異世界漫遊記 〜異世界に来たので仲間と楽しく、美味しく世界を旅します〜

カイ

文字の大きさ
41 / 519
第1章 出会い〜旅の始まり

馴染みの食材もあるんだね!

しおりを挟む
それから俺達はルーシェさんに別れを告げてギルドを出た。

次に向かうのはお米屋さんと鍋とかを売っている金物屋さんだ。

おかみさん達は今夜の仕込みをするのでさすがに宿の鍋とかを貸してくれとは頼めないから、今後のためにも購入することにしたのだ。

こちらの世界でご飯を炊くには土鍋も必要な気がするけとあるかどうかもわからないし、一応今夜山田に電話する時に炊飯器を買って送ってもらえないか聞いてみようかな?

……あ、そのためにはお金も追加で入れておかねば!


そんな事を考えながら大通りを歩いていると、前を歩いていたリッキーさんが急に脇道に入っていった。

「こっちの、ちょっと路地に入った所に米屋があるんだ。」

そうリッキーさんが案内してくれる。

そこは先程曲がった脇道の少し先に行ったところにあった。

店先ではオークの巣で食べたことのあるおにぎりをいろいろ売っていた。

オークの巣で食べた時から日本のと違うなと思っていたけど、どうやら大きさは日本で売っているのと違って少し大きめの、三角ではなく丸いおにぎりなんだよな。

そういえばこっちでは海苔がないから、海苔の代わりに塩漬けした何かの葉っぱで包んであるんだよね。

それがまたマッチして美味しいんだよ!

「……へぇ~、結構な種類があるんですね!どれも美味しそうだ!」

「ありがとうございます!買っていかれますか?」

俺がそう言ってショーケースの前でおにぎりを見ていたら店員さんが声をかけてきた。

う~ん、米も買うけどおにぎりも買っておいて損はないか、どうせ鞄は時間経過ないもんね!

俺がリッキーさんをチラッと見ると、リッキーさんは頷き「買っておくか?」と聞いてきた。

「俺はどれにしようかなぁ……あ、この前食べた鶏肉の甘辛煮が入ったのがある!じゃあ、それとこの魚の焼いたのが入っているのと……あとはオークの角煮が入ったのをそれぞれ3個ずつください!」

「はいよ、うちのは全部同じ料金で1個大銅貨1枚と銅貨5枚なので、合計で銀貨1枚と大銅貨3枚、銅貨5枚です。」

俺はお金と引き換えにおにぎりを受け取る。

やったね、これでストックができた!

俺がホクホク顔で喜んでいると、いつの間にかリッキーさんがショーケースの中のおにぎりの大半を買い占めていた……。

いや確かに、前に大量にストックがあるって言ってたけど、これはちょっと…買い過ぎでは!?


とりあえず俺はそんな心の叫び?を飲み込んで、スコットさんと一緒にお店の中へと入った。

お店の中は日本でいう、まさに『お米屋さん』って感じに大量のお米の袋があちこちに産地の種類ごとに積んである。

どれがカレーに合うお米だろう?

あと自作のおにぎりも作りたいからそれ用の米も欲しいな!

店内には何人かの店員さんがいたので、その中の1人に声をかけて聞いてみた。

「すみません、店内の米について聞きたいんですが、それぞれどんな違いがあるんですか?」

「そうですねぇ~、すぐ近くにあるこちらのお米は店先で売っているおにぎりに使用しているもので、粘り気のある甘みの強いタイプですね。その他にこの隣のお米はおにぎり用より少し粘りと甘みが少ないです。また、こちらのお米は大粒でより甘みが強いものになり、こちらのお米は他のお米に比べて細長く、炊くとサラサラした感じのものになります。」

「なるほど~、いろいろな種類があるんですね!ん~~、今回はこのおにぎり用の米とこの細長い米、それと大粒の米をそれぞれ1袋ずつください。」

「こちらとこちらをそれぞれ1袋ずつですね?合計で銀貨5枚になります。」

「あ、そういえばこんなに色んな種類があるんですが、皆一律に同じ炊き方で良いんですか?」

「そうですね、少し水加減や浸水時間に違いはありますが、炊き方にはそんなに違いはありませんよ。もしでしたらそれぞれの米の水加減などを書いた紙があるので一緒にお付けしますね。」

「ホントですか?ありがとうございます!」

俺はだいたい1袋10kg程度入っていそうなものを3つ購入することにした。

日本の相場よりかなり安い金額だと思う。

一般人が普段食べるためなんだろうし、それで安価になっているのかな?

それにやっぱり米によっては浸水時間とか水の量も違うんだね。

でも炊き方に違いはあまりなさそうで良かった!

それなら日本で何回か土鍋でやったことあるから、なんとか大丈夫かな!?

「それにしても色々なタイプのお米がありますが、みんな国内で作られたものなんですか?」

「大体はそうなんですが、この細長いお米は国外からの輸入品となります。」

「そうなんですね?お米ってそんなにあちこちの国が作っているんですか?」

「いえ、この世界には3つの大陸がありますが、その中のこのクレイン国があるメルー大陸でのみ生産されていると聞いています。他の大陸では小麦が主食となるそうですよ?」

「へぇ~…あ、もしかしてこの4種類のお米はそれぞれ産地国が違うんですか?」

「ええ、クレイン国では主にこのおにぎり用のお米が作られています。」

「なるほどぉ~!1つ勉強になりました!」

俺は店員にお礼を言って会計の場に連れ立って向かう。

クフフッ!宿に帰ったら早速炊かなければ!


とりあえず店を出ると、リッキーさんに聞かれた。

「金物屋に行く前に中央にある屋台に寄ろうか。あそこに野菜や果物を売っている屋台もあるんだよ。」

そうリッキーさんが教えてくれた。

なるほど、あそこには確かにいろんな物が売っているもんね!

それから街の中心地にある屋台広場でまずは果物や野菜を売っている屋台に向かうことに。

しばらく人混みを避けながらリッキーさんについていくと、目的の屋台が見えてきた。

屋台ではいろんな野菜や果物が売っていて、見慣れない野菜や果物の中に日本でお馴染みの人参や玉ねぎ、じゃがいも、トマトなどの野菜や、ぶどうやりんご、オレンジなどの果物もある。
見た目はほとんど日本と変わらない。
……それにしてもなんで日本に売っている野菜や果物があるんだろう?

そんな疑問を感じはしたが、俺はとりあえず鞄に入っていないトマトとキャベツ、りんご、オレンジを購入することにした。


「他にいるものあるか?」

そうリッキーさんが俺に聞いてきた。

「そうですねぇ……そういえばこの世界ではお米ってどう炊いているんですか?」

「ん?どうって……鍋で炊いてるが?」

「普通の鍋で炊いてるんですか?」

「そうなんじゃないか?俺はいつも屋台や米屋の前で売っているおにぎりを買っているから、自分で炊いたことないくてよくわからないけど……詳しいことは宿に戻って女将さんに聞いてみると良い。」

う~ん、土鍋と同じ感じなのかな?

とりあえず鍋で炊けるってことだから、次に向かう金物屋さんで買えるかな?
しおりを挟む
感想 29

あなたにおすすめの小説

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
 農家の四男に転生したルイ。   そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。  農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。  十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。   家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。   ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる! 見切り発車。不定期更新。 カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

処理中です...