紅茶とピーナッツ

私、戸倉祥子は、義理姉である戸倉美登里の家に来ていた。実の所、私は、この美登里姉さんの事があまり好きではなかった。いや、どちらかと言うと嫌いな部類に属する人物だ。性格が合わないのもあったが一番の理由は、大好きなお兄様をこの女性に取られてしまったからだ。とはいえ、建前上は、義理堅く優しい義理の妹を演じている。だって、いくら嫌いだと言っても、気力をすり減らす様なギスギスした関係だけは、まっぴら御免だったからだ。それに憎いと言うほどの美登里姉さんに対しての憎悪があるわけでもなかった。ただ単に嫌いな人であったのだ。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,215 位 / 192,215件 ライト文芸 7,626 位 / 7,626件

あなたにおすすめの小説

LOVE NEVER FAILS

AW
ライト文芸
 少年と少女との出逢い。それは、定められし運命の序曲であった。時間と空間の奔流の中で彼らが見るものは――。これは、時を越え、世界を越えた壮大な愛の物語。 ※ 15万文字前後での完結を目指し、しばらく毎日更新できるよう努力します。 ※ 凡人の、凡人による、凡人のための物語です。

コント:通信販売

藍染 迅
ライト文芸
ステイホームあるある? 届いてみたら、思ってたのと違う。そんな時、あなたならどうする? 通販オペレーターとお客さんとの不毛な会話。 非日常的な日常をお楽しみください。

カオスシンガース

あさきりゆうた
ライト文芸
「君、いい声してるね、私とやらない?」  自分(塩川 聖夢)は大学入学早々、美しい女性、もとい危ない野郎(岸 或斗)に強引にサークルへと勧誘された。  そして次々と集まる個性的なメンバー。  いままでにない合唱団を立ち上げるために自分と彼女(♂)の物語は始まる。  歌い手なら知っておきたい知識、雑学、秋田県の日常を小説の中で紹介しています。  筆者の合唱経験を活かして、なるべくリアルに書いております。  青春ものな合唱のイメージをぶっ壊したくてこのお話を書いております。 2023.01.14  あとがきを書きました。興味あれば読んでみてください。

自分のことは自分で出来ます

アズ
ライト文芸
 アルツハイマーと診断された私は過保護な娘の言いなりで、私はそれに対して非常に不満を感じていた。  自分のことは自分で出来ますから。  でも、だんだん自分の頭がおかしくなっていく自覚はあった。  認知症の不自由と不安が見えない恐怖として襲ってくる。  家族のドタバタの中で、認知症と診断された者に果たして明るい光は見えるのだろうか?

まぶたの裏の愛しい人よ

瀬野凜花
ライト文芸
公園で出会った、初恋の男の子の柊斗くん。 でも、2人とも引っ越しをして会えなくなってしまった。 会いたいよ。 エブリスタ様でも投稿しています。

天笠鈴音のちょい話

天笠鈴音
ライト文芸
私の周りでは、毎日楽しいことがいっぱい! 今まであった話や、思い出などなども たくさん! そんな私のお話です! ⚠気まぐれ投稿で、公開・非公開すぐ変えます(*ノω・*)テヘ

テントウ

羽上帆樽
ライト文芸
表紙も背表紙も白紙、筆者に関する情報もなし、あらすじももちろん書いていない、という小説が並んでいる書店をやってみたいなと思います。

いつものメンバー

きな粉餅
ライト文芸
鈴木 茂(すずき しげる)、東條 歩(とうじょう あゆむ)、近藤 弘(こんどう ひろし)の3人の日常コメディー

処理中です...