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番外編
④ クロヴィス Side 宰相子息
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調べたことを、アリスティド様とエルネスト様と共有し、マリールイーズ嬢を断罪すべきだという結論にいたり準備をしている最中。国王陛下から、関係者を集める旨が通達された。
義父の言っていた舞台とはこのことかと思いながら急ぎ準備を進める。
そして舞台の前夜、義父に呼ばれた俺は、明日は見極めになりますから口出しをしないように、と言われた。
その意味が分かったのはマリールイーズ嬢の罪状を読み上げた後、公爵とセシル嬢の寸劇や公爵の様々な罰則について気分の悪くなるような話が続き、公爵とマリールイーズ嬢の親子の縁が切られてからだった。
国王陛下が二人が赤の他人だと宣言したのち、第一王子がアリスティド様に望みを聞いた。
まるでセシル嬢との関係を認めるような空気を出している。
口出しするなとはこのことだったのか、俺はアリスティド様たちの会話を固唾を飲んで見守った。
しかし、あっさりとアリスティド様はセシル嬢を振った。
恋にうつつを抜かしても、正しく自分の立場を、セシル嬢の能力不足を見極めていた。
そのことにほっと胸を撫で下ろすも、俺は長くアリスティド様の近くにいたのに、彼のことを信じ切れていなかったことを悔やむ。
セシル嬢は理解も納得もできていないようだが、そのための頭もないのだ相手するだけ時間の無駄だ。
その後様々な真実が明かされ、真の罪人元公爵のウスターシュが捕らえられた。
俺が調べたマリールイーズ嬢の罪状は全てウスターシュが偽造したもので、あっさりと引っかかってしまった事を悔しく思うも、義父は相手が悪かったと慰めてくれた。
結局アリスティド様は、マリールイーズ嬢と結婚し公爵家で研究に没頭しながらなんだかんだと幸せそうにしている。ウスターシュの呪縛から逃れたマリールイーズ嬢は、氷姫の面影もなく生き生きとしている。
マリールイーズ嬢の実の父であった義父は、これでもかと娘を構い出し、最近ではさっさと隠居して娘と住むと公言して憚らない。そのため、俺は今まで以上にビシバシと次期宰相として鍛えられながら、少しでも目を離すと娘の元に行こうとする義父を止めるので忙しい。
バタバタする生活の中これから続く人生は山あり谷ありであろうけれど、とりあえず今はこの言葉で終わろうと思う。
そうして皆は末長く幸せに暮らしましたとさ
おしまい
************
番外編まで最後までお読みいただきありがとうございました。
これだけの分量を初めて書いたということもあり、読みにくかったところも多かったと思います。
お付き合いいただき本当にありがとうございました。
気づいたら隠しルートのバッドエンドだったはこれにて完結です。
義父の言っていた舞台とはこのことかと思いながら急ぎ準備を進める。
そして舞台の前夜、義父に呼ばれた俺は、明日は見極めになりますから口出しをしないように、と言われた。
その意味が分かったのはマリールイーズ嬢の罪状を読み上げた後、公爵とセシル嬢の寸劇や公爵の様々な罰則について気分の悪くなるような話が続き、公爵とマリールイーズ嬢の親子の縁が切られてからだった。
国王陛下が二人が赤の他人だと宣言したのち、第一王子がアリスティド様に望みを聞いた。
まるでセシル嬢との関係を認めるような空気を出している。
口出しするなとはこのことだったのか、俺はアリスティド様たちの会話を固唾を飲んで見守った。
しかし、あっさりとアリスティド様はセシル嬢を振った。
恋にうつつを抜かしても、正しく自分の立場を、セシル嬢の能力不足を見極めていた。
そのことにほっと胸を撫で下ろすも、俺は長くアリスティド様の近くにいたのに、彼のことを信じ切れていなかったことを悔やむ。
セシル嬢は理解も納得もできていないようだが、そのための頭もないのだ相手するだけ時間の無駄だ。
その後様々な真実が明かされ、真の罪人元公爵のウスターシュが捕らえられた。
俺が調べたマリールイーズ嬢の罪状は全てウスターシュが偽造したもので、あっさりと引っかかってしまった事を悔しく思うも、義父は相手が悪かったと慰めてくれた。
結局アリスティド様は、マリールイーズ嬢と結婚し公爵家で研究に没頭しながらなんだかんだと幸せそうにしている。ウスターシュの呪縛から逃れたマリールイーズ嬢は、氷姫の面影もなく生き生きとしている。
マリールイーズ嬢の実の父であった義父は、これでもかと娘を構い出し、最近ではさっさと隠居して娘と住むと公言して憚らない。そのため、俺は今まで以上にビシバシと次期宰相として鍛えられながら、少しでも目を離すと娘の元に行こうとする義父を止めるので忙しい。
バタバタする生活の中これから続く人生は山あり谷ありであろうけれど、とりあえず今はこの言葉で終わろうと思う。
そうして皆は末長く幸せに暮らしましたとさ
おしまい
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番外編まで最後までお読みいただきありがとうございました。
これだけの分量を初めて書いたということもあり、読みにくかったところも多かったと思います。
お付き合いいただき本当にありがとうございました。
気づいたら隠しルートのバッドエンドだったはこれにて完結です。
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