57 / 518
第1章 出会い〜旅の始まり
山田の休日 4
しおりを挟む
応接室のドアが開き、お兄さんが1人の女性を連れて帰ってきた。
「じゃあさっきの続きを……と言いたいところだが、まだ自己紹介もしてなかったな。俺は紫惠琉の兄で沖 悠騎だ。そして隣にいるのが俺の妻で、惠美だ。よろしくな。」
お兄さんはそう言って自分とその女性の自己紹介をする。
ペコリと頭を軽く下げた女性は、黒髪が似合う綺麗な女性だった。
「俺は紫惠琉の勤めていた会社の同僚で、山田といいます。よろしくお願いします。」
俺も自己紹介を軽くしておく。
とりあえず4人で席につくと、悠騎さんはみんなにお茶と茶菓子を配った。
「……それで、『勤めていた会社』ってさっきも言っていたが、それはどういうことだ?紫惠琉に何かあったのか?」
「そうなのよ、兄さん!しーちゃんがね、しーちゃんが……うぅ……。」
友梨佳さんが話し始めたのだが、やっぱり泣き出してしまったか……。
家族にとってはショックだろうからなぁ。
「俺が話しますよ、友梨佳さん。紫惠琉なんですが、急にいなくなってしまったんですよ。ただ、この世界ではなく、違う世界にいますが。いわゆる『異世界転移』っていうやつになるといいますか……。」
俺がそこまで言うと悠騎さん達は「こいつ、何言っているんだ?」という顔で俺を見てきた。
まぁ、普通ならそう思うよなぁ。
俺は苦笑いをしながら続きを話す。
「何を馬鹿なこと言っているんだとお思いでしょうが、これは事実です。証拠を見せますので、驚かないでくださいね?」
俺は証拠として『自称神様』から貰った鞄の中から冷蔵庫をソファーの横に取り出した。
すると2人は目を見開き、驚きのあまり声さえ出せないようだ。
「この鞄は紫惠琉を異世界へと連れ去ってしまった『自称神様』…俺は奴を神とは認めたくないので、あえてそう呼ばせてもらいます。ともかくそいつから貰った鞄なんですが、ご覧の通り鞄の口に見合わない物でも入れることができ……そして、これは紫惠琉の鞄と繋がっています。しかも『生き物』も入れることができるんですよ。」
俺が一気にそこまで説明をすると、悠騎さんのほうが気づいたようだ。
「と、いうことは、人も入れる……ということだな?」
「ええ、そうなんです。現にこの鞄からは紫惠琉の従魔であるユーリが出入りしているので、生き物が出入りするのは実証済みです。」
「なるほど……。ちなみに、何か条件でもあるのか?」
「そうですね、この鞄の中は時間停止しているので、向こうから紫惠琉が取り出してくれないと向こう側へは自力ではでれないと思われます。なので、事前に紫惠琉と時間を合わせておく必要があるでしょう。」
俺がそこまで話した時、ようやく涙が止まったらしい友梨佳さんが話し出した。
「だからね、今夜、紫惠琉のところに行けるかを試したいのよ。それで夜までここにいていい?」
すると悠騎さんは少し考えたあと、奥さんの惠美さんを見る。
「なぁ、俺も紫惠琉に会いに行っても良いか?」
「そういうと思っていたわよ。大丈夫、もしあなたに何かあったら、こっちは私がなんとかするわ。」
「じゃあ、決まりだな。」
そう言うと悠騎さんはニヤリと笑う。
「あら、兄さんも行くの?」
「当たり前だろう?兄弟なんだから。この目で無事な姿を見ないことには安心できないからな。」
「それはそうよねぇ~、私も本人から異世界にいるって昨日聞かされたんだけど、不安で全然寝つけなくて。」
「……まさか紫惠琉と連絡つくのか!?」
「ええ、なぜか電話が使えるのよ!あ、電話っていってもSNS経由のほうね!普通の電話は試してみたけど無理よ?」
試してみたのかよ!と言いたかったが、この場では静かにしていたほうが正解だろう。
なので俺は、今のうちに冷蔵庫を鞄の中に戻すことにした。
ちなみに鞄に戻す前にちょっと冷蔵庫を開けてみたら中から冷気が流れ出てきて、しかも中は空っぽのはずが赤身の何らかの肉が入っていた。
……俺はそれらを見なかったことにして、こっそりと鞄にしまった。
「とにかく、夜までここにいさせてね!」
友梨佳さんがそう言って、この話は終わりになった。
とりあえずそういう事で、しばらくこの家に滞在することになったんだが……友梨佳さんは自分の部屋でのんびりすると言って部屋を出ていったので、残ったのは俺と紫惠琉の兄夫妻……。
一体俺にどうしろというんだ、友梨佳さん!
この数時間でわかったけど、ホント、あの人自由人だな!
そんな心の中で友梨佳さんに憤慨していると、時間を持て余している俺に悠騎さんは紫惠琉の小さい頃の写真を見せてくれた。
なるほど、確かに小さい子供の頃は天使みたいにめちゃくちゃ、かわいいな!
そして今現在の紫惠琉と同じ年頃の写真を見て、今と全く同じ顔で妙に納得した。
ホントに若返っちゃったんだな。
そうやって紫惠琉の昔の話や写真を見ながら夕方まで過ごしていたら、当の本人からは連絡があった。
紫惠琉の作ったハンバーグが鞄の中にあるから夕飯に食べてくれとのこと。
惠美さんがちょうど夕飯の為に席を立っていたのでこの事を伝えてもらい、とりあえず確認のために鞄からソースのかかっているハンバーグの乗った大きな皿を取り出すと、まだ出来立てのような熱さだった。
さすが時間停止機能のある鞄だと感心したよ。
まだ温かかったのですぐに友梨佳さんを呼んで夕飯を4人で食べた後、俺は紫惠琉に連絡を取り、ゆっくりできる時間ができたら連絡をくれと送っておく。
するとすぐに返事があり、これから夕飯を食べに行ってくるからその後で紫惠琉から連絡をしてくる手はずになった。
はぁ……どんなことになるのか、向こうに行かないのに俺もすっごく緊張するんだけど!
「じゃあさっきの続きを……と言いたいところだが、まだ自己紹介もしてなかったな。俺は紫惠琉の兄で沖 悠騎だ。そして隣にいるのが俺の妻で、惠美だ。よろしくな。」
お兄さんはそう言って自分とその女性の自己紹介をする。
ペコリと頭を軽く下げた女性は、黒髪が似合う綺麗な女性だった。
「俺は紫惠琉の勤めていた会社の同僚で、山田といいます。よろしくお願いします。」
俺も自己紹介を軽くしておく。
とりあえず4人で席につくと、悠騎さんはみんなにお茶と茶菓子を配った。
「……それで、『勤めていた会社』ってさっきも言っていたが、それはどういうことだ?紫惠琉に何かあったのか?」
「そうなのよ、兄さん!しーちゃんがね、しーちゃんが……うぅ……。」
友梨佳さんが話し始めたのだが、やっぱり泣き出してしまったか……。
家族にとってはショックだろうからなぁ。
「俺が話しますよ、友梨佳さん。紫惠琉なんですが、急にいなくなってしまったんですよ。ただ、この世界ではなく、違う世界にいますが。いわゆる『異世界転移』っていうやつになるといいますか……。」
俺がそこまで言うと悠騎さん達は「こいつ、何言っているんだ?」という顔で俺を見てきた。
まぁ、普通ならそう思うよなぁ。
俺は苦笑いをしながら続きを話す。
「何を馬鹿なこと言っているんだとお思いでしょうが、これは事実です。証拠を見せますので、驚かないでくださいね?」
俺は証拠として『自称神様』から貰った鞄の中から冷蔵庫をソファーの横に取り出した。
すると2人は目を見開き、驚きのあまり声さえ出せないようだ。
「この鞄は紫惠琉を異世界へと連れ去ってしまった『自称神様』…俺は奴を神とは認めたくないので、あえてそう呼ばせてもらいます。ともかくそいつから貰った鞄なんですが、ご覧の通り鞄の口に見合わない物でも入れることができ……そして、これは紫惠琉の鞄と繋がっています。しかも『生き物』も入れることができるんですよ。」
俺が一気にそこまで説明をすると、悠騎さんのほうが気づいたようだ。
「と、いうことは、人も入れる……ということだな?」
「ええ、そうなんです。現にこの鞄からは紫惠琉の従魔であるユーリが出入りしているので、生き物が出入りするのは実証済みです。」
「なるほど……。ちなみに、何か条件でもあるのか?」
「そうですね、この鞄の中は時間停止しているので、向こうから紫惠琉が取り出してくれないと向こう側へは自力ではでれないと思われます。なので、事前に紫惠琉と時間を合わせておく必要があるでしょう。」
俺がそこまで話した時、ようやく涙が止まったらしい友梨佳さんが話し出した。
「だからね、今夜、紫惠琉のところに行けるかを試したいのよ。それで夜までここにいていい?」
すると悠騎さんは少し考えたあと、奥さんの惠美さんを見る。
「なぁ、俺も紫惠琉に会いに行っても良いか?」
「そういうと思っていたわよ。大丈夫、もしあなたに何かあったら、こっちは私がなんとかするわ。」
「じゃあ、決まりだな。」
そう言うと悠騎さんはニヤリと笑う。
「あら、兄さんも行くの?」
「当たり前だろう?兄弟なんだから。この目で無事な姿を見ないことには安心できないからな。」
「それはそうよねぇ~、私も本人から異世界にいるって昨日聞かされたんだけど、不安で全然寝つけなくて。」
「……まさか紫惠琉と連絡つくのか!?」
「ええ、なぜか電話が使えるのよ!あ、電話っていってもSNS経由のほうね!普通の電話は試してみたけど無理よ?」
試してみたのかよ!と言いたかったが、この場では静かにしていたほうが正解だろう。
なので俺は、今のうちに冷蔵庫を鞄の中に戻すことにした。
ちなみに鞄に戻す前にちょっと冷蔵庫を開けてみたら中から冷気が流れ出てきて、しかも中は空っぽのはずが赤身の何らかの肉が入っていた。
……俺はそれらを見なかったことにして、こっそりと鞄にしまった。
「とにかく、夜までここにいさせてね!」
友梨佳さんがそう言って、この話は終わりになった。
とりあえずそういう事で、しばらくこの家に滞在することになったんだが……友梨佳さんは自分の部屋でのんびりすると言って部屋を出ていったので、残ったのは俺と紫惠琉の兄夫妻……。
一体俺にどうしろというんだ、友梨佳さん!
この数時間でわかったけど、ホント、あの人自由人だな!
そんな心の中で友梨佳さんに憤慨していると、時間を持て余している俺に悠騎さんは紫惠琉の小さい頃の写真を見せてくれた。
なるほど、確かに小さい子供の頃は天使みたいにめちゃくちゃ、かわいいな!
そして今現在の紫惠琉と同じ年頃の写真を見て、今と全く同じ顔で妙に納得した。
ホントに若返っちゃったんだな。
そうやって紫惠琉の昔の話や写真を見ながら夕方まで過ごしていたら、当の本人からは連絡があった。
紫惠琉の作ったハンバーグが鞄の中にあるから夕飯に食べてくれとのこと。
惠美さんがちょうど夕飯の為に席を立っていたのでこの事を伝えてもらい、とりあえず確認のために鞄からソースのかかっているハンバーグの乗った大きな皿を取り出すと、まだ出来立てのような熱さだった。
さすが時間停止機能のある鞄だと感心したよ。
まだ温かかったのですぐに友梨佳さんを呼んで夕飯を4人で食べた後、俺は紫惠琉に連絡を取り、ゆっくりできる時間ができたら連絡をくれと送っておく。
するとすぐに返事があり、これから夕飯を食べに行ってくるからその後で紫惠琉から連絡をしてくる手はずになった。
はぁ……どんなことになるのか、向こうに行かないのに俺もすっごく緊張するんだけど!
872
あなたにおすすめの小説
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる