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王道学園
過去の後悔
しおりを挟む捕まるしかないと諦めたその時に
「あっきぃこっち」
手を引かれ俺らくらいの体格でやっと通れるくらいの茂みの道があった
身体を滑り込ませて無我夢中で走る
時々後ろを振り向きながら隠れる所をさがした
しばらく走って大人が通りにくそうな道を通り撒いた所で手頃な茂みに2人で隠れる
「ハァ、、ﾊｧ、あっ きぃ、、聞いてアイツらの狙いは僕だ」
「え、、？」
「最近よく僕の周りに現れる奴らで僕に用がある」
「おま、そんなことは「うん、ごめん」」
「だからねあっきぃ？」
その時の後悔と不安を滲ませた顔がずっと忘れられない
なっちゃんの話にしか意識がいってなかった俺がすぐ側まで追手が追いついてきたいた事も気づかずそれに気づいたなっちゃんは俺を逃がしてくれた
正確にはなっちゃんが囮になって俺を巻き込まないように護ってくれた
「ッなっちゃん！！！！！！」
'' ご め ん ね ''
そう口パクで俺に向かって呟いた
直ぐに追いかけようとしたがズキズキと痛む足がそれを許してくれない
多分なっちゃんは気づいてたんだ
俺が足を怪我して動けないこと本当に情けねえ
走り去るなっちゃんをとめることも追手達に何かを仕掛けることも出来ずｼﾝとなる辺りをただ呆然と眺めることしか出来なかった
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