勇者召喚に巻き込まれた俺はのんびりと生活したいがいろいろと巻き込まれていった

九曜

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第5話 憧れの冒険者になるんだ。 後編

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「では、これより講習を始めます。まず自己紹介から。私はこのギルドの副ギルドマスターのアリアです。宜しくお願いします。」
「「「「よろしくお願いします!!」」」」

 まじかよ。何で副ギルドマスターが受付嬢をしていたんだろう??あとで、聞こうと。

「では、説明します。ギルドのランクはGからSまであります。最初は誰もがGからのスタートです。たとえ、どんなに強いだろうと最初は変わりません。依頼をこなしていくとランクポイントが貯まり、ランクアップの基準に達するとランクが上がるようになっています。ですが、素行が悪かったり問題ばかり起こしているとギルド判断でランクは上がりません。どんなにポイントが貯まっていようともです。ここまではよろしいですか?」

「「「「はい!!」」」」

「では、次に依頼についてです。ギルドに入って直ぐの右に依頼掲示板があります。そこに依頼書が貼ってあり、それを受付に持ってきて貰い依頼書を渡すと受注完了となります。依頼書と一緒にギルドカードを渡して下さい。じゃないとポイントが入らないのでご注意下さい。
 そして、依頼を達成して、帰ってきたらギルドに入って直ぐの左に買い取りカウンターがあります。そこで依頼達成の報告をしてください。もし、買い取りカウンターが混んでいたり依頼で問題が発生したり、依頼失敗したのなら受付に来て下さい。
 それと依頼以外での討伐や採取品があった場合は買い取りカウンターに来て下さい。それもポイントが入るので是非活用してください。」

「「「「はい!!」」」」

 なるほどね、いろいろと覚えることはあるけど何とかやっていけそうだ。

「では、説明は以上です。質問はありますか?」

「はい!!」と勇者が質問した。

「なんで、アリアさんは受付嬢をしていたのですか??」

 俺だけじゃない皆が気になっていたことだ。

 「それは、単純に今日の受付の人が足りないからです。基本的に私は受付の奥にいるので用があるならお申し付けください。他にありますか?」

「俺はない」「僕も」「俺もだな」「自分もないです」

「では、これより皆さんのギルドカードを作ります。このギルドカードは唯一無二の物なので無くさないようお願いします。なくした場合は受付に来て下さい。再発行の時はお金も掛かるのでご注意を」

 そうするとアリアさん懐からカードが4枚と針が出てきた。

「では、これに血を一滴垂らしてください。そうして、ようやく自分のカードになります。では、この針で血を出して下さい。」

 針とカードを貰い血を垂らした。針を刺すとき少しだけビビったのは内緒だ。
 血を垂らしたカードに変化が表れた。名前とランクが表記してくのだ。やっぱり異世界だなと思った。

「これで登録が完了となります。依頼は明日から受注できるのであしからずに。では、失礼します。」

 そう言いながらアリアさんは部屋から出ていった。

「よし、これで完了だな。じゃあ、パーティーと明日の話をしようぜ!!」

 そう、勇者がいい。賢者が

「では、お互いのステータスを見せ合いましょう。」

 やっぱりこうなった、少し嫌なんだけどしょうがないか。

 そうして、ステータスを見せ合った。





 やっと主要人たちのステータスが明らかに!!こうご期待!!



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