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研究13 回復薬改良
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前回の実験で作られた回復薬はとんでもなくまずく、効果が薄かった。
それを改善するためには、私だけでは難しい配下を呼んでレベルの上がって知能が上昇した配下たちを呼び寄せて、さっそく改良をすることにした。
前回作った回復薬の鑑定データを読んでみる。
種類 回復薬 品質 E+
回復効果を持つ液体。
品質が低いため回復効果が弱い。
体力回復(超極小)
若干品質は上がっているが肝心な効果が下がっているというさんざんな結果でこれだったら、直接薬草を生でかじった方がまだましだというような効果だ。
一応念のため飲んでみて何かメリットがないのかということを考えてみたが、液体にした結果効果が下がり、おなかにたまってたくさん飲めないという致命的な問題もわかった。
前回使った材料は、品質の低い薬草、その辺の水たまりで採取した水、地面に落ちて腐りかけな果物といういかにもそのあたりから採取してきましたというような感じを与えるようなラインナップだ。
これではだめだ、私はそう思った。
配下たちに高品質なものを集めさせることにした。
薬草の採取でもしっかりと丁寧に根元から採取したり、水も川から組んできて、果物も色づきがよい木になっているものを選ばせた。
そして改善が始まる。
前回の失敗の要因は適当な調整と素材の低い品質だと私はそう思った。
今回はきちっと計って薬草をどれだけ入れたのかということをしっかりと確かめながら作ってみることにした、水と果物の分量もきちっと図って作ってみる。
薬草は水で薄められることも考えて多めに入れて、水は少なめで、果物は皮をむいて多めに入れてみる。
するとどうだろう、品質のいいものを使った影響か若干品質は上昇して効果もかなりいい感じになった。
種類 回復薬 品質 D-
回復効果を持つ液体。
大量に果物が加えられているため甘い。
体力回復(小)
しかし、ほかにも配分を変えていろいろ試してはみたが、これ以上の効果を出すことはできなかった。
使っている材料の効果自体が足りないのかもしれない。
もっと強力なものが必要なのかもしれない私はそう思った。
でもとりあえず肝心な体力回復効果も上昇しているし、これならば大量生産しても問題ないだろう。
配下たちにこの方法を教えて、回復薬はどのようにすれば作れるのかということが教えておく。
レベルの上がった配下たちに優先して持たせておくように言っておく。
こんな感じで地道に強くなっていけばいいんだ私はその時そう思っていた。
あんなことが起こるまでは。
それを改善するためには、私だけでは難しい配下を呼んでレベルの上がって知能が上昇した配下たちを呼び寄せて、さっそく改良をすることにした。
前回作った回復薬の鑑定データを読んでみる。
種類 回復薬 品質 E+
回復効果を持つ液体。
品質が低いため回復効果が弱い。
体力回復(超極小)
若干品質は上がっているが肝心な効果が下がっているというさんざんな結果でこれだったら、直接薬草を生でかじった方がまだましだというような効果だ。
一応念のため飲んでみて何かメリットがないのかということを考えてみたが、液体にした結果効果が下がり、おなかにたまってたくさん飲めないという致命的な問題もわかった。
前回使った材料は、品質の低い薬草、その辺の水たまりで採取した水、地面に落ちて腐りかけな果物といういかにもそのあたりから採取してきましたというような感じを与えるようなラインナップだ。
これではだめだ、私はそう思った。
配下たちに高品質なものを集めさせることにした。
薬草の採取でもしっかりと丁寧に根元から採取したり、水も川から組んできて、果物も色づきがよい木になっているものを選ばせた。
そして改善が始まる。
前回の失敗の要因は適当な調整と素材の低い品質だと私はそう思った。
今回はきちっと計って薬草をどれだけ入れたのかということをしっかりと確かめながら作ってみることにした、水と果物の分量もきちっと図って作ってみる。
薬草は水で薄められることも考えて多めに入れて、水は少なめで、果物は皮をむいて多めに入れてみる。
するとどうだろう、品質のいいものを使った影響か若干品質は上昇して効果もかなりいい感じになった。
種類 回復薬 品質 D-
回復効果を持つ液体。
大量に果物が加えられているため甘い。
体力回復(小)
しかし、ほかにも配分を変えていろいろ試してはみたが、これ以上の効果を出すことはできなかった。
使っている材料の効果自体が足りないのかもしれない。
もっと強力なものが必要なのかもしれない私はそう思った。
でもとりあえず肝心な体力回復効果も上昇しているし、これならば大量生産しても問題ないだろう。
配下たちにこの方法を教えて、回復薬はどのようにすれば作れるのかということが教えておく。
レベルの上がった配下たちに優先して持たせておくように言っておく。
こんな感じで地道に強くなっていけばいいんだ私はその時そう思っていた。
あんなことが起こるまでは。
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