上 下
2 / 8

天使と翼

しおりを挟む
「.......エ?ドウナッテンノ?」

  もしかして夢かなぁー。だってあり得ないよね?朝起きたら、ベッドが超でかくなってるんだよ。
  しかも、なんか上からドラマとかアニメで見かける、カーテンみたいなのが垂れ下がってるんだよ。夢じゃなかったら怖すぎるんだけど。
  もしかしてあれか。自分、逝っちゃたのか。それで転生的なやつしちゃったのか。

  そんなことを考えていると、

"おはようごさいます。ずいぶん早いお目覚めですね。"

 と言う女の人の声が聞こえた。

  あーぁ。これほんとに転生だわ。なんかこうなったら何が来ても驚かないわ。
  だって、前の人絶対天使とかの分類だよ。だって、羽根がはえてて、浮いてるんだよ。
  いや、でもまだ夢って可能性もあるか。

"これは夢ではなく、現実ですよ。それに私は、あなたの思っている通り、天使です。"

「マジか。........ッてゆうかなんで私の思ってることわかったの!怖いんだけど‼いや、でも天使ならあり得るのか?」

"フフッ。あなたは面白い人ですね。気に入りました。私の名前は、ルナリス。これから、宜しくお願いします。"

  目の前の天使、ルナリスはそうゆうと優雅にお辞儀をした。こう言うときは、自分も挨拶しなくちゃだよね。

「ご丁寧にありがとうございます。私の名前は、早乙女翼です。よろしくおねがいします。」

.......あれ?今気いたけどもう私って早乙女翼じゃないんだよね?気になることは聞いちゃえ!
「ひとつ質問があるんですけど、今の私の名前ってなんですか?」
  できればかわいいのが良い。 アリスとかそうゆう系が良い。

"そうでした。今日はあなたの詳細を伝えるために来ていたのでした。"

  おいおい、大丈夫か?て思ってたけど、しっかり聞いたよ。
  詳細は、

名前....マリア・イブ・クロムス(かわいくて良かった)
年齢...13歳(普通は、0歳からじゃないの?)
家族構成......お父さん、お母さん、お兄ちゃん×2、お姉ちゃん(優しいことを願う)
その他.......けっこう金持ちの貴族

らしい。さすが転生。やっぱり貴族だったよ。
  てゆうか、(  )つきすぎだろ。まぁ自分がつけたんだけどさ。
  こんな下らないことを考えていると、

"すべて神様のお陰ですよ。可愛い名前も貴族になったのも、。後、13歳からになっているのは、精神年齢的にこれくらいが良いだろうと言うことらしいですよ。"

  神様ってマジでマジで神だわ。いゃ、神なのは本当なんだけどさ。だって、中身17で赤ちゃんってけっこう大変そうじゃね。神様マジでリスペクトっす。

 ........なんか異世界来て、独り言?が多くなったような気がするけど。まぁ、生活に支障はないしね。うん。
「じゃあこれからの異世界生活楽しみますか。」

"はい。私も、楽しみにしています。"

  そうゆうと、ルナリスは一瞬で消えてしまった。最後の言葉の意味はわからないけど............まぁいいか。
  てゆうか、もうちょっと寝てようかな。
  ベッドはふわふわで、すぐに私は夢の中へと引きずり込まれていった。



 
 
  
 
  
しおりを挟む

処理中です...