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しおりを挟むうん、まぁ、確かに自分で撒いた種だったような気もします
結婚って………ゔぁあぁああ嗚呼ぁぁああ!!!
奥様で妻で夫人に進化してしまった
心の準備が、私の適当ライフが終了したっじゃないかぁぁ!!困る!エロフとかケモミミとかモフモフとかプニプニのハーレムライフ計画が出所してゼロ日で頓挫するとは大問題だ!!!
と心の中で叫びました
クルー様が私を見て鼻で笑い後ろから抱き締めて来ます
「実行に移したら分かってますよね?」
耳元で囁かれる低音ボイスは首元に刃物を当てられた錯覚を起こします
怖い怖い怖い怖い怖い怖いよこの人………
見透かされて恐怖する私は首振り人気の如く頷いた
しません!妄想の世界だけに留めておきます
「クフフフッまぁ、私はどちらでも良いですけどね。逃げればその日から空とさようならするだけなので」
あらいやだ堂々と一生監禁宣言されました
それとも……処刑の方ですかね
「家族が悲しむのはお嫌でしょう」
「一生ついて、生きます」
「ずっと、一緒ですよ」
「は、はい」
何か含みがある言い方
どのずっとなの?今世までですよね?
来世は心穏やかなモフモフの奥様か旦那様が欲しいです
クルー様を伺い見れば、ニコリと微笑まれた
「ずっと、です」
ハッハハ……不味い、話題を替えないと……
「あの、そういえば結婚式の進み具合はどうなってます?」
「そうですねぇ……ライルが招待状は書いてくれましたし……」
「はっ?書いてないけど」
「三日前頑張ってたじゃないですか」
三日前ってあの何度も書き直しさせられた、あれですか?
「書いて覚えるように言含めましたよ。まさか、書いた、だけですか?」
「まさか!覚えてますよ勿論」
でないと後が怖いので
大体阿呆な私でもあれだけ書き直しさせられたので忘れませんし、復唱もしたじゃないですか!バッチのグーです
腕だから腱鞘炎一歩手前でしたけど、尻文字だったら尻蛸に尻がシックスパックになってたかもしれませんって、騙されたぁぁ
「成長したね……ライル」
お兄様が染み染み私を馬鹿にします
「昔も今もお馬鹿さんだけど立派になって安心した」
お母様がディスってくる
お父様は馬車からチラチラ見てくるけどほっとこう
「今日は実家に帰るのは許します。久し振りの親子水入らずで過ごして下さい」
クルー様から帰還のお許しが出た
「やたあ!やっと家に帰れる」
喜ぶ私にクルー様が私の心に影をさす
「明日の昼迎えに参ります。夜は初夜になるのをお忘れなく」
「えっ散々やってるのに、今更初夜なの」
「それはそれ、これはこれです。楽しみですね。夫婦となった初めての閨。存分に堪能したいと思います」
ニコニコ笑うクルー様の笑顔に冷や汗が止まりません
「孫が楽しみだな」
ウキウキしだすお母様
孫が出来る前にやり殺されるかもしれない
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