俺の愉しい学園生活

yumemidori

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王道学園

バトル

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「ねぇ?それ、ワザとやってんの?」
ガラッと場の雰囲気が変わった気がする
しかも喋り方もちゃんとしてるよね?
もしかしなくてもこっちが素なんだよね
裏属性きたぁあああああ!!!!
じゃないや、ヤバい?ヤバいと思うんだ

「あー、もうほんとどうしよう、こんなん先が思いやられると思わない?
ヤバいよね
考え直した方がいいじゃんね?
ちょっとからかおうとしただけでこれだよ
あんなとこに入れたらこの人生きていけないよ?
一瞬にしてパクッと戴かれて即終了のお知らせが見えるんだが?!
しかもあの人達のエゲツないらしいから耐えきれなくなって泣くんじゃね?
そんなんボロボロにされて精神ズタボロだよ
引き入れといてそんなこと起きたら折角の人材が無駄足でしかない
まじで大丈夫?もう一回思い直した方がいい?」
え?は?え?
言ってることの半分も理解が出来ないんだがこいつは大丈夫なのか?
喋りの速さは同じオタクみを感じるけどまだブツブツと背後で言ってるがもう少し離れてほしい

首筋に置かれた手元と時折耳元をかする息がくすぐったくてまた変な声が出そうだ
しかも身体の力が若干抜けてきているからヤバい気がする
薄暗い空間で目が慣れてきたとはいえこの状況はどれが正解なんだ?

『ky「おい、ももおせぇーじゃねーかァ?」
前方にあったらしい扉が開かれ光と共に声が聞こえる
うっ、眩しい!!
よろめくように後ろに下がるが夾竹くんが後ろにいるのを忘れてて側から見ると胸にもたれかかるような感じになってしまった

「あ?お前もう味見かァ?若いこった」
アハハと声を上げて笑っているその人は美形であることしかわからなかった
「違いますよ!いや、違わないのか?
それよりもほんとに入れるんですか?」
「ああ、お前もそのつもりで連れてきたんだろう?」
「そうですけど、、」
「なんだァ?歯切れが悪ィじゃねーか」
「あんなところにこんな仔羊転がしたら一瞬でアウトですよ」
「ほォ、お前のオキニイリなのか?」
「そういうんじゃないです!」
目の前で繰り広げられる会話は依然としてわからないが何かに巻き込まれそうになってるのはわかる
それをこの子はなぜか止めに入ってくれてることも
俺ってこいつに連れ去られてる形なんだよな?
数分前までヤバい系のレイプとか暴力系を覚悟してたんだけどどうやら違ったらしいことは分かった


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