もしかひて私がとびこんららさすつもりれしたか?」
いよいよしゃべりが怪しくなってきた。普段は一人黙々と飲むだけなので、酔った状態で話をすることがこんなに難しいなんて思ったことがない。
「いえいえとーんでもない。
ちょっとだけお手伝い出来たらいいかなって思っただけだってば」
やはりこのメイドは自称女神というだけで、本当は悪魔なんじゃないかと思ってしまう。もしかしたら寝てしまったところを刺されてしまうなんてことも考えておかなければ。しかし女神にそんなつもりはないようだ。
「もしかしたらと思ったんだけど、この短剣を刺すことが怖いんじゃないのかなってね。
でもこれはね、ブスリと刺すものじゃないんだよ?」
いやいやあんたが刺せって言ったんだよ! と思わず裏手でツッコみたくなるところをぐっと我慢し冷静に聞いてみる。
「れも女神さまが刺せとおったっしゃんれすよね?
それを今りなって刺すらとあろーゆーことれすか?」
「あはは、もう何言ってるかわかんないくらい酔っぱらってるね。
それはともかくちゃんと説明するとね、転生の意思があれば胸に刃を向けるだけで吸い込まれるの。
逆に本心が抵抗していれば何も起きないってことだから、痛いことは何もないよ」
「そうらんれすか?
こんら感じに?」
女神から渡された短剣を逆手に持って自分自身へ向けてみると、今度は本当に刀身が輝きだした。そして七海の意思とは無関係に、いや深層心理では願ってかもしれないが、身体の中へ吸い込まれていく。
「あはははーほんろに痛くない。
なんろもないれすねー」
その頭の悪そうな言葉が七海の最後のセリフとなった。
◇◇◇
時間の経過があやふやな感覚、そもそも時間という概念が無いのかもしれない。とにかく何となくしばらく時間が経ったような、一瞬だったような複雑な感覚…… それを経て意識が戻った七海は大声を上げて飛び起きた、つもりだった。
視界には何もなく感じるのは真っ白というだけ。壁とか空とかそう言うなにか物的なものはなにも映らない。短剣が胸に刺さっていったのははっきりと覚えているし、痛みがなかったことも確かだ。今この現状は自分が死んでしまった感覚なのかもしれないが、なんせ死んだのだとしても初めてのことだから、これがその感覚なのかはわかりようがない。とにかく白い、ただひたすらに白いと言うだけだ。
その白いのが自分なのか自分以外の周囲なのかもわからないが、七海自身がここに存在しているのは意識があることから確からしい。やっぱり死んでしまったのだろうか。死体がある様子もないから、どちらかというと消滅したと言うべきか。これが転生と言うものなのかもしれないが、それももちろん初めての体験なわけだし、とにかくわからないことだらけだ。いったい張本人の女神はどこへ行ってしまったのだろう。
戸惑いと不安を抱える七海は女神へ呼びかけようとしたが、そもそも声が出ない。出来るのは頭の中で考えることだけである。ただし頭がどこにあるのか自分でもわからない。いつまでこのまま放置され続けるのか不安を感じている七海を、さらに不安にさせる音が聞こえた。
『ガッ、ガガー、ザザ、ガーザーザー』
まるで運動会の前に校長先生が挨拶するため、拡声器のスイッチを入れたときのような音。つまりマイクテストのような機械的なものだ。
しかし続けて聞こえたのは校長先生ではなく女神の声だったので、ほんの少しだけ安心できた。
「七海ちゃーん?
私の声、ちゃんと聞こえる?」
『はい、聞こえます』
ちゃんと聞こえたので返事をしてみたが、耳で聞いて口から返事をした感覚は無い。返事が出来たのかどうかすら自分ではわからない。なんといっても肉体がかけらも見当たらないのだから。
「簡単に説明するとね、七海ちゃんはついさっき人間的に言うところの死を迎えました。
でもご安心を! ちゃんと生きています!
死んでなくなったのは肉体だけで、心はそのままだよ。
わかりやすい言葉だと魂ってやつね」
なるほど、やっぱり七海は死んでしまったのか。つまりもう後戻りはできず、このまま異世界で生きていくことを考えなければならないということになる。
「でも不思議だと思わない?
人間の記憶は脳と言う肉体部分へ記憶されているはずなのに、魂だけになっても記憶が残ってる。
ちょっと納得いかなくない?」
そんなこと、すごくどうでもいいし考えたこともない。
「その答えは簡単、記憶と言うのは脳から取り出して外部へ保存することができるからなの。
記憶喪失は記憶が外部へ落ちてしまう現象のことなんだよ?
あとは、たまに他人の記憶を持った人がいるのも、落ちていた記憶が何かのはずみで入ったから。
でも今はそんなこと全然関係ないのでどうでも良かったね。
ここで本題、というわけで、今は七海ちゃんの記憶は短剣の中に入ってるんですー」
なんだかもう返事するのも面倒だし、そもそも何言ってるかさっぱりわからない。科学? これも科学の話なの? なんて嫌気がさしながら女神の話が終わるのをひたすら待ってみる。
「反応うっすー!
興味なかった? ちなみに今はどこにいるでしょうか?
正解はー 七海ちゃんの部屋でーす。
ねえ、もう異世界だと思った? 思った?」
なんでこの軽薄女神はこんなに嬉しそうなんだろう。七海は喋ることすらできないと言うのに、となんだか腹立たしさを感じていた。
「ちょ、ちょっろ! あなたどうやって入ってきらんすか!?
人の家へ勝手に入ららいでくらさいよ!」
酔っているからか動揺しているからかわからない、もしかしたら両方が理由なのかろれつが回らない。
「まあお構いなく。
ビールおいしい? 仕事は上手くいったのかな?」
「ま、まあそれないにうまくいきますた。
でも会社れはあんまりほうかされなくて……」
「じゃああんまりいいお酒じゃないのかもしれないね。
もし辛いならこっちへいらっしゃい?」
女神はそう言って両手を広げた。あの巨大はモノへ突っ伏したらさぞかし気持ちいいだろうと思い、ふらふらと吸い込まれそうになったが、いつの間にか女神が短剣を握っていたので思いとどまる。
「もしかひて私がとびこんららさすつもりれしたか?」
いよいよしゃべりが怪しくなってきた。普段は一人黙々と飲むだけなので、酔った状態で話をすることがこんなに難しいなんて思ったことがない。
「いえいえとーんでもない。
ちょっとだけお手伝い出来たらいいかなって思っただけだってば」
やはりこのメイドは自称女神というだけで、本当は悪魔なんじゃないかと思ってしまう。もしかしたら寝てしまったところを刺されてしまうなんてことも考えておかなければ。しかし女神にそんなつもりはないようだ。
「もしかしたらと思ったんだけど、この短剣を刺すことが怖いんじゃないのかなってね。
でもこれはね、ブスリと刺すものじゃないんだよ?」
いやいやあんたが刺せって言ったんだよ! と思わず裏手でツッコみたくなるところをぐっと我慢し冷静に聞いてみる。
「れも女神さまが刺せとおったっしゃんれすよね?
それを今りなって刺すらとあろーゆーことれすか?」
「あはは、もう何言ってるかわかんないくらい酔っぱらってるね。
それはともかくちゃんと説明するとね、転生の意思があれば胸に刃を向けるだけで吸い込まれるの。
逆に本心が抵抗していれば何も起きないってことだから、痛いことは何もないよ」
「そうらんれすか?
こんら感じに?」
女神から渡された短剣を逆手に持って自分自身へ向けてみると、今度は本当に刀身が輝きだした。そして七海の意思とは無関係に、いや深層心理では願ってかもしれないが、身体の中へ吸い込まれていく。
「あはははーほんろに痛くない。
なんろもないれすねー」
その頭の悪そうな言葉が七海の最後のセリフとなった。
◇◇◇
時間の経過があやふやな感覚、そもそも時間という概念が無いのかもしれない。とにかく何となくしばらく時間が経ったような、一瞬だったような複雑な感覚…… それを経て意識が戻った七海は大声を上げて飛び起きた、つもりだった。
視界には何もなく感じるのは真っ白というだけ。壁とか空とかそう言うなにか物的なものはなにも映らない。短剣が胸に刺さっていったのははっきりと覚えているし、痛みがなかったことも確かだ。今この現状は自分が死んでしまった感覚なのかもしれないが、なんせ死んだのだとしても初めてのことだから、これがその感覚なのかはわかりようがない。とにかく白い、ただひたすらに白いと言うだけだ。
その白いのが自分なのか自分以外の周囲なのかもわからないが、七海自身がここに存在しているのは意識があることから確からしい。やっぱり死んでしまったのだろうか。死体がある様子もないから、どちらかというと消滅したと言うべきか。これが転生と言うものなのかもしれないが、それももちろん初めての体験なわけだし、とにかくわからないことだらけだ。いったい張本人の女神はどこへ行ってしまったのだろう。
戸惑いと不安を抱える七海は女神へ呼びかけようとしたが、そもそも声が出ない。出来るのは頭の中で考えることだけである。ただし頭がどこにあるのか自分でもわからない。いつまでこのまま放置され続けるのか不安を感じている七海を、さらに不安にさせる音が聞こえた。
『ガッ、ガガー、ザザ、ガーザーザー』
まるで運動会の前に校長先生が挨拶するため、拡声器のスイッチを入れたときのような音。つまりマイクテストのような機械的なものだ。
しかし続けて聞こえたのは校長先生ではなく女神の声だったので、ほんの少しだけ安心できた。
「七海ちゃーん?
私の声、ちゃんと聞こえる?」
『はい、聞こえます』
ちゃんと聞こえたので返事をしてみたが、耳で聞いて口から返事をした感覚は無い。返事が出来たのかどうかすら自分ではわからない。なんといっても肉体がかけらも見当たらないのだから。
「簡単に説明するとね、七海ちゃんはついさっき人間的に言うところの死を迎えました。
でもご安心を! ちゃんと生きています!
死んでなくなったのは肉体だけで、心はそのままだよ。
わかりやすい言葉だと魂ってやつね」
なるほど、やっぱり七海は死んでしまったのか。つまりもう後戻りはできず、このまま異世界で生きていくことを考えなければならないということになる。
「でも不思議だと思わない?
人間の記憶は脳と言う肉体部分へ記憶されているはずなのに、魂だけになっても記憶が残ってる。
ちょっと納得いかなくない?」
そんなこと、すごくどうでもいいし考えたこともない。
「その答えは簡単、記憶と言うのは脳から取り出して外部へ保存することができるからなの。
記憶喪失は記憶が外部へ落ちてしまう現象のことなんだよ?
あとは、たまに他人の記憶を持った人がいるのも、落ちていた記憶が何かのはずみで入ったから。
でも今はそんなこと全然関係ないのでどうでも良かったね。
ここで本題、というわけで、今は七海ちゃんの記憶は短剣の中に入ってるんですー」
なんだかもう返事するのも面倒だし、そもそも何言ってるかさっぱりわからない。科学? これも科学の話なの? なんて嫌気がさしながら女神の話が終わるのをひたすら待ってみる。
「反応うっすー!
興味なかった? ちなみに今はどこにいるでしょうか?
正解はー 七海ちゃんの部屋でーす。
ねえ、もう異世界だと思った? 思った?」
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