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第五章 戦いの日々
49.行方判明
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戦が終わってから六日が過ぎた。書状を届けてからは四日経過と言うことになるが未だ返事は来ていない。トーラス卿がどういう手に出てくるのか興味はあるが、ハマルカイトと通じていたとしたら結託して王国軍を動かし共に攻めてくることも考えられる。向こうが大規模な侵攻を準備しているとするとそうそう動きはないだろう。
動きがないならないで悪くない。久し振りにのんびりとした時間を過ごしていた私は、昼食を食べてから庭でジムジイと一緒に薪割をしていた。するとそこへグランがなにか叫びながら走ってくる。とうとう動きがあったのかと身構えたがどうやら違ったらしい。
「おーい、いたぞ、あいつがいやがった!」
「あいつって誰よ、何をそんなにあわてているの?」
「ダグラスがいたんだよ!
あの野郎鉱山で働いてやがった」
「ええっ!? なんでそんなところに?
良く今まで気が付かなかったわね」
「他の連中は新人か捕虜か何かだと思って気にしてなかったらしい。
騎士団も自警団もヤツの顔知らなかったからな。
さっき当番の交代で俺も行ったんだがそこでようやく気が付いたってわけだ」
「てっきりトーラス卿のところへ帰ったとばかり思ってたわ。
それにしてもなんで鉱山に行ったのかしら」
「それは聞いてねえからわからねえ。
でもここはいいところだ、なんて言ってたよ。
仕事が終わったら屋敷へ来いと言っておいたぜ」
「ありがとう、あんな遠くまで歩いて野垂れ死にでもされなくて良かったわ。
自分の目で色々と確かめようとするなんていい心がけだわ。
帰ってきたらお風呂入れてあげてね」
私はまさかの出来事に上機嫌で薪を積み重ねていった。なんといっても、ついこの間まで敵だった人が、自分たちのやってきたことに興味を持ってくれたことが嬉しかったのだ。
努力が必ずしも報われないことはわかっているが、それでもこうやってなにかを感じてくれる人はいる。やってきたことは無駄じゃなかったのだ。
「ジムジイ、薪はこのくらいでいいわ。
みんなが帰ってくるまで休憩でいいわよ。
足の具合はどうかしら、あまり無理はしないでね」
「お気遣いありがてえです。
お嬢様のためならごのジム、身を粉にして働きやすぜ」
「粉になったら働けなくなるからほどほどにね。
夕飯にお酒一杯だけつけてもらうよう頼んでおくわ」
「へっへ、ありがてえ。
こりゃもう一仕事しねえと喉が渇きませんな。
では失礼いたします」
ご機嫌で笑うジムジイはそう言うと厩舎へ戻っていった。働き者なのできっと掃除でもするのだろう。でも私はそろそろ限界なのでお昼寝タイムだ。
最近ようやくわかってきたのだが、力を使うと眠くなるような気がする。だってこの年なっても毎日昼寝が必要だなんていくらなんでもおかしい。幼かった頃ならまだしも今はもう十五歳なのだ。
心の中で言い訳をしながら自室へ戻ると今日の当番であるルアが待っていた。床に伏せながら夢中になってペンを走らせている。どうやら勉強していたようだ。
「ルア、勉強しているの?
私お昼寝するから気にしないで続けていいわよ。
なんならそっちの机使っていいんだからね」
「はい、ありがとうございます。
でも寝転がって足をぶらぶらさせてるのが好きなので……」
「ふふ、それなら構わないわ。
それとも一緒にお昼寝する?」
「そんな! レン様と同じお布団だなんて無礼なことできません!」
「私が良いって言うんだから構わないわよ。
それにルアはいつもノルンに一緒に寝てもらってるんでしょ?
私だってたまには誰かと一緒に寝たいのよね」
「それは……
レン様も寂しいときがあるのですか?」
「もちろんあるわ、もう何年も周囲が大人ばかりだったんだもの。
だからルアたちが来てくれてうれしかったなあ。
でも私の我がままのせいでルアたちが寂しい思いしてるならごめんなさいね」
「とんでもありません!
本当なら口減らしでどこかへ売られるはずだったんです。
それがこうして働く場所と住まいに食事をいただき、両親にも会えるんですから。
とても感謝しているんです! みんなも同じだと思います!」
「そう言ってもらえると安心するわ。
さ、こっちきて、眠るまで隣にいてくれるだけでいいの」
なんかドラマに出てくるエロオヤジみたいだなんて思いながら横になると、ルアは素直に添い寝してくれた。私はなんだかとても安心して眠りにつくことが出来た。
「あらあら、二人ともよく寝てるわね。
おうお夕飯の時間よ、起きなさい」
「ああ、もうそんな時間なのね。
クラリスが起こしに来るなんて珍しい」
「だってルアちゃんも行方が分からないんですもの。
きっと一緒に寝ちゃってるだろうなって思って見物に来たのよ。
おかげで二人のカワイイ寝顔が見られて嬉しいわ」
まったくおかしなところを見られてしまった。別にやましくはないし私にとっては日常的なことだけど、仕事をさぼって寝ていたルアが叱られるといけないと気を利かせてくれたように感じる。
クラリスは本当に優しくて気の利く大人の女性である。私もこうなりたいと常日頃思っているが、たまに見せる影のある表情は彼女の人生が平たんではなかったことを示しているのだろう。
「そういえばダグラスは帰ってきたのかしら。
知ってる? あの人ったら鉱山で働いてたんですって」
「さっきグランに聞いたわ。
いなくなったと思ったら逃げもせずに鉱山んへ行ったなんて面白い方よね」
「面白いけど一言断ってほしかったわ。
まさか歩いてトーラス領まで戻るつもりなのかと心配してたんだもの。
とにかく無事でいてくれてよかったわ」
ルアを起こしてからクラリスと三人で階下へ向かうとどうにもにぎやかな声が聞こえてきた。今日はお酒を出す比ではないはずだけど宴会でもしているかのような騒ぎだ。いったい何事だろう。
「―― いやなに、ほんの気まぐれで見に行っただけですよ。
それなのに新入りか、なんて言われて連れてかれてしまいましてね。
結局グラン殿がやってくるまで誰にも言い出せず働いてたってわけです」
「あんた本当に面白いわ。
仮にも騎士団長なんて肩書があるんだから威厳を持って断りゃよかったんだよ。
あそこの連中はレムナンド領から逃げだして移住してきた連中さ。
神経が図太くて図々しいから大人しくしてたらなすがままだよ」
「それにしても帰りに酒まで貰って来るとは恐れ入る。
普段は週に一度しか飲ませていただけませんからな、ガッハッハ」
ダグラスが戻ってきたのはいいけれど、お土産にもらって来たらしいお酒を飲んでグランも、そしてルモンドまでいい感じに酔っぱらって騒いでいる。こんなに騒ぐのはホント珍しいことだ。
「ちょっとあなた達、二階まで響いているわよ?
他の人たちだって飲みたいでしょうに自分たちばっかり!」
「大丈夫だ、酒はまだまだあるからな。
あいつらは今風呂に入ってるよ。
夕飯と一緒に持って行かせるさ」
「それにしてもルモンドまでこんなにはしゃいでいるのは珍しいわね。
随分ご機嫌じゃないの」
「いやあこれは姫様、お目覚めですかな?
今宵は新たな仲間が加わっためでたい日ですからな。
いつ飲んでも楽しい酒は良いものですな」
「この間も勝利の美酒はたまらないとか言ってたくせに。
それに新しい仲間ってなんのこと?」
「さっき庭で伝えたじゃねえか。
ダグラスが配下になりてえって話のことよ」
確かにいいところだと言っていたことは聞いたが配下に加わるなんて聞いていない。しかしこの酔っ払いたちに何を言っても今は無駄だろう。私は頭を掻きながらテーブルへ座った。
「じゃあダグラスはルモンドが面倒見てちょうだい。
身体が大きいから武具も吊るしじゃ着られないだろうから作ってあげなさいよ。
トーラス卿との件が片付くまでは騎士として任命できないからそのつもりでいてね」
「はっ! このダグラス・ホーン、アローフィールズ伯爵閣下へ命を捧げます。
何なりとお申し付けください!」
「あなたの命なんていらないわ。
命令は一つだけ、なにより命を大切にしなさい。
簡単に死ぬようなことがあったら許さないからね。」
そんな当たり前のことを言っただけなのにダグラスは大きな声を上げながら泣きだした。なんとも感受性の強いオジサマだこと。それとも酔うと泣き上戸になるのかしら?
私はまた癖の強い人が加わったなと呆れ顔で、しかしとても嬉しく思うのだった。
動きがないならないで悪くない。久し振りにのんびりとした時間を過ごしていた私は、昼食を食べてから庭でジムジイと一緒に薪割をしていた。するとそこへグランがなにか叫びながら走ってくる。とうとう動きがあったのかと身構えたがどうやら違ったらしい。
「おーい、いたぞ、あいつがいやがった!」
「あいつって誰よ、何をそんなにあわてているの?」
「ダグラスがいたんだよ!
あの野郎鉱山で働いてやがった」
「ええっ!? なんでそんなところに?
良く今まで気が付かなかったわね」
「他の連中は新人か捕虜か何かだと思って気にしてなかったらしい。
騎士団も自警団もヤツの顔知らなかったからな。
さっき当番の交代で俺も行ったんだがそこでようやく気が付いたってわけだ」
「てっきりトーラス卿のところへ帰ったとばかり思ってたわ。
それにしてもなんで鉱山に行ったのかしら」
「それは聞いてねえからわからねえ。
でもここはいいところだ、なんて言ってたよ。
仕事が終わったら屋敷へ来いと言っておいたぜ」
「ありがとう、あんな遠くまで歩いて野垂れ死にでもされなくて良かったわ。
自分の目で色々と確かめようとするなんていい心がけだわ。
帰ってきたらお風呂入れてあげてね」
私はまさかの出来事に上機嫌で薪を積み重ねていった。なんといっても、ついこの間まで敵だった人が、自分たちのやってきたことに興味を持ってくれたことが嬉しかったのだ。
努力が必ずしも報われないことはわかっているが、それでもこうやってなにかを感じてくれる人はいる。やってきたことは無駄じゃなかったのだ。
「ジムジイ、薪はこのくらいでいいわ。
みんなが帰ってくるまで休憩でいいわよ。
足の具合はどうかしら、あまり無理はしないでね」
「お気遣いありがてえです。
お嬢様のためならごのジム、身を粉にして働きやすぜ」
「粉になったら働けなくなるからほどほどにね。
夕飯にお酒一杯だけつけてもらうよう頼んでおくわ」
「へっへ、ありがてえ。
こりゃもう一仕事しねえと喉が渇きませんな。
では失礼いたします」
ご機嫌で笑うジムジイはそう言うと厩舎へ戻っていった。働き者なのできっと掃除でもするのだろう。でも私はそろそろ限界なのでお昼寝タイムだ。
最近ようやくわかってきたのだが、力を使うと眠くなるような気がする。だってこの年なっても毎日昼寝が必要だなんていくらなんでもおかしい。幼かった頃ならまだしも今はもう十五歳なのだ。
心の中で言い訳をしながら自室へ戻ると今日の当番であるルアが待っていた。床に伏せながら夢中になってペンを走らせている。どうやら勉強していたようだ。
「ルア、勉強しているの?
私お昼寝するから気にしないで続けていいわよ。
なんならそっちの机使っていいんだからね」
「はい、ありがとうございます。
でも寝転がって足をぶらぶらさせてるのが好きなので……」
「ふふ、それなら構わないわ。
それとも一緒にお昼寝する?」
「そんな! レン様と同じお布団だなんて無礼なことできません!」
「私が良いって言うんだから構わないわよ。
それにルアはいつもノルンに一緒に寝てもらってるんでしょ?
私だってたまには誰かと一緒に寝たいのよね」
「それは……
レン様も寂しいときがあるのですか?」
「もちろんあるわ、もう何年も周囲が大人ばかりだったんだもの。
だからルアたちが来てくれてうれしかったなあ。
でも私の我がままのせいでルアたちが寂しい思いしてるならごめんなさいね」
「とんでもありません!
本当なら口減らしでどこかへ売られるはずだったんです。
それがこうして働く場所と住まいに食事をいただき、両親にも会えるんですから。
とても感謝しているんです! みんなも同じだと思います!」
「そう言ってもらえると安心するわ。
さ、こっちきて、眠るまで隣にいてくれるだけでいいの」
なんかドラマに出てくるエロオヤジみたいだなんて思いながら横になると、ルアは素直に添い寝してくれた。私はなんだかとても安心して眠りにつくことが出来た。
「あらあら、二人ともよく寝てるわね。
おうお夕飯の時間よ、起きなさい」
「ああ、もうそんな時間なのね。
クラリスが起こしに来るなんて珍しい」
「だってルアちゃんも行方が分からないんですもの。
きっと一緒に寝ちゃってるだろうなって思って見物に来たのよ。
おかげで二人のカワイイ寝顔が見られて嬉しいわ」
まったくおかしなところを見られてしまった。別にやましくはないし私にとっては日常的なことだけど、仕事をさぼって寝ていたルアが叱られるといけないと気を利かせてくれたように感じる。
クラリスは本当に優しくて気の利く大人の女性である。私もこうなりたいと常日頃思っているが、たまに見せる影のある表情は彼女の人生が平たんではなかったことを示しているのだろう。
「そういえばダグラスは帰ってきたのかしら。
知ってる? あの人ったら鉱山で働いてたんですって」
「さっきグランに聞いたわ。
いなくなったと思ったら逃げもせずに鉱山んへ行ったなんて面白い方よね」
「面白いけど一言断ってほしかったわ。
まさか歩いてトーラス領まで戻るつもりなのかと心配してたんだもの。
とにかく無事でいてくれてよかったわ」
ルアを起こしてからクラリスと三人で階下へ向かうとどうにもにぎやかな声が聞こえてきた。今日はお酒を出す比ではないはずだけど宴会でもしているかのような騒ぎだ。いったい何事だろう。
「―― いやなに、ほんの気まぐれで見に行っただけですよ。
それなのに新入りか、なんて言われて連れてかれてしまいましてね。
結局グラン殿がやってくるまで誰にも言い出せず働いてたってわけです」
「あんた本当に面白いわ。
仮にも騎士団長なんて肩書があるんだから威厳を持って断りゃよかったんだよ。
あそこの連中はレムナンド領から逃げだして移住してきた連中さ。
神経が図太くて図々しいから大人しくしてたらなすがままだよ」
「それにしても帰りに酒まで貰って来るとは恐れ入る。
普段は週に一度しか飲ませていただけませんからな、ガッハッハ」
ダグラスが戻ってきたのはいいけれど、お土産にもらって来たらしいお酒を飲んでグランも、そしてルモンドまでいい感じに酔っぱらって騒いでいる。こんなに騒ぐのはホント珍しいことだ。
「ちょっとあなた達、二階まで響いているわよ?
他の人たちだって飲みたいでしょうに自分たちばっかり!」
「大丈夫だ、酒はまだまだあるからな。
あいつらは今風呂に入ってるよ。
夕飯と一緒に持って行かせるさ」
「それにしてもルモンドまでこんなにはしゃいでいるのは珍しいわね。
随分ご機嫌じゃないの」
「いやあこれは姫様、お目覚めですかな?
今宵は新たな仲間が加わっためでたい日ですからな。
いつ飲んでも楽しい酒は良いものですな」
「この間も勝利の美酒はたまらないとか言ってたくせに。
それに新しい仲間ってなんのこと?」
「さっき庭で伝えたじゃねえか。
ダグラスが配下になりてえって話のことよ」
確かにいいところだと言っていたことは聞いたが配下に加わるなんて聞いていない。しかしこの酔っ払いたちに何を言っても今は無駄だろう。私は頭を掻きながらテーブルへ座った。
「じゃあダグラスはルモンドが面倒見てちょうだい。
身体が大きいから武具も吊るしじゃ着られないだろうから作ってあげなさいよ。
トーラス卿との件が片付くまでは騎士として任命できないからそのつもりでいてね」
「はっ! このダグラス・ホーン、アローフィールズ伯爵閣下へ命を捧げます。
何なりとお申し付けください!」
「あなたの命なんていらないわ。
命令は一つだけ、なにより命を大切にしなさい。
簡単に死ぬようなことがあったら許さないからね。」
そんな当たり前のことを言っただけなのにダグラスは大きな声を上げながら泣きだした。なんとも感受性の強いオジサマだこと。それとも酔うと泣き上戸になるのかしら?
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