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クラミツハ
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なんなの、水が動いた?!
いや、正確には水の中から何かが現れ、私の手首を掴んでいたんだけど。
そのまま私は、泉に引き込まれそうになる。
「うわ、待って待って!!」
そう叫びながらなんとか踏みとどまり、私はその何かをドキドキしながら見た。
暗闇の中だけど、その全体像はうっすらと光って見える。
それは人だった。
水の滴る長い黒髪をかきあげながら振り返る姿を見て、私はあんぐりと口を開けた。
ええっ?!
女の子!
その子は私と同じくらいの歳と背丈で、白い麻のような衣を纏っている。
この場所には似つかわしくない、可愛らしい女の子なので、私はとても驚いた。
更に驚くことに、全身がびしょ濡れだったはずなのに、その子がパチンと指を鳴らした途端、一陣の風が舞い、全身の水分を吹き飛ばした。
「うわぁ!凄い」
私は思わず呟いた。
魔法を使ったみたいに思えたから。
私の声にその子は瞠目して、手を離した。
「へえ。あなたは目覚めているの?それに我を視ることができるなんて、ここに来た人間では初めてだ」
「視るって、普通に見えるけど?あの、あなたは誰?」
私がそう問うと、その子はすっと目を細め強めな口調で言った。
「誰が質問を許した?問うのは我だ、それ以上の質問は許さない」
「······」
うわっ!
なにこの子、すっごい偉そう。
うるさそうだから、しばらく黙って様子を見よう。
「おほん。えー、我は闇御津羽。クラミツハと呼んで。よろしく頼むね」
ガクッとコケそうになった。
なんだか、機嫌のいい時と悪い時の口調の差が激しすぎる。
「それで、あなたの名は?」
「······」
クラミツハは眉をピクっと動かし、黙ったままの私に向かって怒鳴り始めた。
「我の問いに答えてもらう」
うわっ!
超短気。
面倒くさそうな性格だ。
黙って様子を見てるだけじゃ駄目なのね。
きちんと会話が成立しないと、この子はまた怒り出すのだろう。
しかも、会話の主導権は自分が握りたいらしい。
私はやれやれと、クラミツハに分からないように、小さくため息を吐きながら答えた。
「深月。私は雪村深月よ」
「深月···か。ここには何しに来たの?」
闇の大王の依代になるために来ました!
なんて、口が裂けても言ってはいけない。
「敵と戦っていて、罠にハマって連れてこられたんだ」
「敵の罠にね。悪いやつもいるもんだ。だけど、我にとっては良かったのかもしれない」
そう言うと、クラミツハはぐいっと近寄り、私の顔をじっくりと覗き込んだ。
「ふーん。深月、あなたは只者ではないね」
「······」
そう言うと、頭からつま先までじっくりと眺め、腕を組んだ。
「なるほどね。だから今だに目覚めていられるし、我を視る事ができるわけか···」
勝手に私のことを調べて納得しているように見えるんだけど。
「······」
なんだろう?
このむず痒い感じは。
クラミツハは私を見ては、はっとなったり、うーんと唸って考え込んだりしているんだけど?
「深月、お願いがあるんだけど、聞いてくれる?」
「······」
黙っていると、またしてもクラミツハの眉間にシワがより、表情が険しくなった。
「何かな?」
私が返事をすると、クラミツハは少し顔を赤らめ下を向き、もじもじと小声で話しだした。
「我は長い間ここに一人きりでいたの。ここに来る人間はみんな眠ってしまって、誰も相手をしてくれない。深月みたいにまともに相手をしてくれる人は初めてなんだよね。だから···」
「だから?」
クラミツハは口ごもり、チラチラと私の顔色を窺うように見る。
そして、意を決したように目を見開き、更に顔を赤くして叫んだ。
「···友達···。我と友達になってくれる?」
「へっ?」
友達?!
この子は一体何を言いだすのか。
会ったばかりでこの子の事を何も知らないのに、友達になれるの?
というか、この暗闇の空間に一人でいるということは、間違いなく人外だろう。
クラミツハは一体何者なのか?
闇の大王とやらに関係があるのかないのか。
はっきり言って、わからないことだらけだ。
でも待てよ、と私は考え直す。
直接質問することができない今、クラミツハのことを探るチャンスなのかもしれない。
「ねえクラミツハ。友達というのはね、対等の関係であるべきだと思うんだ」
「対等?へぇ、そうなんだ」
ええっ?!
へぇ、そうなんだって。
友達がどういうものかもわからずに、友達になろうと持ちかけているのだろうか。
「だからね。友達になったら、今みたいに一方的に会話をするのはおかしいんだよね」
「どうして?我はそれを望んでいるのに?」
「友達なのに上下関係があったら上手く行かないよ。それは友達関係ではなく主従関係になってしまうからね」
クラミツハは「えっ?!」と言って焦りの色をその目に浮かべて、私を見る。
「我は友達についてよくわかっていないみたいだ。我にわかるように教えてくれる?」
「そうね、わかった。友達とは、お互いが対等に話しができて、高め合ったりいたわり合ったり。困ったときは助け合うんだ。そこに優しさがないと、友達関係は成り立たないよ。わかる?」
私の言葉にクラミツハは首を傾げる。
「んー、お互いに助け合うのが友達?わかったような、わからないような···」
いろいろ言ってみたけれど、難しいかな。
もっとわかり易く伝えたいんだけどな。
「そうだな。この人と一緒にいたら楽しい!と思える関係。これならわかるかな?」
「楽しい?」
「そう。楽しくて嬉しくて。この人とずっと一緒にいたいなって、そんなふうに思えたらもう友達だよ」
「そうなのか····。我は深月といたら楽しいと思える。我は深月の良い友達になれるだろか?」
クラミツハは不安げに私の顔を覗き込む。
そんな顔をされたら、ダメだなんて言えないよ。
話してみたら、この子はそんなに悪い子でもなさそうだし、友達になってもきっとなんとかなるよね!
「それじゃあ、試してみようか?」
私が右手を出すと、クラミツハは面食らった表情で私の顔と右手を交互に見て戸惑っている。
「えーと」
「ほら、右手を出して」
おずおずと差し出すクラミツハの右手を、私はぎゅっと握った。
「えっ!」
「今から私達は友達だよ。よろしくね」
「いいの?」
「うん!もちろんだよ」
クラミツハは、握手をしている手と手をじぃっと見つめ、呟いた。
「······とても温かい。人の手とはこんなにも温かいものなの?」
クラミツハは顔を上げ、ゆっくりと手を離して微笑んだ。
その笑顔はとても綺麗で、でも少しさみしげで、私はしばらく目を逸らすことができなかった。
いや、正確には水の中から何かが現れ、私の手首を掴んでいたんだけど。
そのまま私は、泉に引き込まれそうになる。
「うわ、待って待って!!」
そう叫びながらなんとか踏みとどまり、私はその何かをドキドキしながら見た。
暗闇の中だけど、その全体像はうっすらと光って見える。
それは人だった。
水の滴る長い黒髪をかきあげながら振り返る姿を見て、私はあんぐりと口を開けた。
ええっ?!
女の子!
その子は私と同じくらいの歳と背丈で、白い麻のような衣を纏っている。
この場所には似つかわしくない、可愛らしい女の子なので、私はとても驚いた。
更に驚くことに、全身がびしょ濡れだったはずなのに、その子がパチンと指を鳴らした途端、一陣の風が舞い、全身の水分を吹き飛ばした。
「うわぁ!凄い」
私は思わず呟いた。
魔法を使ったみたいに思えたから。
私の声にその子は瞠目して、手を離した。
「へえ。あなたは目覚めているの?それに我を視ることができるなんて、ここに来た人間では初めてだ」
「視るって、普通に見えるけど?あの、あなたは誰?」
私がそう問うと、その子はすっと目を細め強めな口調で言った。
「誰が質問を許した?問うのは我だ、それ以上の質問は許さない」
「······」
うわっ!
なにこの子、すっごい偉そう。
うるさそうだから、しばらく黙って様子を見よう。
「おほん。えー、我は闇御津羽。クラミツハと呼んで。よろしく頼むね」
ガクッとコケそうになった。
なんだか、機嫌のいい時と悪い時の口調の差が激しすぎる。
「それで、あなたの名は?」
「······」
クラミツハは眉をピクっと動かし、黙ったままの私に向かって怒鳴り始めた。
「我の問いに答えてもらう」
うわっ!
超短気。
面倒くさそうな性格だ。
黙って様子を見てるだけじゃ駄目なのね。
きちんと会話が成立しないと、この子はまた怒り出すのだろう。
しかも、会話の主導権は自分が握りたいらしい。
私はやれやれと、クラミツハに分からないように、小さくため息を吐きながら答えた。
「深月。私は雪村深月よ」
「深月···か。ここには何しに来たの?」
闇の大王の依代になるために来ました!
なんて、口が裂けても言ってはいけない。
「敵と戦っていて、罠にハマって連れてこられたんだ」
「敵の罠にね。悪いやつもいるもんだ。だけど、我にとっては良かったのかもしれない」
そう言うと、クラミツハはぐいっと近寄り、私の顔をじっくりと覗き込んだ。
「ふーん。深月、あなたは只者ではないね」
「······」
そう言うと、頭からつま先までじっくりと眺め、腕を組んだ。
「なるほどね。だから今だに目覚めていられるし、我を視る事ができるわけか···」
勝手に私のことを調べて納得しているように見えるんだけど。
「······」
なんだろう?
このむず痒い感じは。
クラミツハは私を見ては、はっとなったり、うーんと唸って考え込んだりしているんだけど?
「深月、お願いがあるんだけど、聞いてくれる?」
「······」
黙っていると、またしてもクラミツハの眉間にシワがより、表情が険しくなった。
「何かな?」
私が返事をすると、クラミツハは少し顔を赤らめ下を向き、もじもじと小声で話しだした。
「我は長い間ここに一人きりでいたの。ここに来る人間はみんな眠ってしまって、誰も相手をしてくれない。深月みたいにまともに相手をしてくれる人は初めてなんだよね。だから···」
「だから?」
クラミツハは口ごもり、チラチラと私の顔色を窺うように見る。
そして、意を決したように目を見開き、更に顔を赤くして叫んだ。
「···友達···。我と友達になってくれる?」
「へっ?」
友達?!
この子は一体何を言いだすのか。
会ったばかりでこの子の事を何も知らないのに、友達になれるの?
というか、この暗闇の空間に一人でいるということは、間違いなく人外だろう。
クラミツハは一体何者なのか?
闇の大王とやらに関係があるのかないのか。
はっきり言って、わからないことだらけだ。
でも待てよ、と私は考え直す。
直接質問することができない今、クラミツハのことを探るチャンスなのかもしれない。
「ねえクラミツハ。友達というのはね、対等の関係であるべきだと思うんだ」
「対等?へぇ、そうなんだ」
ええっ?!
へぇ、そうなんだって。
友達がどういうものかもわからずに、友達になろうと持ちかけているのだろうか。
「だからね。友達になったら、今みたいに一方的に会話をするのはおかしいんだよね」
「どうして?我はそれを望んでいるのに?」
「友達なのに上下関係があったら上手く行かないよ。それは友達関係ではなく主従関係になってしまうからね」
クラミツハは「えっ?!」と言って焦りの色をその目に浮かべて、私を見る。
「我は友達についてよくわかっていないみたいだ。我にわかるように教えてくれる?」
「そうね、わかった。友達とは、お互いが対等に話しができて、高め合ったりいたわり合ったり。困ったときは助け合うんだ。そこに優しさがないと、友達関係は成り立たないよ。わかる?」
私の言葉にクラミツハは首を傾げる。
「んー、お互いに助け合うのが友達?わかったような、わからないような···」
いろいろ言ってみたけれど、難しいかな。
もっとわかり易く伝えたいんだけどな。
「そうだな。この人と一緒にいたら楽しい!と思える関係。これならわかるかな?」
「楽しい?」
「そう。楽しくて嬉しくて。この人とずっと一緒にいたいなって、そんなふうに思えたらもう友達だよ」
「そうなのか····。我は深月といたら楽しいと思える。我は深月の良い友達になれるだろか?」
クラミツハは不安げに私の顔を覗き込む。
そんな顔をされたら、ダメだなんて言えないよ。
話してみたら、この子はそんなに悪い子でもなさそうだし、友達になってもきっとなんとかなるよね!
「それじゃあ、試してみようか?」
私が右手を出すと、クラミツハは面食らった表情で私の顔と右手を交互に見て戸惑っている。
「えーと」
「ほら、右手を出して」
おずおずと差し出すクラミツハの右手を、私はぎゅっと握った。
「えっ!」
「今から私達は友達だよ。よろしくね」
「いいの?」
「うん!もちろんだよ」
クラミツハは、握手をしている手と手をじぃっと見つめ、呟いた。
「······とても温かい。人の手とはこんなにも温かいものなの?」
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