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季節特別編、番外編
閑話ーお願いのお願いー(後編)
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直久をベンチに横にならせ、都丸弟に頼み次のアトラクションに向かう。決めかねる面々に、美景が提案したのは急斜の激しいジェットコースターであった。
ジェットコースターか…初めてだな。
内心期待に溢れている中、列に並ぶ後ろの女性数名…少し年上のグループが声を掛けて来た。
「あのお…よかったら、この後一緒に回りませんか?」
ん?
一瞬言われた意味が分からなかったが、直ぐに理解する。此方はどう見ても育ちの良さそうな、容姿が極上の男子グループ、なるほど。たぶんナンパという物だろうか。
智は異性が苦手だと言っていたからか、千里の影に隠れるが、女性グループには照れたと思われたのか逆に「かわいい」と騒がれている。
明日霞は殊更に緩い口調で「可愛いおねーさん達、また後でね~」と手を振り笑う。きゃあきゃあと騒ぐグループに、千里もクスリと一つ笑い近付く。
所謂上流階級の子息達は、学校外で騒ぎを起こさないよう教育されているのだ。異性とのトラブルなどもっての他。
しかし、何処かの令嬢だとしたらそれも注意する必要がある。目を細め、いつもの倍以上に意識をして笑みを向ける。女性全員の視線を受けて、小さく首を傾げた。
「それって、デートのお誘いですか。…なら、今度二人きりの時にお待ちしていますね?」
瞬間、女性全員の顔が真っ赤に染まり、動きが止まる。
「では」と微笑みを残し、また列に並ぶ。
一部始終黙って見ていた藤沢は、ただただ感心しきりであった。それと共に、美景の千里への見惚れる視線は、現実を突き付けられてしまう。
(分かっていたけど…園原様は…)
ゴーーーーーーー
動き出すジェットコースターを眺めていれば、轟音と共に歓声や悲鳴が耳に入る。
うわ。回ってる。ん?後ろに一度下がってから、90度に落下するのか…。
冷静に眺めていると、順番が回ってきたので乗り込んだ。残念ながら藤沢と美景を隣には出来なかったが、まあこの乗り物なら関係ないか。
『それでは、行ってらっしゃいませー!』
元気な係員の声が響く。
さあ、どうかな?
ぐんぐんと景色が高くなり気づくと視界には、他のアトラクションが小さくなる。
「えっ 」
ガクンと視界が反転する。そこから一気に重心が落ちて行く。
え、あ…
そこで、千里の思考は終わった。
「…ぎゃーはっはっはっはーー!!やっべえええええええ!!」
明日霞の悲鳴だが爆笑だかが轟音と重なり、智のうきうきとした表情が視界を掠める。
美景は「うわ~」と悲鳴を洩らしつつ楽しげで、都丸兄は「すっげええー」と声を上げていた。藤沢はぎゅっと目を瞑り歯を食いしばり辛そうだ。
普段の千里ならば冷静に、楽しそうだね…とでも思いそうだが、今は思考を失っていた。
春宮千里脱落、と声が聞こえた気がした。
「千里様!」
気付かず呼び方が戻っていた美景に突っ込みを入れる余裕は無く、当の千里は青白い顔でベンチにもたれ掛かっていた。都丸兄が買ってきたミネラルウォーターを口にし、重たい息を吐く。
「大丈、夫?車…呼ぶ?」
「いや、俺の家の医者呼ぼっか?」
おろおろとする智と、携帯を弄る明日霞には悪いがそういう訳にはいかない。美景は、千里の額の汗をハンカチで拭い付きっきりである。まだ気絶しているらしい遠くの直久には皆放置だったが。
いやいや、待とうか?藤沢のお願いを叶える為に来たわけだし…美景と藤沢を二人きりにする様にしないと。
と思うが、千里第一のこのメンバーに言っても無駄だろう。
うーん。
気分が優れず思考が定まらないが、美景に手招きして作戦を続行する為小声で囁いた。
「…美景、都丸についていて貰うから、残りの者達で一つ乗り物に乗ってきてくれるかい?」
「…千里君、ですが…。」
「藤沢は、Sクラスとの思いでを作りたいんだよ。都丸が残って、美景が行った方が良い。」
それでも、美景の顔は浮かない。そんな当たり前な事に苦笑してしまう。冷徹で聡明な美景のこの状態をほだせるのは、自分だけな事は知っている。
「…っあ、ええと?」
元々近くに居る美景を抱き締め、何度か頭を撫でてみれば次第に静かになっていく美景。
「このお願いは、僕が受けたんだよ。だから、最後までやり遂げたい。美景なら僕の代わりを頼めるんだけど?」
自然な笑みを送り、額をコツンと触れさせればポッと頬を染めて「はい」と頷かれる。
…まずい、限界。
美景と藤沢の背中を見送り、心配そうな智と明日霞に最後の力を振り絞りキリリと眉を上げた。
「観覧車に誘導を頼むよ。」
それに対し、明日霞は親指を立てて智は小さく頷く。
…気持ち悪い。
「医務室にお運びしましょうか?」
都丸兄に問われるが、もう少し様子を見ていたい。
頭を振り、そのまま都丸兄に凭れて眠ってしまうのだった。その事で、彼が智に冷や汗を掻き弁解をするなどこの時は知らぬ事である。
*
(side美景)
明日霞の「高い所から景色が見たい」との一言で観覧車に決まった。
当初は四人で乗るかと思われたが、智が「忘れ物をした」と言いそれに明日霞が付き添うと言って、結局美景と藤沢の二人きりになってしまった。
…全く、わざとらしい。
勘の鋭い美景は気付いていた。守山と秋道寺が何となく距離を取っていたのを。
千里君が心配なのは分かるが、私に押し付けるなんて…私だって、残っていたかったのに。いや、今は千里君の代わりを務めているのだから、不満を言っては駄目か。
静かな観覧車の中、少し俯きがちに手を震わせる正面の藤沢には目もくれず、ただ景色を眺める。
早く終われば良いのに。終わったら千里君の元に付き添って、家から車を呼んでお送りしよう。
「あ、あの…園原様!」
考えに耽る美景の耳に、か細いが確かな声が聞こえる。転校するんだったか…少しは相手をするか。
「…何かな?」
多少のサービス心で、適当な笑みを向けて置く。それだけで藤沢の顔は茹で蛸の様に耳まで赤くなる。
「…あの…僕…。」
「…うん?」
さっさと言えば良いのに。
観覧車は、高度を増して気がつくと頂上に辿り着いていた。
「ずっと…ずっと…憧れていました。」
藤沢は瞳を潤ませて言葉を詰まらせながらも、懸命に言葉を続ける。
「初等部の、園原様の卒業生代表挨拶を見てから、ずっと好き、でした…。」
藤沢の瞳から、ポロリと涙が溢れていく。
「中等部で伊井君が園原様の親衛隊隊長になられて、でも僕は、僕なんかじゃ資格は無いと入隊する勇気が…無くて…だから…」
今、この時間が夢の様です…と言い切ると頭を下げた。藤沢にとって、思いを伝えられただけで十分だったのだ。藤沢の思いに、今までの美景ならば冷たくあしらうか、無視を決め込んでいただろう。
だが、千里を好きになり、思いに応えてくれる幸福を知る美景は良い方向に変わっていた。
藤沢は学校を去るのだし、最後に受け入れるぐらいなら良いだろう。
「そう。私は、君の思いに答える事は出来ない。」
「…はい。」
「…それでも、貫いたその想いは、美しいと思うよ。」
僅かに優しさを込めて放たれた声は、藤沢にとって一生の宝物となっただろう。
*
観覧車から下りた美景は直ぐに千里の元に行き、遊園地から帰る事となった。
次の日体調の戻った千里の元に、藤沢と友人がやって来て何度も礼を言って来たのだ。藤沢は笑顔で学校を去ることが出来たのだ。
その日の夕方、風紀室で一人の生徒が微笑んだ。
「…一人転校して、入れる生徒の枠が出来たね。」
end?
ジェットコースターか…初めてだな。
内心期待に溢れている中、列に並ぶ後ろの女性数名…少し年上のグループが声を掛けて来た。
「あのお…よかったら、この後一緒に回りませんか?」
ん?
一瞬言われた意味が分からなかったが、直ぐに理解する。此方はどう見ても育ちの良さそうな、容姿が極上の男子グループ、なるほど。たぶんナンパという物だろうか。
智は異性が苦手だと言っていたからか、千里の影に隠れるが、女性グループには照れたと思われたのか逆に「かわいい」と騒がれている。
明日霞は殊更に緩い口調で「可愛いおねーさん達、また後でね~」と手を振り笑う。きゃあきゃあと騒ぐグループに、千里もクスリと一つ笑い近付く。
所謂上流階級の子息達は、学校外で騒ぎを起こさないよう教育されているのだ。異性とのトラブルなどもっての他。
しかし、何処かの令嬢だとしたらそれも注意する必要がある。目を細め、いつもの倍以上に意識をして笑みを向ける。女性全員の視線を受けて、小さく首を傾げた。
「それって、デートのお誘いですか。…なら、今度二人きりの時にお待ちしていますね?」
瞬間、女性全員の顔が真っ赤に染まり、動きが止まる。
「では」と微笑みを残し、また列に並ぶ。
一部始終黙って見ていた藤沢は、ただただ感心しきりであった。それと共に、美景の千里への見惚れる視線は、現実を突き付けられてしまう。
(分かっていたけど…園原様は…)
ゴーーーーーーー
動き出すジェットコースターを眺めていれば、轟音と共に歓声や悲鳴が耳に入る。
うわ。回ってる。ん?後ろに一度下がってから、90度に落下するのか…。
冷静に眺めていると、順番が回ってきたので乗り込んだ。残念ながら藤沢と美景を隣には出来なかったが、まあこの乗り物なら関係ないか。
『それでは、行ってらっしゃいませー!』
元気な係員の声が響く。
さあ、どうかな?
ぐんぐんと景色が高くなり気づくと視界には、他のアトラクションが小さくなる。
「えっ 」
ガクンと視界が反転する。そこから一気に重心が落ちて行く。
え、あ…
そこで、千里の思考は終わった。
「…ぎゃーはっはっはっはーー!!やっべえええええええ!!」
明日霞の悲鳴だが爆笑だかが轟音と重なり、智のうきうきとした表情が視界を掠める。
美景は「うわ~」と悲鳴を洩らしつつ楽しげで、都丸兄は「すっげええー」と声を上げていた。藤沢はぎゅっと目を瞑り歯を食いしばり辛そうだ。
普段の千里ならば冷静に、楽しそうだね…とでも思いそうだが、今は思考を失っていた。
春宮千里脱落、と声が聞こえた気がした。
「千里様!」
気付かず呼び方が戻っていた美景に突っ込みを入れる余裕は無く、当の千里は青白い顔でベンチにもたれ掛かっていた。都丸兄が買ってきたミネラルウォーターを口にし、重たい息を吐く。
「大丈、夫?車…呼ぶ?」
「いや、俺の家の医者呼ぼっか?」
おろおろとする智と、携帯を弄る明日霞には悪いがそういう訳にはいかない。美景は、千里の額の汗をハンカチで拭い付きっきりである。まだ気絶しているらしい遠くの直久には皆放置だったが。
いやいや、待とうか?藤沢のお願いを叶える為に来たわけだし…美景と藤沢を二人きりにする様にしないと。
と思うが、千里第一のこのメンバーに言っても無駄だろう。
うーん。
気分が優れず思考が定まらないが、美景に手招きして作戦を続行する為小声で囁いた。
「…美景、都丸についていて貰うから、残りの者達で一つ乗り物に乗ってきてくれるかい?」
「…千里君、ですが…。」
「藤沢は、Sクラスとの思いでを作りたいんだよ。都丸が残って、美景が行った方が良い。」
それでも、美景の顔は浮かない。そんな当たり前な事に苦笑してしまう。冷徹で聡明な美景のこの状態をほだせるのは、自分だけな事は知っている。
「…っあ、ええと?」
元々近くに居る美景を抱き締め、何度か頭を撫でてみれば次第に静かになっていく美景。
「このお願いは、僕が受けたんだよ。だから、最後までやり遂げたい。美景なら僕の代わりを頼めるんだけど?」
自然な笑みを送り、額をコツンと触れさせればポッと頬を染めて「はい」と頷かれる。
…まずい、限界。
美景と藤沢の背中を見送り、心配そうな智と明日霞に最後の力を振り絞りキリリと眉を上げた。
「観覧車に誘導を頼むよ。」
それに対し、明日霞は親指を立てて智は小さく頷く。
…気持ち悪い。
「医務室にお運びしましょうか?」
都丸兄に問われるが、もう少し様子を見ていたい。
頭を振り、そのまま都丸兄に凭れて眠ってしまうのだった。その事で、彼が智に冷や汗を掻き弁解をするなどこの時は知らぬ事である。
*
(side美景)
明日霞の「高い所から景色が見たい」との一言で観覧車に決まった。
当初は四人で乗るかと思われたが、智が「忘れ物をした」と言いそれに明日霞が付き添うと言って、結局美景と藤沢の二人きりになってしまった。
…全く、わざとらしい。
勘の鋭い美景は気付いていた。守山と秋道寺が何となく距離を取っていたのを。
千里君が心配なのは分かるが、私に押し付けるなんて…私だって、残っていたかったのに。いや、今は千里君の代わりを務めているのだから、不満を言っては駄目か。
静かな観覧車の中、少し俯きがちに手を震わせる正面の藤沢には目もくれず、ただ景色を眺める。
早く終われば良いのに。終わったら千里君の元に付き添って、家から車を呼んでお送りしよう。
「あ、あの…園原様!」
考えに耽る美景の耳に、か細いが確かな声が聞こえる。転校するんだったか…少しは相手をするか。
「…何かな?」
多少のサービス心で、適当な笑みを向けて置く。それだけで藤沢の顔は茹で蛸の様に耳まで赤くなる。
「…あの…僕…。」
「…うん?」
さっさと言えば良いのに。
観覧車は、高度を増して気がつくと頂上に辿り着いていた。
「ずっと…ずっと…憧れていました。」
藤沢は瞳を潤ませて言葉を詰まらせながらも、懸命に言葉を続ける。
「初等部の、園原様の卒業生代表挨拶を見てから、ずっと好き、でした…。」
藤沢の瞳から、ポロリと涙が溢れていく。
「中等部で伊井君が園原様の親衛隊隊長になられて、でも僕は、僕なんかじゃ資格は無いと入隊する勇気が…無くて…だから…」
今、この時間が夢の様です…と言い切ると頭を下げた。藤沢にとって、思いを伝えられただけで十分だったのだ。藤沢の思いに、今までの美景ならば冷たくあしらうか、無視を決め込んでいただろう。
だが、千里を好きになり、思いに応えてくれる幸福を知る美景は良い方向に変わっていた。
藤沢は学校を去るのだし、最後に受け入れるぐらいなら良いだろう。
「そう。私は、君の思いに答える事は出来ない。」
「…はい。」
「…それでも、貫いたその想いは、美しいと思うよ。」
僅かに優しさを込めて放たれた声は、藤沢にとって一生の宝物となっただろう。
*
観覧車から下りた美景は直ぐに千里の元に行き、遊園地から帰る事となった。
次の日体調の戻った千里の元に、藤沢と友人がやって来て何度も礼を言って来たのだ。藤沢は笑顔で学校を去ることが出来たのだ。
その日の夕方、風紀室で一人の生徒が微笑んだ。
「…一人転校して、入れる生徒の枠が出来たね。」
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