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第一章
40.不良になった樹…?
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「たっ…樹、それは、なに?」
登校した俺の左耳を見て雅樹が聞いた。おれをさした指が震えている。
「ピアス!穴が安定したら、かっけぇピアス付けるんぜ!」
いいだろう?と鼻息荒く自慢した。
「樹が不良になった…なんでこんな!急に!!」
「誰が不良だ!お前だって開けてるだろうが!前から開けてみたかったんだけど、勇気が出なかったんだよ」
「言ってくれたら俺が開けたのに!!!俺がっ!樹の体に!穴を!開けたのに!」
「なんかお前が言うと意味深に聞こえるな…」
「樹が不良になった!!」
教室に入ってきた勝が俺を見て叫んだ。
「勝、お前もか!」
なんだよ。雅樹はお洒落で、俺がピアス開けると不良なのかよ。
「可愛いから夢が広がるけどさ、なんで急に?」
「昨日な、志木とデ、遊んだんだけど、その時に志木がよく行くアクセ屋さんに行ったんだよ。そこでカッコイイピアス見つけてな。お店でも開けられるっていうから…」
「おい。雅樹、今、デートって言いかけてなかったか?」
「完全に言いかけてたね。言い直したね。怪しいね」
クラス中が注目しているんだが、なんでだ?
雅樹と勝の目が半眼になった。
「樹、じっくり話聞かせてもらおうか」
「なんだよ。話す事なんて別にないよ」
「うん。それを決めるのは俺らだから」
「お前は何があったかを話してくれるだけでいいからな?」
2人の笑顔が怖い…。
「今、幡部ちゃんの代わりの教員来てなかったよな?」
「そうだね。今日も課題だろうね」
現国の幡部ちゃんは先週の金曜日に盲腸で搬送されて入院中だ。
そして現国は2限だ。俺の背中に冷や汗が流れた。
「ま、待て待てまて。別にそんなじっくり話すような事は…」
「だから、それを決めるのは俺たち。色々聞かせてもらおうかな」
そして、俺は1限終わってすぐに2人に拉致られた。
「樹、どういう事なの?説明してくれるよね?」
それから俺は、雅樹の天才的な誘導でまたすべてを話してしまった。
雅樹、恐ろしい子ッ!!!
「へぇ。告白されたんだ。で?樹はどう思ってるの?」
「正直、まだよく分からない…だって、志木とは友達で…」
「勝、どうしよっか?これ、時間の問題な気がする」
「まさか志木ってやつがこう早くも動くとは計算外だったな」
「?2人ともなんの話してんだ??」
雅樹と勝がじっと俺を見た。
なんだか落ち着かなくてソワソワする。
「樹、俺ら樹の事好きだって言ってるよね?」
「お、おう」
「本当は樹が自覚するまで待つつもりだったんだけど、
まさか志木がこんなに早く行動すると思わなかったからさ。
あのね。俺ら…俺は樹が大好きなんだよ?恋愛的な意味で。
樹と恋愛的な意味で一緒にいたいの」
「ふぁっ?!」
「俺も同じく。樹の事が恋愛的な意味で好きだ。めちゃくちゃ好きだ。
本当は雅樹と共有――――共有って言い方は失礼だけどよ、本当は1人占めしたい。
俺だけのものにしたい。でも、きっと無理だって分かったから、雅樹と話し合って、
樹に俺ら2人と“恋人”になってもらおうと思ったんだよ」
「うえぇっ?!」
あまりにもいきなりの告白で俺は頭が真っ白になった。
志木の事ですらいっぱいいっぱいなのに…。
「樹は、俺らとセフレになるつもりだったの?」
「い、いやそんな…」
「そうだよね?樹はそんな子じゃないもんね?」
「う、うん」
「樹は俺らの事が好きでセックスしてんだよな?」
「う、うん…?」
あれ?なんか俺、誘導されてる??
「樹!」
そんな事を考えてるとバレたのか顔を手で挟まれて固定され、
ぐっと睨みつけるように雅樹に見つめられた。
「樹。本当に好き。大好き。愛してるよ」
ボンッ!と顔が真っ赤になった。
あ、あああああ愛してるとか。
「樹、俺もお前がすげぇ好きだ。愛してる」
「ひぃ!」
勝が真剣な顔で言った。なんだよ、イケメンかよ。イケメンだけど!
バカ勝のくせに!キュンとさせるなよ!
「ままままま!待って!あああああ愛してるとかちょっと待って!
俺ら高校生!まだそんな…」
「人を愛するのに年齢なんてあるの?」
「うっ…」
「樹、俺らマジで真剣にお前の事考えてるからさ。
お前も考えてくれねぇか?」
「うっ…」
ちょっと重い、と思った。愛とかよく分かんねぇ…。
そんなの軽々しく言うもんじゃないと思うし。
「ね?樹。お願い。もし…もし気持ちを受け取ってもらえなくてもいい。
仕方ない。その時は…」
俯いて雅樹が言うから、そんな、泣きそうな声で言うから…
「わかった。ちゃんと、考える。し、志木の事も…」
2人がほっとしたように弱弱しく笑った。
胸が、ツキンと傷んだ。
「あ!」
「どうした?樹」
「勝、お前智花ちゃんの事どうするんだよ。真剣にって言うならそこもちゃんと考えろよ。
今のままじゃ俺、お前の事ケーベツするからな!」
「は?」
「だって、け、け、結婚とか考えてる…んだろ?」
その単語を口にした途端、胸に重石が乗ったみたいに苦しくなった。
こんな気持ちになるのもおこがましいかもしれないけど…。
「考えてねぇよ」
「はぁ?!お前、最低だな!俺は智花ちゃんと二股なんて嫌だからな!」
頭にきた。俺に直談判しにくるくらい、真剣に勝の事を考えてるのに。
俺の存在も軽んじられてる気がしたんだ。
「ちょっと落ち着けよ。樹、俺はもう智花とは別れてる」
「…は?いつ…?」
「そろそろ4ヶ月くらい経つんじゃねぇかな」
「え?マジ?」
「おう。俺は、お前に惚れてっからな」
「っ…!」
ボボボッとまた顔が赤くなる。
「ていうかさ、樹。俺らずーーっと好きだって伝えてたよね?
なんだと思ってたの?」
「う、ゆ、友情?」
「友情でキスしたりセックスしないよ?特に樹とは」
「そ、そうか。そうだよな」
「うん。まぁ、俺らが勢いで押し流したからな。
樹は快楽にちょろいし。やってて俺らも少し心配だった」
「うぅぅ…」
返す言葉もない。だけど、これだけは言えるぞ!
「それは、お前らだから!!!他の男に同じ事されたら流されてないっ!」
「うん。樹は俺ら限定で淫乱だからね?」
「うぐぐぐ」
い、淫乱…確かに、それは否定できない。
…ん?
俺、志木は平気だ。むしろ、志木とならしたいって…。
「雅樹、やっぱり俺、ビッチかもしれん!!!」
「は?だからそれは俺ら…」
「じゃなくてっ!!!し、志木ならいいと思ってんだよ!」
2人が半眼になった。
「はぁ…まぁ、それは、ね」
「あぁ…こりゃ本当に時間の問題だな」
「樹…」
雅樹が肩に手を置いた。
「いっ…!」
ぎぎぎ…とそのまま指に力を込めて掴まれた。痛い。
「あだだだだだ!!!」
勝の馬鹿力で後ろからぎゅうぎゅうに抱きしめられる。
いや、これは拘束だ!!!いてぇ!
「志木だけは…志木だけは我慢する。受け入れる。
本当は嫌だけど。心底嫌だけど。あぁ、本当に嫌だけど!!!!!
もし樹が志木もっていうなら、俺らは受け入れる。
本当に嫌だけどっ!!!!!それで樹が手に入るなら我慢する!」
「手に入れるとか、俺は物じゃねぇよ!」
「分かってるけど、それ以外に今の気持ちを表現できない」
「樹、俺らさ、すげぇ必死なのよ」
そんな弱弱しい声で言われると…。
さっきまで重いと感じてたのに、仄かに嬉しさが心に広がった事に動揺した。
「樹、ごめんね。もう親友として見れないんだ…樹の恋人になりたい」
「俺も。樹に自慢の恋人って思われてぇ」
「…バカ勝め。自慢とか自分で言ってんじゃねぇよ」
ハハッと勝が弱弱しい声を上げた。
胸がぎゅうっと締め付けられる。
「ちゃんと、ちゃんと考えるからさ。時間くれねぇ?」
「うん。もちろん!!」
「ありがとう、樹。すげぇ好きだ」
嬉しそうな2人を見て、心がほかほかした。
登校した俺の左耳を見て雅樹が聞いた。おれをさした指が震えている。
「ピアス!穴が安定したら、かっけぇピアス付けるんぜ!」
いいだろう?と鼻息荒く自慢した。
「樹が不良になった…なんでこんな!急に!!」
「誰が不良だ!お前だって開けてるだろうが!前から開けてみたかったんだけど、勇気が出なかったんだよ」
「言ってくれたら俺が開けたのに!!!俺がっ!樹の体に!穴を!開けたのに!」
「なんかお前が言うと意味深に聞こえるな…」
「樹が不良になった!!」
教室に入ってきた勝が俺を見て叫んだ。
「勝、お前もか!」
なんだよ。雅樹はお洒落で、俺がピアス開けると不良なのかよ。
「可愛いから夢が広がるけどさ、なんで急に?」
「昨日な、志木とデ、遊んだんだけど、その時に志木がよく行くアクセ屋さんに行ったんだよ。そこでカッコイイピアス見つけてな。お店でも開けられるっていうから…」
「おい。雅樹、今、デートって言いかけてなかったか?」
「完全に言いかけてたね。言い直したね。怪しいね」
クラス中が注目しているんだが、なんでだ?
雅樹と勝の目が半眼になった。
「樹、じっくり話聞かせてもらおうか」
「なんだよ。話す事なんて別にないよ」
「うん。それを決めるのは俺らだから」
「お前は何があったかを話してくれるだけでいいからな?」
2人の笑顔が怖い…。
「今、幡部ちゃんの代わりの教員来てなかったよな?」
「そうだね。今日も課題だろうね」
現国の幡部ちゃんは先週の金曜日に盲腸で搬送されて入院中だ。
そして現国は2限だ。俺の背中に冷や汗が流れた。
「ま、待て待てまて。別にそんなじっくり話すような事は…」
「だから、それを決めるのは俺たち。色々聞かせてもらおうかな」
そして、俺は1限終わってすぐに2人に拉致られた。
「樹、どういう事なの?説明してくれるよね?」
それから俺は、雅樹の天才的な誘導でまたすべてを話してしまった。
雅樹、恐ろしい子ッ!!!
「へぇ。告白されたんだ。で?樹はどう思ってるの?」
「正直、まだよく分からない…だって、志木とは友達で…」
「勝、どうしよっか?これ、時間の問題な気がする」
「まさか志木ってやつがこう早くも動くとは計算外だったな」
「?2人ともなんの話してんだ??」
雅樹と勝がじっと俺を見た。
なんだか落ち着かなくてソワソワする。
「樹、俺ら樹の事好きだって言ってるよね?」
「お、おう」
「本当は樹が自覚するまで待つつもりだったんだけど、
まさか志木がこんなに早く行動すると思わなかったからさ。
あのね。俺ら…俺は樹が大好きなんだよ?恋愛的な意味で。
樹と恋愛的な意味で一緒にいたいの」
「ふぁっ?!」
「俺も同じく。樹の事が恋愛的な意味で好きだ。めちゃくちゃ好きだ。
本当は雅樹と共有――――共有って言い方は失礼だけどよ、本当は1人占めしたい。
俺だけのものにしたい。でも、きっと無理だって分かったから、雅樹と話し合って、
樹に俺ら2人と“恋人”になってもらおうと思ったんだよ」
「うえぇっ?!」
あまりにもいきなりの告白で俺は頭が真っ白になった。
志木の事ですらいっぱいいっぱいなのに…。
「樹は、俺らとセフレになるつもりだったの?」
「い、いやそんな…」
「そうだよね?樹はそんな子じゃないもんね?」
「う、うん」
「樹は俺らの事が好きでセックスしてんだよな?」
「う、うん…?」
あれ?なんか俺、誘導されてる??
「樹!」
そんな事を考えてるとバレたのか顔を手で挟まれて固定され、
ぐっと睨みつけるように雅樹に見つめられた。
「樹。本当に好き。大好き。愛してるよ」
ボンッ!と顔が真っ赤になった。
あ、あああああ愛してるとか。
「樹、俺もお前がすげぇ好きだ。愛してる」
「ひぃ!」
勝が真剣な顔で言った。なんだよ、イケメンかよ。イケメンだけど!
バカ勝のくせに!キュンとさせるなよ!
「ままままま!待って!あああああ愛してるとかちょっと待って!
俺ら高校生!まだそんな…」
「人を愛するのに年齢なんてあるの?」
「うっ…」
「樹、俺らマジで真剣にお前の事考えてるからさ。
お前も考えてくれねぇか?」
「うっ…」
ちょっと重い、と思った。愛とかよく分かんねぇ…。
そんなの軽々しく言うもんじゃないと思うし。
「ね?樹。お願い。もし…もし気持ちを受け取ってもらえなくてもいい。
仕方ない。その時は…」
俯いて雅樹が言うから、そんな、泣きそうな声で言うから…
「わかった。ちゃんと、考える。し、志木の事も…」
2人がほっとしたように弱弱しく笑った。
胸が、ツキンと傷んだ。
「あ!」
「どうした?樹」
「勝、お前智花ちゃんの事どうするんだよ。真剣にって言うならそこもちゃんと考えろよ。
今のままじゃ俺、お前の事ケーベツするからな!」
「は?」
「だって、け、け、結婚とか考えてる…んだろ?」
その単語を口にした途端、胸に重石が乗ったみたいに苦しくなった。
こんな気持ちになるのもおこがましいかもしれないけど…。
「考えてねぇよ」
「はぁ?!お前、最低だな!俺は智花ちゃんと二股なんて嫌だからな!」
頭にきた。俺に直談判しにくるくらい、真剣に勝の事を考えてるのに。
俺の存在も軽んじられてる気がしたんだ。
「ちょっと落ち着けよ。樹、俺はもう智花とは別れてる」
「…は?いつ…?」
「そろそろ4ヶ月くらい経つんじゃねぇかな」
「え?マジ?」
「おう。俺は、お前に惚れてっからな」
「っ…!」
ボボボッとまた顔が赤くなる。
「ていうかさ、樹。俺らずーーっと好きだって伝えてたよね?
なんだと思ってたの?」
「う、ゆ、友情?」
「友情でキスしたりセックスしないよ?特に樹とは」
「そ、そうか。そうだよな」
「うん。まぁ、俺らが勢いで押し流したからな。
樹は快楽にちょろいし。やってて俺らも少し心配だった」
「うぅぅ…」
返す言葉もない。だけど、これだけは言えるぞ!
「それは、お前らだから!!!他の男に同じ事されたら流されてないっ!」
「うん。樹は俺ら限定で淫乱だからね?」
「うぐぐぐ」
い、淫乱…確かに、それは否定できない。
…ん?
俺、志木は平気だ。むしろ、志木とならしたいって…。
「雅樹、やっぱり俺、ビッチかもしれん!!!」
「は?だからそれは俺ら…」
「じゃなくてっ!!!し、志木ならいいと思ってんだよ!」
2人が半眼になった。
「はぁ…まぁ、それは、ね」
「あぁ…こりゃ本当に時間の問題だな」
「樹…」
雅樹が肩に手を置いた。
「いっ…!」
ぎぎぎ…とそのまま指に力を込めて掴まれた。痛い。
「あだだだだだ!!!」
勝の馬鹿力で後ろからぎゅうぎゅうに抱きしめられる。
いや、これは拘束だ!!!いてぇ!
「志木だけは…志木だけは我慢する。受け入れる。
本当は嫌だけど。心底嫌だけど。あぁ、本当に嫌だけど!!!!!
もし樹が志木もっていうなら、俺らは受け入れる。
本当に嫌だけどっ!!!!!それで樹が手に入るなら我慢する!」
「手に入れるとか、俺は物じゃねぇよ!」
「分かってるけど、それ以外に今の気持ちを表現できない」
「樹、俺らさ、すげぇ必死なのよ」
そんな弱弱しい声で言われると…。
さっきまで重いと感じてたのに、仄かに嬉しさが心に広がった事に動揺した。
「樹、ごめんね。もう親友として見れないんだ…樹の恋人になりたい」
「俺も。樹に自慢の恋人って思われてぇ」
「…バカ勝め。自慢とか自分で言ってんじゃねぇよ」
ハハッと勝が弱弱しい声を上げた。
胸がぎゅうっと締め付けられる。
「ちゃんと、ちゃんと考えるからさ。時間くれねぇ?」
「うん。もちろん!!」
「ありがとう、樹。すげぇ好きだ」
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