俺の愉しい学園生活

yumemidori

文字の大きさ
上 下
72 / 78
王道学園

体育祭当日の朝?

しおりを挟む




はい!!!
やって来ました、体育祭!!!
色々出来事がありすぎて忘れてたとかそんなことないですよね!?
皆さんめちゃくちゃ楽しみでしたよね?そうだよね?
俺もめっちゃ楽しみでしたよね、そりゃもうね?
え?なんでこんな空元気かって?
そんな野暮なこと聞くんじゃないよ
俺だって空元気なことだってあるよ
はい、すみません、白状しますので勘弁してください

遡ること朝帰りをしたあの日
俺の癒しのひなさんこと同室者の桐生日向くんは点呼で誤魔化してくれたらしくお咎めはなしだった
非常にありがたく感謝をしましたよ
この1週間の弁当でデザートをつけるというお礼つきでね?
そこまでは全然いいんだわ
問題はこの部屋までついてきた風紀委員長貴方ですよ
そりゃ鈴蘭のことで相当去年はお世話になりましたけどね?その関係で何回かお部屋で食事のお礼もしましたとも、俺料理だけは自信があるからね!!
今回もお世話になったし料理振る舞うだけならもう何のそのってかんじでね
ひなさんは予定があるらしく6時くらいには部屋を出てったんだよ
それからいざ料理をしようと思えば眼鏡とられるわ、後ろからずっと引っ付いてくるわ
なんならずっと身体を撫で回されてる、まじで噂に違わぬ変態委員長だわ
てか急になんなんだよ

『先輩、今日は何故そんなに絡んでくるんです?』
今も尻を撫でられそうになるのを回避して料理を続ける
ちなみに眼鏡は先輩の目元に収まっている
「えー、興味あるんだ?」
『いや、微塵も興味ないですが流石は変態だなと。
今までそんなことなかったじゃないですか』
「たまにはノンケ落としてみたくなって」
『先輩でもそんなめんどくさいことするんですね?
でしたら他のノンケ紹介しましょうか?』
「いーや、かけるんだから落としてみたくなったんじゃん?」

『ッ、ァ』
やっちまったよ、こりゃあヤバいぞ
戻ってきてひなさん!!
いや俺は悪くない、悪くないぞ
先輩が耳元で囁くから悪いんだよ
俺、耳弱いって言ったよね!?ね?!!
完全に油断してた
ギギっと音がするんじゃないかと思いながら背後を振り返るとそこにはもう凶悪なお顔で佇む変態さんがいました
詰んだ、誰か助けて!!!!!

『待ってまってお願いだから止まって先輩、不可抗力だってば!!』
「ふぅん、かけるん耳だけでそんな声で鳴くんだ
益々楽しみじゃん」
ジリジリとさっきよりも距離が縮められる
『、っデザート!あと今日の3食作りますから勘弁してください』
ピタッと止まった距離に助かったかと若干肩の力を抜く
しばらく見つめあった後
「それで今回は手を打ってあげるよ」
チュッというリップ音を立てて俺の唇に触れてリビングから出て行く先輩
『助かった』
まーじでヤバかった

あの目は完全に食べられるんじゃないかと思った
何故か追い詰められた時にふとよぎったのが出ていく前にひなさんが先輩にデザートの自慢をしていることだった
俺のデザートは滅多に作らないんだがちょっとした人気があるらしくどうにもプレミア的な存在らしい
それだけでは弱いかと思って先輩が気に入ってくれてる俺の料理も3食つけることにした
見事に食い止めることが出来て良かった!!
ひなさんと委員長がそこまで仲良いのか気になった??目の付け所がいいね!!
実はですね、なんと!
ひなさんと風紀副委員長が幼馴染兼恋人だからですよ!!!なんと、オイシイ展開ですよね?
今日早くでてったのもデートらしいからです!
いやー尊いよね、俺の推しカップルでもある!!

え?もういっこ気になる??
なんのこと?
あー、なるほど?さっきのキス?
過剰反応しないんだってこと???
もうね、これは諦めなんだよ
さっき外では止めてたでしょって?
そりゃそうだよ、不用意で止めれるもんなら止めるよそりゃね?
さっきのはうーん、なんていうか止めると悪化するって思ったから受け入れはしたんだけど
ま、舌入れてきたら流石にとめるけどね
時と場合によってって感じだよねー
ってそんなことはどうでも良くて料理しないと



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。 数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

秘める交線ー放り込まれた青年の日常と非日常ー

Ayari(橋本彩里)
BL
日本有数の御曹司が集まる男子校清蘭学園。 家柄、財力、知能、才能に恵まれた者たちばかり集まるこの学園に、突如外部入学することになったアオイ。 2年ぶりに会う幼馴染みはひどく素っ気なく、それに加え……。 ──もう逃がさないから。 誰しも触れて欲しくないことはある。そして、それを暴きたい者も。 事件あり、過去あり、あらざるものあり、美形集団、曲者ほいほいです。 少し特殊(怪奇含むため)な学園ものとなります。今のところ、怪奇とシリアスは2割ほどの予定。 生徒会、風紀、爽やかに、不良、溶け込み腐男子など定番はそろいイベントもありますが王道学園ではないです。あくまで変人、奇怪、濃ゆいのほいほい主人公。誰がどこまで深みにはまるかはアオイ次第。 ***** 青春、少し不思議なこと、萌えに興味がある方お付き合いいただけたら嬉しいです。 ※不定期更新となりますのであらかじめご了承ください。 表紙は友人のkouma.作です♪

親衛隊総隊長殿は今日も大忙しっ!

BL
人は山の奥深くに存在する閉鎖的な彼の学園を――‥ 『‡Arcanalia‡-ア ル カ ナ リ ア-』と呼ぶ。 人里からも離れ、街からも遠く離れた閉鎖的全寮制の男子校。その一部のノーマルを除いたほとんどの者が教師も生徒も関係なく、同性愛者。バイなどが多い。 そんな学園だが、幼等部から大学部まであるこの学園を卒業すれば安定した未来が約束されている――。そう、この学園は大企業の御曹司や金持ちの坊ちゃんを教育する学園である。しかし、それが仇となり‥ 権力を振りかざす者もまた多い。生徒や教師から崇拝されている美形集団、生徒会。しかし、今回の主人公は――‥ 彼らの親衛隊である親衛隊総隊長、小柳 千春(コヤナギ チハル)。彼の話である。 ――…さてさて、本題はここからである。‡Arcanalia‡学園には他校にはない珍しい校則がいくつかある。その中でも重要な三大原則の一つが、 『耳鳴りすれば来た道引き返せ』

過去あり無自覚美少年が幸せになるまで

睡蓮
BL
暗い過去を持つ無自覚ちゃんは幸せになれるのか!?(ハピエンです) 最終的には兄×弟になります。 長編予定です。(この世界顔がいい人しかいなくない?) 初めてなので多めに見てください🙇

ちょろぽよくんはお友達が欲しい

日月ゆの
BL
ふわふわ栗毛色の髪にどんぐりお目々に小さいお鼻と小さいお口。 おまけに性格は皆が心配になるほどぽよぽよしている。 詩音くん。 「えっ?僕とお友達になってくれるのぉ?」 「えへっ!うれしいっ!」 『黒もじゃアフロに瓶底メガネ』と明らかなアンチ系転入生と隣の席になったちょろぽよくんのお友達いっぱいつくりたい高校生活はどうなる?! 「いや……、俺はちょろくねぇよ?ケツの穴なんか掘らせる訳ないだろ。こんなくそガキ共によ!」 表紙はPicrewの「こあくまめーかー😈2nd」で作成しました。

僕の平凡生活が…

ポコタマ
BL
アンチ転校生によって日常が壊された主人公の話です 更新頻度はとても遅めです。誤字・脱字がある場合がございます。お気に入り、しおり、感想励みになります。

山奥のとある全寮制の学園にて

モコ
BL
山奥にある全寮制の学園に、珍しい季節に転校してきた1人の生徒がいた。 彼によって学園内に嵐が巻き起こされる。 これは甘やかされて育った彼やそれを取り巻く人々が学園での出来事を経て成長する物語である。 王道学園の設定を少し変更して書いています。 初めて小説を書くため至らないところがあるかと思いますがよろしくお願いいたします。 他サイトでも投稿しております。

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

処理中です...