175 / 376
第八章 霜月(十一月)
171.十一月一日 放課後 少女探偵団
しおりを挟む
まあ飽きもせず毎日のように同じ顔を突き合わせてたわいもない話を繰り返すことができるものだな、などととても口には出せないと思いつつ、同じ日々の繰り返しを捨て去ってここにいる巳女は、この日も美晴と夢路に常世の住人と会話ができる術をかけていた。
巳女を模倣した姿になった二人の元の体はぬけがらとなり、不自然なまでに寄せた椅子でお互いよりそったまま意識を無くしている。その代わりにテーブルの上には術元の巳女、同じ姿の白蛇が二体、そして綾乃の遣いである藻孤が陣取っていた。
「だから綾ちゃんってばちゃんと聞いてる?
八早月ちゃんとハルったらホント酷いんだからさ。
授業中なのに二人だけで楽しそうに話してズルい! しかも私はよそ見ばかりしてるって怒られちゃったんだからね?」
「先生に怒られたのは夢がよそ見しすぎだったんだから仕方ないでしょ。
席順を決めたのだってくじ引きだもん、アタシのせいでも八早月ちゃんのせいでもないっての」
「そうね、隠し事しているわけではないのだから許してもらえないかしら?
その後の休み時間に全部説明したのだしね」
「でも途中で『それはさっき聞いた』とか『次は次は?』とか言ってさ。
ハルったら一人だけ楽しんでズルいよ、私の近くの人と席交換してもらって!
私だけ一番前の席だからなにかするとすぐ先生に見つかっちゃうしさあ」
「でもそれは視力検査を考慮してのものだから仕方ないのではなくて?
お陰さまで私は視力抜群、検査でも2.0だったわ」
「八早月ちゃんの目はちょっとズルだと思うよ……
凄い遠くからでも見えてるみたいだからきっと測れないだけでもっといいんだろうね」
「うんうん、きっとそうだとおもうよ?
テレビで見たことあるけど、広い国に住んでいる人たちは視力6.0とかあるらしいからね」
直前まで文句を言っていた夢路もすぐに別の話に夢中になり、いつの間にか機嫌も良くなっていた。とは言っても、最初から本気で怒っているわけではないので、怒りが収まったと言うのもおかしな話ではある。
「それで八早月ちゃん、あの人形はどうするの?
大分汚れているから服くらい着替えさせてあげないとかわいそうじゃない?
大きさをみると良くある一般的な物だと思うけどね」
「人形と言うのは着替えさせるものなのかしら。
私は人形を手にしたことが無くてわからないわ、綾乃さんは持っているの?」
「そりゃ一般的には女の子なら人形の一体くらい持っているんじゃないかな。
私の部屋にもあったんだけど泊まりに来た時に気付かなかった?」
「全然気が付かなかったわ、目に入ったのは棚のぬいぐるみたちくらいかしら。
もしかして美晴さんと夢路さんも持っているの?」
「もしかしてって失礼しちゃうな、アタシだって女の子なんだからね。
人形の一人や二人…… うちにはいないです…… 小さい頃にはあったけどなー」
「ハルはモノ持ちが悪すぎなんだよ、飽きっぽいしさ。
うちにはあるよ、着せ替え人形のノコちゃんってやつ。
凄い流行ってたしハルのうちにもあったでしょ」
「ああ、あのぬいぐるみみたいな人形ね。
私は持ってないけど、三つ下の従妹がいつもおんぶしてて可愛かったなー
ママが着替えを縫ってあげたこともあったっけ」
「綾乃さんのお母様は本当に器用ね。
お料理も上手だし気遣いも出来てちゃんとした大人の女性って感じだわ」
八早月は思わず、幼く破天荒な自分の母である手繰と比べて率直な感想を述べた。手繰は家事は全くできないだけでなく、手先を使ったことも大抵は苦手で、むしろ得意なことがなにかあるのかと言うくらい不器用だ。
だがその実、幼少期から数字には強く金勘定が得意だった。なんと言っても八早月と同じ中学生の頃には会社の帳簿を眺めはじめ、高校へ上がるころには経費削減や業務効率化を提案するほどだったのである。
その成果が親の目を曇らせ、九遠エネルギーは手繰に相続させると遺言状に書き残させる暴挙を現実のものとしてしまったのだ。そして当の手繰が今どうしているかは今更語る必要もないだろう。
だが今は手繰のことなどどうでもよく、主題は人形のことである。八早月は和装の人形であることからこれが話に聞く節句の雛人形だろうと思い込んでいた。しかし綾乃の言い方から察すると、おもちゃの着せ替え人形の類であるようだ。
「話がそれたわね、それで綾乃さん? この人形は節句のものではないのですね?
そのなんとかちゃんのような着せ替え人形と言うものなのかもしれませんが、私はどれも実物を見たことがなく判断できないのですよ」
「うん、これは雛人形じゃないよ、夢ちゃんなら知ってそうだけど球体関節人形ね。
手足とかの関節がかなり自由に動くんだけど高級品は何十万円もするらしいよ?
でも簡単に捨てちゃうんだから高価ではないのか、それとも……」
「よほどお子さんのことで辛い思いをしたか、でしょうね。
雰囲気からすると親御さんが呪いに使った形跡は無さそうなのが救いかしら。
そう言えばその行方不明になったお子さんはその後、状況はともかく見つかりはしたのかしら」
「ちょっと八早月ちゃん…… 状況はともかくって、えっと、そういう事でしょ?
あんまり怖い方向に考えすぎないでよね」
「夢路さんは怖い話が苦手でしたね。でも世間一般では妖も怖い部類では?
今は自ら妖の力を借り、妖の姿になっていると思うのですけれど?」
「それはそれ、これはこれ、幽霊や事件と妖は別なんだから。
でも確かに事件がどうなったかは気になるかもしれない……」
「ヨシわかった! それならさ、アタシたちで調べてみようよ。
すぐ隣の近名井村でそんな事件が未解決だったら怖いじゃない?
行方不明事件なんてそうそうないから当時のことはすぐわかるだろうしね」
どうやらこの行方不明事件が美晴のなにかに触れてしまったらしく、瞳を輝かせて俄然やる気と言った様子である。その姿は決して授業中には見られないものなのは間違いなかった。
「ふふ、怪人はいないけど探偵団の発足ね。
言うなれば『僕らは』、いや『私たちは』か、少女探偵団ってところかな。
なんだかおもしろくなってきたね!」
意外にも綾乃までやる気を見せ始めている。そう言えば綾乃の部屋の本棚には江戸川乱歩の怪人二十面相全集が納められていたことを八早月は思い出していた。つまり綾乃は推理やミステリーが好きなのではないかとの推測が立つ。
では美晴はどうかと言うと、ただ単に日常に刺激があればなんでもいいというタイプだ。特に推理や探偵に思い入れがあるわけではないし、普段から推理小説はおろか中高生向けの文庫等に手を伸ばすこともない。辛うじて流行りのマンガは夢路を通じて借りて読む程度である。
そしてマンガだけでなく、小説でもテレビドラマでも架空の話が大好きな夢路は、意外なことにミステリーや推理物は嗜好の範囲外だ。とは言え苦手なわけではなく普段あまり選ばないと言うだけで、現実で直面した現在の不思議な出来事には興味津々だった。
つまり、今のこの三人はやる気に満ち溢れており、八早月がどうこう言っても止められる気配はない。それに止める理由もないと言ってしまえばその通りでもある。それに近名井村に一番近い町に住んでいて八早月よりも人脈に期待できる美晴と夢路なら事件の詳細がすぐわかるかもしれない。
願わくばあまり凄惨なものでないことを祈りつつも、まずは事実を確認する必要があるだろう。そんなことを考えていた八早月は、この人形から言葉が発せられている理由について思い当たることがいくつかあり、そのどれもが当たっていないことを願った。
巳女を模倣した姿になった二人の元の体はぬけがらとなり、不自然なまでに寄せた椅子でお互いよりそったまま意識を無くしている。その代わりにテーブルの上には術元の巳女、同じ姿の白蛇が二体、そして綾乃の遣いである藻孤が陣取っていた。
「だから綾ちゃんってばちゃんと聞いてる?
八早月ちゃんとハルったらホント酷いんだからさ。
授業中なのに二人だけで楽しそうに話してズルい! しかも私はよそ見ばかりしてるって怒られちゃったんだからね?」
「先生に怒られたのは夢がよそ見しすぎだったんだから仕方ないでしょ。
席順を決めたのだってくじ引きだもん、アタシのせいでも八早月ちゃんのせいでもないっての」
「そうね、隠し事しているわけではないのだから許してもらえないかしら?
その後の休み時間に全部説明したのだしね」
「でも途中で『それはさっき聞いた』とか『次は次は?』とか言ってさ。
ハルったら一人だけ楽しんでズルいよ、私の近くの人と席交換してもらって!
私だけ一番前の席だからなにかするとすぐ先生に見つかっちゃうしさあ」
「でもそれは視力検査を考慮してのものだから仕方ないのではなくて?
お陰さまで私は視力抜群、検査でも2.0だったわ」
「八早月ちゃんの目はちょっとズルだと思うよ……
凄い遠くからでも見えてるみたいだからきっと測れないだけでもっといいんだろうね」
「うんうん、きっとそうだとおもうよ?
テレビで見たことあるけど、広い国に住んでいる人たちは視力6.0とかあるらしいからね」
直前まで文句を言っていた夢路もすぐに別の話に夢中になり、いつの間にか機嫌も良くなっていた。とは言っても、最初から本気で怒っているわけではないので、怒りが収まったと言うのもおかしな話ではある。
「それで八早月ちゃん、あの人形はどうするの?
大分汚れているから服くらい着替えさせてあげないとかわいそうじゃない?
大きさをみると良くある一般的な物だと思うけどね」
「人形と言うのは着替えさせるものなのかしら。
私は人形を手にしたことが無くてわからないわ、綾乃さんは持っているの?」
「そりゃ一般的には女の子なら人形の一体くらい持っているんじゃないかな。
私の部屋にもあったんだけど泊まりに来た時に気付かなかった?」
「全然気が付かなかったわ、目に入ったのは棚のぬいぐるみたちくらいかしら。
もしかして美晴さんと夢路さんも持っているの?」
「もしかしてって失礼しちゃうな、アタシだって女の子なんだからね。
人形の一人や二人…… うちにはいないです…… 小さい頃にはあったけどなー」
「ハルはモノ持ちが悪すぎなんだよ、飽きっぽいしさ。
うちにはあるよ、着せ替え人形のノコちゃんってやつ。
凄い流行ってたしハルのうちにもあったでしょ」
「ああ、あのぬいぐるみみたいな人形ね。
私は持ってないけど、三つ下の従妹がいつもおんぶしてて可愛かったなー
ママが着替えを縫ってあげたこともあったっけ」
「綾乃さんのお母様は本当に器用ね。
お料理も上手だし気遣いも出来てちゃんとした大人の女性って感じだわ」
八早月は思わず、幼く破天荒な自分の母である手繰と比べて率直な感想を述べた。手繰は家事は全くできないだけでなく、手先を使ったことも大抵は苦手で、むしろ得意なことがなにかあるのかと言うくらい不器用だ。
だがその実、幼少期から数字には強く金勘定が得意だった。なんと言っても八早月と同じ中学生の頃には会社の帳簿を眺めはじめ、高校へ上がるころには経費削減や業務効率化を提案するほどだったのである。
その成果が親の目を曇らせ、九遠エネルギーは手繰に相続させると遺言状に書き残させる暴挙を現実のものとしてしまったのだ。そして当の手繰が今どうしているかは今更語る必要もないだろう。
だが今は手繰のことなどどうでもよく、主題は人形のことである。八早月は和装の人形であることからこれが話に聞く節句の雛人形だろうと思い込んでいた。しかし綾乃の言い方から察すると、おもちゃの着せ替え人形の類であるようだ。
「話がそれたわね、それで綾乃さん? この人形は節句のものではないのですね?
そのなんとかちゃんのような着せ替え人形と言うものなのかもしれませんが、私はどれも実物を見たことがなく判断できないのですよ」
「うん、これは雛人形じゃないよ、夢ちゃんなら知ってそうだけど球体関節人形ね。
手足とかの関節がかなり自由に動くんだけど高級品は何十万円もするらしいよ?
でも簡単に捨てちゃうんだから高価ではないのか、それとも……」
「よほどお子さんのことで辛い思いをしたか、でしょうね。
雰囲気からすると親御さんが呪いに使った形跡は無さそうなのが救いかしら。
そう言えばその行方不明になったお子さんはその後、状況はともかく見つかりはしたのかしら」
「ちょっと八早月ちゃん…… 状況はともかくって、えっと、そういう事でしょ?
あんまり怖い方向に考えすぎないでよね」
「夢路さんは怖い話が苦手でしたね。でも世間一般では妖も怖い部類では?
今は自ら妖の力を借り、妖の姿になっていると思うのですけれど?」
「それはそれ、これはこれ、幽霊や事件と妖は別なんだから。
でも確かに事件がどうなったかは気になるかもしれない……」
「ヨシわかった! それならさ、アタシたちで調べてみようよ。
すぐ隣の近名井村でそんな事件が未解決だったら怖いじゃない?
行方不明事件なんてそうそうないから当時のことはすぐわかるだろうしね」
どうやらこの行方不明事件が美晴のなにかに触れてしまったらしく、瞳を輝かせて俄然やる気と言った様子である。その姿は決して授業中には見られないものなのは間違いなかった。
「ふふ、怪人はいないけど探偵団の発足ね。
言うなれば『僕らは』、いや『私たちは』か、少女探偵団ってところかな。
なんだかおもしろくなってきたね!」
意外にも綾乃までやる気を見せ始めている。そう言えば綾乃の部屋の本棚には江戸川乱歩の怪人二十面相全集が納められていたことを八早月は思い出していた。つまり綾乃は推理やミステリーが好きなのではないかとの推測が立つ。
では美晴はどうかと言うと、ただ単に日常に刺激があればなんでもいいというタイプだ。特に推理や探偵に思い入れがあるわけではないし、普段から推理小説はおろか中高生向けの文庫等に手を伸ばすこともない。辛うじて流行りのマンガは夢路を通じて借りて読む程度である。
そしてマンガだけでなく、小説でもテレビドラマでも架空の話が大好きな夢路は、意外なことにミステリーや推理物は嗜好の範囲外だ。とは言え苦手なわけではなく普段あまり選ばないと言うだけで、現実で直面した現在の不思議な出来事には興味津々だった。
つまり、今のこの三人はやる気に満ち溢れており、八早月がどうこう言っても止められる気配はない。それに止める理由もないと言ってしまえばその通りでもある。それに近名井村に一番近い町に住んでいて八早月よりも人脈に期待できる美晴と夢路なら事件の詳細がすぐわかるかもしれない。
願わくばあまり凄惨なものでないことを祈りつつも、まずは事実を確認する必要があるだろう。そんなことを考えていた八早月は、この人形から言葉が発せられている理由について思い当たることがいくつかあり、そのどれもが当たっていないことを願った。
0
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

これもなにかの縁ですし 〜あやかし縁結びカフェとほっこり焼き物めぐり
枢 呂紅
キャラ文芸
★第5回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました!応援いただきありがとうございます★
大学一年生の春。夢の一人暮らしを始めた鈴だが、毎日謎の不幸が続いていた。
悪運を祓うべく通称:縁結び神社にお参りした鈴は、そこで不思議なイケメンに衝撃の一言を放たれてしまう。
「だって君。悪い縁(えにし)に取り憑かれているもの」
彼に連れて行かれたのは、妖怪だけが集うノスタルジックなカフェ、縁結びカフェ。
そこで鈴は、妖狐と陰陽師を先祖に持つという不思議なイケメン店長・狐月により、自分と縁を結んだ『貧乏神』と対峙するけども……?
人とあやかしの世が別れた時代に、ひとと妖怪、そして店主の趣味のほっこり焼き物が交錯する。
これは、偶然に出会い結ばれたひととあやかしを繋ぐ、優しくあたたかな『縁結び』の物語。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる