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滅んだ王国
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アジトに戻ってきた面々は戦慄した。
「なんだよ…これ…」
国を囲っていた森は枯れ果て国は廃れている。王国だった場所が桜牙達の目の前にあった。
「おぉ…オーガ…」
声のする方を見ると傷だらけの国王が立っていた。
「ゼノン!!どういう事だよ!!」
「見ての通りだ…国は滅んだ。」
「滅んだ…?」
「そこは俺から、」
王の後ろから同じ様に傷だらけのゼーレが出てきた。
「ゼーレ!?お前、その足!!」
「あぁ、やってしまった。」
ゼーレの右足は膝から下が無かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モモ達が桜牙達と合流する少し前。
「父上、これを。」
俺は一通の手紙を父上に渡した。
「ん?これは…ツエン国…なんと極西の地ではないか中身はなんと?」
「はい、それが…力を持ちすぎた国には歴史の座から降りてもらう。と書いてありまして…宣戦布告でしょうか?」
「ふむ…あまり関わりの無い国なのだが…備えておこう。兵を起こせ。」
兵が来たのはその2日後だ。
「父上、敵兵見えました。数は概算で10万は超えているかと…」
「10万…本気で潰しに来たか。オーガ達はまだ帰らんな?」
「はい、残りのメンバーで戦闘に参加します。」
「と、なるとこちらの兵は…それでも4万程か…民は逃がした。王として民の帰る場所を護ろう。征くぞ。」
「は!!」
そして…俺達は前線へ赴いた。
「圧巻でありますな…」
「びびってんなよビンゴ。燃やすぞ。」
「オーガさんが帰る場所を護るんですよ。」
「そうだな。モリヤ!!」
「【火炎】!!燃えつきろ!!」
モリヤの炎を皮切りに戦いは始まった。
最初はこちらが押していたのだが…
「おい…なんだぁ…ありゃ…」
「隕石…だと…」
こちらに向かって巨大な隕石が落ちてきた。
「任せてください!!【転送】!!」
「駄目だ!!対象物が大きすぎる!!」
「あ、あぁぁっ!!!」
(シュゥゥゥゥゥ………)
コウモリノのスキルで1つの隕石を海の中へと転送できた…しかし。
「な…なんとか…!?1つじゃ…ない…」
そして…俺達は負けた。周りの同盟国もここと同じだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「同じ…母上は!?無事なのか!?」
同盟国が同じ状況と聞いてリンは慌てふためいた。
「私は無事よ。」
アジトの奥からキヨミさんが顔を出した。
「母上!!良かった…無事で…」
「ゼーレ…誰が死んだ」
桜牙はゼーレをまっすぐ見据え問いかけた。
「……スキルの負荷によりコウモリ死亡。モリヤは行方不明。ビンゴは昏睡状態。他全隊員の9割が死亡。」
「そうか…」
桜牙は項垂れた。
「桜牙…」
心配そうに誠が肩に手をかける。
「大丈夫…俺はもう人の死から逃げない。」
拳を握りしめ奥歯を噛み締め覚悟を決める。
「オーガよ。西へ行ってくれんか」
「あぁ。行くさ。このままじゃ終われねぇ。全員メメに乗れ。行くぞ。」
「待て。今のメンバーにビンゴを乗せていけ。俺やキヨミさん。それから残ったメンバーは政治的に動く。モリヤも探したいしな。」
「……わかった。ビンゴは?」
「ベッドの上だ。頼む。」
「よし、わかった。」
ビンゴを馬車に乗せ準備が終わり別れを告げる。
「ではよろしく頼むぞ。」
「あぁ…なぁゼーレ。」
「なんだ?」
「お前は……死ぬなよ。」
「……あぁ。お前も死ぬな。」
「…じゃあ…行ってくる。」
「行ってこい。」
「なんだよ…これ…」
国を囲っていた森は枯れ果て国は廃れている。王国だった場所が桜牙達の目の前にあった。
「おぉ…オーガ…」
声のする方を見ると傷だらけの国王が立っていた。
「ゼノン!!どういう事だよ!!」
「見ての通りだ…国は滅んだ。」
「滅んだ…?」
「そこは俺から、」
王の後ろから同じ様に傷だらけのゼーレが出てきた。
「ゼーレ!?お前、その足!!」
「あぁ、やってしまった。」
ゼーレの右足は膝から下が無かった。
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モモ達が桜牙達と合流する少し前。
「父上、これを。」
俺は一通の手紙を父上に渡した。
「ん?これは…ツエン国…なんと極西の地ではないか中身はなんと?」
「はい、それが…力を持ちすぎた国には歴史の座から降りてもらう。と書いてありまして…宣戦布告でしょうか?」
「ふむ…あまり関わりの無い国なのだが…備えておこう。兵を起こせ。」
兵が来たのはその2日後だ。
「父上、敵兵見えました。数は概算で10万は超えているかと…」
「10万…本気で潰しに来たか。オーガ達はまだ帰らんな?」
「はい、残りのメンバーで戦闘に参加します。」
「と、なるとこちらの兵は…それでも4万程か…民は逃がした。王として民の帰る場所を護ろう。征くぞ。」
「は!!」
そして…俺達は前線へ赴いた。
「圧巻でありますな…」
「びびってんなよビンゴ。燃やすぞ。」
「オーガさんが帰る場所を護るんですよ。」
「そうだな。モリヤ!!」
「【火炎】!!燃えつきろ!!」
モリヤの炎を皮切りに戦いは始まった。
最初はこちらが押していたのだが…
「おい…なんだぁ…ありゃ…」
「隕石…だと…」
こちらに向かって巨大な隕石が落ちてきた。
「任せてください!!【転送】!!」
「駄目だ!!対象物が大きすぎる!!」
「あ、あぁぁっ!!!」
(シュゥゥゥゥゥ………)
コウモリノのスキルで1つの隕石を海の中へと転送できた…しかし。
「な…なんとか…!?1つじゃ…ない…」
そして…俺達は負けた。周りの同盟国もここと同じだ。
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「同じ…母上は!?無事なのか!?」
同盟国が同じ状況と聞いてリンは慌てふためいた。
「私は無事よ。」
アジトの奥からキヨミさんが顔を出した。
「母上!!良かった…無事で…」
「ゼーレ…誰が死んだ」
桜牙はゼーレをまっすぐ見据え問いかけた。
「……スキルの負荷によりコウモリ死亡。モリヤは行方不明。ビンゴは昏睡状態。他全隊員の9割が死亡。」
「そうか…」
桜牙は項垂れた。
「桜牙…」
心配そうに誠が肩に手をかける。
「大丈夫…俺はもう人の死から逃げない。」
拳を握りしめ奥歯を噛み締め覚悟を決める。
「オーガよ。西へ行ってくれんか」
「あぁ。行くさ。このままじゃ終われねぇ。全員メメに乗れ。行くぞ。」
「待て。今のメンバーにビンゴを乗せていけ。俺やキヨミさん。それから残ったメンバーは政治的に動く。モリヤも探したいしな。」
「……わかった。ビンゴは?」
「ベッドの上だ。頼む。」
「よし、わかった。」
ビンゴを馬車に乗せ準備が終わり別れを告げる。
「ではよろしく頼むぞ。」
「あぁ…なぁゼーレ。」
「なんだ?」
「お前は……死ぬなよ。」
「……あぁ。お前も死ぬな。」
「…じゃあ…行ってくる。」
「行ってこい。」
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エチエチだったんですね\(//∇//)\
わーってなりましたw
エチエチでございますよw
これからもっとエチエチになりますよ
(ΦωΦ)フフフ・・