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#8 邪なる誘い(よこしまなるいざない)②
しおりを挟む「どうですか、夫以外の精液の味は?」
「……」
「聞こえませんよ?」
「……とても、美味しかった、です」
「ふふふ、なんて悪い妻なんでしょう。これにはもっとお仕置きが必要ですね」
篠山先生は僕を再び立たせると、ソファーに手を突いてお尻を向けるように命じた。
「こう、ですか?」
僕はお尻を掲げて、篠山先生の前に全ての陰部をさらけ出す姿勢をとる。
「なるほど、いい尻だ。白く滑らかで少年か女性のようですね。アイツらが夢中になるのもわかります」
篠山先生がお尻と陰嚢を撫でながらもう片方の指先を口に含んだ。
「さて、ここはどんな感じでしょうか」
唾液で濡れた指先が、お尻の窄まった部分にゆっくりと潜り込んでくる。
「あっ、ああ」
「もう感じているのですか? さすが四人の夫のものをくわえ込んでる肉穴だ。簡単に指を飲み込んで行きますよ。ほら、もう二本目も!」
「ヒッ、あっ、はあぁ、そんなぁ」
篠山先生の指先が肉壁を押し広げながら腸内をかき混ぜるように出入りする。
「あんっ、そこは、はぁんっ、ダメ、ダメ、あ、気持ちっ」
「言いなさい、どこが気持ちいいのかっ」
「あっ、あっ、お尻! お尻の穴が、あっ、ああっ」
「指と私のマラとどっちが欲しい!?」
「あっ、はぁ、……を、篠山先生の太いものをくださいっ、ああ!」
篠山先生は指を引き抜くと自分の肉茎に唾液を塗りつけた。
「では、挿れますよ。私も、ここに入れるのは初めてですが」
肉茎がお尻の肉穴を押し広げてゆっくりと侵入してくる。
ああ、と篠山先生が呻いた。
「くうっ、中は女の膣と変わりない気がしますが、入口の締め付けは、こっちのほうがっ」
お尻を鷲掴みにして、篠山先生が腰を使い始めた。
「あっ、ん、はあっ、ああん」
「夫以外の男に挿れられて、そんな声を出すとは、教師にあるまじきふしだらさです」
「ああっ、ごめんなさい、あっ、ああ!」
「こんなっ、こんないい尻をしやがって!」
加虐の炎が灯った篠山先生の口調が変わった。
激しく腰を振るいながら言葉の責めを浴びせかける。
ーータケシ達とはいつやるんだ?
--ああっ、週に二回、順番にっ。
--どんなふうにやってるんだっ?
--あっ、あっ、タケシさんは、縛ってするのが、好き。ユウダイさんは、外で、したがります。
--アツシとトオルは?
--アツシさんは、乳首と玩具を使います。……はあっ、あん、トオルさんとは、女の人の恰好をして、しますっ。
篠山先生がグイと腰を引きつけた。
肉と肉が打ち合い、パン、パンと音をたてる。
「くそ、悪ガキどもが楽しみやがって。いいか、俺もやってやるぞ。順番にだ。そうだな、最初は玩具にするか?」
「あっ、あん、はいっ。玩具で、ここを、虐めてください!」
「はっ、はぁっ、よし、今日は、俺のものになった証に腸内に出してやる。いいな?」
「は、はいっ、ください。腸内にいっぱい、いっばい来てっ!」
僕の理性はもう吹き飛んでいた。
もっと淫らに、もっと快楽を。
肉体はそれを求めて僕を貫く肉茎を貪欲に貪る。
お腹の奥でドクンと何かが震え、背中を熱い波が駆け上がった。
「ああっ、篠山先生っ、も、もうイきそう。はあっ」
「よし、イけっ。俺も、イク、うっ!」
ああっ、と声を上げ、僕と篠山先生は同時に絶頂を迎えた。
僕の腸内で篠山先生の肉茎が大きく痙攣しながら何度も飛沫を放つ。
篠山先生が背後から抱きしめるように覆い被さってくる。
僕達は乱れた呼吸が収まるまで、しばらく繋がったままでいた。
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通用口を施錠して外に出た時には、あたりは既に夜の闇に包まれていた。
僕と篠山先生は駐車スペースに止めてあるそれぞれの車に向かう。
エンジンをかけて暖気を待っていると、横のドアのガラス窓がノックされた。
「どうかされましたか?」
篠山先生は柔和な笑みを浮かべると、僕の肩に手を置いた。
「私はあくまで間男ですから「夫婦」のことに関与はしませんが、私の事もこれからもよろしくお願いしますよ、奥さん」
背中に冷たいものが流れる。
それでも、僕は「はい」と口にしていた。
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