俺の愉しい学園生活

王道学園

イベント後

キスをされ固まった転校生くんの手をひき校舎の中に消えていく副会長の顔は真っ赤だった

ふぅ、っといやーこんなに疲れるイベントだとは思っていなかった
しっかりとフラグは回収してくれたから良しとはするけ・ど・も！
ツッコミどころ多すぎん？

このままでは俺のツッコミが大半の作品になっちゃうよ？
いいの？いいんだよね！？

これはすぐにでも先輩と緊急会議をしたいところだけれども
食堂イベント
という大事なイベントが待ち受けている
これも皆さんならお分かりだと思いますが逃してはいけない大切なものですよねー

とりあえず先行き不安な気持ちを抱えながら
急いで教室に向かう
暫く惚けていたから2限が始まる頃には間に合うだろう

案の定2限には間に合いました
友人から声をかけられ適当にそれに応えていく
それとみなさん覚えていますか！！！？

俺も今思い出したんだが
食堂イベントの前に転校生くんにはもうひとつの出逢いイベントがあったことを！！

そうなんだよ
俺のクラスに編入してくるんだよ
ということはだよ？
間近でその絡みが見れると思うんだよ
多分だけど3限は我らが担任のホスト教師の科目である

食堂イベントを起こすためには
隣の平凡くんと話す機会がないと駄目だから
ホスト教師との出会いイベントプラス
食堂イベントの為に連れてくるはずだと算段をたてている

考えながらも授業はしっかりと受けるよ
今後の学校生活の為だ
如何にネタをあつめ小説を書くかに時間をさけるかが肝心で留年なんて以ての外だね
そして3限になり廊下から2つの足音が聞こえてくる

間違いなく転校生を連れてきたのだろう
教室が煩く内容までは聞き取れなかったが言葉を交わしホスト教師が教室に入ってくる

機嫌がいいはずのホスト教師が教卓に立ち
うるせぇ
と言葉を漏らすだけで静かになる教室