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王道学園
会計×書記 時々庶務
しおりを挟む連れてこられたのはあまり人が寄らなそうな校舎の4階あたりにある物置っぽい空き教室だった
ここが オレノハジメテノバショ か、わーい、、、
「ここじゃそうそう人に見られることないから大丈夫かねぇ」
その言葉にビクッとして顔が真っ青になったのを気づかれたのだろう
それはもう過呼吸になるんじゃないかと思うくらい爆笑されました
「くっくっくっ怖がらせたみたいでごめんねぇ
多分君が思ってる様なことにはならないから安心してくれていいよ
お望みならアリかもしれないけどねぇ」
と茶目っ気たっぷりにウインクされた
その言葉にほっとして一応ノンケなのか聞いてみるとあっさり「うん」と頷かれた
なんだか拍子抜けした
なんでそんなことをしたのか聞いてみると一応人目がないこともないし俺のこと見極めてたんだって
ほんと勘弁してほしいよね
「俺が腐男子なのがわかったのって追いかけてたのバレたからですか?もしかしてあの前にいたお二方にも?」
「いや多分あいつらは気づいてないねぇ気づいてたのは俺だけだよ
現に窓から尋ねられたとき何にも言ってなかったからねぇ
腐男子だって思ったのはあの隠れながら追いかけてる手慣れ感とオレの腐男子としての勘だねぇ」
噂と違わぬ腐男子さんだったらしいのでさっきのことは勘違いして申し訳なかったと謝るとオレも紛らわしい言い方をしたからごめんねぇと謝られた
うん、普通にいい人だ
「それで先輩はなんであの2人を追ってたんですか?」
「うん?知らない?腐男子連中のなかでは結構キテるカップリングなんだけど、、、ああそうか隠してたんだっけか?」
頷くと
「それなら仕方ないか
何処から知りたい?てか何処まで知ってる?」
うーんと考えて言葉を発さない俺を見て最初から説明した方がいいかと言ってくれた
「じゃあまずは名前は知ってる?」
いやーと歯切れ悪くいう俺を見てそこからかとまた笑われた
だって生徒会役員はもちろん人気だしよく話のネタになるのはわかるけどその分リスクとバレた時の代償がデカすぎる
俺にとって思い描いていたテンプレじゃなかったしそれなら関わらなくていいかという結論に至ったのである
しかも名前を覚えてなくても役職名で伝わるってのもデカイかも
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