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第一章
3.意図せず感度が上がってつらみ
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「おはよう…」
「うっわ!樹、どうした?声ガラガラじゃん!
風邪でも引いたか?」
「ハハ…ハ…ちょっとな、性質の悪いものにな…」
「マジかよー。熱は?」
「ないっす…」
「だよな!違う熱だよな!」
馬鹿な事を言いながらノ-タリン(勝)が後ろから抱きついてきた。
「離せ…」
「まだ怒ってるの?ごめんてー」
「なに?お前らケンカしたの?」
「はっはっはー!ちょっとな!」
この馬鹿、全然反省してねぇな。
ギロッと睨むと目が合って「ん?」と微笑んだ。
その、口元に目がいって昨日の事を思い出して赤面してしまう。
「おいおい。顔あけぇよ?マジで大丈夫か?」
「大丈夫だいじょうぶ。
樹きゅんはちょっぴり照れ屋さんなのだよ!」
「ばっかじゃねぇの?!」
ムカついたから腹パンしてやった。
「はよー」
「…おはよう。雅樹くん。その手はなんだね?」
「ん?樹が可愛いから」
にこにこ笑いながら俺の頭を撫でている。
確かに俺はチビだが、まだまだ発展途上なんだよ!
これからに期待の男なんだよ!
ベシッと手を払って威嚇してやった。
「…朝から可愛いなぁ。樹よ」
「うるせぇよ。ケダモノ!」
「樹が言うと、誉め言葉にしか聞こえない」
「誉めてねぇーし!バーカバーカ!」
「なぁ…なんかお前らいちゃついてね?」
「いちゃついてねーわ!お前の目ぇ腐ってんじゃねーの?」
「いって!なんだよ樹。気が立ってんのか?」
アホな事を言うクラスメイトに思わず蹴りを入れてしまった。
「素直じゃないねぇ樹くん」
「ホントにねぇ。まぁ、それすらも可愛いんだけどな」
っていうか、通常運転の2人に動揺しまくっている俺が馬鹿みたいに感じる。
なんだよ。これがイケメンモテ男の余裕か?
お、俺なんか昨日も思い出しては悶えてたっつーのに!
そんでもって、息子がギンギン反応してしまったっつーのに!
悔しくてギリギリしながら2人を睨むと、にっこりと笑い返されてしまった。
でも、その目の中にちょっと甘い気配を感じてドギマギしてしまう。
お、俺は男なんか好きじゃないぞ!興味だってないぞ!
確かに2人はイケメンだし面倒見がいいし、俺に優しい親友だけど。
チロッと2人を見ると甘さを含んだ目線を隠しもせずに俺を見た。
や、やめろーーーーー!そんな目で俺を見るな!!!
ザシュッ…!
「きゃーーーーー!!!雅樹くぅーん!」
「かっこいいーーー!!!」
雅樹が難なく決めた3Pシュートに女子が悲鳴を上げる。
顔が良くてスポーツ万能、おまけに成績優秀とかチートすぎる。
「おら!勝!」
「おう!」
ザッ!
「きゃーーーーー!勝くぅーーーん!」
「マジでかっこいいい!!!!!」
その高身長を活かして軽々シュートを決めた勝にも女子が悲鳴を上げる。
くそぅ…変態のくせに無駄に高スペックめ!
認めたくはないが、勝も雅樹と同じくらいのチート野郎だ。
解せぬ。
そして、俺は…
「大丈夫か?」
「うん」
コート内で派手に転んでその時に足首を捻ってしまった。
無念。
俺はバスケとか球技だけは得意なんだ。
アイツらに負けたくなくて気負いすぎた結果、
空回りしてしまった。
そして奴らは華々しく俺の前で活躍している。
ぐやじぃ。
ピーッとホイッスルが鳴って試合終了した。
きゃあきゃあ言いながら女子が奴らを取り囲んでいる。
羨ましいったらない。
「樹ーっ。大丈夫かー?」
「うるせぇ。頭から手をどけろ」
勝が頭を撫でてきたから、ベシッと払ってやった。
「樹くん残念だったね。樹くんがバスケする姿好きだから
見れなくて残念だったー」
「あ、ありがとう…」
「可愛い樹くんが、みんなの中を猛スピードでちょこまか動いているの見ると、なぁんか癒されるんだよね~」
「わかる~。なんだろうね?あの感覚」
そっちかよ!!!!カッコいいとかじゃないのかよ!!!
にやにや笑った勝がひょいと俺を抱き上げた。お姫様抱っこで。
「「「キャーーーー!!!」」」
女子の悲鳴が上がった。楽しそうですね。
「や、やめろよ。勝。おろせ!」
「保健室いこーか?」
「大丈夫だってば!自分で歩いていける!」
「まぁまぁ。甘えなさいよ」
「俺もついていーっちゃお♪」
「お前は来るな」
「仲間外れは寂しいーー」
全然寂しいと思ってない口調で雅樹がついてくる。
「せんせー。俺ら、樹保健室に連れてくねー?」
「おー。分かった。樹、冷やしてこい」
うぅぅぅ…いつもゆる~い先生の優しさが今は有難迷惑です。
抵抗を軽くかわされまくり、なんだかんだと保健室に着いた。
「せんせー樹くんが足を捻りましたー」
「あらあら。お姫様のおなりねぇ」
福福とした笑顔の先生がおっとりと言う。
もう、抵抗する気が失せている俺はおとなしくベッドに腰かけた。
湿布を貼って、ネット包帯をくるりと巻かれた。
「もうすぐ授業が終わるし、それまで休んでていいわよ。
先生ちょっと職員室に行かなきゃならないから、席を外すわね?」
「え!?ちょ、ま…」
「「はぁ~い。行ってらっしゃ~い」」
悪魔が2人、俺の声を遮って先生を見送った。
「な、なんだよ」
にこにこと俺を見下ろす2人から離れてベッドの奥に逃げた。
「樹。昨日、あれからどうした?抜いた?」
「は?!」
「俺は抜いたよ」
「俺も~。想像の中の樹もめっちゃ可愛かった」
なんかこえぇ言葉が聞こえた。
…いや、俺も抜いたけどさぁ。でもあれは仕方ないよな!
体の火照りがおさまんないんだもん。ギンギンに勃ってるし。
「んっ!」
いつの間にか間合いを詰められた雅樹にすりっと太ももを撫でられた。
「相変わらず敏感だねぇ?」
「いや、なんかちょっと感度上がってね?」
2人の目がギラッと光って俺の本能が逃げろと叫ぶ。
「邪魔されなくないから、鍵かーけよ♪」
「いやいやいや。なんの邪魔?」
「そりゃ~、樹を愛でるのを邪魔されないようにだよ?」
ベッドに乗り上げていた雅樹の膝に乗せられた。
「おめぇらの手際の良さにドン引きだわ!」
「お褒め預かり光栄です」
「褒めてねぇよ!」
「樹?すこーし黙ろうか」
「んっ」
雅樹にキスされた。
口の中を巧みに蹂躙してきて俺の腰に力が入らなくなってきた。
「飲んで」
少しだけ雅樹の唾液が入ってきて、俺は思わずコクリと飲んでしまった。
「ん。いい子。もっと気持ち良くしてあげるね?」
「雅樹こぇぇ~。手慣れ過ぎててこぇぇ~。樹の目がトロンとしてる」
「んー?俺は愛情持って樹に触れてるもん」
「さすが歩く種馬!」
「うるさいよ。愛を注いでんの」
そう。
雅樹は特定の彼女を作らず、色んな女子とエッチしている。
ヤリチンなのに蔑まれない。恨まれない。神に愛された男と言えよう。
「樹。もっとキスしよっか。気持ちいいでしょ?」
「ん…もっと」
「マジかよ。あの樹が従順になった…」
雅樹の手が服の中に入ってきてあちこちを優しく愛撫する。
だけど、肝心な所に触れてくれなくて腰がモゾモゾする。
「どうした樹?どこ触って欲しい?」
「…」
「言わなきゃ分かんないよ。どこがいい?」
「…ちくび」
「もっと大きな声で言わないと聞こえないよ?」
「うわぁ~…優しい声でドSぅ」
勝の声が聞こえてくるけど、俺の頭の中は快楽でいっぱいで冷静になる隙間がない。
「ちくび触って欲しい…」
「よく言えました。いい子だから舐めてあげるね?」
そう雅樹に言われて、昨日の快楽が脳裏に蘇って俺の腰が震えた。
「調教完了かよ…」
「失礼だな。愛の交歓と言えよ。樹の舐めさせてやんねーぞ?」
「うそうそ!雅樹さま!俺も舐めたい!!」
「あ!あぁぁ!やん!」
じゅうっとむしゃぶりつかれて高い声が出た。
「可愛い声だけど、聞こえちゃまずいから口ふさいじゃおうね」
苦笑した雅樹が俺の口をキスして塞ぐ。
眩暈がするほどに気持ち良くて俺も雅樹の舌に舌を絡ませる。
勝が右の乳首に吸い付いて、左を指で愛撫している。
「んっ!んんん!はぁ…あっぁぁ…やぁ!やだ!あ…!」
雅樹が更に深く、深く口づけてきた。
その瞬間、頭が真っ白になって快感が俺を貫いた。
「もしかして…樹、乳首でいっちゃったの?」
くたっとなった俺を抱き寄せながら雅樹が嬉しそうに言った。
「わ、わかんな…」
はぁはぁ息を荒い息を整えるので精いっぱいだ。
「なーなー。樹ぃー。俺、ここも触りたーい」
楽しそうにチョンチョンと俺の息子を服の上からつついている。
「だ、だめ…」
「えー?なんでー?きっともっと気持ちいいぜー?」
ぐらぐらと心が揺れる。
(ちょっとくらいなら…)
キーンコーンカーンコーン
「はっ!危なかった!!!」
「「ちっ!」」
「ちっ!じゃねーよ!お前ら脳みそやべぇぞ?」
「「確かに」」
「だろ?ちょっと冷静になろうぜ?俺もなんか頭おかしくなってるわ…」
「樹はそのままでいいんだよ。何も考えず欲望の赴くままにいればいい」
「欲望の赴くままはお前らだろ!目ぇ覚ませ!」
「「大丈夫だいじょうぶ」」
「全然大丈夫じゃねー。教室戻ろうぜ!」
「もっかいお姫様抱っこする?」
「断る!!!」
「ちぇー。照れてる樹可愛かったのにー」
「うるっせぇ!」
教室に戻ると、一部の女子からねっちょりとした視線を向けられた。
一体、なんなんだ…あいつらのファンか?
ファンならあいつらを止めてくれ!!!!
「うっわ!樹、どうした?声ガラガラじゃん!
風邪でも引いたか?」
「ハハ…ハ…ちょっとな、性質の悪いものにな…」
「マジかよー。熱は?」
「ないっす…」
「だよな!違う熱だよな!」
馬鹿な事を言いながらノ-タリン(勝)が後ろから抱きついてきた。
「離せ…」
「まだ怒ってるの?ごめんてー」
「なに?お前らケンカしたの?」
「はっはっはー!ちょっとな!」
この馬鹿、全然反省してねぇな。
ギロッと睨むと目が合って「ん?」と微笑んだ。
その、口元に目がいって昨日の事を思い出して赤面してしまう。
「おいおい。顔あけぇよ?マジで大丈夫か?」
「大丈夫だいじょうぶ。
樹きゅんはちょっぴり照れ屋さんなのだよ!」
「ばっかじゃねぇの?!」
ムカついたから腹パンしてやった。
「はよー」
「…おはよう。雅樹くん。その手はなんだね?」
「ん?樹が可愛いから」
にこにこ笑いながら俺の頭を撫でている。
確かに俺はチビだが、まだまだ発展途上なんだよ!
これからに期待の男なんだよ!
ベシッと手を払って威嚇してやった。
「…朝から可愛いなぁ。樹よ」
「うるせぇよ。ケダモノ!」
「樹が言うと、誉め言葉にしか聞こえない」
「誉めてねぇーし!バーカバーカ!」
「なぁ…なんかお前らいちゃついてね?」
「いちゃついてねーわ!お前の目ぇ腐ってんじゃねーの?」
「いって!なんだよ樹。気が立ってんのか?」
アホな事を言うクラスメイトに思わず蹴りを入れてしまった。
「素直じゃないねぇ樹くん」
「ホントにねぇ。まぁ、それすらも可愛いんだけどな」
っていうか、通常運転の2人に動揺しまくっている俺が馬鹿みたいに感じる。
なんだよ。これがイケメンモテ男の余裕か?
お、俺なんか昨日も思い出しては悶えてたっつーのに!
そんでもって、息子がギンギン反応してしまったっつーのに!
悔しくてギリギリしながら2人を睨むと、にっこりと笑い返されてしまった。
でも、その目の中にちょっと甘い気配を感じてドギマギしてしまう。
お、俺は男なんか好きじゃないぞ!興味だってないぞ!
確かに2人はイケメンだし面倒見がいいし、俺に優しい親友だけど。
チロッと2人を見ると甘さを含んだ目線を隠しもせずに俺を見た。
や、やめろーーーーー!そんな目で俺を見るな!!!
ザシュッ…!
「きゃーーーーー!!!雅樹くぅーん!」
「かっこいいーーー!!!」
雅樹が難なく決めた3Pシュートに女子が悲鳴を上げる。
顔が良くてスポーツ万能、おまけに成績優秀とかチートすぎる。
「おら!勝!」
「おう!」
ザッ!
「きゃーーーーー!勝くぅーーーん!」
「マジでかっこいいい!!!!!」
その高身長を活かして軽々シュートを決めた勝にも女子が悲鳴を上げる。
くそぅ…変態のくせに無駄に高スペックめ!
認めたくはないが、勝も雅樹と同じくらいのチート野郎だ。
解せぬ。
そして、俺は…
「大丈夫か?」
「うん」
コート内で派手に転んでその時に足首を捻ってしまった。
無念。
俺はバスケとか球技だけは得意なんだ。
アイツらに負けたくなくて気負いすぎた結果、
空回りしてしまった。
そして奴らは華々しく俺の前で活躍している。
ぐやじぃ。
ピーッとホイッスルが鳴って試合終了した。
きゃあきゃあ言いながら女子が奴らを取り囲んでいる。
羨ましいったらない。
「樹ーっ。大丈夫かー?」
「うるせぇ。頭から手をどけろ」
勝が頭を撫でてきたから、ベシッと払ってやった。
「樹くん残念だったね。樹くんがバスケする姿好きだから
見れなくて残念だったー」
「あ、ありがとう…」
「可愛い樹くんが、みんなの中を猛スピードでちょこまか動いているの見ると、なぁんか癒されるんだよね~」
「わかる~。なんだろうね?あの感覚」
そっちかよ!!!!カッコいいとかじゃないのかよ!!!
にやにや笑った勝がひょいと俺を抱き上げた。お姫様抱っこで。
「「「キャーーーー!!!」」」
女子の悲鳴が上がった。楽しそうですね。
「や、やめろよ。勝。おろせ!」
「保健室いこーか?」
「大丈夫だってば!自分で歩いていける!」
「まぁまぁ。甘えなさいよ」
「俺もついていーっちゃお♪」
「お前は来るな」
「仲間外れは寂しいーー」
全然寂しいと思ってない口調で雅樹がついてくる。
「せんせー。俺ら、樹保健室に連れてくねー?」
「おー。分かった。樹、冷やしてこい」
うぅぅぅ…いつもゆる~い先生の優しさが今は有難迷惑です。
抵抗を軽くかわされまくり、なんだかんだと保健室に着いた。
「せんせー樹くんが足を捻りましたー」
「あらあら。お姫様のおなりねぇ」
福福とした笑顔の先生がおっとりと言う。
もう、抵抗する気が失せている俺はおとなしくベッドに腰かけた。
湿布を貼って、ネット包帯をくるりと巻かれた。
「もうすぐ授業が終わるし、それまで休んでていいわよ。
先生ちょっと職員室に行かなきゃならないから、席を外すわね?」
「え!?ちょ、ま…」
「「はぁ~い。行ってらっしゃ~い」」
悪魔が2人、俺の声を遮って先生を見送った。
「な、なんだよ」
にこにこと俺を見下ろす2人から離れてベッドの奥に逃げた。
「樹。昨日、あれからどうした?抜いた?」
「は?!」
「俺は抜いたよ」
「俺も~。想像の中の樹もめっちゃ可愛かった」
なんかこえぇ言葉が聞こえた。
…いや、俺も抜いたけどさぁ。でもあれは仕方ないよな!
体の火照りがおさまんないんだもん。ギンギンに勃ってるし。
「んっ!」
いつの間にか間合いを詰められた雅樹にすりっと太ももを撫でられた。
「相変わらず敏感だねぇ?」
「いや、なんかちょっと感度上がってね?」
2人の目がギラッと光って俺の本能が逃げろと叫ぶ。
「邪魔されなくないから、鍵かーけよ♪」
「いやいやいや。なんの邪魔?」
「そりゃ~、樹を愛でるのを邪魔されないようにだよ?」
ベッドに乗り上げていた雅樹の膝に乗せられた。
「おめぇらの手際の良さにドン引きだわ!」
「お褒め預かり光栄です」
「褒めてねぇよ!」
「樹?すこーし黙ろうか」
「んっ」
雅樹にキスされた。
口の中を巧みに蹂躙してきて俺の腰に力が入らなくなってきた。
「飲んで」
少しだけ雅樹の唾液が入ってきて、俺は思わずコクリと飲んでしまった。
「ん。いい子。もっと気持ち良くしてあげるね?」
「雅樹こぇぇ~。手慣れ過ぎててこぇぇ~。樹の目がトロンとしてる」
「んー?俺は愛情持って樹に触れてるもん」
「さすが歩く種馬!」
「うるさいよ。愛を注いでんの」
そう。
雅樹は特定の彼女を作らず、色んな女子とエッチしている。
ヤリチンなのに蔑まれない。恨まれない。神に愛された男と言えよう。
「樹。もっとキスしよっか。気持ちいいでしょ?」
「ん…もっと」
「マジかよ。あの樹が従順になった…」
雅樹の手が服の中に入ってきてあちこちを優しく愛撫する。
だけど、肝心な所に触れてくれなくて腰がモゾモゾする。
「どうした樹?どこ触って欲しい?」
「…」
「言わなきゃ分かんないよ。どこがいい?」
「…ちくび」
「もっと大きな声で言わないと聞こえないよ?」
「うわぁ~…優しい声でドSぅ」
勝の声が聞こえてくるけど、俺の頭の中は快楽でいっぱいで冷静になる隙間がない。
「ちくび触って欲しい…」
「よく言えました。いい子だから舐めてあげるね?」
そう雅樹に言われて、昨日の快楽が脳裏に蘇って俺の腰が震えた。
「調教完了かよ…」
「失礼だな。愛の交歓と言えよ。樹の舐めさせてやんねーぞ?」
「うそうそ!雅樹さま!俺も舐めたい!!」
「あ!あぁぁ!やん!」
じゅうっとむしゃぶりつかれて高い声が出た。
「可愛い声だけど、聞こえちゃまずいから口ふさいじゃおうね」
苦笑した雅樹が俺の口をキスして塞ぐ。
眩暈がするほどに気持ち良くて俺も雅樹の舌に舌を絡ませる。
勝が右の乳首に吸い付いて、左を指で愛撫している。
「んっ!んんん!はぁ…あっぁぁ…やぁ!やだ!あ…!」
雅樹が更に深く、深く口づけてきた。
その瞬間、頭が真っ白になって快感が俺を貫いた。
「もしかして…樹、乳首でいっちゃったの?」
くたっとなった俺を抱き寄せながら雅樹が嬉しそうに言った。
「わ、わかんな…」
はぁはぁ息を荒い息を整えるので精いっぱいだ。
「なーなー。樹ぃー。俺、ここも触りたーい」
楽しそうにチョンチョンと俺の息子を服の上からつついている。
「だ、だめ…」
「えー?なんでー?きっともっと気持ちいいぜー?」
ぐらぐらと心が揺れる。
(ちょっとくらいなら…)
キーンコーンカーンコーン
「はっ!危なかった!!!」
「「ちっ!」」
「ちっ!じゃねーよ!お前ら脳みそやべぇぞ?」
「「確かに」」
「だろ?ちょっと冷静になろうぜ?俺もなんか頭おかしくなってるわ…」
「樹はそのままでいいんだよ。何も考えず欲望の赴くままにいればいい」
「欲望の赴くままはお前らだろ!目ぇ覚ませ!」
「「大丈夫だいじょうぶ」」
「全然大丈夫じゃねー。教室戻ろうぜ!」
「もっかいお姫様抱っこする?」
「断る!!!」
「ちぇー。照れてる樹可愛かったのにー」
「うるっせぇ!」
教室に戻ると、一部の女子からねっちょりとした視線を向けられた。
一体、なんなんだ…あいつらのファンか?
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