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第一章
2.シシュンキ、オソロシイ
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「やだ!やめて!」
「ちょっと…ちょーーっとだけ!」
「なんか、先っぽだけだから!ってやつみてぇだな」
「雅樹も!止めてよぉ!」
「うん。後でな。俺も今、勝に賛成中」
「ばかぁ!」
「やめろ。可愛いだけだ」
バカ勝は俺のビーチクさんをガン見している。
ホント馬鹿。馬鹿すぎる。男の乳首見てなにが楽しいんだよ。
ぼんやりする頭でそんな事を考える。
「やっべぇ…理想のビーチク様がここに鎮座されておるぞ。雅樹よ」
「あぁ…マジでな。まな板に豆な状態であっても気にならんな。
むしろ神々しい。逆にエロい」
「ワカル」
2人共バカなの?死ぬの?いや、いっそ死んでくれ。
「舐めてぇ…」
「はっ?!」
さすがにギョッとして勝を見る。
「いやいやいやいや…馬鹿でしょ?」
「うん。自分でも馬鹿だと思う。巨乳こそ正義である俺様がまさか
絶壁に欲情しようとは…樹、恐るべし」
「よく…!馬鹿!ホントに馬鹿!今すぐ離せぇぇええ!」
「うん。舐めたらな!」
「…はっ?」
あまりの事に絶句して動きが止まった。
ちゅっ…
「ひゃ!」
「やっべ。なにこの未知との遭遇。たまらん。楽しい」
「どんな感じ?」
「うーん…肌がスベスベしてて乳首もプリッとしてて唇に触れると気持ちいい。
なんか、クセになりそ」
「マジ?」
「うん。今はキスだけだから、もちょっとだけ許せ!樹!」
「ばかばかばかーーーー!!!」
勝が俺を見ながらゆっくり乳首に近づいて行く。
にやりと笑うと舌を出した。
「や、やめ…」
「ない」
そう言うと、俺の乳首をペロッと舐めてちゅぅと吸った。
その瞬間、ものすごい刺激が脳みそを貫いた。
「はっ!あぁ!ああぁぁ!」
「こうすると、もっと気持ちいいらしいぜ?」
ベロリと舌を胸に這わせて舐めだした。
「おーれも♪」
雅樹はそう言うと反対側の乳首に吸い付いた。
もうダメだった。何も考えられなくなるくらいの快感が脳を支配する。
悲鳴にならない悲鳴を上げて悶えるしかない。
「樹ぃ…めっちゃ勃ってんじゃん」
「ま、俺らもだけどな」
くすくすと笑いながら話し合う2人の声が遠くに聞こえる。
俺は完全に刺激の波に飲まれてしまってなすがままだ。
「マジでかーわいっ。俺、樹ならありかも」
「俺も。ありだな。やべぇ。てか、ちんこ痛てぇ」
「俺も。抜きてぇ」
「でもさすがにここじゃ無理だよな」
「ああ。てか、樹は完全に被害者だよな。こいつもカッチカチになってる」
「やべぇ。触りてぇ」
「俺も…」
「てかさ、俺ら別にボーイがラブじゃねぇよな?なんなんだろな。この空間」
「樹は魔性の男だな。うーん…惜しい。惜しいぞ。これだけで終わりたくない」
「俺も」
こいつら本当に頭おかしい。なんっちゅー話をしてんだよ。
「喘ぎ声がさ、やべぇよな」
「うん。もっと啼かせたくなるってやつ?」
「鬼畜だな」
「お前もな」
プルルルルル!プルルルルル!
淫靡な空気を引き裂くように部屋の内線が鳴った。
「終了10分前だって」
雅樹が応対をして戻ってきた。
「うーん…残念だ。非常に、残念だ。俺はもっと樹を愛でたい。愛で足りない」
「俺もー。今度は邪魔が入らない所で存分に愛でようじゃないか」
「いいねー。そうしよう」
「ば…っかやろう。おことわりだ」
「「これはもう決定事項だ。諦めろ」」
「ぜってぇやだ。てかもう辛い。喉いたい」
「うふふふー。かーわい♪良い声で啼いたからねぇ」
「頭くさってんじゃねぇの?エロ漫画の見すぎだろ」
「そんなね、潤んだ瞳で言われても可愛いだけだよ?…チューしたる」
ちゅっ…ちゅるっ…
「はっ…んっ…やめ…勝ぅ」
「煽るなよ」
「煽ってなんか…あ…んん…」
やべぇ。めちゃくちゃ気持ちいい。
勝の厚めの舌が口の中を蹂躙しまくる。思わず勝に縋ってしまう。
「可愛いなぁ。樹。マジで可愛い」
「俺もー。俺もチューしたーい。樹を堪能したーい」
「ちょ、まさ…んっ」
雅樹は優しく口の中を蹂躙していく。上顎を軽くくすぐったり、舌を軽く吸ったり。
これまたむちゃくちゃ気持ちいい。思わず応えてしまう気持ち良さだ。
「あっ!あぁぁ!やぁぁぁ!」
自分の口からめちゃくちゃ甘い声が出た。やめてぇぇええ!
雅樹がキスしながら俺の乳首を愛撫するんだ。やめて欲しい。マジで。
「可愛いねぇ」
雅樹が目を細めて俺を見る。
イケメンに見つめられてちょっとドキドキする。
…ってオイ!俺、しっかりしろ!頭が腐り始めてんぞ!!!
俺の口の端から垂れた涎を雅樹がちゅっと舐めとった。
キュンとしてしまったのは秘密だ。
結論。
思春期の荒ぶる性欲の前に理性は何の役にも立たない。
シシュンキ、オソロシイ。
「ちょっと…ちょーーっとだけ!」
「なんか、先っぽだけだから!ってやつみてぇだな」
「雅樹も!止めてよぉ!」
「うん。後でな。俺も今、勝に賛成中」
「ばかぁ!」
「やめろ。可愛いだけだ」
バカ勝は俺のビーチクさんをガン見している。
ホント馬鹿。馬鹿すぎる。男の乳首見てなにが楽しいんだよ。
ぼんやりする頭でそんな事を考える。
「やっべぇ…理想のビーチク様がここに鎮座されておるぞ。雅樹よ」
「あぁ…マジでな。まな板に豆な状態であっても気にならんな。
むしろ神々しい。逆にエロい」
「ワカル」
2人共バカなの?死ぬの?いや、いっそ死んでくれ。
「舐めてぇ…」
「はっ?!」
さすがにギョッとして勝を見る。
「いやいやいやいや…馬鹿でしょ?」
「うん。自分でも馬鹿だと思う。巨乳こそ正義である俺様がまさか
絶壁に欲情しようとは…樹、恐るべし」
「よく…!馬鹿!ホントに馬鹿!今すぐ離せぇぇええ!」
「うん。舐めたらな!」
「…はっ?」
あまりの事に絶句して動きが止まった。
ちゅっ…
「ひゃ!」
「やっべ。なにこの未知との遭遇。たまらん。楽しい」
「どんな感じ?」
「うーん…肌がスベスベしてて乳首もプリッとしてて唇に触れると気持ちいい。
なんか、クセになりそ」
「マジ?」
「うん。今はキスだけだから、もちょっとだけ許せ!樹!」
「ばかばかばかーーーー!!!」
勝が俺を見ながらゆっくり乳首に近づいて行く。
にやりと笑うと舌を出した。
「や、やめ…」
「ない」
そう言うと、俺の乳首をペロッと舐めてちゅぅと吸った。
その瞬間、ものすごい刺激が脳みそを貫いた。
「はっ!あぁ!ああぁぁ!」
「こうすると、もっと気持ちいいらしいぜ?」
ベロリと舌を胸に這わせて舐めだした。
「おーれも♪」
雅樹はそう言うと反対側の乳首に吸い付いた。
もうダメだった。何も考えられなくなるくらいの快感が脳を支配する。
悲鳴にならない悲鳴を上げて悶えるしかない。
「樹ぃ…めっちゃ勃ってんじゃん」
「ま、俺らもだけどな」
くすくすと笑いながら話し合う2人の声が遠くに聞こえる。
俺は完全に刺激の波に飲まれてしまってなすがままだ。
「マジでかーわいっ。俺、樹ならありかも」
「俺も。ありだな。やべぇ。てか、ちんこ痛てぇ」
「俺も。抜きてぇ」
「でもさすがにここじゃ無理だよな」
「ああ。てか、樹は完全に被害者だよな。こいつもカッチカチになってる」
「やべぇ。触りてぇ」
「俺も…」
「てかさ、俺ら別にボーイがラブじゃねぇよな?なんなんだろな。この空間」
「樹は魔性の男だな。うーん…惜しい。惜しいぞ。これだけで終わりたくない」
「俺も」
こいつら本当に頭おかしい。なんっちゅー話をしてんだよ。
「喘ぎ声がさ、やべぇよな」
「うん。もっと啼かせたくなるってやつ?」
「鬼畜だな」
「お前もな」
プルルルルル!プルルルルル!
淫靡な空気を引き裂くように部屋の内線が鳴った。
「終了10分前だって」
雅樹が応対をして戻ってきた。
「うーん…残念だ。非常に、残念だ。俺はもっと樹を愛でたい。愛で足りない」
「俺もー。今度は邪魔が入らない所で存分に愛でようじゃないか」
「いいねー。そうしよう」
「ば…っかやろう。おことわりだ」
「「これはもう決定事項だ。諦めろ」」
「ぜってぇやだ。てかもう辛い。喉いたい」
「うふふふー。かーわい♪良い声で啼いたからねぇ」
「頭くさってんじゃねぇの?エロ漫画の見すぎだろ」
「そんなね、潤んだ瞳で言われても可愛いだけだよ?…チューしたる」
ちゅっ…ちゅるっ…
「はっ…んっ…やめ…勝ぅ」
「煽るなよ」
「煽ってなんか…あ…んん…」
やべぇ。めちゃくちゃ気持ちいい。
勝の厚めの舌が口の中を蹂躙しまくる。思わず勝に縋ってしまう。
「可愛いなぁ。樹。マジで可愛い」
「俺もー。俺もチューしたーい。樹を堪能したーい」
「ちょ、まさ…んっ」
雅樹は優しく口の中を蹂躙していく。上顎を軽くくすぐったり、舌を軽く吸ったり。
これまたむちゃくちゃ気持ちいい。思わず応えてしまう気持ち良さだ。
「あっ!あぁぁ!やぁぁぁ!」
自分の口からめちゃくちゃ甘い声が出た。やめてぇぇええ!
雅樹がキスしながら俺の乳首を愛撫するんだ。やめて欲しい。マジで。
「可愛いねぇ」
雅樹が目を細めて俺を見る。
イケメンに見つめられてちょっとドキドキする。
…ってオイ!俺、しっかりしろ!頭が腐り始めてんぞ!!!
俺の口の端から垂れた涎を雅樹がちゅっと舐めとった。
キュンとしてしまったのは秘密だ。
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