150 / 196
第4章 ネシア国〜
どうしたらいいのさ!?
しおりを挟む
それからしばらく人が引けていくまで座席で座って待っていると、他の4人がやってきた。
「どうだった、試合?」
リッキーが俺に聞いてくる。
俺は苦笑いをして「確かにすごいとは思うけど、あの時の俺達よりは……な?」と答えた。
「やっぱりお前もそう思ったか。実は俺達もそう思ったんだよ。実際に命かけて戦うのとはやっぱり違うよなぁ。」
どうやらリッキー達もそう感じたらしい。
するとそんな俺達に近づいてきた人がいた。ヒューザだ。
「よぉ~、お前ら、ここらじゃ見かけないやつだなぁ?どこから来た?」
ヒューザが俺を見据えながら低い声で話しかけてきた。
それに対してスノーホワイトの4人は、ヒューザの視線を遮るように俺の前に立つ。
「……俺達はクレイン国のスノービークという街からきた者だ。それがどうかしたか?」
代表してスコットさんが警戒をしながらそう答えた。
「……なんだ、そこにいる銀髪の奴らはてっきり神聖法国の回し者かと思ったんだが、違ったんだな。」
するとそう言って、あからさまにヒューザの声が柔らかいものになり、ピリピリとした雰囲気もなくなった。
どうやら彼の国の所属だと思われたらしい。
……それにしても、どこに行ってもそう思われるのが面倒だなぁ。
「俺達はどちらかというとその国と敵対していると言っていいくらいだな。この前もいろいろとあったしな。」
そんな事を言ってリッキーさんが肩を竦める。
確かにスノービークを襲ったのも神聖法国の女神だったわけだし、その女神も直接俺に向かってきて消されたしね。
さらにその国の奴隷をみんな解放したわけだし、あの国にとっては「敵」認定されてるはずだ。
「なるほどな……疑ってすまなかった。この国の住人も、外に出たやつらはなかなか戻ってこなくて音信不通ってやつも少なくないんだ。そいつらが神聖法国に連れられていった……なんて噂もあったんだ。」
そうヒューズは苦々しげに言った。
「ああ、それは噂じゃなくて事実だ。俺達はあの国にいた奴隷を全て解放して、奴隷になっていた獣人はさっきここに連れてきたばかりだ。今頃は身分確認をし終わって帰宅しているんじゃないだろうか?」
スコットさんがそう言うと、ヒューザは驚いた顔をして俺たちを見回す。
「お前たち……いったい、何者だ?」
「俺達か?俺達はクレイン国のBランク冒険者『スノーホワイト』というチームだ。あ、この人だけは違うがな。」
そう言ってスコットさんはグリーさんの方を見た。
当のグリーさんは手をヒラヒラさせて「どうも~」なんて言っている。……軽いな、グリーさん。
「……そっちの執事っぽいのや幼児もチームメンバーなのか?」
訝しげな顔してヒューザは聞いてくる。
あ、まだ冒険者登録とかしてなかったね!
よかった、思い出せて。
後でルーシェさんに頼みに行こう!
するとセバスがきれいな姿勢で一礼するとヒューザに答えた。
「ええ、まだ正式には登録されてませんが、その予定です。私はどちらかというと……召使い、のようなものですかね?」
そう言って俺の方を見たが、俺はそんなふうに思ったことはないよ!仲間じゃないか!
俺がそう言うとセバスは嬉しそうな笑みを浮かべて「ありがとうございます」と言った。
そんなやりとりを見ていたヒューザは肩をすくめた。
「まぁそちらの事情はわかった。そして奴隷になっていた奴が帰ってきたってことだが、本当だろうな?」
「ああ、俺達が一緒に連れてきたから間違いない。入り口の部屋の中で身分確認をしていたから、少し時間はかかるだろうがな。」
するとヒューザは少しホッとしたような顔をして「じゃあ、俺は行く。またな。」と言い残して去っていった。
もしかしてあの中に知り合いでもいたのだろうか?
なんとなく、そんな気がした。
それから俺たちは闘技場の入り口に向かった。
外に出ると、呼び止める人がいた。
声のする方を見ると、先ほどチケットを売ってくれたお姉さんだった。
「すみません、呼び止めちゃって!実は皆さん強者じゃないかと見込んでなんですが、2日後から始まる次の大会に参加いたしませんか?」
まさかのお誘いだったのでみんなの顔を見ると、なんだか複雑そうだった。
「参加しないかとの誘いなんだが……我々は冒険者なんでな。普段魔物と対峙しているから手加減ってものが苦手なんだ。『うっかり』なんてあったらまずいだろう?『人』と対するにしても、大抵は盗賊なんかの悪者だからな。そういう意味で、参加はちょっと……な。」
スコットさんが申し訳なさそうにお姉さんにそう言った。
なるほど、確かにね!
俺もまだ人と戦ったことがないし、手加減できるかって言われたらどうだろう……?
今日の試合を見ても、致命傷になるような傷は互いに負わさないようにしていたのは見て取れた。
問題はあそこまで力を加減できるのか?ってところかもしれない。
するとお姉さんは俯きながら少し考えていたようだが、一つ頷くと顔を上げて俺たちを見た。
「では当日はこの国の巫女に来てもらいましょう。あの方なら瀕死でも何とかなさってくださるはずです!それなら参加されますよね!?」
……なんだろう、このグイグイくる感じは?
何故にこんなに押してくるんだ?
俺がそう思っていると、闘技場の方から先ほどの試合に出ていたクーガーがこちらにやってきた。
「おい、参加するのかどうか決まったか?」
「いえ……実は彼らは冒険者らしく、手加減が難しいとかでなかなか参加してくれないんです。」
お姉さんが苦笑いしながらクーガーにそう言うと、彼はこちらを見て鼻で笑った。
「はんっ!どうせお前ら、俺やヒューザに負けるからってそんなこと言って参加断ってんのか?馬鹿にすんじゃねぇぞ?俺らはお前らより強えんだから、気にしないでかかってこいよ!」
それを聞いた俺たちは困惑顔で顔を見合わせたが、セバスとグリーさんの2人はイライラを抑えきれなかったようだ。
「何やねん、われぇ?誰にもの言うてまんの?」
「そうですよ?我々の仲間が貴方なんかに負けるはずないじゃないですか。きちんと、正直に話しているのに、その言い草……。死にたいんですかね?」
いやいや、セバスっ!殺気抑えてっ!!ダダ漏れだから!
俺は慌てて2人を止めに入った。
……ほら、見てごらん!?
お姉さんがセバスの殺気に当てられて気絶しちゃったじゃないか!?
どうしたら良いのさ!
その時、抱っこされたままずっと黙っていたユーリが、ふと天を向いたかと思うと口を開いた。
「マ……じゃなくて、にぃに。その試合、出てもいいってさ!『万が一』があっても即死さえしなければ、お姉さんが言ってる『巫女』に何とかしてくれるように頼んでおくって言ってるよ!」
……ユーリよ。
君はたまにそういう事言うけど、いったい誰に言われているんだい?
……いや、言わなくていいけど!
とにかくそのユーリの発言で、俺たちは2日後から始まる『1週間区切りの大会』に出場が決まったのだった……。
「どうだった、試合?」
リッキーが俺に聞いてくる。
俺は苦笑いをして「確かにすごいとは思うけど、あの時の俺達よりは……な?」と答えた。
「やっぱりお前もそう思ったか。実は俺達もそう思ったんだよ。実際に命かけて戦うのとはやっぱり違うよなぁ。」
どうやらリッキー達もそう感じたらしい。
するとそんな俺達に近づいてきた人がいた。ヒューザだ。
「よぉ~、お前ら、ここらじゃ見かけないやつだなぁ?どこから来た?」
ヒューザが俺を見据えながら低い声で話しかけてきた。
それに対してスノーホワイトの4人は、ヒューザの視線を遮るように俺の前に立つ。
「……俺達はクレイン国のスノービークという街からきた者だ。それがどうかしたか?」
代表してスコットさんが警戒をしながらそう答えた。
「……なんだ、そこにいる銀髪の奴らはてっきり神聖法国の回し者かと思ったんだが、違ったんだな。」
するとそう言って、あからさまにヒューザの声が柔らかいものになり、ピリピリとした雰囲気もなくなった。
どうやら彼の国の所属だと思われたらしい。
……それにしても、どこに行ってもそう思われるのが面倒だなぁ。
「俺達はどちらかというとその国と敵対していると言っていいくらいだな。この前もいろいろとあったしな。」
そんな事を言ってリッキーさんが肩を竦める。
確かにスノービークを襲ったのも神聖法国の女神だったわけだし、その女神も直接俺に向かってきて消されたしね。
さらにその国の奴隷をみんな解放したわけだし、あの国にとっては「敵」認定されてるはずだ。
「なるほどな……疑ってすまなかった。この国の住人も、外に出たやつらはなかなか戻ってこなくて音信不通ってやつも少なくないんだ。そいつらが神聖法国に連れられていった……なんて噂もあったんだ。」
そうヒューズは苦々しげに言った。
「ああ、それは噂じゃなくて事実だ。俺達はあの国にいた奴隷を全て解放して、奴隷になっていた獣人はさっきここに連れてきたばかりだ。今頃は身分確認をし終わって帰宅しているんじゃないだろうか?」
スコットさんがそう言うと、ヒューザは驚いた顔をして俺たちを見回す。
「お前たち……いったい、何者だ?」
「俺達か?俺達はクレイン国のBランク冒険者『スノーホワイト』というチームだ。あ、この人だけは違うがな。」
そう言ってスコットさんはグリーさんの方を見た。
当のグリーさんは手をヒラヒラさせて「どうも~」なんて言っている。……軽いな、グリーさん。
「……そっちの執事っぽいのや幼児もチームメンバーなのか?」
訝しげな顔してヒューザは聞いてくる。
あ、まだ冒険者登録とかしてなかったね!
よかった、思い出せて。
後でルーシェさんに頼みに行こう!
するとセバスがきれいな姿勢で一礼するとヒューザに答えた。
「ええ、まだ正式には登録されてませんが、その予定です。私はどちらかというと……召使い、のようなものですかね?」
そう言って俺の方を見たが、俺はそんなふうに思ったことはないよ!仲間じゃないか!
俺がそう言うとセバスは嬉しそうな笑みを浮かべて「ありがとうございます」と言った。
そんなやりとりを見ていたヒューザは肩をすくめた。
「まぁそちらの事情はわかった。そして奴隷になっていた奴が帰ってきたってことだが、本当だろうな?」
「ああ、俺達が一緒に連れてきたから間違いない。入り口の部屋の中で身分確認をしていたから、少し時間はかかるだろうがな。」
するとヒューザは少しホッとしたような顔をして「じゃあ、俺は行く。またな。」と言い残して去っていった。
もしかしてあの中に知り合いでもいたのだろうか?
なんとなく、そんな気がした。
それから俺たちは闘技場の入り口に向かった。
外に出ると、呼び止める人がいた。
声のする方を見ると、先ほどチケットを売ってくれたお姉さんだった。
「すみません、呼び止めちゃって!実は皆さん強者じゃないかと見込んでなんですが、2日後から始まる次の大会に参加いたしませんか?」
まさかのお誘いだったのでみんなの顔を見ると、なんだか複雑そうだった。
「参加しないかとの誘いなんだが……我々は冒険者なんでな。普段魔物と対峙しているから手加減ってものが苦手なんだ。『うっかり』なんてあったらまずいだろう?『人』と対するにしても、大抵は盗賊なんかの悪者だからな。そういう意味で、参加はちょっと……な。」
スコットさんが申し訳なさそうにお姉さんにそう言った。
なるほど、確かにね!
俺もまだ人と戦ったことがないし、手加減できるかって言われたらどうだろう……?
今日の試合を見ても、致命傷になるような傷は互いに負わさないようにしていたのは見て取れた。
問題はあそこまで力を加減できるのか?ってところかもしれない。
するとお姉さんは俯きながら少し考えていたようだが、一つ頷くと顔を上げて俺たちを見た。
「では当日はこの国の巫女に来てもらいましょう。あの方なら瀕死でも何とかなさってくださるはずです!それなら参加されますよね!?」
……なんだろう、このグイグイくる感じは?
何故にこんなに押してくるんだ?
俺がそう思っていると、闘技場の方から先ほどの試合に出ていたクーガーがこちらにやってきた。
「おい、参加するのかどうか決まったか?」
「いえ……実は彼らは冒険者らしく、手加減が難しいとかでなかなか参加してくれないんです。」
お姉さんが苦笑いしながらクーガーにそう言うと、彼はこちらを見て鼻で笑った。
「はんっ!どうせお前ら、俺やヒューザに負けるからってそんなこと言って参加断ってんのか?馬鹿にすんじゃねぇぞ?俺らはお前らより強えんだから、気にしないでかかってこいよ!」
それを聞いた俺たちは困惑顔で顔を見合わせたが、セバスとグリーさんの2人はイライラを抑えきれなかったようだ。
「何やねん、われぇ?誰にもの言うてまんの?」
「そうですよ?我々の仲間が貴方なんかに負けるはずないじゃないですか。きちんと、正直に話しているのに、その言い草……。死にたいんですかね?」
いやいや、セバスっ!殺気抑えてっ!!ダダ漏れだから!
俺は慌てて2人を止めに入った。
……ほら、見てごらん!?
お姉さんがセバスの殺気に当てられて気絶しちゃったじゃないか!?
どうしたら良いのさ!
その時、抱っこされたままずっと黙っていたユーリが、ふと天を向いたかと思うと口を開いた。
「マ……じゃなくて、にぃに。その試合、出てもいいってさ!『万が一』があっても即死さえしなければ、お姉さんが言ってる『巫女』に何とかしてくれるように頼んでおくって言ってるよ!」
……ユーリよ。
君はたまにそういう事言うけど、いったい誰に言われているんだい?
……いや、言わなくていいけど!
とにかくそのユーリの発言で、俺たちは2日後から始まる『1週間区切りの大会』に出場が決まったのだった……。
290
お気に入りに追加
1,362
あなたにおすすめの小説

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。


元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
【番外編】貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
譚音アルン
ファンタジー
『貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。』の番外編です。
本編にくっつけるとスクロールが大変そうなので別にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる