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貫入試験
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遥斗は檜山のベッドにうつ伏せに横たわっていた。
浴室から出て檜山の寝室に通されると、檜山は遥斗に裸のままベッドに横たわるように言った。
「お尻を上げてごらん」
「は、はい」
遥斗はおずおずと尻を掲げた。
檜山の前に陰部と後の穴が露わになる。
「遥斗君のお尻のここ、かわいいね。ピンク色でぷっくりしてるよ」
檜山は遥斗の窄まった部分に指を這わせた。
「あっ……」
遥斗がビクンと腰を震わせる。
「ここ、弄られるのは初めて?」
「はい、そうです」
「そう、それじゃほぐしてあげないといけないね」
檜山が姿勢を低くする気配がした。
温かく湿った柔らかいものがズルリと後の穴を這った。
「あっ、ひっ、んん」
檜山の舌がピチャ、ピチャと音をたてながら遥斗の後の穴を舐る。
檜山の舌の先端は変幻自在に窄まった肉壁に潜り込み、時に穴の周囲をなぞるように愛撫する。
「はぅん、あん、あっ、ああ!」
檜山の手のひらが遥斗の嚢に伸びてきた。
嚢と後の穴への責めに、遥斗は快楽に気が触れんばかりに頭を打ち振るった。
「あっ、あっ、そこ! いいっ」
今、肉茎を触れられたら遥斗は瞬く間に射精してしまうだろう。
それを解っているのか檜山は肉茎に触れない。
遥斗に絶頂を迎えさせずに、快楽に狂わせている。
「はぁっ、ああっ、先生、いかせてっ、いかせて!」
遥斗の懇願に檜山の動きが止まった。
「もう少し我慢してごらん。少しほぐれてきたところだからね」
「ほぐれた……?」
「そうだよ、試してみようか」
檜山は身体を起こすとベッドに置いてあった小さなボトルから透明な液体を指に塗りつけた。
「心配しないでね、最初はこれだけだから」
檜山が人差し指を立ててみせる。
そのまま遥斗の窄まった部分に指先が触れた。
ゆっくりと肉壁をかき分けながら、檜山の指が腸内へと飲み込まれていく。
「あ、ああ、はぁ」
遥斗は初めて体験する後の穴の感覚にビクッと腰を振るわせた。
「ここからが良くなるからね」
根元まで飲み込まれた指が、今度はゆっくり外へと戻っていく。
「あんっ、あっ、ひぃ」
肉壁から生まれるゾワゾワとした感覚が全身を伝う。
指は遥斗の中に進み、戻るを繰り返し始めた。
「ほら、聞こえるかい? こんな音を立てて、ビクビクいってるよ」
檜山の言葉通り、遥斗の後の穴は檜山の指の動きに合わせてグチュ、グチュ、と淫靡な音を立てる。
「先生、あっ、先生の指、いい、いいっ」
無意識のうちに腰を振るい、遥斗は女性のような嬌声を上げ、咽ぶ。
「ああ、可愛いな。遥斗君のここに挿れたくなってしまうくらい」
「あっ、せ、先生のなら、欲しいっ、ああ、先生!」
遥斗は本心からそう叫んでいた。
「嬉しいよ。でも、そのためにはちゃんと手順を踏まないとね」
檜山はそう言うと傍らに置いていた黒いゴム管のようなものを手に持った。
ゴム管の先端は丸い形状に塞がれ、反対側はポンプのように膨らんでいた。
「はぁ、はぁ、先生、それは?」
「これはね、遥斗君のここを安全に広げるためのものだよ。これぐらいならもう入るね?」
ゴム管の先端は人の親指ほどの太さだった。
遥斗が頷くと、檜山はゴム管に粘度の高い液体を馴染ませて窄まった部分にあてがった。
「挿れるよ。力を抜いて」
「は、はい……あっ」
後の穴に指とは違う異物が押し入ってくる。
だが、檜山の指で充分にほぐされた肉壁は苦もなくそれを受け入れる。
「入ったね。それじゃ膨らませていくよ」
檜山がポンプを強く握ると、シュッという音と共に肉壁を押す力が強まった。
「んん!」
檜山はさらに二回ポンプを握る。
「はっ、はぁ、先生っ、すごくきつくなってますっ」
「うん、そのまま緩めると締めるを繰り返してごらん。少し楽になるまで続けるんだよ」
「は、はいっ」
遥斗は言われた通り後の穴を伸縮させた。
楽になってきたと伝えると檜山さらにポンプを握る。
それを繰り返すうちに、遥斗はついに限界を感じた。
「先生、これ以上は、あっ、裂けちゃいそう、です」
その遥斗の姿を、檜山は満足そうに眺めていた。
「よく頑張ったね。もう充分かな。ほら、見てごらん」
遥斗が肩越しに背後の鏡を覗くと、高く掲げられた尻の真ん中には、直径がテニスボール程に膨らんだゴム管が後の穴にそびえ立っているのが見えた。
浴室から出て檜山の寝室に通されると、檜山は遥斗に裸のままベッドに横たわるように言った。
「お尻を上げてごらん」
「は、はい」
遥斗はおずおずと尻を掲げた。
檜山の前に陰部と後の穴が露わになる。
「遥斗君のお尻のここ、かわいいね。ピンク色でぷっくりしてるよ」
檜山は遥斗の窄まった部分に指を這わせた。
「あっ……」
遥斗がビクンと腰を震わせる。
「ここ、弄られるのは初めて?」
「はい、そうです」
「そう、それじゃほぐしてあげないといけないね」
檜山が姿勢を低くする気配がした。
温かく湿った柔らかいものがズルリと後の穴を這った。
「あっ、ひっ、んん」
檜山の舌がピチャ、ピチャと音をたてながら遥斗の後の穴を舐る。
檜山の舌の先端は変幻自在に窄まった肉壁に潜り込み、時に穴の周囲をなぞるように愛撫する。
「はぅん、あん、あっ、ああ!」
檜山の手のひらが遥斗の嚢に伸びてきた。
嚢と後の穴への責めに、遥斗は快楽に気が触れんばかりに頭を打ち振るった。
「あっ、あっ、そこ! いいっ」
今、肉茎を触れられたら遥斗は瞬く間に射精してしまうだろう。
それを解っているのか檜山は肉茎に触れない。
遥斗に絶頂を迎えさせずに、快楽に狂わせている。
「はぁっ、ああっ、先生、いかせてっ、いかせて!」
遥斗の懇願に檜山の動きが止まった。
「もう少し我慢してごらん。少しほぐれてきたところだからね」
「ほぐれた……?」
「そうだよ、試してみようか」
檜山は身体を起こすとベッドに置いてあった小さなボトルから透明な液体を指に塗りつけた。
「心配しないでね、最初はこれだけだから」
檜山が人差し指を立ててみせる。
そのまま遥斗の窄まった部分に指先が触れた。
ゆっくりと肉壁をかき分けながら、檜山の指が腸内へと飲み込まれていく。
「あ、ああ、はぁ」
遥斗は初めて体験する後の穴の感覚にビクッと腰を振るわせた。
「ここからが良くなるからね」
根元まで飲み込まれた指が、今度はゆっくり外へと戻っていく。
「あんっ、あっ、ひぃ」
肉壁から生まれるゾワゾワとした感覚が全身を伝う。
指は遥斗の中に進み、戻るを繰り返し始めた。
「ほら、聞こえるかい? こんな音を立てて、ビクビクいってるよ」
檜山の言葉通り、遥斗の後の穴は檜山の指の動きに合わせてグチュ、グチュ、と淫靡な音を立てる。
「先生、あっ、先生の指、いい、いいっ」
無意識のうちに腰を振るい、遥斗は女性のような嬌声を上げ、咽ぶ。
「ああ、可愛いな。遥斗君のここに挿れたくなってしまうくらい」
「あっ、せ、先生のなら、欲しいっ、ああ、先生!」
遥斗は本心からそう叫んでいた。
「嬉しいよ。でも、そのためにはちゃんと手順を踏まないとね」
檜山はそう言うと傍らに置いていた黒いゴム管のようなものを手に持った。
ゴム管の先端は丸い形状に塞がれ、反対側はポンプのように膨らんでいた。
「はぁ、はぁ、先生、それは?」
「これはね、遥斗君のここを安全に広げるためのものだよ。これぐらいならもう入るね?」
ゴム管の先端は人の親指ほどの太さだった。
遥斗が頷くと、檜山はゴム管に粘度の高い液体を馴染ませて窄まった部分にあてがった。
「挿れるよ。力を抜いて」
「は、はい……あっ」
後の穴に指とは違う異物が押し入ってくる。
だが、檜山の指で充分にほぐされた肉壁は苦もなくそれを受け入れる。
「入ったね。それじゃ膨らませていくよ」
檜山がポンプを強く握ると、シュッという音と共に肉壁を押す力が強まった。
「んん!」
檜山はさらに二回ポンプを握る。
「はっ、はぁ、先生っ、すごくきつくなってますっ」
「うん、そのまま緩めると締めるを繰り返してごらん。少し楽になるまで続けるんだよ」
「は、はいっ」
遥斗は言われた通り後の穴を伸縮させた。
楽になってきたと伝えると檜山さらにポンプを握る。
それを繰り返すうちに、遥斗はついに限界を感じた。
「先生、これ以上は、あっ、裂けちゃいそう、です」
その遥斗の姿を、檜山は満足そうに眺めていた。
「よく頑張ったね。もう充分かな。ほら、見てごらん」
遥斗が肩越しに背後の鏡を覗くと、高く掲げられた尻の真ん中には、直径がテニスボール程に膨らんだゴム管が後の穴にそびえ立っているのが見えた。
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