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王道学園
ついにこの時が…?!
しおりを挟むそんな俺のこの学園での生き甲斐を再確認し噛み締める瞬間
いつもの親衛隊達の朝恒例の儀式を横目に。
もちろん副会長様も登校してきているのを抜かりなく確認しましたよ?
学園全体も転校してくる生徒に対して、少なからず興味があるみたいでソワソワしたような空気感が伝わってくる
多分もうすぐ来るはずなんだけどな
人もまばらになってきて始業時間も近づいてきてる
そろそろ来てくれないと遅刻確定なんだよなー
この学園はやることやってればある程度は目をつぶってもらえて大丈夫だけど俺の場合授業できいて覚えるタイプだから出来れば授業は出ときたいんだよね
それから無常にも時が過ぎてチャイムがなってしまった
半数くらいは勉強がやばいのか普段サボってるのかは分からないがチャイムがなる前に悔しそうな顔して帰って行ってた
ご愁傷さまです
てかマジでこれ転校生くる?
ってくらい正門の方に音沙汰がないんだが、、
え、もしかしてたまにある裏門か別の門パターン?
それだったらここにいちゃ見れないじゃんか
移動した方がいいのか?
ぐるぐるとそんな事を考えているとふとスマホのバイブがなる
こんな時に誰かと画面をみると前方あたりに隠れている先輩からだった
あ、そっか
この人がいるから間違いは無いはずだ
なんかあった?とメッセージをみて適当にスタンプをかえす
ちょっと気持ちが落ち着いてきたよ
良く考えれば相手は元々金持ちだった可能性が低い
執事とかも居ないだろうしタクシーが妥当かな?
もう一度携帯のバイブがなりみてみると転校生がこの学園の敷地の門を通ったとの事だった
この人ほんと何者なんだ
セキュリティの人までも味方にしているのか
あと5分くらいで来るらしいとのことである
あと5分でくるならともう一度門に目を向けメモを手にする
いよいよ転校生との対面だ
俺の学園生活が愉しいものになることを期待してるよ
まだ見ぬ転校生くん??
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