19 / 25
バレた
しおりを挟む
「毎日一緒だし、そんなに気張らなくたってそのうち覚えるよ」
「えー、それじゃあ私いつまでもユズに頼ってばかりになっちゃうよ。なんだかダメ人間になりそうで怖い」
「はは、苦手なことは頼ってもらっていいと思うけどな。じゃあ行くよ」
そう言って、またしても私の手を取り、しっかりと握られてしまった。
「あ、あの今日も手をつなぐの?」
「そうだよ。美結は危なっかしいから。迷子になったらいけない」
あう、全く信用がない。
こう何度も迷子になっていれば、そう思われても仕方がないのかな···。
それに、今日もドキドキの連続で、果たしてこの環境に慣れる日が来るのだろうか?
気が付けば学校が見えてきた。
うーん、このまま校内に入るのは、かなり目立つだろう。
何せ、手を繋いでいる相手がユズだからだ。
こんな現場を生徒たちに見られた日には、噂になるどころではない。
ショックで卒倒する女生徒が多数いると思われる。
「ユズ、学校も見えてきたことだし、そろそろ手を離してくれる?」
「どうして?」
「えっ?どうしてって、大騒ぎになるからだよ」
「なんで美結と手をつなぐことが、大騒ぎになるの?」
うー、この人自分の人気を全く自覚してない。
私はジト目でユズを見ると、彼は小さくため息をついた。
「別に他人が騒いだところで、俺たちに関係ないだろ?ほっとけばいいよ」
こりゃダメだ。
まあ、本人が気にしてないのならいいか。
って、うわ!!
校門で小糸ちゃんが待ってるー!
こっちをガン見してるよ。
両手を口に当てたかと思うと、ペンとメモ帳を取り出している。
ああ、ついにバレてしまった。
「美結美結美結美結ーー」
大声で私の名を連呼し、猛然と走りくる小糸ちゃん。
そして、私達の前で急停止し、ペンをこちらに向ける。
マイクのつもりだろうか?
「美結!どういう事どういう事?!あんたがユズ先輩の彼女だったなんて!!カフェでいちゃついてた相手ってあんただったの?!ああ、迂闊だわ。なんで早く言わないの、近くにいたのに全く気が付かなかった。やられたー、屈辱ー!」
うわぁぁ。
マシンガンのように喋り始めた小糸ちゃんは、もう止められる気がしない。
私とユズは目を見合わせる。
「美結ー、あんたハル先輩のことはどうするつもり···むぐぐ」
うわー!それを今喋っちゃダメでしょ!!
私は大慌てでユズの手を振り切って、小糸ちゃんの口を無理やり塞いだ。
「ハルがどうしたって?」
ぎゃあ、しっかり聞いてるし!
「ユズ、ほらもう行かないと遅刻だよ!」
「むぐむぐ···」
ユズは首を傾げてこちらを見やる。
「美結、大丈夫?」
「うん、大丈夫。また後でね」
「ああ」
私は小糸ちゃんを引きずりながら校門を通り過ぎ、脇道にそれた。
ユズは不審に思いながらも先に行ったようだ。
よし。ユズはいなくなった。
これでようやく小糸ちゃんを解放できる。
「ちょっ、小糸ちゃん!余計なこと言っちゃダメよ」
「美結ー!あんたちょっと来なさい」
そう言って腕をぐいっと掴まれ、連れて行かれた先は保健室。
「先生、ちょっと大事な話があるんだ。一時間部屋貸して」
「あら、いいわよ。それならこの間の借りと相殺ね」
「はいはい。担任には上手いこと言っといてよ」
「任せなさい」
保健の先生はにこやかに部屋から出ていったんだけど···。
何この会話。
小糸ちゃん、可愛い顔して先生の弱みを握っていたのだろうか?
流石情報屋。
怖い子。
「美結。はい、ベッドの上に座る」
とっても目つきの怖い小糸ちゃんには、逆らえる気がしない。
私は大人しくベッドの上に腰掛けた。
「全部吐いてもらうわよー。あんたいつからユズ先輩と付き合ってたの?」
「···付き合ってないから」
「はあ?何いってんの!どっからどう見ても恋人同士でしょうが」
他人が見ればそう見えるのか。
「あのね、ユズと私は家族なの。両親が再婚したから、ユズは義理のお兄さん」
「何その美味しいシチュエーションは!それならあんた達、なんで手を繋いでたの?」
「えっ?私がよく迷子になるから、心配みたいだよ」
「なにそれ?それじゃあ、カフェでいちゃついてたのは?」
「料理のレシピを作るために、はい、あ~んで味見をしてただけ」
「ちょ!味見をしてただけ?!普通は味見で、はい、あ~んなんてしないの。ユズ先輩はあんたの事どんだけ好きなのよ」
「ええっ?どちらかというと、嫌われてたと思うんだけど?」
「あんたは馬鹿ですか?嫌いな相手と手を繋いだり、はい、あ~んなんてすると思う?」
私は首を傾げ、考え込んだ。
確かに、嫌いな相手と手を繋ごうなんて絶対に思わない。はい、あ~んなんてもっての外だ。
「それにね、私の情報網によると、カフェでの件は物凄い噂になってて、ユズ先輩がかなり熱を上げてるって。あの人は誰と付き合っても長続きしなかったから、ついに本命が現れたと女生徒たちは打ちひしがれてんのよ」
「ひえぇぇ」
なんだか、色々間違ってる。
って言っても、小糸ちゃんは納得しないんだろうな。
「あんたはユズ先輩が好きなんでしょう?」
「えっ?う、うん。好きだよ」
「それじゃあ問題はハル先輩だ」
そうだよ、それがあったんだ。
「そのことなんだけど、小糸ちゃんはどこまで知ってるの?」
小糸ちゃんは目を大きく見開いて、ゆっくり口角を上げた。
「あんた、手紙をもらったでしょ?アツアツなやつ」
うわっ!
ってことは、ほぼ全部知ってるんだ。
「それは、お断りしようと思ってる」
「へぇ。でも、大変かもよ」
「え、なんで?」
「なんだか、凄い執着を感じるんだよね。あんたを探すの結構苦労したみたいだし。そう簡単には諦めないと思うから、覚悟して」
「······」
何なのそれは!そんな情報もらっても、どう対応したらいいかわからないじゃない。
でも、もう断るって決めたから。
私はそれを正直に伝えるしかないよね。
「それにしたって、あんた凄いね。ユズハルどちらも手玉に取ってさ」
うわ!
なんてこと言うの!!
「ちょっと、誰が手玉に取ったの!人聞きの悪い事言わないで」
「あら、周りから見ればそうなるんだよ。あんたは羨望の的にもなるけど、ひがみやっかみのターゲットにもなるから、気を付けなさいよ。あ、でもそんなときは私が助けるからね」
親友の優しい言葉に涙が溢れそうになる。
「う、小糸ちゃん、ありがとう」
「その代わり、逐一情報を流しなさいね」
うわ!やっぱりそれが目的?!
私がジト目で見ていると、一時間目の授業の終わりを告げるベルが鳴り響いた。
あっという間に一時間が過ぎた事に驚いてしまう。
「小糸ちゃん、教室に行こ」
「そうね。行こうか」
私達は連れ立って教室へと移動した。
「えー、それじゃあ私いつまでもユズに頼ってばかりになっちゃうよ。なんだかダメ人間になりそうで怖い」
「はは、苦手なことは頼ってもらっていいと思うけどな。じゃあ行くよ」
そう言って、またしても私の手を取り、しっかりと握られてしまった。
「あ、あの今日も手をつなぐの?」
「そうだよ。美結は危なっかしいから。迷子になったらいけない」
あう、全く信用がない。
こう何度も迷子になっていれば、そう思われても仕方がないのかな···。
それに、今日もドキドキの連続で、果たしてこの環境に慣れる日が来るのだろうか?
気が付けば学校が見えてきた。
うーん、このまま校内に入るのは、かなり目立つだろう。
何せ、手を繋いでいる相手がユズだからだ。
こんな現場を生徒たちに見られた日には、噂になるどころではない。
ショックで卒倒する女生徒が多数いると思われる。
「ユズ、学校も見えてきたことだし、そろそろ手を離してくれる?」
「どうして?」
「えっ?どうしてって、大騒ぎになるからだよ」
「なんで美結と手をつなぐことが、大騒ぎになるの?」
うー、この人自分の人気を全く自覚してない。
私はジト目でユズを見ると、彼は小さくため息をついた。
「別に他人が騒いだところで、俺たちに関係ないだろ?ほっとけばいいよ」
こりゃダメだ。
まあ、本人が気にしてないのならいいか。
って、うわ!!
校門で小糸ちゃんが待ってるー!
こっちをガン見してるよ。
両手を口に当てたかと思うと、ペンとメモ帳を取り出している。
ああ、ついにバレてしまった。
「美結美結美結美結ーー」
大声で私の名を連呼し、猛然と走りくる小糸ちゃん。
そして、私達の前で急停止し、ペンをこちらに向ける。
マイクのつもりだろうか?
「美結!どういう事どういう事?!あんたがユズ先輩の彼女だったなんて!!カフェでいちゃついてた相手ってあんただったの?!ああ、迂闊だわ。なんで早く言わないの、近くにいたのに全く気が付かなかった。やられたー、屈辱ー!」
うわぁぁ。
マシンガンのように喋り始めた小糸ちゃんは、もう止められる気がしない。
私とユズは目を見合わせる。
「美結ー、あんたハル先輩のことはどうするつもり···むぐぐ」
うわー!それを今喋っちゃダメでしょ!!
私は大慌てでユズの手を振り切って、小糸ちゃんの口を無理やり塞いだ。
「ハルがどうしたって?」
ぎゃあ、しっかり聞いてるし!
「ユズ、ほらもう行かないと遅刻だよ!」
「むぐむぐ···」
ユズは首を傾げてこちらを見やる。
「美結、大丈夫?」
「うん、大丈夫。また後でね」
「ああ」
私は小糸ちゃんを引きずりながら校門を通り過ぎ、脇道にそれた。
ユズは不審に思いながらも先に行ったようだ。
よし。ユズはいなくなった。
これでようやく小糸ちゃんを解放できる。
「ちょっ、小糸ちゃん!余計なこと言っちゃダメよ」
「美結ー!あんたちょっと来なさい」
そう言って腕をぐいっと掴まれ、連れて行かれた先は保健室。
「先生、ちょっと大事な話があるんだ。一時間部屋貸して」
「あら、いいわよ。それならこの間の借りと相殺ね」
「はいはい。担任には上手いこと言っといてよ」
「任せなさい」
保健の先生はにこやかに部屋から出ていったんだけど···。
何この会話。
小糸ちゃん、可愛い顔して先生の弱みを握っていたのだろうか?
流石情報屋。
怖い子。
「美結。はい、ベッドの上に座る」
とっても目つきの怖い小糸ちゃんには、逆らえる気がしない。
私は大人しくベッドの上に腰掛けた。
「全部吐いてもらうわよー。あんたいつからユズ先輩と付き合ってたの?」
「···付き合ってないから」
「はあ?何いってんの!どっからどう見ても恋人同士でしょうが」
他人が見ればそう見えるのか。
「あのね、ユズと私は家族なの。両親が再婚したから、ユズは義理のお兄さん」
「何その美味しいシチュエーションは!それならあんた達、なんで手を繋いでたの?」
「えっ?私がよく迷子になるから、心配みたいだよ」
「なにそれ?それじゃあ、カフェでいちゃついてたのは?」
「料理のレシピを作るために、はい、あ~んで味見をしてただけ」
「ちょ!味見をしてただけ?!普通は味見で、はい、あ~んなんてしないの。ユズ先輩はあんたの事どんだけ好きなのよ」
「ええっ?どちらかというと、嫌われてたと思うんだけど?」
「あんたは馬鹿ですか?嫌いな相手と手を繋いだり、はい、あ~んなんてすると思う?」
私は首を傾げ、考え込んだ。
確かに、嫌いな相手と手を繋ごうなんて絶対に思わない。はい、あ~んなんてもっての外だ。
「それにね、私の情報網によると、カフェでの件は物凄い噂になってて、ユズ先輩がかなり熱を上げてるって。あの人は誰と付き合っても長続きしなかったから、ついに本命が現れたと女生徒たちは打ちひしがれてんのよ」
「ひえぇぇ」
なんだか、色々間違ってる。
って言っても、小糸ちゃんは納得しないんだろうな。
「あんたはユズ先輩が好きなんでしょう?」
「えっ?う、うん。好きだよ」
「それじゃあ問題はハル先輩だ」
そうだよ、それがあったんだ。
「そのことなんだけど、小糸ちゃんはどこまで知ってるの?」
小糸ちゃんは目を大きく見開いて、ゆっくり口角を上げた。
「あんた、手紙をもらったでしょ?アツアツなやつ」
うわっ!
ってことは、ほぼ全部知ってるんだ。
「それは、お断りしようと思ってる」
「へぇ。でも、大変かもよ」
「え、なんで?」
「なんだか、凄い執着を感じるんだよね。あんたを探すの結構苦労したみたいだし。そう簡単には諦めないと思うから、覚悟して」
「······」
何なのそれは!そんな情報もらっても、どう対応したらいいかわからないじゃない。
でも、もう断るって決めたから。
私はそれを正直に伝えるしかないよね。
「それにしたって、あんた凄いね。ユズハルどちらも手玉に取ってさ」
うわ!
なんてこと言うの!!
「ちょっと、誰が手玉に取ったの!人聞きの悪い事言わないで」
「あら、周りから見ればそうなるんだよ。あんたは羨望の的にもなるけど、ひがみやっかみのターゲットにもなるから、気を付けなさいよ。あ、でもそんなときは私が助けるからね」
親友の優しい言葉に涙が溢れそうになる。
「う、小糸ちゃん、ありがとう」
「その代わり、逐一情報を流しなさいね」
うわ!やっぱりそれが目的?!
私がジト目で見ていると、一時間目の授業の終わりを告げるベルが鳴り響いた。
あっという間に一時間が過ぎた事に驚いてしまう。
「小糸ちゃん、教室に行こ」
「そうね。行こうか」
私達は連れ立って教室へと移動した。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる