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第一章 初めての務め
027 時間
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朝の参拝者は増えてきており瑞貴の不審な動きは目立たなくなっていた。話の内容に集中していたことで瑞貴自身が開き直った点が良かったのかもしれない。ある程度堂々としてしまった方が挙動不信を隠すことにもなるらしい。
瑞貴は二人からの依頼を冷静に考えてみたが、神媒師として『成仏させる』ことよりも『未練を残させない』ことがメインになってしまっているように思えた。
――これから一ヶ月間、ここにいる全員を成仏させるために行動をしなければならないのか……
クリスマス・パーティーが区切りとなれば時間はあるが、再来週は高校の期末試験があるので行動出来ない期間を考えると結構大変かもしれない。
師走だから神媒『師』が奔『走』することになる。大黒様の名前がダジャレになっていることを笑えないレベルの展開を迎えたことに瑞貴は気付いた。
閻魔大王にメール返信が可能であれば苦情を訴えたいところであるが、瑞貴のスマホから閻魔大王宛にはメールを送信出来ないことも実証実験済みだった。
「あのぅ、信長さんと秀吉さんのことは知ってるんですけど子どもたちとも挨拶しておきたいんです」
「ほうほう、では皆を集めようか。」
秀吉が声を上げて子どもたちに集合するように促した。
「はーい。」「ちょっと待って!」「後じゃダメなの?」
子どもたちは、それぞれに返事をしているが動きはバラバラだった。中々に集まる気配はないので信長が怒りだすのではないかと少しだけ心配になっていた。
だが、ここでも瑞貴の予想に反して信長はニコニコと見守っているだけだった。『鳴かぬなら殺してしまえホトトギス』のような短気さは見られない。
「ほれっ、早くせんか!」
秀吉爺ちゃんの優しい呼びかけで、やっとの集合。
一人一人が瑞貴に自己紹介をしてくれるが半分以上が名前だけの子だった。苗字が一般化される前の時代の子なのか、ただ忘れてしまっただけなのかは定かでない。
「えっと、君が『すゑちゃん』で、君は『佐吉君』だったね。」
年齢は5歳から8歳で古い時代の子どもばかりに見えた。
子どもだけで11人で男の子が5人と女の子が6人いた。顔と名前が一致しなかったので、写真を撮って覚えようとスマホを向けたが画面に映ることはなかった。そんな当然のことにも瑞貴は切ない気持ちになっている。
――俺の半分も生きられなかったんだよな……
そんな中で瑞貴の心を温かくしてくれたのは大黒様の存在だった。
大黒様は子どもたちと交流出来ていて、撫でられたりもしている。神様であれば、この世とあの世の境界線すら超越してしまえる。
「それで、君は『佐久間愛子ちゃん』だ。……君は『村下和夫くん』、合ってるかな?」
戦争中に亡くなったのだろうか、防空頭巾を身に着けている子もいた。名前の漢字は頭巾の名札で知ることが出来た。
「君は、『山咲瑠々ちゃん』だったよね?」
この子だけ明らかに最近の洋服を着ていた。保育園の名札らしい物から名前も分かっていたし、一人だけ存在が浮いていた。
――この子が亡くなったのは、そんなに昔じゃないのか?
子どもたちは全員が明るく元気だった。
死んでいるのに明るく元気という表現も間違っているかもしれないが、この子たちは死んでいること自体を理解できていないかもしれない。
だから成仏出来ずに留まってしまっていることにもなる。
――まぁ、これも人助けと思うしかないよな?
この子たちを前にして、『一ヶ月は大変だ』と考えていることは物凄く失礼なことになると瑞貴は考えていた。瑞貴が生きる時間の中で、たった一ヶ月間だけの話。
――この11人をしっかりと楽しませて送ってあげよう。……お爺の2人はオマケだ
歴史的な偉人をオマケ扱いすることに気は咎めなかったし、子どもたちを主役にすることが当然に思えていた。そのことを信長も秀吉も望んでいる。
子どもたちとの挨拶を済ませて秀吉と段取りを確認した。一ヶ月程度の付き合いは継続することになるのだから互いに心残りはないようにしたかった。
「それで、今後、お二人と話したい時はどうすればいいですか?」
「儂らは、熱田神宮の中で過ごしておるから、探して声をかけてくれれば構わんぞ」
「えっ?……熱田神宮の中をうろついてて、大丈夫なんですか?結構格式高い神社なんですよ」
「何を言っておるか。熱田神宮にとって儂らは『出資者』でもあるんだ。少しくらい場所を借りたくらいで文句を言われるはずなかろうが」
秀吉は死後に覚えたであろう『出資者』の単語を使いたかっただけなのかもしれない。
熱田神宮には、桶狭間の戦いで今川義元に勝利した時の御礼で奉納された『信長塀』も現存している。
そういった点からも、所縁のある神社かもしれず大きい顔をして使う権利はあると言いたいのだろう。
「分かりました……。それでは、情報を集めてから、また来ます」
成仏させる方法、フワフワのパンケーキの作り方、作ったパンケーキを食べさせる方法、子どもたちにクリスマス・パーティーを楽しんでもらう方法。
戦闘のように特殊なことではなく瑞貴でも何とかなりそうな内容が多かったので瑞貴は少しホッとして可笑しくなっていた。
朝、この場所に到着した時にイメージした展開とは全く違う展開になっていたが、これはこれで悪くないと考えている。
瑞貴は二人からの依頼を冷静に考えてみたが、神媒師として『成仏させる』ことよりも『未練を残させない』ことがメインになってしまっているように思えた。
――これから一ヶ月間、ここにいる全員を成仏させるために行動をしなければならないのか……
クリスマス・パーティーが区切りとなれば時間はあるが、再来週は高校の期末試験があるので行動出来ない期間を考えると結構大変かもしれない。
師走だから神媒『師』が奔『走』することになる。大黒様の名前がダジャレになっていることを笑えないレベルの展開を迎えたことに瑞貴は気付いた。
閻魔大王にメール返信が可能であれば苦情を訴えたいところであるが、瑞貴のスマホから閻魔大王宛にはメールを送信出来ないことも実証実験済みだった。
「あのぅ、信長さんと秀吉さんのことは知ってるんですけど子どもたちとも挨拶しておきたいんです」
「ほうほう、では皆を集めようか。」
秀吉が声を上げて子どもたちに集合するように促した。
「はーい。」「ちょっと待って!」「後じゃダメなの?」
子どもたちは、それぞれに返事をしているが動きはバラバラだった。中々に集まる気配はないので信長が怒りだすのではないかと少しだけ心配になっていた。
だが、ここでも瑞貴の予想に反して信長はニコニコと見守っているだけだった。『鳴かぬなら殺してしまえホトトギス』のような短気さは見られない。
「ほれっ、早くせんか!」
秀吉爺ちゃんの優しい呼びかけで、やっとの集合。
一人一人が瑞貴に自己紹介をしてくれるが半分以上が名前だけの子だった。苗字が一般化される前の時代の子なのか、ただ忘れてしまっただけなのかは定かでない。
「えっと、君が『すゑちゃん』で、君は『佐吉君』だったね。」
年齢は5歳から8歳で古い時代の子どもばかりに見えた。
子どもだけで11人で男の子が5人と女の子が6人いた。顔と名前が一致しなかったので、写真を撮って覚えようとスマホを向けたが画面に映ることはなかった。そんな当然のことにも瑞貴は切ない気持ちになっている。
――俺の半分も生きられなかったんだよな……
そんな中で瑞貴の心を温かくしてくれたのは大黒様の存在だった。
大黒様は子どもたちと交流出来ていて、撫でられたりもしている。神様であれば、この世とあの世の境界線すら超越してしまえる。
「それで、君は『佐久間愛子ちゃん』だ。……君は『村下和夫くん』、合ってるかな?」
戦争中に亡くなったのだろうか、防空頭巾を身に着けている子もいた。名前の漢字は頭巾の名札で知ることが出来た。
「君は、『山咲瑠々ちゃん』だったよね?」
この子だけ明らかに最近の洋服を着ていた。保育園の名札らしい物から名前も分かっていたし、一人だけ存在が浮いていた。
――この子が亡くなったのは、そんなに昔じゃないのか?
子どもたちは全員が明るく元気だった。
死んでいるのに明るく元気という表現も間違っているかもしれないが、この子たちは死んでいること自体を理解できていないかもしれない。
だから成仏出来ずに留まってしまっていることにもなる。
――まぁ、これも人助けと思うしかないよな?
この子たちを前にして、『一ヶ月は大変だ』と考えていることは物凄く失礼なことになると瑞貴は考えていた。瑞貴が生きる時間の中で、たった一ヶ月間だけの話。
――この11人をしっかりと楽しませて送ってあげよう。……お爺の2人はオマケだ
歴史的な偉人をオマケ扱いすることに気は咎めなかったし、子どもたちを主役にすることが当然に思えていた。そのことを信長も秀吉も望んでいる。
子どもたちとの挨拶を済ませて秀吉と段取りを確認した。一ヶ月程度の付き合いは継続することになるのだから互いに心残りはないようにしたかった。
「それで、今後、お二人と話したい時はどうすればいいですか?」
「儂らは、熱田神宮の中で過ごしておるから、探して声をかけてくれれば構わんぞ」
「えっ?……熱田神宮の中をうろついてて、大丈夫なんですか?結構格式高い神社なんですよ」
「何を言っておるか。熱田神宮にとって儂らは『出資者』でもあるんだ。少しくらい場所を借りたくらいで文句を言われるはずなかろうが」
秀吉は死後に覚えたであろう『出資者』の単語を使いたかっただけなのかもしれない。
熱田神宮には、桶狭間の戦いで今川義元に勝利した時の御礼で奉納された『信長塀』も現存している。
そういった点からも、所縁のある神社かもしれず大きい顔をして使う権利はあると言いたいのだろう。
「分かりました……。それでは、情報を集めてから、また来ます」
成仏させる方法、フワフワのパンケーキの作り方、作ったパンケーキを食べさせる方法、子どもたちにクリスマス・パーティーを楽しんでもらう方法。
戦闘のように特殊なことではなく瑞貴でも何とかなりそうな内容が多かったので瑞貴は少しホッとして可笑しくなっていた。
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