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第四章 魔術研究と改革
47.難民
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本当に申し訳ない。いや、別に僕のせいであるはずはないのだが、つい先日、退屈な日々に刺激が欲しいだなんて余計なことを考えていたことを思い出すとどうしても申し訳ない気持ちになってしまう。
「領主様、あ、いや雷人様、いかがいたしましょう。
とりあえずは公民館へ収容し休ませておりますが……
村へ住まわせるにしても色々と問題がございます」
「うーん、僕に相談されても困るんだけど……
村の方針としてはどうなの?
やっぱり魔人以外は受け入れない感じj?」
「そんなことはございません。
ただ利便性の問題から魔人や魔族以外の定住は過去に例がありません。
それに天神信仰者が一時的にでも訪れたことはないのです。
コ村は初代様が興したこともあって魔神信仰者の聖地ですから」
「でも今回やってきた人たちは天神信仰者じゃないんでしょ?
詳しいことを聞いてから判断したらいいと思うけど、なにか問題が起きても困るよなぁ。
かと言って追い返すのもかわいそうだし悩むところか……」
今コ村は開村以来初めての出来事に揺れていた。なんと、馬車に乗ってトラストから人間たちがやってきたのだ。もちろん観光に来たわけではなく、天神信仰を強制されるのが嫌で逃げ出して来たらしい。そしてそれはどうやらプレイヤーたちが絡んでいるようだった。
てっきりトラストの近隣でレベル上げに勤しんでいるだけと思っていたのだが、街にいる時には天神信仰者を増やす運動をしていたようだ。なぜそんなことをするのかその理由は実に簡単で、失われている神術の復活のためだ。
「つい最近神殿から見つかった文献に、天神信仰者の増加で神術が復活すると記されていました。
そのため最近はトラストを初めとする街や村では信者を増やす運動が盛んになっています。
さらに神の遣いと名乗る者たちが現れました。
彼らは天神信仰を強制し、そうでないものを迫害し始めたのです」
「それなら天神信仰者になってはいかがですか?
フーマウス殿は人間族でございますよね?
別に不都合なぞないではありませんか。
しかもこのコ村は魔神信仰の総本山ですぞ」
「確かに村長殿のおっしゃる通りかもしれません。
しかし私たちは神に支配されるのではなく自分自身の力で生きていきたいのです。
エルフ族が自然を拠り所にしているように私たちは自らを信じたい。
いうなれば無信仰とでも言いましょうか」
「なるほど、お考えは理解しました。
それではここから東へ二日ほど進んだところにある花の里を目指すと良いでしょう。
花の里は多種多様な種族が共に暮らす集落でコ村よりも大きい。
生産を主体としておりますので仕事もあるでしょう。
食料の調達等が出来るまでは公民館をお貸しいたします」
とまあこんなやり取りが有り、一時的に人間族の難民たちを受け入れたのだった。彼らのリーダーはフーマウスと言う青年で、彼を筆頭に総勢二十名程度がトラストを出て来たとの説明があった。念のため武装は全て馬車と共に村の外なので脅威はないはず。丸腰の人間族はそれほど脆弱なのだ。
それから一週間ほどが経ち、人間族たちは花の里へ向かって出発することになったのだが――
「チハル殿、それは本当なのですか!?
いや、行動自体を止めはしませんが随分と急な決断をなされましたな」
「我々も村長たちと揉めたいわけではありません。
ただもう少し近代的な暮らしがしたいだけなのです。
しかし全員が同時に動くわけではありません。
先発隊の動向によって残りの者たちがどうするかを最終決定します」
「わかりました、もちろん問題ありません。
どうかお体にお気を付けください」
いつの間にかフーマウスと交流を深めていたチハル達改革派は、人間たちと一緒に村を出て花の里へ移住すると言うのだ。この急な行動に戸惑うものも多く、今後の動向が心配になる。それに――
「チハルさんが行くと言うことはマハルタも花の里へ行くのかい?
随分急な話だったよね」
「お母さんは行くって言ってるからついていくしかないかなぁ
私はこの村に残りたいと思ってるんだけど……
ねえ、ライト君は私が居なくなったら寂しい?
それとも気にならない?」
「そりゃ、えっと、どちらかと言えば寂しいさ。
友達が引っ越すのが嬉しい奴はいないと思うよ」
僕はなるべく当たり障りなく勘違いされないよう気を使いながら返事をする。それでもマハルタには何かしら心に響いてしまったようで見る見るうちに顔が赤くなった。
「嘘でもそう言ってくれてありがとうね。
一人前の仕事が出来るようになったら戻って来たいな。
今のままじゃ住むところも無くなるからさ」
「そうか、お母さんが一緒じゃないと家がもらえないんだっけ。
裁縫続けられると良かったのに残念だね」
「そうだね、急に一人前にはなれないから仕方ないよ。
最近少しずつ出来ることが増えてきたから残念だなぁ」
コ村にある家は全て村の所有物だが単純な賃貸物件ではない。自立した生活が出来る程度に働いている人にだけ貸し与えているのだ。基準としては学校を卒業したものか手に職のあるものだけで、それ以外は村の重鎮たちの親族のみである。
せめて魔術が使えれば結界への魔力供給や街の外壁を修繕する仕事にありつける。しかし今のマハルタには一人前と認められるくらい出来る仕事は無いのだ。つまり家主である母親が村を出るならついていくしかない。
コ村に住み続けるには親がいるうちに手に職を付けなければいけなくて、マハルタはその為に裁縫屋で修業を始めたばかりだったのだ。せっかくありつけた見習いの職を棄て、親の都合で移住しなければいけないのは辛いだろう。
そんなことを考えていた僕は、何を血迷ったか余計なことを言ってしまった。
「あのさ、うちに空き部屋があるから貸そうか?
そこから裁縫屋へ通ったらどうかなと思って。
お母さんが許してくれるかはわからないけどさ」
マハルタの顔は先ほどよりもさらに赤く、そして明るい表情へと変わった。それを見てなんとなくいいことをしたような気になってしまったが重要なことを忘れていた。
果たして真琴に黙ってこんなことを決めていいものなのか? 僕は慌ててメッセージを送ると、間もなく怒りマークのスタンプだけで埋め尽くされた返信が届いて卒倒しそうだった。
「領主様、あ、いや雷人様、いかがいたしましょう。
とりあえずは公民館へ収容し休ませておりますが……
村へ住まわせるにしても色々と問題がございます」
「うーん、僕に相談されても困るんだけど……
村の方針としてはどうなの?
やっぱり魔人以外は受け入れない感じj?」
「そんなことはございません。
ただ利便性の問題から魔人や魔族以外の定住は過去に例がありません。
それに天神信仰者が一時的にでも訪れたことはないのです。
コ村は初代様が興したこともあって魔神信仰者の聖地ですから」
「でも今回やってきた人たちは天神信仰者じゃないんでしょ?
詳しいことを聞いてから判断したらいいと思うけど、なにか問題が起きても困るよなぁ。
かと言って追い返すのもかわいそうだし悩むところか……」
今コ村は開村以来初めての出来事に揺れていた。なんと、馬車に乗ってトラストから人間たちがやってきたのだ。もちろん観光に来たわけではなく、天神信仰を強制されるのが嫌で逃げ出して来たらしい。そしてそれはどうやらプレイヤーたちが絡んでいるようだった。
てっきりトラストの近隣でレベル上げに勤しんでいるだけと思っていたのだが、街にいる時には天神信仰者を増やす運動をしていたようだ。なぜそんなことをするのかその理由は実に簡単で、失われている神術の復活のためだ。
「つい最近神殿から見つかった文献に、天神信仰者の増加で神術が復活すると記されていました。
そのため最近はトラストを初めとする街や村では信者を増やす運動が盛んになっています。
さらに神の遣いと名乗る者たちが現れました。
彼らは天神信仰を強制し、そうでないものを迫害し始めたのです」
「それなら天神信仰者になってはいかがですか?
フーマウス殿は人間族でございますよね?
別に不都合なぞないではありませんか。
しかもこのコ村は魔神信仰の総本山ですぞ」
「確かに村長殿のおっしゃる通りかもしれません。
しかし私たちは神に支配されるのではなく自分自身の力で生きていきたいのです。
エルフ族が自然を拠り所にしているように私たちは自らを信じたい。
いうなれば無信仰とでも言いましょうか」
「なるほど、お考えは理解しました。
それではここから東へ二日ほど進んだところにある花の里を目指すと良いでしょう。
花の里は多種多様な種族が共に暮らす集落でコ村よりも大きい。
生産を主体としておりますので仕事もあるでしょう。
食料の調達等が出来るまでは公民館をお貸しいたします」
とまあこんなやり取りが有り、一時的に人間族の難民たちを受け入れたのだった。彼らのリーダーはフーマウスと言う青年で、彼を筆頭に総勢二十名程度がトラストを出て来たとの説明があった。念のため武装は全て馬車と共に村の外なので脅威はないはず。丸腰の人間族はそれほど脆弱なのだ。
それから一週間ほどが経ち、人間族たちは花の里へ向かって出発することになったのだが――
「チハル殿、それは本当なのですか!?
いや、行動自体を止めはしませんが随分と急な決断をなされましたな」
「我々も村長たちと揉めたいわけではありません。
ただもう少し近代的な暮らしがしたいだけなのです。
しかし全員が同時に動くわけではありません。
先発隊の動向によって残りの者たちがどうするかを最終決定します」
「わかりました、もちろん問題ありません。
どうかお体にお気を付けください」
いつの間にかフーマウスと交流を深めていたチハル達改革派は、人間たちと一緒に村を出て花の里へ移住すると言うのだ。この急な行動に戸惑うものも多く、今後の動向が心配になる。それに――
「チハルさんが行くと言うことはマハルタも花の里へ行くのかい?
随分急な話だったよね」
「お母さんは行くって言ってるからついていくしかないかなぁ
私はこの村に残りたいと思ってるんだけど……
ねえ、ライト君は私が居なくなったら寂しい?
それとも気にならない?」
「そりゃ、えっと、どちらかと言えば寂しいさ。
友達が引っ越すのが嬉しい奴はいないと思うよ」
僕はなるべく当たり障りなく勘違いされないよう気を使いながら返事をする。それでもマハルタには何かしら心に響いてしまったようで見る見るうちに顔が赤くなった。
「嘘でもそう言ってくれてありがとうね。
一人前の仕事が出来るようになったら戻って来たいな。
今のままじゃ住むところも無くなるからさ」
「そうか、お母さんが一緒じゃないと家がもらえないんだっけ。
裁縫続けられると良かったのに残念だね」
「そうだね、急に一人前にはなれないから仕方ないよ。
最近少しずつ出来ることが増えてきたから残念だなぁ」
コ村にある家は全て村の所有物だが単純な賃貸物件ではない。自立した生活が出来る程度に働いている人にだけ貸し与えているのだ。基準としては学校を卒業したものか手に職のあるものだけで、それ以外は村の重鎮たちの親族のみである。
せめて魔術が使えれば結界への魔力供給や街の外壁を修繕する仕事にありつける。しかし今のマハルタには一人前と認められるくらい出来る仕事は無いのだ。つまり家主である母親が村を出るならついていくしかない。
コ村に住み続けるには親がいるうちに手に職を付けなければいけなくて、マハルタはその為に裁縫屋で修業を始めたばかりだったのだ。せっかくありつけた見習いの職を棄て、親の都合で移住しなければいけないのは辛いだろう。
そんなことを考えていた僕は、何を血迷ったか余計なことを言ってしまった。
「あのさ、うちに空き部屋があるから貸そうか?
そこから裁縫屋へ通ったらどうかなと思って。
お母さんが許してくれるかはわからないけどさ」
マハルタの顔は先ほどよりもさらに赤く、そして明るい表情へと変わった。それを見てなんとなくいいことをしたような気になってしまったが重要なことを忘れていた。
果たして真琴に黙ってこんなことを決めていいものなのか? 僕は慌ててメッセージを送ると、間もなく怒りマークのスタンプだけで埋め尽くされた返信が届いて卒倒しそうだった。
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