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第14話 馬とかけっこう上手に乗れる魔王
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「エイリス様、馬に乗るのが上手なんですね」
と、隣でオーエンが少し意外そうな顔で言った。
「これでも、戦場で何があるかわからないから、何でも訓練していたのよ」
エイリスは、馬も汚いと言って乗馬はしなかったようだが、この体は実はかなり運動神経がいい。
私が転生してから少し練習したらすぐにコツをつかんで乗れるようになった。
「…ところで…、どこへ行くのですか?」
と、オーエンは言った。
私は、詳しく話をしないままオーエンを連れてきたのだ。
時間もなかったし、その中で話をしたことで、もし誰かに聞かれていたら…と、少し不安だったからだ。
レイモンド家から3時間ほど馬で走った。
だいたい40キロくらいは走ったかな?
そろそろ休憩をしながら、話をしようか…。
私は、オーエンの問いかけに少し迷いながらも、彼に真実を伝える決意をした。
馬をゆっくりと止め、近くの木陰に馬を繋いだ。
私は深呼吸をして、オーエンの方を向いた。
「ここで少し休憩しましょう」
オーエンは頷き、私の隣に座った。静かな森の中、夜の静けさが私たちを包み込んでいた。
「オーエン、今から話すことは絶対に誰にも話してはだめ。あなたを信じて話すわね」
私の言葉に、オーエンは真剣な表情で耳を傾けた。
「実は、私たちが探しているのは『フェニックスの涙』という魔王の神器よ」
オーエンの目が驚きに見開かれた。
「魔王の神器…?それは一体…?」
私は、フェニックスの涙がどれだけ重要であるか、そしてそれがどれだけ危険なものであるかを説明した。
「フェニックスの涙は、死者を蘇らせる力を持つ神器なの。その力が人間の手に渡れば、さらなる争いの火種になるわ。だから、私はそれを探し出し、守らなければならないの」
オーエンは私の話を真剣に聞きながら、静かに頷いた。
「それで、エイリス様はその場所を知っているのですか?」
知っているんだけど…。
知っているのはおかしいので誤魔化す。
「…確かな場所はわからないけれど、お母様が夢の中で私にヒントを与えてくれたの。草原の中にある砂漠。…地図を見て、その場所を特定してみたの。…確実ではないけれど、行ってみる価値があるかもって…」
オーエンは再び頷いたが、
「エイリス様って、不思議な人ですね。治療魔法を使えるだけで特殊なのに…、いろんな力を持ってる…。魂と交信できるなんて、それはネクロマンサーの力に似てますね」
オーエンが私をじっと見つめてくるので、なぜだかドキドキしてしまう。
魂と交信は嘘だけどな。
「治療魔法が使えるから、防御魔法を使えるのは珍しいことではないけど、…エイリス様、他の属性の魔法も使えますよね?」
と、オーエンが珍しく私に質問しまくる。
「え、ええ。少しは。力は弱いけれどね…」
私は、少し居心地が悪くなりながらも答えたが、
「それって、どんなにすごいことかわかっていますか?レイモンド伯爵も気づいてないみたいだから言わなかったけど、この世界にそんなことできる人、他にいないと思いますよ」
え?
そうなの!?
人間にも魔法が使える者がけっこういるから、色んな属性を使える人間もいると思っていた。
たくさん本を読み漁ったが、魔法の属性に書かれているだけで、そんなことは書いていなかった…。
…そうか。
あるわけないから書いていないのか…。
「…他の魔法はあまり威力がないから、使えないと思っていたけど、そんなに特殊な事だとは思わなかった…。オーエンはどうして気が付いたの?他の誰も気づいていないと思うけど…」
オーエンはため息をついて、
「他の人に、知られないようにしてくださいね。もし知られたら、多分皇室に連れて行かれて調べられますよ。私は炎の属性だから、エイリス様がこの間誘拐された時に使った、火の魔法の痕跡に気が付いたんです」
と言った。
「私は魔力の性能がいいようなのでわかるようです。だから他の人にはバレていません。いまのところ」
属性同士でそんなこともわかるのか!!
オーエンすごいな…!!
それにしても、そんなに特殊な力だと色々な方面から注目されそうで、確かにバレると不自由しそうだ。
「ありがとう。オーエン。私、知らない事多くて。また何かあったら教えてね」
私は、横にいるオーエンを見つめて微笑んだ。
オーエンは、静かに頷いて向こうを向いてしまった。
私はふとオーエンの頭をなでたくなって、手を伸ばした。
パシッ。
ふいにオーエンに手首を掴まれ、私はびっくりしてしまった。
「…あっ…。すみません!!何か落ちてきたのかと思って…」
と、オーエンはすぐに手を放して謝ったが、
「…って、何をしようとしてたんです…?」
少し拗ねたような顔で言って、私を見る。
「私、オーエンの頭をなでるのが好きなの!」
私は、手を掴まれたことが少し恥ずかしくなって、それを隠すために怒ったように言った。
「好きって…」
オーエンは顔を赤くして、はぁ…と深くため息をついてから、私の方に姿勢を低くしてくれた。
なでていいってことだな!!
「ふふっ。オーエンって、猫みたいね」
と、私が思わず言うと、
「…はい?」
不服そうなオーエン。
「…もうそろそろ、いいですか?」
10分くらい頭をなでていると、オーエンはさすがに苦情を漏らした。
「オーエンって、ちょっと猫っ毛で、小さい時からふわふわが変わらないね。癒される」
私が満足気に言うと、
「私もやってみてもいいですか…?エイリス様の頭なでてみたいです」
唐突に、オーエンにそう言われて固まる私。
え…?
その展開は予想してない…!!
それは、少しドキドキしてしまうし、絶対恥ずかしい!!
私が思考停止していると、
「ジョーダンです!」
オーエンは笑って立ち上がった。
「わ、私は触る専門だからね!」
と言うと、オーエンは、はいはいと言いながら、食事の支度を始めた。
アリアをカゴに入れたままだと思い出し、解放してやると、気持ちよさそうに飛び回っていた。
オーエンは手際よく、小川から水を汲み、山にある薬草を採ってスープを作ってくれた。
調味料も持ってきているようで、何やら味付けもしてくれている。
私はそんなオーエンを見ているだけで、幸せな気持ちになった。
オーエンが作ってくれたスープを飲みながら、私もずっと思っていた事をオーエンに言った。
「オーエン。オーエンは私の事を不思議な人って言ったけど、私はあなたの方が不思議。…奴隷だったのに、貴族みたいだなって思う事があるの」
私の言葉を聞いて、一瞬オーエンの動きが止まったが、
「…何言ってるんですか。私は生粋の奴隷ですよ」
と言った。
生粋の奴隷って、なんか変な言葉だな。
オーエンって、話す言葉が貴族っぽいと思う事が、以前からあった。
それに、武術の身のこなしが、他の奴隷とはまったく違っていたのだ。
そして、もう一つ。
人と関わるのがうまい。
無口だし、話し上手なわけでもないのに、レイモンド家の使用人、騎士団の人間、そして、レイモンド伯爵にまですぐに気に入られた。
戦争中も、自分よりも身分が下の者への指示の出し方などを見ていても、今まで迫害を受けてきた者のそれではないのだ。
兵士達は、自分よりも若いオーエンに付き従っていた。
それが当たり前だというように。
もしかすると、元は貴族だったりしたのかな。
この戦乱の中では、そういう事も珍しくないのかもしれない。
「ま、話したくないならいいけど…。でも、いつか話したくなったり、苦しくなったら…、私を頼ってね」
私はそれだけ言って、もうそれ以上何も言わなかった。
と、隣でオーエンが少し意外そうな顔で言った。
「これでも、戦場で何があるかわからないから、何でも訓練していたのよ」
エイリスは、馬も汚いと言って乗馬はしなかったようだが、この体は実はかなり運動神経がいい。
私が転生してから少し練習したらすぐにコツをつかんで乗れるようになった。
「…ところで…、どこへ行くのですか?」
と、オーエンは言った。
私は、詳しく話をしないままオーエンを連れてきたのだ。
時間もなかったし、その中で話をしたことで、もし誰かに聞かれていたら…と、少し不安だったからだ。
レイモンド家から3時間ほど馬で走った。
だいたい40キロくらいは走ったかな?
そろそろ休憩をしながら、話をしようか…。
私は、オーエンの問いかけに少し迷いながらも、彼に真実を伝える決意をした。
馬をゆっくりと止め、近くの木陰に馬を繋いだ。
私は深呼吸をして、オーエンの方を向いた。
「ここで少し休憩しましょう」
オーエンは頷き、私の隣に座った。静かな森の中、夜の静けさが私たちを包み込んでいた。
「オーエン、今から話すことは絶対に誰にも話してはだめ。あなたを信じて話すわね」
私の言葉に、オーエンは真剣な表情で耳を傾けた。
「実は、私たちが探しているのは『フェニックスの涙』という魔王の神器よ」
オーエンの目が驚きに見開かれた。
「魔王の神器…?それは一体…?」
私は、フェニックスの涙がどれだけ重要であるか、そしてそれがどれだけ危険なものであるかを説明した。
「フェニックスの涙は、死者を蘇らせる力を持つ神器なの。その力が人間の手に渡れば、さらなる争いの火種になるわ。だから、私はそれを探し出し、守らなければならないの」
オーエンは私の話を真剣に聞きながら、静かに頷いた。
「それで、エイリス様はその場所を知っているのですか?」
知っているんだけど…。
知っているのはおかしいので誤魔化す。
「…確かな場所はわからないけれど、お母様が夢の中で私にヒントを与えてくれたの。草原の中にある砂漠。…地図を見て、その場所を特定してみたの。…確実ではないけれど、行ってみる価値があるかもって…」
オーエンは再び頷いたが、
「エイリス様って、不思議な人ですね。治療魔法を使えるだけで特殊なのに…、いろんな力を持ってる…。魂と交信できるなんて、それはネクロマンサーの力に似てますね」
オーエンが私をじっと見つめてくるので、なぜだかドキドキしてしまう。
魂と交信は嘘だけどな。
「治療魔法が使えるから、防御魔法を使えるのは珍しいことではないけど、…エイリス様、他の属性の魔法も使えますよね?」
と、オーエンが珍しく私に質問しまくる。
「え、ええ。少しは。力は弱いけれどね…」
私は、少し居心地が悪くなりながらも答えたが、
「それって、どんなにすごいことかわかっていますか?レイモンド伯爵も気づいてないみたいだから言わなかったけど、この世界にそんなことできる人、他にいないと思いますよ」
え?
そうなの!?
人間にも魔法が使える者がけっこういるから、色んな属性を使える人間もいると思っていた。
たくさん本を読み漁ったが、魔法の属性に書かれているだけで、そんなことは書いていなかった…。
…そうか。
あるわけないから書いていないのか…。
「…他の魔法はあまり威力がないから、使えないと思っていたけど、そんなに特殊な事だとは思わなかった…。オーエンはどうして気が付いたの?他の誰も気づいていないと思うけど…」
オーエンはため息をついて、
「他の人に、知られないようにしてくださいね。もし知られたら、多分皇室に連れて行かれて調べられますよ。私は炎の属性だから、エイリス様がこの間誘拐された時に使った、火の魔法の痕跡に気が付いたんです」
と言った。
「私は魔力の性能がいいようなのでわかるようです。だから他の人にはバレていません。いまのところ」
属性同士でそんなこともわかるのか!!
オーエンすごいな…!!
それにしても、そんなに特殊な力だと色々な方面から注目されそうで、確かにバレると不自由しそうだ。
「ありがとう。オーエン。私、知らない事多くて。また何かあったら教えてね」
私は、横にいるオーエンを見つめて微笑んだ。
オーエンは、静かに頷いて向こうを向いてしまった。
私はふとオーエンの頭をなでたくなって、手を伸ばした。
パシッ。
ふいにオーエンに手首を掴まれ、私はびっくりしてしまった。
「…あっ…。すみません!!何か落ちてきたのかと思って…」
と、オーエンはすぐに手を放して謝ったが、
「…って、何をしようとしてたんです…?」
少し拗ねたような顔で言って、私を見る。
「私、オーエンの頭をなでるのが好きなの!」
私は、手を掴まれたことが少し恥ずかしくなって、それを隠すために怒ったように言った。
「好きって…」
オーエンは顔を赤くして、はぁ…と深くため息をついてから、私の方に姿勢を低くしてくれた。
なでていいってことだな!!
「ふふっ。オーエンって、猫みたいね」
と、私が思わず言うと、
「…はい?」
不服そうなオーエン。
「…もうそろそろ、いいですか?」
10分くらい頭をなでていると、オーエンはさすがに苦情を漏らした。
「オーエンって、ちょっと猫っ毛で、小さい時からふわふわが変わらないね。癒される」
私が満足気に言うと、
「私もやってみてもいいですか…?エイリス様の頭なでてみたいです」
唐突に、オーエンにそう言われて固まる私。
え…?
その展開は予想してない…!!
それは、少しドキドキしてしまうし、絶対恥ずかしい!!
私が思考停止していると、
「ジョーダンです!」
オーエンは笑って立ち上がった。
「わ、私は触る専門だからね!」
と言うと、オーエンは、はいはいと言いながら、食事の支度を始めた。
アリアをカゴに入れたままだと思い出し、解放してやると、気持ちよさそうに飛び回っていた。
オーエンは手際よく、小川から水を汲み、山にある薬草を採ってスープを作ってくれた。
調味料も持ってきているようで、何やら味付けもしてくれている。
私はそんなオーエンを見ているだけで、幸せな気持ちになった。
オーエンが作ってくれたスープを飲みながら、私もずっと思っていた事をオーエンに言った。
「オーエン。オーエンは私の事を不思議な人って言ったけど、私はあなたの方が不思議。…奴隷だったのに、貴族みたいだなって思う事があるの」
私の言葉を聞いて、一瞬オーエンの動きが止まったが、
「…何言ってるんですか。私は生粋の奴隷ですよ」
と言った。
生粋の奴隷って、なんか変な言葉だな。
オーエンって、話す言葉が貴族っぽいと思う事が、以前からあった。
それに、武術の身のこなしが、他の奴隷とはまったく違っていたのだ。
そして、もう一つ。
人と関わるのがうまい。
無口だし、話し上手なわけでもないのに、レイモンド家の使用人、騎士団の人間、そして、レイモンド伯爵にまですぐに気に入られた。
戦争中も、自分よりも身分が下の者への指示の出し方などを見ていても、今まで迫害を受けてきた者のそれではないのだ。
兵士達は、自分よりも若いオーエンに付き従っていた。
それが当たり前だというように。
もしかすると、元は貴族だったりしたのかな。
この戦乱の中では、そういう事も珍しくないのかもしれない。
「ま、話したくないならいいけど…。でも、いつか話したくなったり、苦しくなったら…、私を頼ってね」
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