俺の愉しい学園生活

王道学園

先輩の不可解な行動の訳

マジで気持ち悪くなってきたころ
ピタッと揺さぶり攻撃(？)は治った

「柊暉さんは誰にも本気にならなかったんじゃなかった？なんでその子なの？それなら俺でも良かったのでは？」
ポツリポツリと話すその子

「何故と聞かれても答えられないんだけどこの子じゃなきゃ俺がダメになるんだよねぇ」
うっっっわああすっげぇ殺し文句
さっすがモテる男は違いますね先輩！！

「ッｸﾞｽｯ、本気なんですね
ボク馬鹿みたいだ！絶対柊暉さんより幸せになってみせますからね
その時後悔したって知らないんだから！！」
先生、ここのモテ男が可愛い天使顔の子を泣かせてまーす！
しっかし天使顔の子、発言が男前すぎやしません？
ギャップ萌えがヤバすぎる
是非いい人と結ばれて欲しいね！！！

今度小説で一作書こう
バタバタと出ていったのが聞こえて先輩が
安堵したのかしなだれてきた
あのーですねこれもっと誤解されるんで離れてくださいません？

「先輩、説明を頂きたいんですけどもとりあえず離れません？」

「ヤダ」
え、不意打ちは狡いですよ、ヤダって可愛すぎません？
でもどいて貰わないと困るんだよな

「そろそろ本当に死亡フラグがたつのでお願いです！！！」

「んーじゃあさ今日は俺に従うこと、いい？」

「やですよ」

「それならこの体制のままだな」

「はあ分かりました、お願いですからどいてください」

「言質とったからね」
そう言って離れた先輩のお顔は疲労感による謎の色気を纏い妖しくわらっているように見えた
俺、選択肢間違えたかな？

「それで先輩今日のおかしな行動の原因は
さっきのあの子ですか？」

「そう、お察しの通りだよ」
先輩が話した内容はこうだった
あの天使顔くんは高校1年生で中学の頃からおもいを寄せられていた1人だという
当時の先輩は腐男子など公言してなくて特定の恋人も作ってなくてめちゃくちゃモテていたらしい
天使顔くんは中でもすごく積極的に迫ってきていたらしくやんわりと断っていた
で、高校に上がり接点もなくなったから忘れてたけど入学してきてからまたそれが再発したらしい
しかしめげずに好意を伝えてきていてそろそろ限界だった頃に俺と会ってることがバレて問い詰められたらしい

これはいい機会だと思って俺を利用したってのが今回のおかしな行動の理由
俺は今日1日で寿命が30年くらい縮まったんじゃないかと思う
頼むからこれ以上腐男子である俺を巻き込まないでくれ！！
同じ腐男子なら傍観していたい気持ち分かってくださいよ