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16.白い……
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なんてことをしてしまったのだろう。いくら感情が高ぶったからと言ってカトリーヌを刺してしまうとはやり過ぎたで許される話ではない。ああ、カトリーヌ、お願いだから無事でいて。
私はそう思っているのだが、体は言うことを効かず恐怖のままに走り続けていた。町を出る? その後はどこへ? 自首した方がいいだろうか、きっと死刑になってしまう。怖い、恐怖だけが私を突き動かす。
町はずれ近くまでやって来たところで、この場所に見覚えがあることに気が付いた。ここは――
「バーバラ? こんなところで何をしているんだ? まさか僕を探しているわけじゃないと思うけど、困ったことがあるなら聞こうじゃないか」まさかのハズモンドであった。そう言えばここはあの日に通った記憶がある。
「は、ハズモンド!? 私大変なことをしてしまったの。グラムエルとカトリーヌがいい仲になっているからと嫉妬してしまって…… 言い合いになっているうちに思わず彼女を刺してしまったの」とにかく恐怖に追われていた私は、懺悔の意味も込めて事実を吐き出したかった。この際、相手は誰でも良かったのだ。
「なんだって!? なんでそんな恐ろしいことをしてしまったんだ!?」一瞬笑ったようにも見えたが、彼の優しい顔立ちがそう勘違いさせてしまったのだろう。私は何も言えずに立ち尽していると、ハズモンドは私の肩を掴んで揺さぶってきた。
「いいかい? 彼女を傷つけてしまったのはもう仕方がない。しかしまだ間に合うのなら助けに向かうべきじゃないのか? さあ行こう、傷は浅かったと祈りながらでもいい、とにかく向かうんだ」確かに私の力でそれほど深く刺せないだろう。すぐに帰って医者へ連れて行くか呼びに行けば間に合うかもしれない。
私はハズモンドに勇気づけられたおかげで、逃げ出すのではなく家へ向かって走る力を得た。息が切れて苦しいが、傷を負ったカトリーヌはもっと苦しいに違いない。それに比べたら傷つけた私の苦しみなんてどうでもいいことだ。
ようやく家に帰りつくと、すでにカトリーヌはいなかった。いたのは椅子に腰かけて呆然としているグラムエルだけだ。
「あの…… グラムエル…… カトリーヌは? 私大変なことをしてしまったわ。どうしたらいいのかわからない……」何もできないことはわかっているが、それでもどうにか償いをすべきだともわかっていた。だがなにができるのだろうか。
「バーバラ…… キミはなぜあんなことを…… 大体、彼女の髪の毛をやたらと気にしていたのはなぜなんだ? 髪の毛くらい生活していればいくらでも落ちているだろうに」この期に及んでまだそんなことをいうのかと、私は怒りに震えた。カトリーヌを刺してしまった私がこんなことを言うのはずうずうしいが、きっかけを作ったのはグラムエルとカトリーヌなのだ。
「何を言っているの!? カトリーヌの金色の髪はあなたのベッドで集めた物なのよ? なんでそんな風にとぼけていられるの? ねえ答えて、グラムエル!」今こんな言い争いをしていても意味がないことは百も承知だが、聞かれたことには応えなければならないと感じ、思わず金切り声を張り上げてしまった。
「キミこそ何を言っているんだ? 僕のベッドにカトリーヌの髪だって!? そんなことはあり得ないよ、キミは覚えていないのかい? カトリーヌがここへ越してきてくれた日に、僕の部屋は彼女へ明け渡したことを。それ以来僕はリビングのソファで寝ているんだからね」それを聞いた私は息が苦しくなりその場へへたり込んでしまった。
「まさか…… そんな…… 私は勘違いしていたの? それで嫉妬してしまったと言うの? しまいには彼女を…… ああ、カトリーヌ、私のことを想ってくれていたのになんで私は……」後悔しても始まらない。だが涙は次々に溢れ出てくるのだ。
「そうよ、カトリーヌはどこへ行ってしまったの? まさか自分で歩いて出掛けたわけではないでしょう?」
「当たり前だろう? 彼女は呼びに行った医者が運んで行ったよ。邪魔になるから誰も来るなと言われ置いてきぼりさ…… いいかい? いまさら言っても仕方ないが、彼女は本当に僕の友人であり同僚なんだ。あんなすばらしい研究者はそうそういない。新種薬草の研究を一緒にやっているから、キミには話せないことばかりだったけどね」
本当に今さら言われても遅すぎた。私の心はもうずたずたに壊れている。今はどうするべきかもわからず床に張り付いて動けない。まさか架空の行為に嫉妬してしまっていたなんて、なんでバカなことをしたんだろうか。ちゃんと信じることができていたなら全然違う結果になっていたに違いない。
そんな後悔はなんにもならず、彼女が無事であったならいくらでも謝ろう。そして罪を償うのだ。今度こそ人を信用することを大切にすると誓う。だからお願い神様、カトリーヌを助けてください。代わりに私の命を捧げますから。
◇◇◇
『お願いします、お願いだから助けて―― カトリーヌ!』
その声が聞こえなくなると、彼女の上には白いシーツがかけられた。
◇◇◇
墓石にはカトリーヌここに眠ると彫られている。正面には彼の同僚であり友人、そしてその横へ寄り添うように恋人が立っていた。
「カトリーヌ、ついさっき全てが終わったよ。最後はキミの名を呼んでいたような気がする。それが懺悔だったのか、まさかとは思うが恨みだったのかはわからないけど無様な最期だったよ。それにしても、もっと早くあの薬草の研究ができていたならキミは助かったもしれない。無力で浅はかで愚かな僕を許しておくれ。」
「グラムエル…… あまり気にし過ぎないように。過ぎたことは考えすぎてもどうにもできないんだからさ」
「ありがとう、今はキミの支えがとてもうれしいよ。これからもよろしく頼む。ああ、僕があんな女に夫婦偽装を頼まなければ…… そうしたらこんな悲劇は起こらなかっただろうと思うと、悔やんでも悔やみきれないよ」
「すまない、僕のためにこんな結末となってしまって……」
「大丈夫、キミのせいではないさハズモンド、せっかくなんとかしようとしてくれたのに上手くいかなかったしな。だから女ってやつは扱いづらくて嫌なんだ。僕を本当に理解してくれるのはキミだけさ、愛しているよハズモンド」
「僕も愛してる、さあグラムエル、帰って暖かいものでも食べよう。今日は僕が作るよ。ホットワインとあわせるのもいいかもしれないな」
私はそう思っているのだが、体は言うことを効かず恐怖のままに走り続けていた。町を出る? その後はどこへ? 自首した方がいいだろうか、きっと死刑になってしまう。怖い、恐怖だけが私を突き動かす。
町はずれ近くまでやって来たところで、この場所に見覚えがあることに気が付いた。ここは――
「バーバラ? こんなところで何をしているんだ? まさか僕を探しているわけじゃないと思うけど、困ったことがあるなら聞こうじゃないか」まさかのハズモンドであった。そう言えばここはあの日に通った記憶がある。
「は、ハズモンド!? 私大変なことをしてしまったの。グラムエルとカトリーヌがいい仲になっているからと嫉妬してしまって…… 言い合いになっているうちに思わず彼女を刺してしまったの」とにかく恐怖に追われていた私は、懺悔の意味も込めて事実を吐き出したかった。この際、相手は誰でも良かったのだ。
「なんだって!? なんでそんな恐ろしいことをしてしまったんだ!?」一瞬笑ったようにも見えたが、彼の優しい顔立ちがそう勘違いさせてしまったのだろう。私は何も言えずに立ち尽していると、ハズモンドは私の肩を掴んで揺さぶってきた。
「いいかい? 彼女を傷つけてしまったのはもう仕方がない。しかしまだ間に合うのなら助けに向かうべきじゃないのか? さあ行こう、傷は浅かったと祈りながらでもいい、とにかく向かうんだ」確かに私の力でそれほど深く刺せないだろう。すぐに帰って医者へ連れて行くか呼びに行けば間に合うかもしれない。
私はハズモンドに勇気づけられたおかげで、逃げ出すのではなく家へ向かって走る力を得た。息が切れて苦しいが、傷を負ったカトリーヌはもっと苦しいに違いない。それに比べたら傷つけた私の苦しみなんてどうでもいいことだ。
ようやく家に帰りつくと、すでにカトリーヌはいなかった。いたのは椅子に腰かけて呆然としているグラムエルだけだ。
「あの…… グラムエル…… カトリーヌは? 私大変なことをしてしまったわ。どうしたらいいのかわからない……」何もできないことはわかっているが、それでもどうにか償いをすべきだともわかっていた。だがなにができるのだろうか。
「バーバラ…… キミはなぜあんなことを…… 大体、彼女の髪の毛をやたらと気にしていたのはなぜなんだ? 髪の毛くらい生活していればいくらでも落ちているだろうに」この期に及んでまだそんなことをいうのかと、私は怒りに震えた。カトリーヌを刺してしまった私がこんなことを言うのはずうずうしいが、きっかけを作ったのはグラムエルとカトリーヌなのだ。
「何を言っているの!? カトリーヌの金色の髪はあなたのベッドで集めた物なのよ? なんでそんな風にとぼけていられるの? ねえ答えて、グラムエル!」今こんな言い争いをしていても意味がないことは百も承知だが、聞かれたことには応えなければならないと感じ、思わず金切り声を張り上げてしまった。
「キミこそ何を言っているんだ? 僕のベッドにカトリーヌの髪だって!? そんなことはあり得ないよ、キミは覚えていないのかい? カトリーヌがここへ越してきてくれた日に、僕の部屋は彼女へ明け渡したことを。それ以来僕はリビングのソファで寝ているんだからね」それを聞いた私は息が苦しくなりその場へへたり込んでしまった。
「まさか…… そんな…… 私は勘違いしていたの? それで嫉妬してしまったと言うの? しまいには彼女を…… ああ、カトリーヌ、私のことを想ってくれていたのになんで私は……」後悔しても始まらない。だが涙は次々に溢れ出てくるのだ。
「そうよ、カトリーヌはどこへ行ってしまったの? まさか自分で歩いて出掛けたわけではないでしょう?」
「当たり前だろう? 彼女は呼びに行った医者が運んで行ったよ。邪魔になるから誰も来るなと言われ置いてきぼりさ…… いいかい? いまさら言っても仕方ないが、彼女は本当に僕の友人であり同僚なんだ。あんなすばらしい研究者はそうそういない。新種薬草の研究を一緒にやっているから、キミには話せないことばかりだったけどね」
本当に今さら言われても遅すぎた。私の心はもうずたずたに壊れている。今はどうするべきかもわからず床に張り付いて動けない。まさか架空の行為に嫉妬してしまっていたなんて、なんでバカなことをしたんだろうか。ちゃんと信じることができていたなら全然違う結果になっていたに違いない。
そんな後悔はなんにもならず、彼女が無事であったならいくらでも謝ろう。そして罪を償うのだ。今度こそ人を信用することを大切にすると誓う。だからお願い神様、カトリーヌを助けてください。代わりに私の命を捧げますから。
◇◇◇
『お願いします、お願いだから助けて―― カトリーヌ!』
その声が聞こえなくなると、彼女の上には白いシーツがかけられた。
◇◇◇
墓石にはカトリーヌここに眠ると彫られている。正面には彼の同僚であり友人、そしてその横へ寄り添うように恋人が立っていた。
「カトリーヌ、ついさっき全てが終わったよ。最後はキミの名を呼んでいたような気がする。それが懺悔だったのか、まさかとは思うが恨みだったのかはわからないけど無様な最期だったよ。それにしても、もっと早くあの薬草の研究ができていたならキミは助かったもしれない。無力で浅はかで愚かな僕を許しておくれ。」
「グラムエル…… あまり気にし過ぎないように。過ぎたことは考えすぎてもどうにもできないんだからさ」
「ありがとう、今はキミの支えがとてもうれしいよ。これからもよろしく頼む。ああ、僕があんな女に夫婦偽装を頼まなければ…… そうしたらこんな悲劇は起こらなかっただろうと思うと、悔やんでも悔やみきれないよ」
「すまない、僕のためにこんな結末となってしまって……」
「大丈夫、キミのせいではないさハズモンド、せっかくなんとかしようとしてくれたのに上手くいかなかったしな。だから女ってやつは扱いづらくて嫌なんだ。僕を本当に理解してくれるのはキミだけさ、愛しているよハズモンド」
「僕も愛してる、さあグラムエル、帰って暖かいものでも食べよう。今日は僕が作るよ。ホットワインとあわせるのもいいかもしれないな」
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