異世界超能力だより!~魔法は使えませんが超能力なら使えます~

Mikura

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27.5話 私の神と不思議な少女

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 イリヤにとってホームは安住の地だった。ダリアードやセルカにとってもそうだろう。魔力の色が薄く、まともな仕事もなく、日々食つなぐことに必死で、人に蔑まれ、嘲笑われ続ける。ここで暮らすようになってそんな日々とは無縁になったのだから、ホームでの生活は楽園で暮らすようなものだ。

 ユーリには深い感謝と、敬意を抱いている。橙色の魔力を持っているのに、薄色を蔑むことはない。髪色のことで苦労していそうだが、弱音を吐いた姿も見たことがない。いや、そもそも彼は自分のことを全く話さず、イリヤたちとは少し距離を置いているのでそういう姿を見せないだけかもしれないけれど。
 それでも大恩人だ。娼館で働いていた時に客から暴力を受け、体に傷跡が残って商品価値がなくなり、店を追い出されたイリヤに「静かな場所でゆっくり暮らしたくないか」と手を差し伸べてくれたユーリは神にすら見えた。

 この世界を作り、生命を循環させ、世界を運営する神。その神はどれだけ祈ってもイリヤを救ってくれることはなかったが、ユーリは助け出してくれたのだ。イリヤにとっては彼こそが信仰すべき神のような存在である。

 そのユーリの様子が、ハルカと共に行った買い出しから戻ってきて以降おかしい。


(また、見てるわ。……いつも目で追ってるのね)


 いままでユーリは、あまりリビング等の共同空間に出てこなかった。魔道具への魔力の補充や買い出しなどのサポートはそつなくこなし、食事にも顔を出すが団らんに加わることはほとんどない。
 でも、それを不思議に思ったことはなかった。ユーリは自分たちを救った存在であって、対等と思うのはおこがましすぎる。自分たちとは違うものだと思っていたから。
 そんな彼が今はリビングのソファにじっと座って、窓の外を眺めている。その視線の先にはセルカと遊んでいるハルカの姿があった。最近はずっとそうだ。ふと気づいた時、彼はいつもハルカを見ている。


(……なんて分かりやすいの。ハルカは、気づかないのかしら)


 表情の乏しいあの少女には分からないかもしれないし、分かっていて知らぬふりをしているかもしれない。彼女については知らないことも多く、妖精の瞳という魔石を持っていたり、あたりまえの常識さえ知らない様子だったり、色々と不思議な少女だ。そして彼女はユーリとはまた違った意味で自分たちと違う存在だと感じる。


(あの子は色に、反応しないのよね……)


 ハルカはおそらく魔力の色を気にしたことがない。自分の魔力の色と同じものを見て顔をゆがめてしまったり、そういうものを遠ざけたり、色の濃いものを好んで身に着けてしまったり。そういった"色”への意識を感じる行動を全くしない。透明だと判定されたら人一倍、敏感になってもおかしくないのだけれど。
 色に対する劣等感など微塵も抱いていない。黒髪故に、彼女の出身国では色を蔑まれたことがなかったのだろうか。いや、それだけではない。彼女はイリヤ、ダリアード、セルカ、誰の色も気にしていない。
 それに気づいた時は驚いたし、理解もできなかった。けれど同時にそんな彼女を好ましく思った。……そうなれたらきっと生きやすいから、羨ましいとも思う。


(実は人間じゃないって言われても納得できてしまいそう。それくらい、何かが……私たちと違う)


 けれどそれを不気味だとは感じない。むしろ、不思議なほど魅力的だと感じてしまう。
 表情は乏しいのに、何を思っているかは伝わってくる。拙い言葉を懸命に使う姿は微笑ましい。笑うと途端に優しい空気を纏って、とても可愛い。
 イリヤもハルカのことが好きだ。あまり喋れなくても働き者で、言葉もまじめに学んでいて、何より真っ直ぐに見つめて来る黒い瞳には誰の目にもあった“色”を見ている感覚がない。彼女に見つめられると、イリヤは一瞬、自分の色を忘れられるのだ。


(変な子だけど可愛いのよね、ハルカは。だからユーリも好きになったのかしら?)


 ユーリの年齢は知らないが、おそらく三十前後だろう。それなら結構歳が離れていそうな――とそう考えた時、己がハルカの年齢も知らないことに気づいた。見た目は十代半ばの少女だが、彼女が“子供だ”と感じたことはなかった。使う言葉は拙くて幼げなのに、子供らしいと思ったことはないのだ。
 今もセルカと遊んでいる、というよりは子供の遊びに付き合っている、という風に見える。思春期のませた子供という感じでもなく、子供を見守る大人のような雰囲気でセルカと過ごしているのだ。


(顔立ちが珍しくて若く見えるだけで、子供じゃない気がするわ)


 遠い異国の出身であるハルカは少々雰囲気の珍しい顔をしている。黒髪と相まって随分愛らしく感じるけれど、子供らしい可愛さとはまた違う。ユーリは彼女の本当の年齢も知っていて、大人の女性として見ているのかもしれない。ユーリとハルカにはイリヤたちの知らない、二人だけで共有している部分があるように見える。

 あの二人は、何故か。共に過ごした期間は短いはずなのに親しそうに見えるのだ。自分たちとは一線を引いていたユーリが、ハルカからは距離を取っていないように感じてしまう。どこへ行くにもハルカを連れて行こうとするし、そしてハルカもユーリの誘いだけは絶対に断らない。


(……ちょっとセルカが可哀相かしら?)


 イリヤが考えるに、セルカは彼女に対し淡い恋心を抱いているように見える。初めは同い年くらいの子供が来たことに喜んで興味を持ち、世話を焼いているだけだっただろうけれど。今は懸命に彼女の気を引こうとしている。
 五日間、買い出しに出かけてハルカが居ない時間はちらちらと玄関を見つめていたし、寂しそうにしていた。彼女が帰ってきたことを喜び、一緒に過ごしたいセルカは「ダリアードの料理を見学しよう」と誘って即座に断られて落ち込んだ。
 そんな彼をイリヤは慰めたのだ。彼女はなぜかとても入浴が好きだから、と。そういう文化の国に住んでいたのかもしれない、と。

 ハルカは入浴に行くと中々帰ってこないので、その後は魔物の肉に大喜びしているダリアードの料理の下ごしらえを二人で手伝うことにした。ハルカが来てからというもの、趣味である料理に打ち込めているダリアードはいつも楽しそうで、よく「アイツが来てくれてよかった」と口にしている。……それを聞くたびにイリヤは少し複雑になってしまう。


(……ダリアードの気持ちは分からないのよね。ユーリくらいわかりやすければいいのに)


 イリヤはダリアードに想いを寄せている。不器用だが、優しい男だ。そんな彼は元々冒険者の荷物持ちをやっていて、暴行を受けて傷だらけだったところをユーリに助けられたと聞いている。
 荷物持ちは体力のいる仕事で、体が大きく力が強い彼は結構長い間その仕事を続けていたらしい。ホームにやってきた当初は大柄な彼が怖くて仕方がなかったのだけれど――過去を思い出し泣いているイリヤの傍にそっとタオルと甘い菓子を置いて逃げるようにいなくなった大きな背中を見てから平気になった。
 それからイリヤは時折ダリアードの姿を目で追ってしまうようになったから、今のユーリの気持ちが、分かるのだ。


「あっ……」


 窓の外ではセルカが花で作った冠を手にしている。それも、自分の瞳に近い紫の小さな花で作ったものだ。瞳の色の装飾品を渡すことは結婚の申し込みと同義だが、異国人であるハルカはそれを知らないのではないだろうか。ずっと見ていたユーリも一瞬、体を揺らして反応していた。


(あんなところ見たら、気が気じゃないわよね……?)


 花は直ぐに枯れてしまうし、婚約の装飾品としては正式なものではない。そもそも子供同士のお遊びでよく見られるもので、微笑ましいものである。……幼い子供同士なら。
 セルカは子供っぽいと言っても十四歳だ。あと一年で結婚できる歳であり、幼いというほど子供ではない。装飾品の意味はもちろん分かっているだろう。
 そんな様子を眺めていると、突然ユーリが立ち上がった。そのまますたすたと玄関に向かっていき、外に出た彼は二人に近づいて何かを言った。
 どうやらユーリはハルカを呼び出したようだ。彼女は軽く手を振ってセルカに別れを告げている。その場に残されたセルカは、俯いたまま動かない。


(ユーリも、一人の男だったってことかしら)


 見たくなかったのだろう。だから、つい、邪魔をしてしまったのだろう。なんとも人間らしい行動だ。……ユーリも神などではなく、普通の人間なのだ。その事実には少し衝撃を受けたが失望という感情は湧いてこなかった。ただ少しだけ、親しみやすくなった気がする。
 ハルカを連れてリビングに戻ってきたユーリはソファの方へ向かっていく。何らかの話をするのだろうし、邪魔をしてはいけない。何よりセルカのフォローが必要だろうとイリヤはその場を去って、外に出た。


「セルカ、何をしているの?」

「イリヤ……」


 セルカは紫の花冠を握りしめたまま、草地に座り込んでいる。顔色が悪く、その手の中の花のような瞳には涙がたまっていた。
 彼の隣に座って、軽く背中をさする。こうしてあげるとこの子は落ち着きやすい。


「……僕、ハルカに酷いこと言ったんだ。好きなのに、なんであの人たちみたいなこと言っちゃったんだろ……」


 ぽつりぽつりと話し始めたセルカによると、彼はハルカに告白をして、それを断られた。好意を拒否されてつい口にした言葉は、色の薄さで人を見下すもの。そしてそれは、セルカ自身が家族に言われ続けたものと同じだった。
 彼は髪の色を理由に家族から否定され続けてきたようで、髪と魔力の色が強い劣等感を抱かせている。イリヤやダリアードも似たような経験があり、彼の気持ちも痛い程理解できた。
 黒い髪を持ちながら魔力の色がないハルカの存在を知った時、一瞬だけ、ほっとしてしまったから。……色で自分を蔑んできた者達と、同じように。自分より色のない人間を、己よりも“下”に見てしまった。結局、自分も色で見下す人間と同じなのだと気づいて、自分が嫌になりそうだった。
 色が薄いからと人を蔑む人間になりたくないのに、同じ意識を自分もどこかに持っている。そんな自分が恐ろしくて、嫌いで。


(でもハルカは、気にしていないのでしょうね)


 透明と呼ばれても、それをからかわれたり、あざ笑われたりしても、その色で傷つくことはなさそうで。先程すれ違った時も普段通りのハルカ。いつもどおり、あまり表情の浮かんでいない顔で、特に気分を害している様子もなかった。


「ハルカに謝りましょう。あの子は私たちと違って……色を見ていないから。ちゃんと謝れば許してくれると思うわ」

「……そう、かな……」

「ええ。そして、二度とそんなことを言ってはいけないわよ」

「うん、もう絶対に言わないよ。……でも、好きって言う資格もなくなっちゃったかな……」


 潰れかけた花冠を数秒見つめ、ぽとりと地面に捨てたセルカが膝を抱える。好きな相手に、言ってはならないことを言ってしまった。もう二度と好意を伝える資格もないと落ち込んで静かに泣き始めた彼が泣き止むまで、イリヤは静かにその肩を抱いていた。


「……イリヤ、もう大丈夫。ありがと」

「そう、良かったわ。……ハルカに謝りに行くんでしょう?」

「うん。……一緒に来てくれる?」

「ええ、もちろん」


 セルカとハルカがまた仲良く過ごせるように事の成り行きを最後まで見届けたい。ホームに戻ればハルカはまだユーリと話していたようで、リビングにいた。緊張した面持ちで彼女の傍に立ったセルカの背中を、応援するつもりでそっと押す。


「あ、あのね、ハルカ。……さっきは、本当に……ごめんね」

「うん」

「僕のこと、嫌いになってない? これからも、仲良くしてくれる?」


 恐る恐る、拒絶されないかと尋ねるセルカを見てハルカは小さく笑った。彼女は決して表情が豊かではないが、だからこそ余計に、こうして小さく見せる笑みが愛らしい。そんな顔をした彼女は覚えたての拙い言葉でこう言った。


「セルカ、愛してる」


 好意を示す言葉はいくつか種類がある。その中でも彼女が使ったのは、恋人や伴侶などに向けて使う、特殊な愛情が籠った「愛してるエシディ」で。音が近い親愛の「好きアシディ」と間違って使っているのは明らかなのだが、イリヤは思わずユーリの方を見てしまった。
 そこにあった、目を覆う男の姿を見て思う。それはそうなるでしょう、と。……好いている相手が別の人間に愛を囁く現場など、見たいはずがない。イリヤとてダリアードがハルカに「愛してる」などと言う現場を見たら、それが寸劇であったとしても受け入れられない。


「ハルカ、音が違う。友好を伝えるなら“好き”だ。……“愛してる”は、恋愛的な好意の方だぞ。お前、さっき断ったんだろう」

「……まちがった。セルカ、好き」

「う、うん。……ありがとう、ハルカ」


 セルカはユーリの気持ちに気づいていないから、純粋に照れて喜んでいる様子だ。イリヤとしてはユーリの複雑であろう心境を思いやってしまって落ち着かない。……ユーリの眉間に皺が寄っているところなど、初めて見た。


「お、ちょうどよく集まってるな。昼飯ができたぞ」


 ニッと笑いながら昼食の支度が出来たことを知らせにやってきたダリアードのおかげで、その場の空気が一変した。入浴も好きだが食事も好きらしいハルカがすたすたと食堂に歩いて行き、すぐにセルカがそのあとに続く。ユーリも一つため息を吐いてから立ち上がった。


「ダリアード、助かったわ。ありがとね」

「な、なんだよ急に。どうかしたのか?」

「別に。ただ、貴方が来てくれるといつも助かるのよ」


 イリヤが過去を思い出して突然泣き出してしまった時や、階段で足を滑らせた時などに現れて助けてくれたり、今のようにどうしたらいいのか分からない空気を変えてくれたり。そんなことが多いからか、彼が姿を見せるとイリヤはほっとしてしまうのだ。


「……お前が呼んだらいつでも来てやるけどな」

「え?」


 ぼそりと小さく呟かれたそれが聞き間違いではないのかと、薄赤の髪を乱暴にかきながら食堂に向かっていく彼の後姿を見て思う。……ダリアードの気持ちは、分からない。不器用で、優しくて。その優しさは、自分だけに向けられた何かからくるものなのか、皆と同じなのか。

 少し遅れて食堂に到着したイリヤを、ハルカの真っ黒な瞳がじっと見ていて。そして見慣れない、深い笑みを浮かべた。……何故か、その表情を見ていると、肌を冷たい空気が撫でたような心地になる。


(初めてハルカを不気味だと思ったわ)


 一瞬でその笑みは消えてしまったので、錯覚だったのかもしれない。……だって、あのハルカが妙な顔をするはずがないもの。気のせいだわ。


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