19 / 47
第19話 どうするベアトリス
しおりを挟む
ルイザ・サンドール王妃殿下。
名門公爵家の出身で、フェルナン第一王子の生母であり元聖女。
血統と規律を重んじる性格のため、婚外子であるセレーナを嫌悪し、ふたりの結婚に猛反対している──。
(身代わり計画を知らせないってことは、フェルナンは王妃様を疑っているのね)
実の母親を暗殺の黒幕として警戒するなんて……と思う反面、あの苛烈な王妃ならやりかねないと納得もしてしまう。
(あぁ……この仕事、想像の何十倍も大変だわ……)
ベアトリスは一抹の不安を覚えながらも、ここ最近の寝不足による睡魔に抗えず、机につっぷしたまま目を閉じた。
まどろみの中で『仕方ないですね』という穏やかな声が聞こえ、誰かに優しく抱き上げられた気がしたが……まぶたが重たすぎて目を開けることはできなかった。
そうして、ついに迎えた身代わり任務の当日──。
ベアトリスは金髪を赤毛に染めあげ、セレーナから借りた薄紫色のドレスを身にまとい、王妃主催の夜会に出席した。
✻ ✻ ✻
バレたらどうしよう……と内心ヒヤヒヤしていたが、今のところ特に怪しまれることなく、無事に挨拶回りを終えられた。
ユーリスが近衛騎士を率いて厳戒態勢を敷いてくれているおかげで、身の危険を感じることもない。この上なく順調だ。
(よしよし、良い調子! どうかこのまま、なにごともなく終えられますように)
そう思っていると、フェルナンが貴族らと談笑している隙を狙って、ご令嬢が数人こちらに近づいてきた。
「ごきげんよう、セレーナ様。その後、お加減はいかがかしら?」
「ご心配……ありがとうございます……もう良くなりました……」
「そう? でもまだ顔色が悪そうよ。物騒な目に遭われて、ろくに眠れていないのでしょう? 公務と聖女の仕事も欠席しがちだとか、心配ですわ」
気遣っているように見せかけて、チクチク嫌みを言ってくるこの令嬢は、たしか王妃派閥に属する貴族の娘。
(セレーナが婚約者の座を降りれば、自分にお鉢が回ってくるとでも思っているのかしら)
さすが貴族の思惑渦巻く王宮。それぞれが、なんらかの意図を持って話しかけてくる。
中には本心から気遣ってくれる人もいるが、大多数はセレーナの失態をあげつらい、フェルナンとの仲を引き裂こうとする者ばかり。
最近まで極悪囚人に囲まれていたベアトリスには、この程度の嫌みは痛くも痒くもないが、気弱なセレーナはかなりのストレスを感じていただろう。
(私なら、こういう嫌みな子にはキッパリ言い返してやるんだけど、今はセレーナの真似をしなきゃ。毒舌は封印、がまんがまん……)
「ご心配をおかけして……すみません……」
セレーナの皮をかぶったベアトリスがうつむいた途端、目の前の令嬢が勝ち誇るようにニヤッと笑った。
その時、そばを離れていたフェルナンが戻ってきて令嬢を睨み付ける。
「おいお前たち、俺のセレーナになにを言った? 泣きそうな顔になっているではないか」
「殿下……! 違うのです、わたしたちは、セレーナ様を心配して」
「心配? セレーナの心配は俺がすべきこと、貴殿らには関係ない。──去れ」
冷たく言い放たれ、令嬢たちは唇を噛みしめてお辞儀する。去り際、例の令嬢がベアトリスの真横で一瞬立ち止まり、小声で囁いた。
「泣くだけで殿下に守ってもらえて良いご身分ですこと。ご自分ではなにもなさらないわけ? ムカつく女」
令嬢は早口で捲し立てた後、ふんっ!と顔を背け、カツカツと苛立ち紛れの靴音を響かせながら去っていく。
セレーナのふりをしているから口を噤むしかないが、ベアトリスは少しだけ彼女に共感してしまった。
「みなさま、長らくお待たせいたしました。ルイザ王妃殿下のご登壇です──!」
司会者の合図と同時に華やかな入場曲が流れ、ホール奥の扉が一気に開け放たれる。
拍手喝采の中、きらびやかなドレスをまとった貴婦人、ルイザ王妃が姿を現わした。彼女は早々にスピーチを終えて降壇すると、一直線にこちらへ歩み寄ってくる。
黄金の川のような金髪に、赤薔薇のような深紅のドレス。真っ赤なルージュの唇を持ち上げ笑みを浮かべた王妃は、この場の誰よりも存在感があった。
ここにいるのが本物のセレーナだったなら、あまりの迫力に圧倒されてまともに話せないだろう。
現に公式の夜会記録を見れば、これまでセレーナが王妃相手に発した言葉は「すみません」と「はい」だけだった。
「フェルナン、我が愛しの息子。先ほどの言動、報告を受けましたわよ。女性相手に怖い顔で『去れ』と命じるなんて、王家の紳士としてあるまじき行いです」
「以後、気をつけます……」
「よろしい」
フェルナンを叱りつけた王妃が、次に目を細めてこちらを見た。
「あらセレーナ、いたの? いつもどおり貧相で影が薄いから気付かなかったわ」
「……すみ、ません……」
「はぁ、相変わらず覇気のない娘。それしか言えないのかしらね」
「母上、それくらいにしてやってください。セレーナは例の件で、まだ体調が思わしくないのです」
「例の件、ねぇ……。王族たる者、暗殺になど怯えていては務まりません。そもそも、貴女がそんなにオドオドしているから狙われるんじゃなくて? フェルナンの隣に立ちたいのなら、もっと威厳を持ちなさい」
「すみ、ません……」
「はぁ、本当に嫌になるわ。いくら注意しても、それしか言わないのね。わたくしの助言を聞く気もないなんて、もうこれ以上我慢できませんわ」
王妃は広げていた羽扇をぴしゃりと閉じると、よく通る声で言い放った。
「セレーナ、貴女はフェルナンの婚約者にはふさわしくありません。よって、今ここで婚約破棄を命じます!」
「な……! 母上!!」
王妃の突然の破談宣言に、慌てるフェルナンとざわつく人々。
一方のベアトリスは「そうなると……私の恩赦はどうなっちゃうの?」と疑問に思った。
内心首を傾げていると、フェルナンが別れを惜しむようにさり気なくベアトリスの肩を引き寄せて囁く。
「おい! お前も母上の説得に協力しろ!」
「えぇっ、私が!? 『はい』と『すみません』以外しゃべれないのに、いったいどうしろと言うのよ!」
「破談になれば身代わり契約も白紙。問答無用で鉱山に逆戻りだぞ!」
(なんですって!?)
それはまずい。とてもまずい!
なんとかして王妃を説得し、フェルナンとセレーナの婚約を継続させなければ。
思案するベアトリスに、王妃が優しく語りかけてきた。
「相応の慰謝料は差し上げますから、安心なさい。嫁ぎ先が心配なら、それもわたくしが面倒を見てあげましょう。貴女にとっても悪い話ではないと思うけれど?」
王妃の言葉には迷いがなく、決意の固さが窺える。
このままでは再びの鉱山送り、絶体絶命の大ピンチ──!
(どうすればいいのっ!?)
名門公爵家の出身で、フェルナン第一王子の生母であり元聖女。
血統と規律を重んじる性格のため、婚外子であるセレーナを嫌悪し、ふたりの結婚に猛反対している──。
(身代わり計画を知らせないってことは、フェルナンは王妃様を疑っているのね)
実の母親を暗殺の黒幕として警戒するなんて……と思う反面、あの苛烈な王妃ならやりかねないと納得もしてしまう。
(あぁ……この仕事、想像の何十倍も大変だわ……)
ベアトリスは一抹の不安を覚えながらも、ここ最近の寝不足による睡魔に抗えず、机につっぷしたまま目を閉じた。
まどろみの中で『仕方ないですね』という穏やかな声が聞こえ、誰かに優しく抱き上げられた気がしたが……まぶたが重たすぎて目を開けることはできなかった。
そうして、ついに迎えた身代わり任務の当日──。
ベアトリスは金髪を赤毛に染めあげ、セレーナから借りた薄紫色のドレスを身にまとい、王妃主催の夜会に出席した。
✻ ✻ ✻
バレたらどうしよう……と内心ヒヤヒヤしていたが、今のところ特に怪しまれることなく、無事に挨拶回りを終えられた。
ユーリスが近衛騎士を率いて厳戒態勢を敷いてくれているおかげで、身の危険を感じることもない。この上なく順調だ。
(よしよし、良い調子! どうかこのまま、なにごともなく終えられますように)
そう思っていると、フェルナンが貴族らと談笑している隙を狙って、ご令嬢が数人こちらに近づいてきた。
「ごきげんよう、セレーナ様。その後、お加減はいかがかしら?」
「ご心配……ありがとうございます……もう良くなりました……」
「そう? でもまだ顔色が悪そうよ。物騒な目に遭われて、ろくに眠れていないのでしょう? 公務と聖女の仕事も欠席しがちだとか、心配ですわ」
気遣っているように見せかけて、チクチク嫌みを言ってくるこの令嬢は、たしか王妃派閥に属する貴族の娘。
(セレーナが婚約者の座を降りれば、自分にお鉢が回ってくるとでも思っているのかしら)
さすが貴族の思惑渦巻く王宮。それぞれが、なんらかの意図を持って話しかけてくる。
中には本心から気遣ってくれる人もいるが、大多数はセレーナの失態をあげつらい、フェルナンとの仲を引き裂こうとする者ばかり。
最近まで極悪囚人に囲まれていたベアトリスには、この程度の嫌みは痛くも痒くもないが、気弱なセレーナはかなりのストレスを感じていただろう。
(私なら、こういう嫌みな子にはキッパリ言い返してやるんだけど、今はセレーナの真似をしなきゃ。毒舌は封印、がまんがまん……)
「ご心配をおかけして……すみません……」
セレーナの皮をかぶったベアトリスがうつむいた途端、目の前の令嬢が勝ち誇るようにニヤッと笑った。
その時、そばを離れていたフェルナンが戻ってきて令嬢を睨み付ける。
「おいお前たち、俺のセレーナになにを言った? 泣きそうな顔になっているではないか」
「殿下……! 違うのです、わたしたちは、セレーナ様を心配して」
「心配? セレーナの心配は俺がすべきこと、貴殿らには関係ない。──去れ」
冷たく言い放たれ、令嬢たちは唇を噛みしめてお辞儀する。去り際、例の令嬢がベアトリスの真横で一瞬立ち止まり、小声で囁いた。
「泣くだけで殿下に守ってもらえて良いご身分ですこと。ご自分ではなにもなさらないわけ? ムカつく女」
令嬢は早口で捲し立てた後、ふんっ!と顔を背け、カツカツと苛立ち紛れの靴音を響かせながら去っていく。
セレーナのふりをしているから口を噤むしかないが、ベアトリスは少しだけ彼女に共感してしまった。
「みなさま、長らくお待たせいたしました。ルイザ王妃殿下のご登壇です──!」
司会者の合図と同時に華やかな入場曲が流れ、ホール奥の扉が一気に開け放たれる。
拍手喝采の中、きらびやかなドレスをまとった貴婦人、ルイザ王妃が姿を現わした。彼女は早々にスピーチを終えて降壇すると、一直線にこちらへ歩み寄ってくる。
黄金の川のような金髪に、赤薔薇のような深紅のドレス。真っ赤なルージュの唇を持ち上げ笑みを浮かべた王妃は、この場の誰よりも存在感があった。
ここにいるのが本物のセレーナだったなら、あまりの迫力に圧倒されてまともに話せないだろう。
現に公式の夜会記録を見れば、これまでセレーナが王妃相手に発した言葉は「すみません」と「はい」だけだった。
「フェルナン、我が愛しの息子。先ほどの言動、報告を受けましたわよ。女性相手に怖い顔で『去れ』と命じるなんて、王家の紳士としてあるまじき行いです」
「以後、気をつけます……」
「よろしい」
フェルナンを叱りつけた王妃が、次に目を細めてこちらを見た。
「あらセレーナ、いたの? いつもどおり貧相で影が薄いから気付かなかったわ」
「……すみ、ません……」
「はぁ、相変わらず覇気のない娘。それしか言えないのかしらね」
「母上、それくらいにしてやってください。セレーナは例の件で、まだ体調が思わしくないのです」
「例の件、ねぇ……。王族たる者、暗殺になど怯えていては務まりません。そもそも、貴女がそんなにオドオドしているから狙われるんじゃなくて? フェルナンの隣に立ちたいのなら、もっと威厳を持ちなさい」
「すみ、ません……」
「はぁ、本当に嫌になるわ。いくら注意しても、それしか言わないのね。わたくしの助言を聞く気もないなんて、もうこれ以上我慢できませんわ」
王妃は広げていた羽扇をぴしゃりと閉じると、よく通る声で言い放った。
「セレーナ、貴女はフェルナンの婚約者にはふさわしくありません。よって、今ここで婚約破棄を命じます!」
「な……! 母上!!」
王妃の突然の破談宣言に、慌てるフェルナンとざわつく人々。
一方のベアトリスは「そうなると……私の恩赦はどうなっちゃうの?」と疑問に思った。
内心首を傾げていると、フェルナンが別れを惜しむようにさり気なくベアトリスの肩を引き寄せて囁く。
「おい! お前も母上の説得に協力しろ!」
「えぇっ、私が!? 『はい』と『すみません』以外しゃべれないのに、いったいどうしろと言うのよ!」
「破談になれば身代わり契約も白紙。問答無用で鉱山に逆戻りだぞ!」
(なんですって!?)
それはまずい。とてもまずい!
なんとかして王妃を説得し、フェルナンとセレーナの婚約を継続させなければ。
思案するベアトリスに、王妃が優しく語りかけてきた。
「相応の慰謝料は差し上げますから、安心なさい。嫁ぎ先が心配なら、それもわたくしが面倒を見てあげましょう。貴女にとっても悪い話ではないと思うけれど?」
王妃の言葉には迷いがなく、決意の固さが窺える。
このままでは再びの鉱山送り、絶体絶命の大ピンチ──!
(どうすればいいのっ!?)
4
お気に入りに追加
1,464
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
もう私、好きなようにさせていただきますね? 〜とりあえず、元婚約者はコテンパン〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「婚約破棄ですね、はいどうぞ」
婚約者から、婚約破棄を言い渡されたので、そういう対応を致しました。
もう面倒だし、食い下がる事も辞めたのですが、まぁ家族が許してくれたから全ては大団円ですね。
……え? いまさら何ですか? 殿下。
そんな虫のいいお話に、まさか私が「はい分かりました」と頷くとは思っていませんよね?
もう私の、使い潰されるだけの生活からは解放されたのです。
だって私はもう貴方の婚約者ではありませんから。
これはそうやって、自らが得た自由の為に戦う令嬢の物語。
※本作はそれぞれ違うタイプのざまぁをお届けする、『野菜の夏休みざまぁ』作品、4作の内の1作です。
他作品は検索画面で『野菜の夏休みざまぁ』と打つとヒット致します。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。

そちらがその気なら、こちらもそれなりに。
直野 紀伊路
恋愛
公爵令嬢アレクシアの婚約者・第一王子のヘイリーは、ある日、「子爵令嬢との真実の愛を見つけた!」としてアレクシアに婚約破棄を突き付ける。
それだけならまだ良かったのだが、よりにもよって二人はアレクシアに冤罪をふっかけてきた。
真摯に謝罪するなら潔く身を引こうと思っていたアレクシアだったが、「自分達の愛の為に人を貶めることを厭わないような人達に、遠慮することはないよね♪」と二人を返り討ちにすることにした。
※小説家になろう様で掲載していたお話のリメイクになります。
リメイクですが土台だけ残したフルリメイクなので、もはや別のお話になっております。
※カクヨム様、エブリスタ様でも掲載中。
…ºo。✵…𖧷''☛Thank you ☚″𖧷…✵。oº…
☻2021.04.23 183,747pt/24h☻
★HOTランキング2位
★人気ランキング7位
たくさんの方にお読みいただけてほんと嬉しいです(*^^*)
ありがとうございます!
悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません
れぐまき
恋愛
公爵令嬢セシリアは皇太子との婚約発表舞踏会で、とある男爵令嬢を見かけたことをきっかけに、自分が『宝石の絆』という乙女ゲームのライバルキャラであることを知る。
「…私、間違ってませんわね」
曲がったことが大嫌いなオーバースペック公爵令嬢が自分の信念を貫き通す話
…だったはずが最近はどこか天然の主人公と勘違い王子のすれ違い(勘違い)恋愛話になってきている…
5/13
ちょっとお話が長くなってきたので一旦全話非公開にして纏めたり加筆したりと大幅に修正していきます
5/22
修正完了しました。明日から通常更新に戻ります
9/21
完結しました
また気が向いたら番外編として二人のその後をアップしていきたいと思います

婚約破棄ですか。ゲームみたいに上手くはいきませんよ?
ゆるり
恋愛
公爵令嬢スカーレットは婚約者を紹介された時に前世を思い出した。そして、この世界が前世での乙女ゲームの世界に似ていることに気付く。シナリオなんて気にせず生きていくことを決めたが、学園にヒロイン気取りの少女が入学してきたことで、スカーレットの運命が変わっていく。全6話予定

[完結] 私を嫌いな婚約者は交代します
シマ
恋愛
私、ハリエットには婚約者がいる。初めての顔合わせの時に暴言を吐いた婚約者のクロード様。
両親から叱られていたが、彼は反省なんてしていなかった。
その後の交流には不参加もしくは当日のキャンセル。繰り返される不誠実な態度に、もう我慢の限界です。婚約者を交代させて頂きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる