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王都編
救出せよ!
しおりを挟む「はっ!見慣れた天井だ」
『寝ぼけてるんですか?リュウヤ様』
いや…いってみたかっただけ
「てか俺喋る猫の夢みたんだけど猫飼たすぎてとうとう夢に出てきたんかな」
ポチ「キャンっ!」
「あ!違うから浮気じゃないから」
ブルー「ご主人様朝から元気です~喋る猫ちゃん見てまだ興奮してるですか?」
あー現実かー
『まぁ勝手に運命の人とか言ってたわりに文句言ってどっか行ってしまいましたけどね』
「そうだったわすごい失礼なこと言われた気がする」
ブルー「ご主人様どんまいです」
ポチ スリスリ
あーしみるわー
「…そんな事より俺今日デート行くんだったわ、なんか緊張する」
『ここ最近いろんなことがあって息抜きもできなかったでしょうし気軽に楽しみましょうリュウヤ様』
「確かにそうだなよーし行くか!」
「えっと…時間には間にあったけどまだいないのかな」
とんとん
ん?ジルか?
「は…ぃ」
怪しい人だ
?「リュ…ヤ」
「あーえーともしかしてジル?」
ジル コクリ
「あーそっかバレないように隠してるんか」
ジル「…そう」
大変だな
「じゃあさっそくどこ行く?」
ジル「リュウヤの…行きたいとこ」
「俺?んー」
『服はどうです?』
こっちの世界でオシャレとか気にした事ないなせっかくだし…
「服…服買いたい」
「ここがこの世界の服屋」
ジル「この…世界?」
「あぁなんでもないあのぉせっかくだしジルに選んでもらえたらなぁって」
ジル「!俺が…リュウヤの身につける物を…選ぶ…」
「おーいジルー」
ジル「っ!任せろ…」
「いやー良い買い物したわジルのセンスに感謝だわ」
ジル「…よかった」
ニコッ
「~じっじゃあ次はご飯食べよ!ほらっあそこにあるの美味しそう!」
ジル「あぁ…」
「はぁ~いろいろ見て回ったらもうこんな時間だよ一日って短いな」
ジル「…そうだな」
にしても人が多いな
「うぉわっ!」
転ぶ!
ジル「!」
「…ん?」
地面が来ない
ジル「…大丈夫…か?」
「…うんありが…あっフードが」
?「おやっおやおやおやなにやら見知った顔があると思ったらジル様じゃあありません
か~」
ジル「…」
「えと…知り合い?」
ジル「…こいつは「わたくしはしがない奴隷商人でございます。以後お見知り置きを」」
ジル「…リュウヤ…行くぞ」
奴隷商人「おや~残念せっかく珍しい【猫】を捕まえたというのに」
「え…ちょっと待って」
ジル「リュウヤ?」
「…今猫とおっしゃいましたか?」
奴隷商人「えぇ興味がおありで?」
「興味というか「ちょうどいいもうすぐオークションが始まりその猫もかけられるんですよ~これ参加チケットですよろしければ」あの…」
奴隷商人「ではお待ちしております」
ジル「…行くのか?」
「…ちょっと気になることがあって」
ジル「…俺も…つきあおう」
『リュウヤ様もしかしてその猫のことを?』
証拠はないけどもしかしたら可能性あるじゃん?
『だとしても関係ないのでは?危ないところに自ら行く必要はないかと』
でも…ほっておけない
『…リュウヤ様のそういうところ嫌いじゃないですよ』
なんか映画館みたい
「ねぇなんで仮面つけてる人がいんの?」
ジル「多分…身分を隠す為だろう」
「じゃあ結構お偉いさんとか「みなさんお待たせいたしました」あっはじまった」
「なんかさぁこれまでいろいろみてきたけど結構グレーなことやってない?」
ジル「あぁ…オークションをやること自体が…違法だからな」
「…え?じゃあ参加してる時点で俺は犯罪者じゃん」
ジル「バレなければ…」
「とんでもねぇ発言して「さぁそれでは最後の商品です」…あれってやっぱり」
奴隷商人「世にも珍しいケット•シーにございます!!」
「お~」「あれが」
「やばい結構狙われてる」
「ではこちら50万からのスタートです」
「100万!」
「130万!」
「150万!」
「200万」
「うわっ一気に上がった!」
「230万!」
「300万」
「…あのおっさんガチじゃん」
奴隷商人「300万!他にいませんか?」
「どっどうしよ!このままじゃ…でも俺そんな大金持ってない」
ジル「…俺がだそう」
「えっでも」
ジル「問題ない…金は…腐るほどある」
「うわっそんなこと言ってみたいわ」
奴隷商人「それでは落さ「320万!」」
「なにっ!350「380万!」くそっえぇい500万!」
「ジルっぜったい返すから600万!」
「奴隷商人600万!他の方は?…いらっしゃらないようなので落札!!」
『いきなり600万の借金を背負いましたね』
「ジル本当ごめんっでもどうしても救たくて…返すから!いつか」
ジル「いや…その心配はない」
「え?」
ジル「…すぐに返ってくる」
「どういうこと?」
ジル「すぐ…わかる」
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