89 / 256
【京都・昇叙編】
088 白い獣
しおりを挟む
春日局に連れられて、竹千代は御鈴廊下に差し掛かる。
鈴を避けながら廊下に入り、中奥へと向かう。
「竹千代様。竹千代様もいつかはこちらを通って、未来の御台所の元へと通うのですよ」
「へ? ……あ、そうなんだ……?(私将軍になるの……?)」
(……いつかここを通って大奥に通うのか……)
真昼間で誰も居らず、静まり返った長い廊下を歩きながら春日局に言われ竹千代は、未来の旦那様はどんな人なのだろうと思い浮かべてみる。
(イケメンだといいなぁ……)
目の保養に……、などとその人物が後に険悪な仲となる相手だとも知らずに竹千代の妄想には余念がなかった。
そのまま御鈴廊下を抜けて、中奥へと歩みを進める。
「……竹千代様。私はここでお暇致します」
竹千代は妄想を続けながら彼の後ろについていたが、気付けばどこか板間の部屋に立っていたのだった。
部屋の中には観音開きの大きな鏡が設置されているが、今は閉じられている。壁際には椅子らしき台と、着物を掛ける衣桁が置かれていた。
部屋の奥へと案内するように、春日局が壁に下げられた暖簾のような、幕のような布の前で立ち止まる。
その先は外へと通じているようで、布が時折吹く風に靡いていた。
そして、春日局は竹千代に振り返り頭を下げたのだった。
妄想してて気付かなかったけど、確か、奥能舞台はもう少し先だったんじゃないかな……。
中庭に出てさ……。
外廊下……?
壁から下げられた布を前に竹千代は首を傾げる。
中奥に詳しくはないが、何度か中奥の中庭の前を通ったことはある。
確かそこに能舞台があったと記憶しているのだが、こんな所通った記憶はない。
「え……? 福は一緒に行かないの……?」
「ええ、私は少々用が御座いまして……」
竹千代の言葉に春日局は澄ました顔で下げた頭を上げる。
その表情は一見いつもと変わらないように見えるのだが、普段の春日局を知っている竹千代には、心ここにあらずで気持ちが華やいでいるように見えた。
「御婆様に会わないの……?(福、何か嬉しそうだけど……)」
竹千代が不思議に思い問い掛けるが、春日局は目元を一瞬細めただけで、片手の平を天井へ向ける。
「……どうぞ、竹千代様お一人でいってらして下さい。こちらを真っ直ぐ行けば奥能舞台ですよ。わかりますよね? 私はこちらで失礼致します。終わる頃にお迎えに上がりますよ」
急いたようにそう告げて、春日局は軽く会釈すると踵を返して行ってしまった。
「え……、あっ、ちょ、ちょっと!(もー! なんなのよー!)」
竹千代は突然一人その場に残され、風に揺れる布の隙間を眺める。
「ただでさえ、本丸御殿広いんだから、迷子になったらどうするっつーの……!(外廊下みたいだけど……。大奥からあんまこっち来た事ないんだけどな……)」
ここに来るまで妄想トリップしていた手前、あまり強く出られないが中奥の配置など殆ど知らない竹千代は布に手を掛けた。
春日局に置いて行かれてしまった竹千代の選択肢は一つしかない。
春日局の言っていた“真っ直ぐ行けば奥能舞台”という言葉を信じて行くしかないのだ。
(福、何かいつもと違って雑な案内だったな……。さっき早口だったし、御婆様に会いたいんじゃなかったの……?)
そんなことを考えながらとりあえず言われた通りに布を潜って、外廊下を渡っていく。
すると、その先に能舞台が広がっていた。
「あ……。能舞台……ここだったんだ……(舞台側に出るとは……)」
舞台中央まで辿り着くと、竹千代は辺りを見渡す。
舞台下(中庭)には砂利が敷き詰められていて、時々ここで能を見るのだろうが、今は誰も居らず観客席は設置されていなかった。
竹千代は一度御殿表(※)の方で舞台を見たことがあるが、あちらの広場から比べると、こちらの中庭は狭い。
床一つ、柱一つ取ってみても、よく磨かれているのか光沢があり、滑らかでつやつやとしていた。
以前に見た表の能舞台、一度上がってみたいと思ってはいたが、こんな風に叶うとは。
竹千代は今その舞台に足を踏み入れていたのだった。
「……誰もいない……御婆様は……?」
きょろきょろと辺りを見回してみるが、人の気配はなかった。
そもそもここ中奥は将軍の暮らす場所である。
奥能舞台も将軍のための舞台。たまに使用しているようだが、現将軍秀忠はは今、表で謁見中である。
だからここに入れる者はそういないはずで、家康が呼び出したにも関わらず、その本人どころかここには人っ子一人見当たらない。
一体どういうことなのか。
「……ま、いっか。トイレでも行ってるのかもしれないし。わぁー……何か初めて舞台に上がったし色々見てみよ……(まだ新しいんだね……木の匂いがする……ツルツルしてて気持ちいい~!)」
竹千代は物珍しさにとりあえず舞台上を歩いて柱に触れてみたり、舞台中央壁の絵を眺めたりする。
そうして鏡板の松の絵をゆっくり眺めていると。
じゃりじゃりっ。
と、中庭の方から砂利の小石が何かに擦れる音が聞こえる。
『わんわんっ』
『わぅわぅっ』
そして、続けざま突然舞台下から犬のような鳴き声が響いた。
「……えっ!?(犬の鳴き声っ!?)」
その声に竹千代は振り返る。
すると、舞台下の砂地に二匹の真っ白い毛並みを持つ獣が、竹千代を見上げていた。
「っ、白い毛の……ワンちゃん! 可愛い~!(超大型犬!!)」
立ち上がれば自分と同じくらいはあろうか、大きな獣を前に竹千代は目を輝かせて中庭へと向かおうとする。
『わんわん!』
『にゃぁー!』
竹千代が舞台から白洲梯子を下りようとすると、押し止めるように獣達が近付いて来て吼えた。
「……おおっ! そっちのワンちゃんは猫みたいな鳴き方すんのね! おいでおいでっ。もふもふさせてっ」
竹千代は草履がない為、階段を下りて一番下の段に腰掛けると目を細めて両手を広げた。
『…………、……わん』
『…………、……にゃぅ』
獣達は竹千代に声を掛けられると、互いに見合ってからゆっくりと竹千代にそれぞれ近付いて頬を摺り寄せていく。
「あははっ、君達可愛いねぇ~!(もっふもふ~♪)」
竹千代は両頬に擦り寄る獣の首辺りを掻くように撫で付けて目を細める。
『くぅん……』
『くぅぅん……』
獣達は時折互いに目を合わせながらも、心地良いのか竹千代に負担が掛からない様、身体を摺り付けるのだった。
「君達、お日様に照らされていい匂いがするね、ふふっ(温かい……)」
竹千代はもふもふを堪能しながら、次第に微睡んでしまう。
そうして、暫くすると……――。
中庭をざっざっざっと僅かに砂煙を上げ、真っ白な狩衣に扇、黒烏帽子を被った、見た目は二十代~三十代。背の高い銀髪に赤い瞳の男性が、舞台に向かって歩いて来る。
その足音は舞台傍まで来ると、白洲梯子の下で止まり舞台上を見上げた。
「…………おや……? 眠ってしまいましたか。……全く、君達は当てになりませんね……(こちらに留めておくようにとは確かに言いましたが……)」
男性がふぅと溜息を吐いて白洲梯子を上っていく。
本舞台の上で、竹千代が獣二匹の間に埋もれるようにして眠っていたのだった。
『くぅーん……』
『くぅん……』
近付く男性に獣二匹は、気まずそうに鼻を鳴らしながら顔を上げた。
その反応とは対照的に、竹千代は幸福そうに穏やかな笑みを浮かべ眠っている。
「……全く。右近左近? 君達はおいそれと人間に懐いたりする式神ではなかったはずですが……?」
男性が眠る竹千代に近づいて、手にしていた扇を獣の方へ向けたのだった。
『くぅん……』
男性の言葉に獣二匹の返事が重なる。
「……もういいです。お戻りなさい。次はきちんと云い付けを守るんですよ?」
『わぅっ』
『みゃうっ!』
男性が首を傾げて眉を顰め告げると、獣達は返答して風のように消える。
眠る竹千代の両脇には獣を模った白い形代が残されていた……――。
※表とは、役人達が働いていたり、将軍と謁見したりするところです(87話で説明済みですが念のため)。
鈴を避けながら廊下に入り、中奥へと向かう。
「竹千代様。竹千代様もいつかはこちらを通って、未来の御台所の元へと通うのですよ」
「へ? ……あ、そうなんだ……?(私将軍になるの……?)」
(……いつかここを通って大奥に通うのか……)
真昼間で誰も居らず、静まり返った長い廊下を歩きながら春日局に言われ竹千代は、未来の旦那様はどんな人なのだろうと思い浮かべてみる。
(イケメンだといいなぁ……)
目の保養に……、などとその人物が後に険悪な仲となる相手だとも知らずに竹千代の妄想には余念がなかった。
そのまま御鈴廊下を抜けて、中奥へと歩みを進める。
「……竹千代様。私はここでお暇致します」
竹千代は妄想を続けながら彼の後ろについていたが、気付けばどこか板間の部屋に立っていたのだった。
部屋の中には観音開きの大きな鏡が設置されているが、今は閉じられている。壁際には椅子らしき台と、着物を掛ける衣桁が置かれていた。
部屋の奥へと案内するように、春日局が壁に下げられた暖簾のような、幕のような布の前で立ち止まる。
その先は外へと通じているようで、布が時折吹く風に靡いていた。
そして、春日局は竹千代に振り返り頭を下げたのだった。
妄想してて気付かなかったけど、確か、奥能舞台はもう少し先だったんじゃないかな……。
中庭に出てさ……。
外廊下……?
壁から下げられた布を前に竹千代は首を傾げる。
中奥に詳しくはないが、何度か中奥の中庭の前を通ったことはある。
確かそこに能舞台があったと記憶しているのだが、こんな所通った記憶はない。
「え……? 福は一緒に行かないの……?」
「ええ、私は少々用が御座いまして……」
竹千代の言葉に春日局は澄ました顔で下げた頭を上げる。
その表情は一見いつもと変わらないように見えるのだが、普段の春日局を知っている竹千代には、心ここにあらずで気持ちが華やいでいるように見えた。
「御婆様に会わないの……?(福、何か嬉しそうだけど……)」
竹千代が不思議に思い問い掛けるが、春日局は目元を一瞬細めただけで、片手の平を天井へ向ける。
「……どうぞ、竹千代様お一人でいってらして下さい。こちらを真っ直ぐ行けば奥能舞台ですよ。わかりますよね? 私はこちらで失礼致します。終わる頃にお迎えに上がりますよ」
急いたようにそう告げて、春日局は軽く会釈すると踵を返して行ってしまった。
「え……、あっ、ちょ、ちょっと!(もー! なんなのよー!)」
竹千代は突然一人その場に残され、風に揺れる布の隙間を眺める。
「ただでさえ、本丸御殿広いんだから、迷子になったらどうするっつーの……!(外廊下みたいだけど……。大奥からあんまこっち来た事ないんだけどな……)」
ここに来るまで妄想トリップしていた手前、あまり強く出られないが中奥の配置など殆ど知らない竹千代は布に手を掛けた。
春日局に置いて行かれてしまった竹千代の選択肢は一つしかない。
春日局の言っていた“真っ直ぐ行けば奥能舞台”という言葉を信じて行くしかないのだ。
(福、何かいつもと違って雑な案内だったな……。さっき早口だったし、御婆様に会いたいんじゃなかったの……?)
そんなことを考えながらとりあえず言われた通りに布を潜って、外廊下を渡っていく。
すると、その先に能舞台が広がっていた。
「あ……。能舞台……ここだったんだ……(舞台側に出るとは……)」
舞台中央まで辿り着くと、竹千代は辺りを見渡す。
舞台下(中庭)には砂利が敷き詰められていて、時々ここで能を見るのだろうが、今は誰も居らず観客席は設置されていなかった。
竹千代は一度御殿表(※)の方で舞台を見たことがあるが、あちらの広場から比べると、こちらの中庭は狭い。
床一つ、柱一つ取ってみても、よく磨かれているのか光沢があり、滑らかでつやつやとしていた。
以前に見た表の能舞台、一度上がってみたいと思ってはいたが、こんな風に叶うとは。
竹千代は今その舞台に足を踏み入れていたのだった。
「……誰もいない……御婆様は……?」
きょろきょろと辺りを見回してみるが、人の気配はなかった。
そもそもここ中奥は将軍の暮らす場所である。
奥能舞台も将軍のための舞台。たまに使用しているようだが、現将軍秀忠はは今、表で謁見中である。
だからここに入れる者はそういないはずで、家康が呼び出したにも関わらず、その本人どころかここには人っ子一人見当たらない。
一体どういうことなのか。
「……ま、いっか。トイレでも行ってるのかもしれないし。わぁー……何か初めて舞台に上がったし色々見てみよ……(まだ新しいんだね……木の匂いがする……ツルツルしてて気持ちいい~!)」
竹千代は物珍しさにとりあえず舞台上を歩いて柱に触れてみたり、舞台中央壁の絵を眺めたりする。
そうして鏡板の松の絵をゆっくり眺めていると。
じゃりじゃりっ。
と、中庭の方から砂利の小石が何かに擦れる音が聞こえる。
『わんわんっ』
『わぅわぅっ』
そして、続けざま突然舞台下から犬のような鳴き声が響いた。
「……えっ!?(犬の鳴き声っ!?)」
その声に竹千代は振り返る。
すると、舞台下の砂地に二匹の真っ白い毛並みを持つ獣が、竹千代を見上げていた。
「っ、白い毛の……ワンちゃん! 可愛い~!(超大型犬!!)」
立ち上がれば自分と同じくらいはあろうか、大きな獣を前に竹千代は目を輝かせて中庭へと向かおうとする。
『わんわん!』
『にゃぁー!』
竹千代が舞台から白洲梯子を下りようとすると、押し止めるように獣達が近付いて来て吼えた。
「……おおっ! そっちのワンちゃんは猫みたいな鳴き方すんのね! おいでおいでっ。もふもふさせてっ」
竹千代は草履がない為、階段を下りて一番下の段に腰掛けると目を細めて両手を広げた。
『…………、……わん』
『…………、……にゃぅ』
獣達は竹千代に声を掛けられると、互いに見合ってからゆっくりと竹千代にそれぞれ近付いて頬を摺り寄せていく。
「あははっ、君達可愛いねぇ~!(もっふもふ~♪)」
竹千代は両頬に擦り寄る獣の首辺りを掻くように撫で付けて目を細める。
『くぅん……』
『くぅぅん……』
獣達は時折互いに目を合わせながらも、心地良いのか竹千代に負担が掛からない様、身体を摺り付けるのだった。
「君達、お日様に照らされていい匂いがするね、ふふっ(温かい……)」
竹千代はもふもふを堪能しながら、次第に微睡んでしまう。
そうして、暫くすると……――。
中庭をざっざっざっと僅かに砂煙を上げ、真っ白な狩衣に扇、黒烏帽子を被った、見た目は二十代~三十代。背の高い銀髪に赤い瞳の男性が、舞台に向かって歩いて来る。
その足音は舞台傍まで来ると、白洲梯子の下で止まり舞台上を見上げた。
「…………おや……? 眠ってしまいましたか。……全く、君達は当てになりませんね……(こちらに留めておくようにとは確かに言いましたが……)」
男性がふぅと溜息を吐いて白洲梯子を上っていく。
本舞台の上で、竹千代が獣二匹の間に埋もれるようにして眠っていたのだった。
『くぅーん……』
『くぅん……』
近付く男性に獣二匹は、気まずそうに鼻を鳴らしながら顔を上げた。
その反応とは対照的に、竹千代は幸福そうに穏やかな笑みを浮かべ眠っている。
「……全く。右近左近? 君達はおいそれと人間に懐いたりする式神ではなかったはずですが……?」
男性が眠る竹千代に近づいて、手にしていた扇を獣の方へ向けたのだった。
『くぅん……』
男性の言葉に獣二匹の返事が重なる。
「……もういいです。お戻りなさい。次はきちんと云い付けを守るんですよ?」
『わぅっ』
『みゃうっ!』
男性が首を傾げて眉を顰め告げると、獣達は返答して風のように消える。
眠る竹千代の両脇には獣を模った白い形代が残されていた……――。
※表とは、役人達が働いていたり、将軍と謁見したりするところです(87話で説明済みですが念のため)。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる