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女神
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私、あの生徒会長に抱きしめられてる!
信じられない行動に出た生徒会長だけど、【媚薬】の作用によるものに間違いないだろう。
······
それよりも。
私、彼氏いない歴十七年なんだけど。
それってどういう事かと言うと、免疫が全然無いということで。
か、顔から火が出る!
何なんだ、この状況は!
頭がおかしくなりそう。
うう、【媚薬】怖い。
「あ、あの···」
やっとの事で声を絞り出し、その声に反応した生徒会長はゆっくりと私を開放した。
そして、目の前の私の手を取り、本当に嬉しそうに優しく微笑みかけた。
う、嘘ーー!
笑ってる。
あの生徒会長が笑ってる!!
生徒会長の微笑みなんて超レアなものを見てしまった私は、大変な衝撃を受けた。
「君は······女神にしか見えない」
「「はあ??」」
因みに今の「はあ?」は、フィンさんと私の声がハモったものだ。
ななななんだ、女神って。
「アレク。お前、このちびっこいメガネっ娘を女神とか言ってんの?」
「ちょっとフィンさん、なにげにバカにしてませんか?」
「だってあのアレクが女神とか言うか?キャラじゃないだろ。もう笑うしかないな」
そう言ってフィンさんは本当にゲラゲラと笑いだした。
ひどい!
まあ、女神なんて呼ばれる柄ではないけどさ。
どうせちびっ子のメガネ地味子ですよ。
ジトーっとフィンさんを見つめていると、生徒会長は急に立ち上がり、フィンさんに詰め寄った。
「僕の女神を侮辱するな」
「は?」
そう言うと生徒会長はフィンさんの襟首を掴み、今にも殴りかかろうとしていた。
うわ!
ダメダメ、止めてよ。
慌てて二人の間に割り込んでなんとか生徒会長を押し止めた。
「アレク、お前まじか···」
「フィン、お前の目は節穴だ。こんなに美しい人は見たことがない。こんなにメガネの似合う人は他にいない」
生徒会長はきっぱり言うとまた私の手を取って、嬉しそうに微笑んだ。
ひいい。
今までの彼と違いすぎて、これは本当に同一人物なのだろかと疑うほどだ。
「アレク、わかった。お前がそこまで言うんなら、俺はこれ以上何も言わん」
フィンさんはそう言うとニヤっと笑った。
そして私に「ガンバれよ」と声をかけ、ヒラヒラと上げた手を振り、部屋から出ていってしまった。
ええっ?!
ちょっ、ちょっとー。
置いていかないで···。
生徒会室には私と生徒会長のふたりきりになってしまった。
どうしよう·····。
【媚薬】の効果は三時間続くって添付文書には書いてあった。
この状態が三時間か···。
大丈夫なんだろうか?不安しかない。
生徒会長はにこやかに、そして爽やかにこちらを見て囁いた。
「やっとふたりきりになれたね」
「はい?」
生徒会長は私のウエストに手を回し引き寄せた。
そして顎に手を添え、顔が近づいてきて····って!!
これってもしや、キ、キス?!!
うわー、何やってんの?!
だめだめだめだめーー!!
キスはホントに好きな人とじゃないと!
大慌てで自分の唇を手で覆い、ぶんぶんと首を横に振る。
はっきり言って泣きそうである。
生徒会長は「なんで?」って顔をして首を傾げている。
その顔を見て、家の飼い犬ルンを思い出してしまった。
だって、仕草が瓜二つなんだもの。
ルンは大型犬ですぐに顔をペロっと舐める。
ダメだよって言うと「なんで」って首を傾げる。
その首の傾げ方がそっくりで。
それが可愛いんだけどねぇ。
犬と被る生徒会長って、一体?!
「あの、生徒会長」
私の問いかけに生徒会長は長い睫毛を瞬かせ、頭を振った。
「僕のことはアレクと呼んで」
「ええっ!で、でも」
そんな馴れ馴れしく呼べるわけない。
だってあの生徒会長だよ。
先輩でもあるし呼び捨てなんて···。
「お願いだ。生徒会長なんて呼ばれても嬉しくないんだ。アレクって呼んで欲しい」
そう言った生徒会長の表情は、悲しげで今にも泣き出しそうに見えた。
私の中の生徒会長のイメージが、ガラガラと音を立てて崩れて行く。
いつもの無表情と冷酷さは何処へ行ったのか。
様々な表情を見せる彼に驚きを禁じ得ない。
今私に見せている顔は、とても純真な小さな子どものようで。
なぜだろう。
私より年上だよね、この人。
この顔を見たらダメだよなんて言えなくなってしまう。
だから思わず私は呼んでしまった。
「えと、ア、アレク······」
いいのかなあと思いつつ、アレクの方をチラリと見る。
するとアレクは大きく目を見開いた。
そして、喜びをじっくり噛みしめるように微笑んだ。
それはそれは嬉しそうに。
私、名前を呼んだだけだよ。
それなのに、そんなに喜ぶなんて思いもしなかった。
ちょっと可愛いかも。
今までこの人のこと怖いと思っていたけど、私がそう思い込んでいただけなのかもしれない。
今のアレクを見ても、恐怖は全く感じない。それどころか、好感すら持てる。
アレクの微笑みを見て、私も嬉しくなってえへへと笑った。
苦手意識を克服した訳ではないんだ。
でも今のアレクになら、普通に接することができそうだ。
それがとても嬉しくて、【媚薬】も悪いもんじゃないなと思ったりして。
「君のこと、···ティアと呼んでもいいかな?」
「えっ」
そういえば、アレクはいつも私のことフルネームで呼んでいた。
ティア·フローレンスって。
ちょっと高圧的で怖かったんだよね。
フルネームよりも名前だけの方がいいよ。
うん。断然いい。
「そうですね。ティアでいいですよ」
すると、アレクは優しく微笑みながら囁いた。
「ティア」
そう呼ばれた瞬間、ドキドキと鼓動が高鳴り、顔が熱く火照り真っ赤になるのを感じた。
これもまた、名前を呼ばれただけなんだけど。
なんだか恥ずかしいような嬉しいような。
思わず両手で頬を押さえて顔を背ける。
今まで感じたことの無い感情が自分の中で芽生えたのを、この時の私はよくわかっていなかった。
「ティア」
再びそう呼ばれ振り向くと、すぐ近くにアレクの顔があり、あまりの近さに驚いた私は慌てて一歩身をひいた。
近い近い。
焦ったー。
アレクはクスクスと笑いながら私の頭をポンポンと撫でた。
もう、ドキドキする。
···私の心臓持つのだろうか?
そうだ。
【媚薬】の騒ぎですっかり忘れていたんだけど、溜まった仕事を片付けないとならなかったんだ。溜まった資料整理と明日の総会で使う資料を作成しないと。
終わらないと帰れない···。
「あの、アレク」
「なに?」
「私、書記の仕事を片付けないとならないんです。終わらないと帰れません」
「そうか、ちょっと待ってて」
そう言うとアレクは私を残して部屋を出ていってしまった。
どこへ行ったんだろう。
しばらくしてアレクは戻ってきた。
「ティア、今日は授業に出なくていいから」
「えっ、どういう事ですか?」
「今、学園長とティアの担任教師に直訴してきた。生徒会の仕事を優先していいって」
うわあ、先生たちに何を言ったのか?
流石は生徒会長、されど職権乱用はしないで欲しい。
「ティア、君の仕事が済んだら、僕の用事に付き合ってくれる?」
「あ、はい。もちろんです」
「これで一緒にいられる」
一緒にって······。
信じられない行動に出た生徒会長だけど、【媚薬】の作用によるものに間違いないだろう。
······
それよりも。
私、彼氏いない歴十七年なんだけど。
それってどういう事かと言うと、免疫が全然無いということで。
か、顔から火が出る!
何なんだ、この状況は!
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うう、【媚薬】怖い。
「あ、あの···」
やっとの事で声を絞り出し、その声に反応した生徒会長はゆっくりと私を開放した。
そして、目の前の私の手を取り、本当に嬉しそうに優しく微笑みかけた。
う、嘘ーー!
笑ってる。
あの生徒会長が笑ってる!!
生徒会長の微笑みなんて超レアなものを見てしまった私は、大変な衝撃を受けた。
「君は······女神にしか見えない」
「「はあ??」」
因みに今の「はあ?」は、フィンさんと私の声がハモったものだ。
ななななんだ、女神って。
「アレク。お前、このちびっこいメガネっ娘を女神とか言ってんの?」
「ちょっとフィンさん、なにげにバカにしてませんか?」
「だってあのアレクが女神とか言うか?キャラじゃないだろ。もう笑うしかないな」
そう言ってフィンさんは本当にゲラゲラと笑いだした。
ひどい!
まあ、女神なんて呼ばれる柄ではないけどさ。
どうせちびっ子のメガネ地味子ですよ。
ジトーっとフィンさんを見つめていると、生徒会長は急に立ち上がり、フィンさんに詰め寄った。
「僕の女神を侮辱するな」
「は?」
そう言うと生徒会長はフィンさんの襟首を掴み、今にも殴りかかろうとしていた。
うわ!
ダメダメ、止めてよ。
慌てて二人の間に割り込んでなんとか生徒会長を押し止めた。
「アレク、お前まじか···」
「フィン、お前の目は節穴だ。こんなに美しい人は見たことがない。こんなにメガネの似合う人は他にいない」
生徒会長はきっぱり言うとまた私の手を取って、嬉しそうに微笑んだ。
ひいい。
今までの彼と違いすぎて、これは本当に同一人物なのだろかと疑うほどだ。
「アレク、わかった。お前がそこまで言うんなら、俺はこれ以上何も言わん」
フィンさんはそう言うとニヤっと笑った。
そして私に「ガンバれよ」と声をかけ、ヒラヒラと上げた手を振り、部屋から出ていってしまった。
ええっ?!
ちょっ、ちょっとー。
置いていかないで···。
生徒会室には私と生徒会長のふたりきりになってしまった。
どうしよう·····。
【媚薬】の効果は三時間続くって添付文書には書いてあった。
この状態が三時間か···。
大丈夫なんだろうか?不安しかない。
生徒会長はにこやかに、そして爽やかにこちらを見て囁いた。
「やっとふたりきりになれたね」
「はい?」
生徒会長は私のウエストに手を回し引き寄せた。
そして顎に手を添え、顔が近づいてきて····って!!
これってもしや、キ、キス?!!
うわー、何やってんの?!
だめだめだめだめーー!!
キスはホントに好きな人とじゃないと!
大慌てで自分の唇を手で覆い、ぶんぶんと首を横に振る。
はっきり言って泣きそうである。
生徒会長は「なんで?」って顔をして首を傾げている。
その顔を見て、家の飼い犬ルンを思い出してしまった。
だって、仕草が瓜二つなんだもの。
ルンは大型犬ですぐに顔をペロっと舐める。
ダメだよって言うと「なんで」って首を傾げる。
その首の傾げ方がそっくりで。
それが可愛いんだけどねぇ。
犬と被る生徒会長って、一体?!
「あの、生徒会長」
私の問いかけに生徒会長は長い睫毛を瞬かせ、頭を振った。
「僕のことはアレクと呼んで」
「ええっ!で、でも」
そんな馴れ馴れしく呼べるわけない。
だってあの生徒会長だよ。
先輩でもあるし呼び捨てなんて···。
「お願いだ。生徒会長なんて呼ばれても嬉しくないんだ。アレクって呼んで欲しい」
そう言った生徒会長の表情は、悲しげで今にも泣き出しそうに見えた。
私の中の生徒会長のイメージが、ガラガラと音を立てて崩れて行く。
いつもの無表情と冷酷さは何処へ行ったのか。
様々な表情を見せる彼に驚きを禁じ得ない。
今私に見せている顔は、とても純真な小さな子どものようで。
なぜだろう。
私より年上だよね、この人。
この顔を見たらダメだよなんて言えなくなってしまう。
だから思わず私は呼んでしまった。
「えと、ア、アレク······」
いいのかなあと思いつつ、アレクの方をチラリと見る。
するとアレクは大きく目を見開いた。
そして、喜びをじっくり噛みしめるように微笑んだ。
それはそれは嬉しそうに。
私、名前を呼んだだけだよ。
それなのに、そんなに喜ぶなんて思いもしなかった。
ちょっと可愛いかも。
今までこの人のこと怖いと思っていたけど、私がそう思い込んでいただけなのかもしれない。
今のアレクを見ても、恐怖は全く感じない。それどころか、好感すら持てる。
アレクの微笑みを見て、私も嬉しくなってえへへと笑った。
苦手意識を克服した訳ではないんだ。
でも今のアレクになら、普通に接することができそうだ。
それがとても嬉しくて、【媚薬】も悪いもんじゃないなと思ったりして。
「君のこと、···ティアと呼んでもいいかな?」
「えっ」
そういえば、アレクはいつも私のことフルネームで呼んでいた。
ティア·フローレンスって。
ちょっと高圧的で怖かったんだよね。
フルネームよりも名前だけの方がいいよ。
うん。断然いい。
「そうですね。ティアでいいですよ」
すると、アレクは優しく微笑みながら囁いた。
「ティア」
そう呼ばれた瞬間、ドキドキと鼓動が高鳴り、顔が熱く火照り真っ赤になるのを感じた。
これもまた、名前を呼ばれただけなんだけど。
なんだか恥ずかしいような嬉しいような。
思わず両手で頬を押さえて顔を背ける。
今まで感じたことの無い感情が自分の中で芽生えたのを、この時の私はよくわかっていなかった。
「ティア」
再びそう呼ばれ振り向くと、すぐ近くにアレクの顔があり、あまりの近さに驚いた私は慌てて一歩身をひいた。
近い近い。
焦ったー。
アレクはクスクスと笑いながら私の頭をポンポンと撫でた。
もう、ドキドキする。
···私の心臓持つのだろうか?
そうだ。
【媚薬】の騒ぎですっかり忘れていたんだけど、溜まった仕事を片付けないとならなかったんだ。溜まった資料整理と明日の総会で使う資料を作成しないと。
終わらないと帰れない···。
「あの、アレク」
「なに?」
「私、書記の仕事を片付けないとならないんです。終わらないと帰れません」
「そうか、ちょっと待ってて」
そう言うとアレクは私を残して部屋を出ていってしまった。
どこへ行ったんだろう。
しばらくしてアレクは戻ってきた。
「ティア、今日は授業に出なくていいから」
「えっ、どういう事ですか?」
「今、学園長とティアの担任教師に直訴してきた。生徒会の仕事を優先していいって」
うわあ、先生たちに何を言ったのか?
流石は生徒会長、されど職権乱用はしないで欲しい。
「ティア、君の仕事が済んだら、僕の用事に付き合ってくれる?」
「あ、はい。もちろんです」
「これで一緒にいられる」
一緒にって······。
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