【完結】硝子の海と天色の贈り物

「拒否権は……?」
「あ? ないに決まってんだろ、そんなもん」
 路上で倒れた苦学生――羽柴茉莉花(はしばまりか)を自宅に連れ帰り介抱したのは、年齢不詳のおじさん――速水朔哉(はやみさくや)だった。

 偶然か必然か。
 凸凹な二人の、なんとも不思議な関係が幕を開けた。



※2015年完結作品
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