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15.愛無きことを知る女
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「言い分はわかるよ? この展開もそこそこ想像はついてた。
まあタカシのことだから、女がらみで何があっても驚きはしないよ?
そんで愛されてないアタシが彼女面してこんなこと言いたくないけどさぁ。
―― この寝盗り女! なんでそんなことになってんのよ!」
「だから説明したでしょ? 運命なんだってば。
急に閃いちゃったんだから、マジで。
疑うなら金ちゃんに聞いてみてよ」
「いや、金子君には興味ないしどうでもいいわ。
アタシはこの痩せぎすでいかにも不健康そうなこの子なの? って言いたいの!
別にかわいくないわけじゃないし若いし細いしわかいしさ……
とりあえずいつものようにさせてもらうわよ?」
「う、うん、オレはいいけど、一応本人に了承してもらってよ?
でもその前に飯にしたいかな、なんて思ってんだけどどう?」
「わかってるわよ、もうできてるから今用意するけどさ……
だからなんでアンタたちは小さいテーブルに並んじゃってそれぞれ座らないわけ!? どう見たって二人掛けじゃないでしょうに!」
「あ、ごめんなさい美咲ちゃん? お姉さんって呼んだ方がいい?
ウチは美知子だからミチでいいよ?」
「美咲でいいわよ?
ミチはどうやってタカシと出会ったわけ?
学校も違うしそれまで接点なんて無かったんでしょ?」
美咲はやれやれと言いたそうに首を振りながら美知子へ尋ねる。すると、美知子はいそいそと高波の横から離れ、美咲の正面へ座る位置を変えた。
「ミチもわかんないんだけど、なんか運命?
学校終っても帰らないで待ってるようにって誰かに言われた気がしたの。
でもいっつも一人だからそんなことないはずなんだけど待ってみた。
そしたらタカシが来て、一目見たらこの人かなって思っちゃったのよねぇ」
「オレもそんな感じでどうしても西高へ行かねえとってさ。
そしたらちょうどオレの前に校舎からミチが出てきたんだよ。
これ運命だわ、じゃじゃじゃじゃーんだわって感じ?」
「あったまイタ…… でも二人ともそんなこと感じるなんてことあるのかなぁ。
アタシにはそんな相手いないわけ?
今までさんざんタカシの面倒見てきたけどそんなの無かったのが悔しい……」
「いやマジで感謝してるよ、オレは美咲ちゃんのことも他の子も好きだよ?
だから裏切る真似みたいなことしたくなくて相談してるんだよね。
なんかオレにできる仕事と住むところがすぐにでも必要なんだもん」
「はあ、それを平気で口にするところが憎たらしいくらいに愛らしいわ。
ちょっと他の子たちと相談するからご飯食べちゃいなさい。
食べ終わったら後片付けくらいできるでしょ?
それが今日のバイトってことにしてあげるわ。
アタシにもちょっとだけプライドがあるから、他の女の子のために小遣いあげたくないもの」
「恩にきるよ、感謝!
ちゃんと美咲ちゃんのこと満足させるからね」
またもや美咲は首を大きく振って思いっきり息を吐いた。グループメッセには事の顛末を流しているが、今すぐに返事が返ってくることは無さそうだ。とりあえず気持ちを落ち着けるために美咲も夕飯を食べることにした。
自分が男子高校生を囲い、その子が好きな女子が出来たと連れてきて相談される。平凡だと思っていた自分の人生にこんな非現実的なことが訪れるとは、などと動揺している美咲だった。
まあタカシのことだから、女がらみで何があっても驚きはしないよ?
そんで愛されてないアタシが彼女面してこんなこと言いたくないけどさぁ。
―― この寝盗り女! なんでそんなことになってんのよ!」
「だから説明したでしょ? 運命なんだってば。
急に閃いちゃったんだから、マジで。
疑うなら金ちゃんに聞いてみてよ」
「いや、金子君には興味ないしどうでもいいわ。
アタシはこの痩せぎすでいかにも不健康そうなこの子なの? って言いたいの!
別にかわいくないわけじゃないし若いし細いしわかいしさ……
とりあえずいつものようにさせてもらうわよ?」
「う、うん、オレはいいけど、一応本人に了承してもらってよ?
でもその前に飯にしたいかな、なんて思ってんだけどどう?」
「わかってるわよ、もうできてるから今用意するけどさ……
だからなんでアンタたちは小さいテーブルに並んじゃってそれぞれ座らないわけ!? どう見たって二人掛けじゃないでしょうに!」
「あ、ごめんなさい美咲ちゃん? お姉さんって呼んだ方がいい?
ウチは美知子だからミチでいいよ?」
「美咲でいいわよ?
ミチはどうやってタカシと出会ったわけ?
学校も違うしそれまで接点なんて無かったんでしょ?」
美咲はやれやれと言いたそうに首を振りながら美知子へ尋ねる。すると、美知子はいそいそと高波の横から離れ、美咲の正面へ座る位置を変えた。
「ミチもわかんないんだけど、なんか運命?
学校終っても帰らないで待ってるようにって誰かに言われた気がしたの。
でもいっつも一人だからそんなことないはずなんだけど待ってみた。
そしたらタカシが来て、一目見たらこの人かなって思っちゃったのよねぇ」
「オレもそんな感じでどうしても西高へ行かねえとってさ。
そしたらちょうどオレの前に校舎からミチが出てきたんだよ。
これ運命だわ、じゃじゃじゃじゃーんだわって感じ?」
「あったまイタ…… でも二人ともそんなこと感じるなんてことあるのかなぁ。
アタシにはそんな相手いないわけ?
今までさんざんタカシの面倒見てきたけどそんなの無かったのが悔しい……」
「いやマジで感謝してるよ、オレは美咲ちゃんのことも他の子も好きだよ?
だから裏切る真似みたいなことしたくなくて相談してるんだよね。
なんかオレにできる仕事と住むところがすぐにでも必要なんだもん」
「はあ、それを平気で口にするところが憎たらしいくらいに愛らしいわ。
ちょっと他の子たちと相談するからご飯食べちゃいなさい。
食べ終わったら後片付けくらいできるでしょ?
それが今日のバイトってことにしてあげるわ。
アタシにもちょっとだけプライドがあるから、他の女の子のために小遣いあげたくないもの」
「恩にきるよ、感謝!
ちゃんと美咲ちゃんのこと満足させるからね」
またもや美咲は首を大きく振って思いっきり息を吐いた。グループメッセには事の顛末を流しているが、今すぐに返事が返ってくることは無さそうだ。とりあえず気持ちを落ち着けるために美咲も夕飯を食べることにした。
自分が男子高校生を囲い、その子が好きな女子が出来たと連れてきて相談される。平凡だと思っていた自分の人生にこんな非現実的なことが訪れるとは、などと動揺している美咲だった。
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