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外道の鯨
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メメ馬車に戻った一行は作戦会議を行った
「先ず、俺達の目的は魔族を倒し世界を統一する事なんだ。」
「世界統一…出来るのか…?」
カルラは怪訝な顔をした
「オーガ殿はやるぞ」
〖で、でも…具体的にどうやって?いくら魔族を倒したところで…〗
狙撃銃に転生した弾が心配そうな声色を出す
「先ず、魔界からこっちに来て世界をコントロールしてる魔族を殲滅する。そして、魔王の首を取るんだ」
〖世界をコントロールしてる魔族…?〗
「うむ、多分だが今回の戊と辰の戦争も魔族絡みだろう…」
「…カルラが見た夢も…魔族絡み…」
「つまり…私も含めここにいる皆目をつけられてるのか…」
〖主ー!!なんか来る!!〗
メメがいつになく焦った声色で叫んだ
「なんかってなんだ!!」
〖大きくて…黒い…魔獣だ!!鯨!!〗
(ヒュオォォォォッ!!!!)
外を見ると黒くて大きな鯨の影が見えた
「鯨!?…メメ!!全力で疾走れ!!」
〖了解!!〗
「逃げ続けるのも無理がある…誠!」
「駄目だ、こんな街の真上で凍らせてしまえば街に被害が出てしまう!!」
するとコノハがふと疑問を抱いた
「待って…なんで攻撃して来ないの…?」
「…もしかして…誘導されてる…?」
「オーガ殿!!前方2kmに建造物!!あそこにぶつけるつもりではないだろうか!!」
リンが波動で掴んだ情報を伝えた
「よし…メメ!!ギリギリで避けて止まれ!!」
〖難しい事言う…でも、任せて!!〗
メメはスピードを上げた
(ヒュオォォォォッ!!!)
〖ココだァァ!!!〗
メメが間一髪で避けると鯨は止まれず廃城に突っ込んだ
(ヒュオォォォォ……)
「メメ!無事か!?」
〖楽勝ー!〗
一行は馬車から降りた
「おい!!これ!?」
近くで見た鯨は目を覆いたくなるほど悲惨な状態だった
「なんと…人をグチャグチャにかき集め…鯨の形になっていたのか…」
〖酷い…何でこんな…〗
「…全員が苦悶の表情…」
「あぁ…辛かっただろう…!?」
鯨は崩れ鯨を模っていた人間が動き出した。腕や脚が無くなり呻きながら進む様はまさに地獄絵図だ
「どういう事だこれ…」
「…もしかして…こういう兵器…?」
「ふむ…効率よく兵力を運ぶためか…」
〖外道じゃないか!!〗
「どうするんだ、オーガ!!」
「倒す!!一刻も早く楽にしてやろう!!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
全員が戦闘態勢に入った
「先ず、俺達の目的は魔族を倒し世界を統一する事なんだ。」
「世界統一…出来るのか…?」
カルラは怪訝な顔をした
「オーガ殿はやるぞ」
〖で、でも…具体的にどうやって?いくら魔族を倒したところで…〗
狙撃銃に転生した弾が心配そうな声色を出す
「先ず、魔界からこっちに来て世界をコントロールしてる魔族を殲滅する。そして、魔王の首を取るんだ」
〖世界をコントロールしてる魔族…?〗
「うむ、多分だが今回の戊と辰の戦争も魔族絡みだろう…」
「…カルラが見た夢も…魔族絡み…」
「つまり…私も含めここにいる皆目をつけられてるのか…」
〖主ー!!なんか来る!!〗
メメがいつになく焦った声色で叫んだ
「なんかってなんだ!!」
〖大きくて…黒い…魔獣だ!!鯨!!〗
(ヒュオォォォォッ!!!!)
外を見ると黒くて大きな鯨の影が見えた
「鯨!?…メメ!!全力で疾走れ!!」
〖了解!!〗
「逃げ続けるのも無理がある…誠!」
「駄目だ、こんな街の真上で凍らせてしまえば街に被害が出てしまう!!」
するとコノハがふと疑問を抱いた
「待って…なんで攻撃して来ないの…?」
「…もしかして…誘導されてる…?」
「オーガ殿!!前方2kmに建造物!!あそこにぶつけるつもりではないだろうか!!」
リンが波動で掴んだ情報を伝えた
「よし…メメ!!ギリギリで避けて止まれ!!」
〖難しい事言う…でも、任せて!!〗
メメはスピードを上げた
(ヒュオォォォォッ!!!)
〖ココだァァ!!!〗
メメが間一髪で避けると鯨は止まれず廃城に突っ込んだ
(ヒュオォォォォ……)
「メメ!無事か!?」
〖楽勝ー!〗
一行は馬車から降りた
「おい!!これ!?」
近くで見た鯨は目を覆いたくなるほど悲惨な状態だった
「なんと…人をグチャグチャにかき集め…鯨の形になっていたのか…」
〖酷い…何でこんな…〗
「…全員が苦悶の表情…」
「あぁ…辛かっただろう…!?」
鯨は崩れ鯨を模っていた人間が動き出した。腕や脚が無くなり呻きながら進む様はまさに地獄絵図だ
「どういう事だこれ…」
「…もしかして…こういう兵器…?」
「ふむ…効率よく兵力を運ぶためか…」
〖外道じゃないか!!〗
「どうするんだ、オーガ!!」
「倒す!!一刻も早く楽にしてやろう!!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
全員が戦闘態勢に入った
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