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5 深い背徳の淵へ
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「麻衣子さん、この辺にしよう」
先を歩いていた朋樹君が振り返りました。
私は黙って頷きます。
私達は東京郊外にある大きな自然公園の中にいました。
今日、朋樹君は有給休暇を取得して車でこの場所までやってきたのです。
十月下旬の平日とあって人影はまばらで、丘陵地を縫うように何本にも別れたハイキングコースの一つを私達は歩いてきたのでした。
私はもう一度周りを見渡します。
今、私達の周囲には誰もいませんでした。
「それじゃ、ここで脱いでみようか」
朋樹君に促され、私は薄手のトレンチコートのベルトを解き、ボタンを外していきます。
そのまま、朋樹君の前でコートを両側に開きました。
「ああ、麻衣子さん、いいよ。すごくいやらしい」
私はコートの下に何も身に付けていませんでした。
乳房と股間の恥毛を、木々の間から漏れる日差しが照らし出します。
「コートを脱いでみて」
朋樹君の言葉のままに私はコートを脱ぐと、傍らの木のベンチに置きました。
微かに吹く風が乳房や内ももを撫でると、ぞくりとするような淫靡な感覚が沸いてきます。
まばらな雑木林の向こうには建ち並ぶ住宅地が見え、いつハイキングの人が通りかかるとも分からない林道で、私は一糸も纏わぬ姿になりました。
「どんな気分?」
「恥ずかしいに決まってるじゃない」
「そう? その割には乳首が立ってない?」
「これは少し涼しいからよ。意地悪ね」
朋樹君は少し悪戯ぽい笑顔を浮かべてスマートフォンを取り出しました。
「本当に撮るの? ちょっと怖いわ」
「心配しないで、ちゃんと顔はボカすから。麻衣子さんのきれいな身体、撮っておきたいんだ」
朋樹君の性への渇望は、ますます強くなっていました。
淫靡に、もっと淫靡にと私を誘ってきます。
そして戸惑いながらもどこかでそれを待ちわびる私がいました。
私も、朋樹君に開かれた快楽への扉のさらに奥に踏み込んでみたいと望んでいたのかもしれません。
遠くに見える街の風景をバックに、両手で髪をかきあげるポーズをとる私に連続したシャッター音が響きます。
「今度は後ろを向いて」
「手をついて、お尻を突き出してみようか」
「ベンチに座って、脚を開いて」
朋樹君に言われるままにポーズをとり続けていると、不意にハイキングコースの奥の方から女性の大きな話し声が聞こえてきました。
私が急いでコートを纏うと、四人ほどの年配の女性達が歩いて来ます。
私達は身を寄せて風景を見てるカップルを装ってやり過ごしました。
「やっぱり怖いわ」
「ふふ、じゃあ今日はここまでにしようか。いい写真も撮れたし」
朋樹君はそう言うと私の手をとって林の中へと分け入ります。
コースからは見えない木の陰に来ると、朋樹君が自分でジッパーを下げました。
朋樹君の肉茎は、既に赤く充血して立ち上がっていました。
「裸になって、しゃぶって」
私はコートを脱いで木の枝に掛けると、地面にしゃがんで朋樹君の肉茎を口に含みます。
河川敷でもしたことのある行為ですが、木と土の匂いの強い森の中で無防備な裸を晒しての口技は、私に原始的な昂りを引き起こしました。
唇で朋樹君の肉茎を扱きながら、私の手は自分の女陰へと下りていき指先で陰核を弄ります。
「ん、んん!」
自らを慰めながら肉茎を咥え頭を振るう私の前に、朋樹君のスマホが迫ってきました。
今度はシャッター音はしません。
ダメ、動画は撮らないで……。
思ったことは言葉にはなりませんでした。
自慰をしながらの口舌性交を撮られ、私の女陰は音を立てるほど濡れそぼっていたのです。
朋樹君が耐えかねたように私の肩を掴んで引き起こしました。
私は木の幹を抱くようにお尻を差し出します。
朋樹君が中に入ってきました。
「ああ!」
私は幹にしがみついたまま自分から腰を動かしました。
朋樹君もそれに応えるように突き動かします。
静かな木立には、私達の嬌声だけが響いていました。
###
「麻衣子さん、これ見て」
あれから数日後、休日に朋樹君の部屋で情事を交わした後のことでした。
朋樹君がノートPCを私の方に向けます。
「え!? この画像って……」
ノートPCの画面には、野外で全裸の身体を晒す女の人の画像が写っていました。
顔には大きめのモザイクがかかり、女陰が写っている部分にはギリギリまで小さなモザイクがかけられてはいましたが、それは間違いなく私でした。
「ひどいわ、こんな画像を出すなんて」
「ちゃんとモザイクかけてるから大丈夫だよ。ここはね、野外露出の好きな人達が画像投稿するサイトなんだよ」
そう言って朋樹君がスクロールすると、私以外にもたくさんの男女が野外で裸になっている画像が並んでいました。
「それに、これを見てみてよ」
朋樹君が私の画像の下にあるハート型のアイコンをクリックすると、突然、十個くらいのメッセージが開きました。
『キレイな熟女さまですねえ、オッパイしゃぶりつきたいです!』
『この後、青姦したんですか? いいなあ、ご一緒させてほしい』
『この尻を鷲掴みにして突きまくりたい! モザイク邪魔w』
「みんな、麻衣子さんのこと見て昂奮してるんだよ」
「なんだか、複雑な気分……」
「またぁ、絶対いい気分でしょ」
朋樹君の腕が後ろから回され、私の乳房を弄ります。
「そんなわけ……あっ」
追い討ちをかけるように朋樹君が耳元で囁きました。
「目を閉じて想像してみて。たくさんの男が麻衣子さんの身体を見て勃起させてるんだ。血走った目で、麻衣子さんの胸もお尻もこの部分も視姦するんだよ」
肉襞に朋樹君の指が潜り込んできます。
「ああ……すごい」
私は夢想していました。
私を囲んだ大勢の男の人が、屹立した肉茎を自ら扱いています。
私が、全てが見えるように横たわり脚を大きく開くと、男の人達は低い呻きを上げながらより激しく手を上下させました。
やがて、男の人達は次々と立ち上がると私に向かって順番に射精していきます。
私の身体は、放たれる精液でドロドロに汚されていきました。
「ね? 気持ちよさそうでしょ?」
朋樹君の言葉で私は我にかえりました。
「え、ええ。本当だったら、すごいかしら……」
朋樹君は、なぜか満足そうに微笑みました。
先を歩いていた朋樹君が振り返りました。
私は黙って頷きます。
私達は東京郊外にある大きな自然公園の中にいました。
今日、朋樹君は有給休暇を取得して車でこの場所までやってきたのです。
十月下旬の平日とあって人影はまばらで、丘陵地を縫うように何本にも別れたハイキングコースの一つを私達は歩いてきたのでした。
私はもう一度周りを見渡します。
今、私達の周囲には誰もいませんでした。
「それじゃ、ここで脱いでみようか」
朋樹君に促され、私は薄手のトレンチコートのベルトを解き、ボタンを外していきます。
そのまま、朋樹君の前でコートを両側に開きました。
「ああ、麻衣子さん、いいよ。すごくいやらしい」
私はコートの下に何も身に付けていませんでした。
乳房と股間の恥毛を、木々の間から漏れる日差しが照らし出します。
「コートを脱いでみて」
朋樹君の言葉のままに私はコートを脱ぐと、傍らの木のベンチに置きました。
微かに吹く風が乳房や内ももを撫でると、ぞくりとするような淫靡な感覚が沸いてきます。
まばらな雑木林の向こうには建ち並ぶ住宅地が見え、いつハイキングの人が通りかかるとも分からない林道で、私は一糸も纏わぬ姿になりました。
「どんな気分?」
「恥ずかしいに決まってるじゃない」
「そう? その割には乳首が立ってない?」
「これは少し涼しいからよ。意地悪ね」
朋樹君は少し悪戯ぽい笑顔を浮かべてスマートフォンを取り出しました。
「本当に撮るの? ちょっと怖いわ」
「心配しないで、ちゃんと顔はボカすから。麻衣子さんのきれいな身体、撮っておきたいんだ」
朋樹君の性への渇望は、ますます強くなっていました。
淫靡に、もっと淫靡にと私を誘ってきます。
そして戸惑いながらもどこかでそれを待ちわびる私がいました。
私も、朋樹君に開かれた快楽への扉のさらに奥に踏み込んでみたいと望んでいたのかもしれません。
遠くに見える街の風景をバックに、両手で髪をかきあげるポーズをとる私に連続したシャッター音が響きます。
「今度は後ろを向いて」
「手をついて、お尻を突き出してみようか」
「ベンチに座って、脚を開いて」
朋樹君に言われるままにポーズをとり続けていると、不意にハイキングコースの奥の方から女性の大きな話し声が聞こえてきました。
私が急いでコートを纏うと、四人ほどの年配の女性達が歩いて来ます。
私達は身を寄せて風景を見てるカップルを装ってやり過ごしました。
「やっぱり怖いわ」
「ふふ、じゃあ今日はここまでにしようか。いい写真も撮れたし」
朋樹君はそう言うと私の手をとって林の中へと分け入ります。
コースからは見えない木の陰に来ると、朋樹君が自分でジッパーを下げました。
朋樹君の肉茎は、既に赤く充血して立ち上がっていました。
「裸になって、しゃぶって」
私はコートを脱いで木の枝に掛けると、地面にしゃがんで朋樹君の肉茎を口に含みます。
河川敷でもしたことのある行為ですが、木と土の匂いの強い森の中で無防備な裸を晒しての口技は、私に原始的な昂りを引き起こしました。
唇で朋樹君の肉茎を扱きながら、私の手は自分の女陰へと下りていき指先で陰核を弄ります。
「ん、んん!」
自らを慰めながら肉茎を咥え頭を振るう私の前に、朋樹君のスマホが迫ってきました。
今度はシャッター音はしません。
ダメ、動画は撮らないで……。
思ったことは言葉にはなりませんでした。
自慰をしながらの口舌性交を撮られ、私の女陰は音を立てるほど濡れそぼっていたのです。
朋樹君が耐えかねたように私の肩を掴んで引き起こしました。
私は木の幹を抱くようにお尻を差し出します。
朋樹君が中に入ってきました。
「ああ!」
私は幹にしがみついたまま自分から腰を動かしました。
朋樹君もそれに応えるように突き動かします。
静かな木立には、私達の嬌声だけが響いていました。
###
「麻衣子さん、これ見て」
あれから数日後、休日に朋樹君の部屋で情事を交わした後のことでした。
朋樹君がノートPCを私の方に向けます。
「え!? この画像って……」
ノートPCの画面には、野外で全裸の身体を晒す女の人の画像が写っていました。
顔には大きめのモザイクがかかり、女陰が写っている部分にはギリギリまで小さなモザイクがかけられてはいましたが、それは間違いなく私でした。
「ひどいわ、こんな画像を出すなんて」
「ちゃんとモザイクかけてるから大丈夫だよ。ここはね、野外露出の好きな人達が画像投稿するサイトなんだよ」
そう言って朋樹君がスクロールすると、私以外にもたくさんの男女が野外で裸になっている画像が並んでいました。
「それに、これを見てみてよ」
朋樹君が私の画像の下にあるハート型のアイコンをクリックすると、突然、十個くらいのメッセージが開きました。
『キレイな熟女さまですねえ、オッパイしゃぶりつきたいです!』
『この後、青姦したんですか? いいなあ、ご一緒させてほしい』
『この尻を鷲掴みにして突きまくりたい! モザイク邪魔w』
「みんな、麻衣子さんのこと見て昂奮してるんだよ」
「なんだか、複雑な気分……」
「またぁ、絶対いい気分でしょ」
朋樹君の腕が後ろから回され、私の乳房を弄ります。
「そんなわけ……あっ」
追い討ちをかけるように朋樹君が耳元で囁きました。
「目を閉じて想像してみて。たくさんの男が麻衣子さんの身体を見て勃起させてるんだ。血走った目で、麻衣子さんの胸もお尻もこの部分も視姦するんだよ」
肉襞に朋樹君の指が潜り込んできます。
「ああ……すごい」
私は夢想していました。
私を囲んだ大勢の男の人が、屹立した肉茎を自ら扱いています。
私が、全てが見えるように横たわり脚を大きく開くと、男の人達は低い呻きを上げながらより激しく手を上下させました。
やがて、男の人達は次々と立ち上がると私に向かって順番に射精していきます。
私の身体は、放たれる精液でドロドロに汚されていきました。
「ね? 気持ちよさそうでしょ?」
朋樹君の言葉で私は我にかえりました。
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