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本編
第二十話 本日はリフレッシュ休暇となります。緊急の連絡は個人携帯までお願いします。
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サトシの体に意識が戻ったのはケマの町を後にして少し経ってからの事だった。
気がついた時、サトシは恋人のユカの部屋で座っていた。
飲みかけのコーヒーが最初に目に映り、次に普段着姿で画用紙にイラストを描いている彼女が見えた。
「サトシどうしたの? ボーっとして」
ユカが顔を覗き込む。茶色い瞳がキラキラして見えた。
彼女は髪を下ろしている。最後に見たときよりも少し髪が伸びているなと思った。
「あぁ、なんでもない。ちょっとクラっとしただけだよ」
「大丈夫?」
「大丈夫」
サトシは顔を近づけてきたユカの唇に自分の唇を重ねた。
久々に交わすキスは頭の中まで痺れるようだ。
キスをしながら彼女の描いていたイラストをチラ見する。
そこにはメガネの男性が傘を差している姿が描かれていた。
「あ、これ俺?」
「うん、そうだよ。雨の日のサトシ」
「かっこよく書けてるじゃん」
「へへへ、ありがと」
ユカは微笑むと、再度サトシの頬に軽くキスをした。
――今日は何曜日だろう?
ふと気になったサトシは、ポケットの中にあるスマートフォンを取り出し曜日を確認した。
金曜日。午前十時。
平日の朝じゃないか。
「あれ? 今日は祝日だっけ?」
とぼけたフリをしてユカの口から情報を引き出そうと試みる。
「んー」
ユカは答えない。
でも、顔を真っ赤にしている。どういうことだ?
「ある意味そうかも……」
「え……?」
「私、シャワー行ってくるね」
そう言うとユカはユニットバスへと入っていった。
一体どういうことなんだ?
ユニットバスからバスタオル一枚で出てきたユカに連れられてロフトに上がる。
「サトシ……今日は私でいっぱいリフレッシュしてね……」
そう言うとユカはバスタオルをとり、四つん這いになって尻を突き出した。
粘膜がヒクヒクとまるで個別の生き物のように動いている。
――リフレシュ……そうか。リフレッシュ休暇か!
サトシの会社「グローバルシステムズ株式会社」には、勤続十年以降にリフレッシュ休暇というのが支給される。
本来なら三十三歳の時に使うべきだったが、仕事一筋のサトシはリフレッシュ休暇を使わずに持ち越していた。
そうか、リフレッシュ休暇を取得して、その休暇はユカとの時間としたのか。
タケルはユカの事を気に入ったのだな。
悔しい思いと安堵両方を感じながらサトシは秘部を自ら広げるユカの姿を見下ろした。
サトシの愚息も目一杯に怒張している。
「あぁ、しっかりとリフレッシュさせてもらう」
彼女の尻を乱暴につかみ、両側に広げる。
「んあぁっ! ……はぁっん……」
「ユカのピンク色が丸見えだぞ……」
「んはぁ……恥ずかしいよぉぅ…………でも……もっと見て! 匂い嗅いで……」
とんだ変態女だ。
こんなセリフも全てタケルに仕込まれたのだろうと思うと、心の奥のほうがジクジクと疼く。
懇願を受け入れ、彼女の匂いを嗅ぐ。雌の匂いが漂う。
「あぁ、ユカの匂いがするよ……オフィスで仕事している時もここにこんな穴をヒクつかせていたんだね」
「はぃぃ……そうですぅ……お仕事中もずっと変態穴をヒクヒクさせてましたぁ……」
「仕事中に疼いていたのか?」
「はい……ずっとサトシさんにこうしてもらいたくて……お湿りしちゃってましたぁ……」
「まったく、この変態め!」
突き出した尻に平手を食らわす。景気のいい音が響く。
「ひぎぃ!」
「この変態女が! こうされてどんな気分だ! 言ってみろ!」
渾身の力で彼女の尻を何度もひっぱたく。
その度にユカは悲鳴とも喘ぎ声ともつかない声を漏らしている。
「んはぁっ……んぎもぢいぃですぅ~……漏れちゃいそうですぅ……」
漏れちゃいそうというのは間違いだ。正確にはすでに「漏れている」。
ユカの秘部は何の液体かもはや分からないほど潤い、液体が滴っている。
「ユカ……」
「はいぃ……」
「このリフレッシュ休暇、俺のリフレッシュ棒をお前のリフレッシュ穴でしっかりとリフレッシュしてもらうからな」
「はぃぃ……私のリフレッシュ穴でリフレッシュしてくださいぃ……」
「行くぞ!」
サトシのリフレッシュ棒はユカのリフレッシュ穴に突入!
一気に洞窟内部を駆け抜け、最奥地に到達した!
「あひぃ! 深いですぅ!」
「まだまだリフレッシュはこれからだぞ!」
そう言ってサトシは激しいリフレッシュ運動を行う!
洞窟……いや、泉はもはや間欠泉の装いだ!
リフレッシュ汁があたりに飛び散る勢い!
「いぎぃぃぃぃ! 私のリフレッシュ穴、壊れちゃうよう!」
「いいぞ! ぶっ壊してやる! オラオラオラオラ!」
「もう……リフレッシュしちゃいますぅ……」
「俺もだ!」
「んぁぁぁっぁ! リ……リフレッシュぅぅ……」
そんな感じでサトシのリフレッシュ休暇は土日も含めしっかりとリフレッシュした三日間になったのであった。
◇
リフレッシュ休暇が明け、久々に出社した。
自分のパソコンを立ち上げる。
最新日付のフォルダを見つけ、スライドの資料を開く。
その内容を見てサトシは驚いた。
そこには想像を逆の意味で裏切った、独創的な企画書が作成されていたのだ。
そうか、タケルはこういうのが得意なんだな。
確かにアイツはコツコツしたことよりも、こういう自由な環境で自由に発想するのが好きな人間だったっけ。
メールのやり取りも確認する。
部長ともうまくやれているようだ。
案外、自社製品開発はタケルの性分に合ったのだと思った。
部長に感謝だ。
一つ気になったことがある。
部長とのやり取りがどうも親密すぎる気がする……。
まさかとは思うが……。
一抹の不安を感じながらも、久々の仕事にサトシは全力で立ち向かうのであった。
気がついた時、サトシは恋人のユカの部屋で座っていた。
飲みかけのコーヒーが最初に目に映り、次に普段着姿で画用紙にイラストを描いている彼女が見えた。
「サトシどうしたの? ボーっとして」
ユカが顔を覗き込む。茶色い瞳がキラキラして見えた。
彼女は髪を下ろしている。最後に見たときよりも少し髪が伸びているなと思った。
「あぁ、なんでもない。ちょっとクラっとしただけだよ」
「大丈夫?」
「大丈夫」
サトシは顔を近づけてきたユカの唇に自分の唇を重ねた。
久々に交わすキスは頭の中まで痺れるようだ。
キスをしながら彼女の描いていたイラストをチラ見する。
そこにはメガネの男性が傘を差している姿が描かれていた。
「あ、これ俺?」
「うん、そうだよ。雨の日のサトシ」
「かっこよく書けてるじゃん」
「へへへ、ありがと」
ユカは微笑むと、再度サトシの頬に軽くキスをした。
――今日は何曜日だろう?
ふと気になったサトシは、ポケットの中にあるスマートフォンを取り出し曜日を確認した。
金曜日。午前十時。
平日の朝じゃないか。
「あれ? 今日は祝日だっけ?」
とぼけたフリをしてユカの口から情報を引き出そうと試みる。
「んー」
ユカは答えない。
でも、顔を真っ赤にしている。どういうことだ?
「ある意味そうかも……」
「え……?」
「私、シャワー行ってくるね」
そう言うとユカはユニットバスへと入っていった。
一体どういうことなんだ?
ユニットバスからバスタオル一枚で出てきたユカに連れられてロフトに上がる。
「サトシ……今日は私でいっぱいリフレッシュしてね……」
そう言うとユカはバスタオルをとり、四つん這いになって尻を突き出した。
粘膜がヒクヒクとまるで個別の生き物のように動いている。
――リフレシュ……そうか。リフレッシュ休暇か!
サトシの会社「グローバルシステムズ株式会社」には、勤続十年以降にリフレッシュ休暇というのが支給される。
本来なら三十三歳の時に使うべきだったが、仕事一筋のサトシはリフレッシュ休暇を使わずに持ち越していた。
そうか、リフレッシュ休暇を取得して、その休暇はユカとの時間としたのか。
タケルはユカの事を気に入ったのだな。
悔しい思いと安堵両方を感じながらサトシは秘部を自ら広げるユカの姿を見下ろした。
サトシの愚息も目一杯に怒張している。
「あぁ、しっかりとリフレッシュさせてもらう」
彼女の尻を乱暴につかみ、両側に広げる。
「んあぁっ! ……はぁっん……」
「ユカのピンク色が丸見えだぞ……」
「んはぁ……恥ずかしいよぉぅ…………でも……もっと見て! 匂い嗅いで……」
とんだ変態女だ。
こんなセリフも全てタケルに仕込まれたのだろうと思うと、心の奥のほうがジクジクと疼く。
懇願を受け入れ、彼女の匂いを嗅ぐ。雌の匂いが漂う。
「あぁ、ユカの匂いがするよ……オフィスで仕事している時もここにこんな穴をヒクつかせていたんだね」
「はぃぃ……そうですぅ……お仕事中もずっと変態穴をヒクヒクさせてましたぁ……」
「仕事中に疼いていたのか?」
「はい……ずっとサトシさんにこうしてもらいたくて……お湿りしちゃってましたぁ……」
「まったく、この変態め!」
突き出した尻に平手を食らわす。景気のいい音が響く。
「ひぎぃ!」
「この変態女が! こうされてどんな気分だ! 言ってみろ!」
渾身の力で彼女の尻を何度もひっぱたく。
その度にユカは悲鳴とも喘ぎ声ともつかない声を漏らしている。
「んはぁっ……んぎもぢいぃですぅ~……漏れちゃいそうですぅ……」
漏れちゃいそうというのは間違いだ。正確にはすでに「漏れている」。
ユカの秘部は何の液体かもはや分からないほど潤い、液体が滴っている。
「ユカ……」
「はいぃ……」
「このリフレッシュ休暇、俺のリフレッシュ棒をお前のリフレッシュ穴でしっかりとリフレッシュしてもらうからな」
「はぃぃ……私のリフレッシュ穴でリフレッシュしてくださいぃ……」
「行くぞ!」
サトシのリフレッシュ棒はユカのリフレッシュ穴に突入!
一気に洞窟内部を駆け抜け、最奥地に到達した!
「あひぃ! 深いですぅ!」
「まだまだリフレッシュはこれからだぞ!」
そう言ってサトシは激しいリフレッシュ運動を行う!
洞窟……いや、泉はもはや間欠泉の装いだ!
リフレッシュ汁があたりに飛び散る勢い!
「いぎぃぃぃぃ! 私のリフレッシュ穴、壊れちゃうよう!」
「いいぞ! ぶっ壊してやる! オラオラオラオラ!」
「もう……リフレッシュしちゃいますぅ……」
「俺もだ!」
「んぁぁぁっぁ! リ……リフレッシュぅぅ……」
そんな感じでサトシのリフレッシュ休暇は土日も含めしっかりとリフレッシュした三日間になったのであった。
◇
リフレッシュ休暇が明け、久々に出社した。
自分のパソコンを立ち上げる。
最新日付のフォルダを見つけ、スライドの資料を開く。
その内容を見てサトシは驚いた。
そこには想像を逆の意味で裏切った、独創的な企画書が作成されていたのだ。
そうか、タケルはこういうのが得意なんだな。
確かにアイツはコツコツしたことよりも、こういう自由な環境で自由に発想するのが好きな人間だったっけ。
メールのやり取りも確認する。
部長ともうまくやれているようだ。
案外、自社製品開発はタケルの性分に合ったのだと思った。
部長に感謝だ。
一つ気になったことがある。
部長とのやり取りがどうも親密すぎる気がする……。
まさかとは思うが……。
一抹の不安を感じながらも、久々の仕事にサトシは全力で立ち向かうのであった。
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