かぶる猫の大きさは

yumemidori

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宇宙人との遭遇

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いやいやながらも形だけの注意をしにいくため呼び出しの場所へと向かう
徐々に足取りが重くなってるのは気のせいであって欲しい
「あ、お前綺麗な奴だな!名前は?」
と呑気な感じで声をかけてきたコイツに答える名前は持ち合わせていない
むしろ呼び出されておいてバカなんじゃないか?
『転入生くん、ボクはぁ警告しにきたの』
「警告?それよりなm」
『そうだよぉ、生徒会の皆様にぃ近づかないでくれないかなぁ』
まじでこちとら普段あの可愛かったチワワくん達が目も当てられないような可愛くない顔をしてるのを見るのが残念で仕方ないんだよ
お前のせいでブチギレ寸前だ
「お前までそんなこと言うのかよ!!アイツらがかわいそうだ!!それに俺は誰からも愛されるべきだからお前も愛せ、それでまずは名前を教えるんだ」
はあ、最悪だ
同じ言語を話してるというのに通じないとこんなにも疲れるなんて思ってもみなかった
これはちょっと性格が厄介だな
『そっかぁ最後の忠告はしたからぁ』
そのまま踵をかえして早足に去ろうとしたがうまくいかなかった
「おい!名前教えろよ!!」
『...山田太郎だよぉ』
「たろーか!いい名前だな!よし今日から友達だ!」
ひたすらにうぜー
ようやく満足したのか手を離してもらい歩き出すことができた
出来ることなら一生関わりたくないがそうもいってられないのが辛いところだ


「総隊長!」
『最後の忠告はしといたよぉ後は任せるねぇ』
「はい!」
その途端蜘蛛の子を散らす勢いで親衛隊室から出ていく隊員達
よっぽど鬱憤が溜まっていたんだろうな
オレだってたった数分でイライラが治らなかった
生徒会連中を好きなら尚更だろうよ
あの可愛かったチワワちゃんズを返してくれ



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