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アニメ、アイドルオタク32歳童貞の俺が職場の可愛いシングルマザーに映画に誘われたら、近所のJKギャルが噛み付いてきた。
しおりを挟むその日、俺は久しぶりに映画館なる施設に向かっていた。
アニメはよく観るが映画館までは行かない。 最近行くといえばもっぱら愛するアイドルグループのまみリンに会いにライブやイベントに行くぐらいだ。
「ごめんね、お休みの日もらっちゃって」
「いえ、構いませんよ」
物腰の柔らかな口調で話しかけてくるのは、俺が社員で働くスーパーのパートさん、佐伯朱理さん。
何故こんな事になったのかと言うと、シングルマザーの佐伯さんには中学生の娘さんがいて、いつも自分の為に頑張っている母親にプレゼントとして映画のチケットを渡してきたらしい。
そして、実はこのプレゼントには意味があって、渡された時に『私ももう子供じゃないし、お母さんも気にしないで幸せになってね』、という意味深な言葉を添えられたそうだ。
つまり、 “私は嫌じゃないからお母さんも良い人見つけていいんだよ” というサイン……なんて出来た娘さんだ……。
確かに佐伯さんはまだ三十四歳、しかもふんわりとした可愛い人だ。
ところが残念ながら佐伯さんにはそんな相手が居ないらしく、かと言って娘さんの好意を無駄にするのも悪いって事でこの俺、人畜無害の三十二歳、アニメ、アイドルオタクの童貞三井広輔に白羽の矢が立ったという訳だ。
……言っておくが俺の童貞はオフィシャルじゃない、一応経験済みという設定だからお忘れなく。
という事で、今日は可愛いシングルマザーと童貞オタク、二人での穴埋め映画デートと相成った。
「あの子ったらこんな恋愛映画選んで……おばさん相手でごめんね」
「い、いえそんなっ! 俺と二つしか違わないじゃないですか……」
く、くそぅ……。
佐伯さんとは職場でスムーズに話せているのに、プライベートとなるとこうも違うものか……!
経験値の限りなくゼロに近い童貞とシングルマザー………その戦力差は歴戦の傭兵とチワワ程も開きがある……。
佐伯さんは「ああ、そうだったねっ」、と言ってから微笑み、
「三井くんて子供っぽいから、ほら、痩せてるしちゃんと食べてるのかな? って心配になっちゃう。 ふふっ」
「ちゃ、ちゃんと自炊してますですっ……!」
ぬぅぅ……お、落ち着け俺ぇ!
ち、違うんだまみリンっ! 俺の推しはキミだけだよ!? ただちょっと慣れない事態に戸惑っているだけなんだぁぁあッ!!
―――佐伯さん、胸大きいよな…………―――てこらぁッ!
キサマそんな不誠実な気持ちで次まみリンにどの面下げて会う気じゃくらぁッ!!
―――いやでも、ショートの女性ってのも最近惹かれるし……また目元のほくろが艶っぽ……――――いや、バカか俺は……。
そもそも佐伯さんが俺なんか相手にする訳ないだろ? ウブなアム◯・レイがマチ◯ダさんに憧れた結果どうなった?
その恋は成就するコトなんてないんだ。
それどころか……
―――はぁあっ!? さ、佐伯さんが死んでしまうッ!! パートさんの二階級特進てどうなるんだ!?
「ど、どうしたの?」
「いえ、何でもありません。 行きましょう」
自分のバカさ加減に逆に冷静さを取り戻したな。
さあ、その恋愛映画とやらを観に行くとしよう。
◆
そして当然のように何もなく、映画を観終えた俺達は感想を語り合いながら帰っていた。
その時、事件は起きた――――
「広輔、何やってんの?」
「――は?」
その声に俺は戦慄した。
それは聞き慣れた、今一番会いたくない人物の声だったからだ。
「三井くん、お知り合い?」
「……ええ、まぁ」
知り合い……と言えばそうだが、コイツは俺の人生の汚点、知り合いたくなかった知り合いだッ!
自宅マンションの同じ階に住む悪魔。
その凶暴さ故にマンションの子供達と仲良くなれず、可哀想だと思って話しかけたのが運の尽き。 俺がハタチ、奴が六歳で出会って現在十八まで俺の部屋を我が物のように使い、気に入らない事があると暴力によって俺を痛めつけるJKアマゾネス――――北瀬悠麗……。
つい最近は俺をおっさんドーテーと罵り、俺がヤリマンギャルと言い返して戦争が勃発した事があった。
何が処女だ。
今日も尻の見えそうなショートパンツ履いてからに。
「さっ、行きましょう佐伯さん」
「えっ、いいの?」
良いも悪いも、僕らは誰にも会ってませんよ。
きっと映画館のスクリーンから出てきた昔の蛮族でしょう。
何事も無かったかのように立ち去ろうとすると、
「ちょっと待った。 何やってんのって訊いてんだけど?」
……ねぇ、嘘でしょこの人……。
女性連れ、それも相手は大人の女の人ってわかるよねぇ? それでこのテンションと言葉遣いって近年はアリなの!? ゆとりなのっ!?
「ほら三井くん、ちゃんと挨拶しなきゃっ」
「え、ええ」
ちくしょう……お前のせいで佐伯さんに子供扱いされたじゃねーかこのバカギャル!!
「……こちらは職場のパートさんで佐伯朱理さん。 佐伯さん、こっちは――」
「北瀬悠麗です。 広輔と同じ階に住んでる高校三年生です」
……このガキ、紹介してやってんだからちょっとは待てないのか?
大体 “広輔” って何だよ、いつもおっさんて言ってるよな? せめて三井さんとか言えんのかこの無礼者は。
「初めまして、佐伯朱理です」
優しい口調で微笑む佐伯さん。
見たか、これが大人の自己紹介だボケ。
お前のように口より先に手が出る人間には生涯会得出来んだろうよ。
「今日はね、ちょっと事情があって三井くんに付き合ってもらったの」
「そういう事だ、じゃあな」
長居は無用。 コイツに余計なコト言われて俺が職場で恥ずかしい思いをするのはゴメンだ。
さらばだ蛮族の女戦士よ、ジャングルに帰れ。 あとお前のJKという称号は恐らく “女傑” だ。 勘違いするなよ。
今度こそ佐伯さんを連れて立ち去ろうとした……
その時―――
「へぇ、ドーテーオタクが人妻と不倫かよ?」
……………ん~、えっとぉ、ここ――――何次元??
ボク、今みんなと同じ世界で生きてますかぁ~?
「佐伯さん」
「は、はい?」
「俺のこと、見えてます?」
「う、うん。 見えてる、よ?」
うん、どうやら俺はいつもの世界に居る。
―――ってことは、あのバカギャルは白昼堂々往来のある道で、しかも俺の職場の人が居る前で俺をドーテーオタクだと、更にその佐伯さんと事もあろうか不倫関係にあると謳った訳だぁ……はははー……。
「―――おいヤリマンギャル、今回は引かねーぞ?」
「上等だよおっさんドーテー。 身の程知らずに危険な関係夢見てんじゃねぇぞ?」
火花を散らす自称『童貞じゃない』と自称『処女』。
そしてその舞台は……
――――結局俺んちになった。
「あ、あはは……私も来て良かったの……かな?」
「すみません佐伯さん、このイカれたバカギャルにすぐわからせますんで」
「うわっ……てかマジで引くんだけど……」
―――あ? なんだいきなり。
「アニメのフィギュアとかアイドルのポスター隠してんじゃんっ! お前本気で連れ込もうとしてたなッ!!」
「――なッ!?」
「えっ……み、三井くん、ほ、ほんと……なの……?」
「ち、違うっ!! これは明日お袋が来るって言うから……!」
こ、このヤリマンボーがぁぁああッ! 余計なコトばかり言いおってからにッ!!
「な、なんだ……そっか」
「ん~~?」
「な、なんですか?」
ていうか、今ので俺が寂しい三十路過ぎのオタクって佐伯さんにバレたよな……。
―――な、なんてこった………俺、職場で何言われるか……。
………そ・れ・も・これもぉぉおおッ!!
「何なんだっ! 何なんだお前はよッ!!」
「は、はぁ?」
「お前のせいで俺の人生ボロボロなんだよッ!」
「あ、あたしのせいにすんなよ! べ、別にオタクだろうがドーテーだろうが……」
「俺はドーテーじゃないッ!!」
はあああぁぁ………オワタ。
もう俺はスーパーの社員じゃない……
―――スーパードーテーオタク社員三井広輔三十二歳だ……。
「広輔が……人妻相手にデートなんてするから……」
「佐伯さんは人妻じゃなくシングルマザーだっ! んで中学生の娘さんがいて、プレゼントで映画のチケットもらって行く相手がいないから付き合っただけだッ!」
「じゃ、じゃあ最初からそう言えよっ!」
「テメしょっぱなから三つもNGワード言ってたよなぁ!? 道端で『ドーテー』『オタク』しまいにゃ『不倫』だぁ!?」
ああ……佐伯さんをみるのが怖い……。
きっと今、俺をまるで汚物を見るような蔑んだ眼差しで見てるんだろな……。
「……だ、ダメよ……」
んっ? どうしたんだ? 佐伯さん、なんかブツブツ言ってるけど。
「抑えて……私は中学生の娘がいる大人なんだから……」
……なんだ? どういう意味――
「ふ、ふんっ! シングルマザーと映画なんて調子に乗ってるからこうなるんだ! いつも通り秋葉原か握手会でも行ってりゃ良かったんだよっ!」
………………我、今大地の精に願い立てまする。
この血と引き換えに地を這う獣魔蘇らせ給え………そしてこの腐れヤリマンJKを引き裂き大地を朱く染めることを願う者也ぃぃいッ!!
「お前に関係ないだろっ!? さっさとその辺のヤンキー達とたむろってろボぉおケぇぇええッ!!」
「んな友達いねぇって言ってんだろっ!」
「このはぐれヤンギャルヤリマン派がッ! キサマなぞ特攻服で事件解決しとればいいんだッ! そんで――ゔぐッ……!」
て……側頭部………?
ふ、普通女の子って……テンプル……いく?
殴るなら、せめて腹……最悪、頬だよ……ね……?
「一回死んどけ、バカ広輔」
「も―――もぅダメぇ……ッ!」
な、なん……だ? 今、悠麗じゃない叫び声がしたような……。
「平気? 三井くん?」
んん? 突然柔らかい感触と良い香りが………――――あぁ、俺は……死んだのか。
そうだ、逆ギレしたヤリマンギャルにこめかみを殴られて………
じゃあ、ここは天国?
………そうか、まみリンに包まれてるのかも……いや、彼女は死なない、神だから。
「な、何やってんだよっ!」
「えっ? だって可哀想でしょ?」
うるさいな、天国ってこんなうるさいのか?
「ね、どこ痛い?」
優しい声が聞こえる。
きっと天使様だ。 じゃあ遠慮なく甘えよう、もう死んだんだし。
「ここ、痛い」
「はい、よしよし」
うーん、側頭部を優しく撫でてくれる。
そして何だろう、この柔らかな感触。
まるで女性の膝と胸に挟まれているような……。
経験ないからわからんけど。
「や、やめろって!!」
「キャ……!」
んー? 嫌な声がするな。
この声は……俺を逝かせたヤツの声だ。
「キサマ、悪魔が天界に何の用だ」
「目ぇ醒ませっ! ここは現実……ってか誰が悪魔だ!」
はぁ? 自分で殺っておいて何言ってんだよコイツ。
「悠麗ちゃんがこんなにしたのに、ひどいね。 ねぇ、三井くん」
「はぁ………って、さ、佐伯さん……!?」
「なぁに?」
我に返った俺は飛び起き後ずさる。
「な、何で……?」
……かよく分からんが、どうやら俺は佐伯さんの膝枕で看病されていたらしい。
「……似てる……の」
正座したまま佐伯さんは、頬を染めて俯き話し出した。
「ちょっと頼りなくて、守ってあげたくなるような……」
……何となくだが、多分前の旦那さんの事だと解る。 別れたのか、お亡くなりになったのかは不明だが……。
「今日で終わらせようと思ったけど、ダメみたい。 私ね……三井くんのコト、好きです」
―――は?
すきって……――――好き?
き、聞き間違い……だよな。
だって、俺が告白される確率なんて平民が天下統一するぐらい有り得ない………え? 俺――――秀吉?
いやいやまさか、俺にそんな野心ないし……でも、なんで? だってただの穴埋め役だったんじゃ……
「な、何言ってんだよっ、中学生の娘さんがいるんだろ!? し、思春期に母親がそんな……」
「きっとバレちゃってたんだなぁ。 あの子も大きくなったもんだっ」
「そ、そんなの……!」
「あれぇ? どうして悠麗ちゃんがそんなに反対するのぉ? もしかして三井くんのコト……」
「あ、あたしはこんな冴えないおっさんドーテー興味ない……っていうか……」
「じゃあいいでしょ?」
「うっ……」
このヤンギャル、俺はドーテーじゃ……いや、今はそんな事どうでもいい。 どうやらコレ、本当に告白されたみたいだぞ……
―――俺がぁ!?
まさか……そんなコト……
「佐伯さん……冗談、ですよね……?」
「やっぱり嫌? こんなコブ付きの年上じゃ……」
「そっ、そんなんじゃないです……っ! けど、俺なんて……」
オタクのおっさんドーテーですよ? 実際……。
「じゃあ平気! 娘のゴーも出てるしっ。 私、結構童顔だから、アイドルみたいには無理でも、広輔くんがして欲しいコスプレくらいは……」
「――えっ?」
「何惹かれてんだよっ! アンタもしれっと三井くんから広輔くんにすんなッ!」
ふ、ふんわり巨乳の佐伯さんのコスプレ……?
―――あれ? ま、まみリンの残像が薄れていく……。
「どうかな? 広輔くん」
「ど、どうって言われても……」
告白なんてゲームでしかされた事ないから、ど、どうしていいか………―――コマンドはどこだ!? お、俺に選択肢をくれっ!
「私……」
「は、はい」
「もう一人ぐらい……産めるよ♡」
「―――ブッ……!」
「こ、このエロドーテーッ!!」
……いや、出るんですね、実際。
漫画の世界だけだと思ってました。
興奮して鼻血ブーって。
ブーして倒れた俺に、悠麗の追撃が降ってきたがもうどうでも良かった。
しかし、これから俺はどうなるんだろう。
清純一途のアニメヒロイン、そして弾ける笑顔のアイドルまみリンをこよなく愛する俺の傍には、何故か乱暴なギャルとふんわり可愛いシングルマザー。
『もう一人ぐらい産めるよ』……なんて殺し文句、数々の作品を見てきた俺のデータの中にも無い。
当然テンプルを打ち抜く乱暴ギャルもだ。
………ていうか、別に悠麗は関係ないか。
ただ俺の部屋を遊び場にしてるだけだし。
あぁ……もうダメだ……出血と打撃のダメージで……意識が………――――
「広輔の初めてはあたしの初めてなのッ!!」
「あ~~ズルいんだぁ。 広輔くんが寝てから言うなんてぇ」
眠る広輔の知らぬ所では、このおっさんオタクの童貞を狙う? 二人が火花を散らしていた。
「夫を亡くしてからもう十年近くしてないから、私も処女みたいなモンだよっ」
「そ、そういうモンなの?」
「ん~……多分」
果たして三十二歳、ドーテーオタクのおっさんを射止めるのはどちらなのか。
しかし悲しいかな、理想と現実とはこうもかけ離れるものなのか。
ただ、決してそれが不幸せとは限らない。
―――例えば貴方なら、どっちを選びますか?
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懐かしの短編にお言葉頂き嬉しいです。
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