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王子様が大変だ・2
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ずりずり床を這いずってくる何かが視界のすみっこに見えたんで、咄嗟に踏んづけました。
「ふぎゅっ」
「あ。」
王子の頭、踏んじゃったよ……。
慌てて足を引っ込め、何事もなかったかのように装う。
「リンツ殿下、いつまで這いつくばってらっしゃるおつもりです?王族としての矜持はないのですか?」
名前を呼んだ瞬間、目が光る。怖い。
しかし、颯爽と立ち上がったリンツは、たちまちのうちに威儀を正し、これぞ攻略対象と言いたくなる美少年のお顔で、甘く微笑む。
「これはお見苦しいところをお見せいたしました、我が姫。しかし、あなたの美しさの前には王族の矜持など些細な事。わたくしはあなた様の、只の下僕にございます」
……シュネーちゃんは、一体どういう趣味してんのかな?
かゆ過ぎる台詞を自分の魔法で言わせてると思うと、絶望感がひどい。
しかもリンツはそれで止まらなかった。
私(シュネー)の手を取りひざまずき、恭しげに目を伏せてーー
手を離しひれ伏して、足の甲にキスしたのでした!!
お前!せめて手の甲にしとけよ!
キモいキモいキモい!!
もう美少年だからで許せる範疇を超えている。
迷いは一瞬だった。
「“七人の小人”、“解除”!!!」
もういい。どうなってもいい。これに付き合うよりマシだ。
だから、ゲームで見た通りのアクションをしてみたのだが。
「?」
リンツ君、きょとんである。
「シュネー様?どうなさいました?」
「え、いや……なんで王子が人の事を様付けで呼んでるのかなー?とか、思えてきたりしません……?」
「いえ。全く」
あれぇ!?
もしかして私、魔法の使い方わかってなかったりする!?
「お困りですか?悩むあなたも美しいですが、是非この下僕にーー」
「申し訳ありませんでした!!」
気持ち悪い御託をぶった切って割り込む。正直頼りたくもないが、背に腹は代えられない。
「実は、うっかり殿下に魅了魔法をかけてしまいまして!でも解除の仕方がわからなくて……教えていただけませんか!?」
うん。どんなうっかりだよ。
苦しい言い訳だが、リンツは仕方がないなぁ、と言わんばかりの優しい微笑みを浮かべた。
「何をおっしゃいます、シュネー様。人間であるシュネー様が、この魔界で魔法を使う事はできませんよ?」
「え」
「そして、万一人間界にて魔法をかけられたとしても。魔界に帰ってきた時点で、私の状態異常は解除されます」
「え」
「ご安心ください、全てはシュネー様の魅了がなせる業。私はいたって正気です」
「え」
え?いやだって、ゲームでは……。
いや、あれは人間界の話だったけど……。
え?あれ?
こいつの変態っぷり、洗脳されてる所為じゃないの?
え?
素!?素なのこれ!?
ていうか、こっちが素?
ゲームの寡黙でクールな執事属性……あっちがシュネーカスタムなの!?
そりゃそうだよ魅了の結果こんな変態になったら解除するよそりゃそうだ!!
シュネーちゃん、趣味を疑ってごめんなさい。
……いやちょっと待て。もっと重要な情報があったぞ。
シュネーなのに魔法が使えないって、どういう事ですか?魔界だからっていうからには、人間界では使えるんだろうけど……。
いや待て待て、違う。そこだそこ!魔界って何!?
「ねえ、今魔界って言った?ここ魔界なの!?」
「はい」
やべ。敬語抜けた。
まあ、王子本人が気にせずにこにこしてるからいい……のか?
いやいいとしても、魔界って。本当に何?
ゲームでは一切描写がなかった。“魔女”が元いた場所であり、還る場所。リンツの故郷。そういう設定が出ただけ。
……まあ、各キャラの私生活とか生い立ちとか出してくれるようなゲームじゃなかったから、魔界の王子侍らせてるシュネーが、過去に魔界で生活してたっていいんだけどさ……。
いやいや、魅了が使えないって、それ前提色々おかしくならない?
ん?あれ?ていうか……。
改めて、窓の外を眺める。
あのゲームの舞台そっくりの、黒い空と、赤茶けた大地の、死の世界を。
これが魔界……。
まあ、“魔女”の故郷なんだから、こうもなるよね……。
つまり、これ、シュネーが“魔女”を喚び出した所為じゃないって事だよね?
でもって、リンツも洗脳していない……。
あれ!?セーフ!?
私、転生間に合ってる!?悪事しないルート、選択可能!?
「でも私、なんで魔界にいるんだろう……」
「私がお招きしました」
独り言に、即答が返る。
振り返ると、少し照れ臭そうな、でも嬉しそうなーー幸せな笑顔のリンツが立っていた。
「あの木陰で、穏やかに眠るあなたの顔を見て、私は心を奪われました。この運命を逃すまいと……勝手ながら、ここにお連れしたのです」
……うん?
木陰で倒れてたところを助けてくれたのかな?
でも、穏やかに眠ってたって……。
うん?勝手?……同意なし?
「ねえ、それ……病気とか、ケガとか、毒とか、魔法とか、怪しい影とか……何か、あったんだよね?」
「まさか!ご安心ください、怖い事など何もありません。もしそのような事があったとしても、私が消し炭にしてごらんにいれます!」
「…………人間界では、誰かこの事を知ってるのかな?」
「まさか」
うん。つまりだ。
人の昼寝中に。誰の許可も得ず。
こいつ、人を自分の家に連れてきちゃった訳だ。
「人攫いぃいいいいい!!!」
とりあえず、近くにあった物を掴んで投げ付けました。
枕だったから、許されると思う。
「ふぎゅっ」
「あ。」
王子の頭、踏んじゃったよ……。
慌てて足を引っ込め、何事もなかったかのように装う。
「リンツ殿下、いつまで這いつくばってらっしゃるおつもりです?王族としての矜持はないのですか?」
名前を呼んだ瞬間、目が光る。怖い。
しかし、颯爽と立ち上がったリンツは、たちまちのうちに威儀を正し、これぞ攻略対象と言いたくなる美少年のお顔で、甘く微笑む。
「これはお見苦しいところをお見せいたしました、我が姫。しかし、あなたの美しさの前には王族の矜持など些細な事。わたくしはあなた様の、只の下僕にございます」
……シュネーちゃんは、一体どういう趣味してんのかな?
かゆ過ぎる台詞を自分の魔法で言わせてると思うと、絶望感がひどい。
しかもリンツはそれで止まらなかった。
私(シュネー)の手を取りひざまずき、恭しげに目を伏せてーー
手を離しひれ伏して、足の甲にキスしたのでした!!
お前!せめて手の甲にしとけよ!
キモいキモいキモい!!
もう美少年だからで許せる範疇を超えている。
迷いは一瞬だった。
「“七人の小人”、“解除”!!!」
もういい。どうなってもいい。これに付き合うよりマシだ。
だから、ゲームで見た通りのアクションをしてみたのだが。
「?」
リンツ君、きょとんである。
「シュネー様?どうなさいました?」
「え、いや……なんで王子が人の事を様付けで呼んでるのかなー?とか、思えてきたりしません……?」
「いえ。全く」
あれぇ!?
もしかして私、魔法の使い方わかってなかったりする!?
「お困りですか?悩むあなたも美しいですが、是非この下僕にーー」
「申し訳ありませんでした!!」
気持ち悪い御託をぶった切って割り込む。正直頼りたくもないが、背に腹は代えられない。
「実は、うっかり殿下に魅了魔法をかけてしまいまして!でも解除の仕方がわからなくて……教えていただけませんか!?」
うん。どんなうっかりだよ。
苦しい言い訳だが、リンツは仕方がないなぁ、と言わんばかりの優しい微笑みを浮かべた。
「何をおっしゃいます、シュネー様。人間であるシュネー様が、この魔界で魔法を使う事はできませんよ?」
「え」
「そして、万一人間界にて魔法をかけられたとしても。魔界に帰ってきた時点で、私の状態異常は解除されます」
「え」
「ご安心ください、全てはシュネー様の魅了がなせる業。私はいたって正気です」
「え」
え?いやだって、ゲームでは……。
いや、あれは人間界の話だったけど……。
え?あれ?
こいつの変態っぷり、洗脳されてる所為じゃないの?
え?
素!?素なのこれ!?
ていうか、こっちが素?
ゲームの寡黙でクールな執事属性……あっちがシュネーカスタムなの!?
そりゃそうだよ魅了の結果こんな変態になったら解除するよそりゃそうだ!!
シュネーちゃん、趣味を疑ってごめんなさい。
……いやちょっと待て。もっと重要な情報があったぞ。
シュネーなのに魔法が使えないって、どういう事ですか?魔界だからっていうからには、人間界では使えるんだろうけど……。
いや待て待て、違う。そこだそこ!魔界って何!?
「ねえ、今魔界って言った?ここ魔界なの!?」
「はい」
やべ。敬語抜けた。
まあ、王子本人が気にせずにこにこしてるからいい……のか?
いやいいとしても、魔界って。本当に何?
ゲームでは一切描写がなかった。“魔女”が元いた場所であり、還る場所。リンツの故郷。そういう設定が出ただけ。
……まあ、各キャラの私生活とか生い立ちとか出してくれるようなゲームじゃなかったから、魔界の王子侍らせてるシュネーが、過去に魔界で生活してたっていいんだけどさ……。
いやいや、魅了が使えないって、それ前提色々おかしくならない?
ん?あれ?ていうか……。
改めて、窓の外を眺める。
あのゲームの舞台そっくりの、黒い空と、赤茶けた大地の、死の世界を。
これが魔界……。
まあ、“魔女”の故郷なんだから、こうもなるよね……。
つまり、これ、シュネーが“魔女”を喚び出した所為じゃないって事だよね?
でもって、リンツも洗脳していない……。
あれ!?セーフ!?
私、転生間に合ってる!?悪事しないルート、選択可能!?
「でも私、なんで魔界にいるんだろう……」
「私がお招きしました」
独り言に、即答が返る。
振り返ると、少し照れ臭そうな、でも嬉しそうなーー幸せな笑顔のリンツが立っていた。
「あの木陰で、穏やかに眠るあなたの顔を見て、私は心を奪われました。この運命を逃すまいと……勝手ながら、ここにお連れしたのです」
……うん?
木陰で倒れてたところを助けてくれたのかな?
でも、穏やかに眠ってたって……。
うん?勝手?……同意なし?
「ねえ、それ……病気とか、ケガとか、毒とか、魔法とか、怪しい影とか……何か、あったんだよね?」
「まさか!ご安心ください、怖い事など何もありません。もしそのような事があったとしても、私が消し炭にしてごらんにいれます!」
「…………人間界では、誰かこの事を知ってるのかな?」
「まさか」
うん。つまりだ。
人の昼寝中に。誰の許可も得ず。
こいつ、人を自分の家に連れてきちゃった訳だ。
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